Microsoft EdgeはWindowsから通常の方法ではアンインストールできません。しかし、他のブラウザを使っていて必要ない、という人のために、この記事ではMicrosoft Edgeをアンインストールする方法と再インストールする方法について解説します。
Windows10に標準搭載されているブラウザはMicrosoft Edgeです。しかし、ブラウザとしてMicrosoft Edgeを使っている人は少ないことでしょう。現に、現在のブラウザの国内でのシェア率は約60%がGoogle ChromeでSafariとFirefoxがそれぞれ約10%ずつを占めています。
Microsoftのブラウザでは2019年に入った現在でも全体の約15%の人がIEを使っていて、Microsoft Edgeのシェア率はたったの7%しかありません。Windows7のサポート終了が迫り、Windows10に乗り換えたり、アップグレードしたりする人が増えてきた現在でもこの状況です。
ブラウザとして使わないのなら、Microsoft Edgeをアンインストールしたい、という声も多いのですが、Microsoft Edgeはアンインストールできないといわれています。いったいどういうことなのかまずは見てみましょう。
通常、Windows10にインストールされているアプリは、Windows10のスタートボタンから「すべてのアプリ」を開いて、アプリを右クリックするとこのようにアンインストールすることができます。
もしくはWindows10の設定を開いて「アプリ」から「アプリと機能」へ進むと表示されるアプリの一覧からアンインストールすることができます。
しかし、Microsoft Edgeの場合には、アンインストールのボタンが薄くなっていてクリックできないようになっています。通常のアプリのアンインストールからは、Microsoft Edgeのアンインストールはできないのです。
Microsoft Edgeだけではなく、メモ帳や電卓、天気といったWindows10に最初からインストールされている「標準アプリ」と呼ばれるアプリも、通常のアンインストール方法ではアンインストールできません。例えば、電卓のアンインストールボタンもこのように色が薄くなっていてクリックできないようになっています。
しかし、こちらのリンク先の記事でご紹介しているように、標準アプリでもWindows PowerShellというアプリでコマンドを使うと削除することができます。
ところが、Microsoft Edgeはこの方法を使ってもアンインストールできるかどうかが確実ではありません。
アンインストールするためのコマンドは「get-appxpackage *Microsoft.アプリ名* | remove-appxpackage」なので、「get-appxpackage *Microsoft.Edge* | remove-appxpackage」と入力すればアンインストールできるはずです。
しかし、このコマンドを入れても削除できないことがあります。どうもMicrosoftが何が何でもMicrosoft Edgeをアンインストールさせまいと、このような仕様に設定しているようです。
それでは何をやってもMicrosoft Edgeを削除できないのか、というとそんなことはありません。Microsoft Edgeを削除する方法はあります。こちらからその方法についてみていきましょう。
Microsoft EdgeをアンインストールしてPCから削除するためには、専用のアプリを使います。Microsoft Edgeを削除するためのアプリは「Uninstall Edge browser for Windows 10」というアプリです。こちらのページからダウンロードしましょう。
ダウンロード用のリンクが少しわかりにくいのですが、赤い枠で囲ったリンクがアプリのダウンロード用のリンクです。こちらをクリックしてアプリをWindows10にダウンロードしましょう。
リンクをクリックすると圧縮されたファイルがダウンロードされます。
ダウンロードしたファイルを開いて解凍します。
フォルダを解凍したら、「Uninstall Edge.cmd」というファイルを右クリックして、「管理者として実行」をクリックします。
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