LinuxやMacのディレクトリ(フォルダ)やファイルの管理編集が、素早く軽快にできるLinuxコマンドですが、特に容量の表示に便利な「du」があります。今回の記事では「du」の使用法と、オプションの種類について詳しく解説します。
今回はLInuxPCやMacPCでおなじみ、黒い画面の「CUI」キャラクターユーザーインターフェースです。コマンドをひとつひとつ、確認しながら入力していきますが、この記事ではディレクトリの容量を確認するための「du」コマンドを紹介します。
Linux「du」は、Linuxコンピューターの、ディレクトリ操作で使用される「コマンド」です。主にunix系の「Linux」や、「Mac」のターミナルで使用されるコマンドです。
近年はWindows10にも、Linuxをインストールできる環境が整ってインストールして利用される方も増えたようです。
本記事では、この「du」コマンドの「働き」や「オプション」「使用方法」について、初心者にもわかるよう、やさしく解説していきます。
Linux「du」とは「ディレクトリ(フォルダ)」や「ファイル」の内容を集計して「ディレクトリ使用量」の合計を表示するコマンドです。
主にディレクトリの空き容量を、確認するとき使用します。似たようなコマンドに「df」がありますが、dfは「ディスクの空き」を表示するコマンドです。
Linux duコマンドは他のLinuxコマンドと同様に、対象を指定して実行することが多いのですが、du単体で実行すると、カレントディレクトリ(現在いるフォルダ)+ 中に含まれる「サブディレクトリ」のサイズまで、すべての使用量を合計して表示します。
Linuxのターミナルを起動すると、上記のように、コマンド入力画面になります。上図では「abc」が、現在いる「カレントディレクトリ」です。「~$」は入力を促すコマンドプロンプトで、右となりの、白く点滅する場所が、コマンドを入力するところです。
上図のように、半角で「du」と入力して「リターンキー」(WindowsではEnterキー)で確定すると、「カレントディレクトリ」と、「サブディレクトリ」のディスク使用量(サイズ)が画面に表示されます。
上図のように「du」コマンドにより、abcディレクトリ(フォルダ)内の、5個のフォルダのディスク使用量(サイズ)と合計が、表示され確認できます。
最初に「root権限」について説明します。「root権限」をもつユーザーを「rootユーザー」といい”PCの事が、なんでもできる””PCのどこでも、アクセスできる”ユーザーのことをいいます。Windowsでは「administrator(アドミニストレータ)」と言い、「管理者」のことです。
rootユーザーには、だれでもログインするだけでなれます。ログイン画面で下記の事項を、入力すればログインできます。
<ユーザー名><root、パスワード><決めたもの>
「root権限」は強力で、誤った操作をすると、システムを破壊してしまうこともあります。初心者の方は、できるだけ一般ユーザーのままで、パソコンを管理した方が無難なようです。
一般ユーザーのコマンドプロンプトは「$」ですが、「rootユーザー」になりますと「#」になります。
「rootユーザー」は、一般ユーザーのアクセスできない、ディレクトリへののアクセスも検索もできるようになりますが、編集はしない方がよいでしょう。本記事の「du」コマンドの実行では、root権限があれば便利に実行できます。
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