2019年03月22日更新
Windows10のスリープの使い方と設定方法!ショートカットの作成方法も解説!
Windows10では、何も操作をせずに放置しているとスリープ画面が表示されるように設定することができます。今回はWindows10でスリープ設定をする手順と、使い方を紹介していきます。ショートカットの作成方法についても解説します。
目次
Windows10をスリープにするメリット
Windows10を使う中で必須な機能の1つにスリープ機能があります。これは過去のWindows10以外の端末にもついている機能ですので、特別視するようなものではありません。Windows10では、この当たり前のスリープ機能を駆使して、ご自身のスリープスタイルを設定することができます。では設定手順の前にスリープ機能のメリットを紹介します。
電力がほとんど使用されずすぐに起動できる
Windows10でスリープ機能を設定することによるメリットとして大きいのは、電力の消費を抑える働きがある点です。スリープ機能を使うとWindows10の画面が自動的に消灯します。Windows10の画面が消灯するということは、画面を映し出すパワーが不要になるということを意味します。その分だけ電力をセーブすることができるというわけです。
特にこのメリットの恩恵を受けられるのがノート型にWindows10パソコンを使用している場合です。ACアダプターを繋がずにバッテリーで稼働させている際には間違いなく電力の節約になります。出先で作業している場合には特に必要になる機能がこのスリープ機能です。また、スリープ設定することによるメリットは、これだけではありません。
もう一つのメリットは、次回の画面復帰が早いということです。Windows10の電源自体は切れていないので、なにか動作をするだけで簡単に復帰ができます。シャットダウンして起動時にかかるCPUへの負担も軽減されるので、毎回電源を切る必要もありません。このように、スリープというのはWindows10のパソコンに非常に優しい機能です。
スリープの使い方
スリープはWindows10にある機能の1つですが、敢えて起動させるような機能でもありません。スリープを使うには、現在操作しているWindows10の作業をストップし、一定の時間放置するだけで大丈夫です。スクリーンセーバーを設定している場合は別ですが、基本的には何もすることなくスリープ画面になります。
もしWindows10で、意図的にすぐスリープ機能を発動させたい場合は、スタート画面にある電源ボタンから起動させることができます。Windows10のスタートメニューは、デスクトップ左下のロゴマークから表示できます。電源ボタンのメニュー内に「スリープ」とありますのでそちらをクリックすればスリープモードになります。
Windows10のスリープ時間の設定とスリープさせない設定方法
ここまで、Windows10でのスリープ機能のメリットと、使い方を解説しました。先ほども記載した通り、Windows10のスリープ機能は、カスタマイズすることができます。スリープ機能でカスタマイズできる箇所は、起動までの時間です。スリープ機能をWindows10で使いたくないという場合は無効化することも可能です。それぞれ解説していきます。
スリープの時間の設定
まずはWindows10でスリープの時間を設定する手順を解説します。スリープ設定は簡単にできますので、慣れていない方でも可能です。安心して設定してください。スリープ機能を設定するには、Windows10のスタートボタンをクリックして、メニューを表示させてください。メニュー一覧の中から、Windows10の「設定アイコン」をクリックします。
表示された設定メニューから「システム」をクリックして次に進めます。次の画面から、「電源とスリープ」をクリックしてください。ここでWindows10のスリープ機能を管理、設定することができます。設定の使い方はシンプルです。「スリープ」の項目にあるタブを操作するのみです。「スリープ」のタブでは、時間が選択できるようになっています。
ここにある時間というのは、Windows10で作業がされなくなってから放置され、スリープ画面に切り替わるまでの時間のことを指します。あなたの使用頻度や使い勝手に合わせて丁度よい時間を見つけてください。
自動でスリープになるのを無効にする
Windows10のスリープ機能が煩わしく感じられた際は、自動でスリープになる機能を無効化しましょう。スリープ機能を無効化するには、上記と同じようにWindows10の設定から「電源とスリープ」までもう一度移動します。時間を選択できるタブをクリックして「なし」を選択すれば無効化の完了です。
スリープ設定の使い方さえ覚えてしまえば気軽に無効化できれば復帰もできます。実際にデスクトップでのスリープ時間をカスタマイズしてみましょう。
Windows10で簡単にスリープする方法
Windows10のデスクトップでのスリープは、実はより早く簡単に起動させることが可能です。自動でスリープするまで待つことができない場合や、すぐにパソコンの画面を消したいといった際に役に立つ方法になります。いくつか方法がありますので、それぞれのスリープショートカットについて解説します。
基本的には以下の方法でスリープを起動させられますが、Windows10のデスクトップ上でうまくスリープできない際の対処法についても触れていきますのでチェックしてみてください。
ショートカットキーを利用する
まず紹介するのが、ショートカットキーを利用してスリープを起動させる方法です。ここからは、ショートカットキーの使い方を説明します。基本的にはクリックして電源メニューから手動でスリープにする画面と同じですが、キーボードのみで完結できるので、少しだけ利便性が向上します。まずは、「Windows10のキー」を見つけます。
見つけたら、「Windowsキー + X」を押してください。これでWindows10の操作メニューが表示されます。表示されたままの画面で「U」を押します。そして最後に「S」を押すことで、クリックと同じ操作でスリープが行えます。クリックだけで十分という方はショートカットでなくても構いませんが、慣れると早くスリープにできます。
Windows10のショートカットキーの使い方さえ覚えてしまえば無意識に操作できますので、繰り返し使ってマスターしていくのもお勧めです。自動スリープを無効に設定している場合でもデスクトップをスリープにできます。デスクトップの画面復帰は、スリープ画面で何かしらのアクションをすれば大丈夫です。
デスクトップにショートカットを作成する
早くスリープにするためのショートカットにはもう1つの使い方があります。それが、デスクトップ上にアイコンを作成するという方法です。ショートカットアイコンを作っておけばいつでもデスクトップからすぐにスリープ画面にできます。こちらもお勧めですので覚えて使ってみましょう。もちろん無効化してある場合でも可能です。
デスクトップで右クリックをして「新規作成」から「ショートカット」をクリックします。表示された欄に「rundll32 PowrProf.dll,SetSuspendState」とコピぺしてショートカットを作成します。ただし、同じWindows10であっても、シャットダウンのようになってしまい、正常に機能しない場合がありますので注意が必要です。
正しく作動しない場合
ここからは難易度が上がりますので、慣れていない方はショートカットキーでのスリープを行ってください。コマンドプロンプトを開き、「powercfg /a」と入力し、エンターを押します。すると休止状態などの状況を確認できます。休止状態などを使用できませんという表記がある場合は、そのままで結構です。有効の場合は、コマンドを入力します。
「powercfg /h off」を下部に入力して、エンターを押すことで無効化できます。そして先ほど紹介したショートカットの作成を行ってください。
Windows10でスリープ復帰後にパスワードを要求するように設定
スリープから復帰した後にパスワードを要求する画面を表示させるような設定もできます。これはセキュリティ面でも安心できますのでお勧めの設定です。復帰後にログイン画面が表示されれば第三者の操作でも防止できます。パスワードを知っている方でのみ復帰させることができますので、あらかじめアカウント設定でパスワードを登録しましょう。
サインインオプションで設定
パスワード要求画面を表示させるには、「設定」から「アカウント」に行き、「サインインオプション」をクリックすることで設定できます。一番上の時間を選べるタブで、パスワード要求のタイミングを決めることができます。ただし、あらかじめログインパスワードを登録しておく必要があります。
Windows10のスリープを上手く利用しよう
Windows10のスリープは便利に使うことができます。ショートカットキーやアイコンを駆使して手動で起動することができるので、個人的に使いたいタイミングでスリープ状態にできます。セキュリティを向上させるためにも復帰後の画面でパスワード要求を表示させるようにしましょう。