Windows10に深刻なエラーが発生した場合にはブルースクリーンエラーが表示されます。その原因がntoskrnl.exeであることがあります。この記事では、ntoskrnl.exeが原因のエラーが起こる理由と、修復方法についてお伝えします。
Windows10を動作させるためには、様々なプログラムファイルが動いています。常にすべてのファイルが正常に動いていれば何の問題も起こりません。しかし、時として、深刻なエラーの引き金になるプログラムもあります。
この記事では、Windows10でブルースクリーンエラーを引き起こす原因にもなるntoskrnl.exeについて解説します。ntoskrnl.exeとはどのようなファイルで、ブルースクリーンエラーが起きてしまった場合の原因と対処法についてお伝えします。
ntoskrnl.exeとは、「Windows NT operating system kernel」のプログラムファイルのことで、Windows10にあるOSの中核プログラムの1つです。ハードウエアの全般的な制御や、メモリやCPUを司り、Windows10を動作させるための様々なサービスを提供しています。
ntoskrnl.exeが原因でブルースクリーンなどのエラーが起きてしまったとしても、ntoskrnl.exeはWindows10のシステムの中枢を司るプログラムファイルの1つなので、停止させることはできません。ntoskrnl.exeを削除することもできません。
ブルースクリーンなどのエラーが起きてしまった場合には、ntoskrnl.exeの削除や停止以外の対処を行う必要があります。
ntoskrnl.exeが原因でブルースクリーンエラーが起きてしまった場合の、原因とそれぞれの原因に対する修復法についてお伝えします。
ntoskrnl.exeが原因でブルースクリーンエラーが起きる原因が、デバイスドライバーの場合があります。デバイスドライバーとは、PCの本体に接続しているディスプレーなどの周辺機器を動かすためのソフトウェアです。
デバイスドライバー自体に不具合が生じたり、OSとの互換性に問題が生じたりすると、ntoskrnl.exeのBSODエラーが発生してしまうことがあります。
ntoskrnl.exeのエラーがデバイスドライバーに原因がある場合の修復方法は、デバイスドライバーをアップデートすることです。デバイスドライバーをアップデートする方法はこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
通常は、Windows Updateにデバイスドライバーのアップデートも含まれます。Windows Updateを実行することで、デバイスドライバーも同時にアップデートできます。
PCの内部のメモリに物理的な破損が発生してしまうと、ntoskrnl.exeがエラーを起こしてしまいます。
メモリが原因でntoskrnl.exeのエラーが起きている可能性がある場合には、本当にメモリが原因なのかどうか、メモリ診断を実行してみましょう。メモリ診断を実行する方法はこちらの記事で解説しています。
メモリ診断の結果、メモリに不具合が見つかった場合には、メモリの交換をおすすめします。メモリの交換方法は、PCを購入したお店やPC修理専門店などにご相談ください。
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