2019年11月05日更新
Linuxを使うメリットやデメリット!Windows/Macとの違いやできることを解説
本記事では「Linux」を使うメリットやデメリット、またWindows OS、Mac OSとのできることの違いについて紹介していきます。「Linux」にはWindows・Macには無いメリットが多数あります。「Linux」の特徴を覚えましょう。
目次
- 1Linuxとは
- ・操作・用語が独特なOS
- ・Windowsとの違いを解説
- ・Macとの違いを解説
- 2Linuxを使うメリットやLinuxでできること
- ・最大のメリットは無料で膨大なソフトが使用できること
- ・ウィルス感染の危険が低い
- ・複数端末へのインストールが可能
- ・余計な機能を削除できるから処理速度が速い
- ・オープンソースだからPCの構築・再利用ができる
- ・複数のサーバーを立てることが可能
- ・LiveCDを使えばHDDへのインストールが不要
- ・「Linux」はカスタマイズに柔軟に対応できて楽しい
- 3Linuxを使うデメリット
- ・PC購入後のインストールが必至
- ・Microsoft・Mac専用のアプリ・ソフトは使えない
- ・マニュアル・ユーザーが少なく情報が乏しい
- ・操作方法・用語が独特で難しい
- ・Windows・Macと違いサポートがない
- 4Linuxのメリットとデメリットを天秤にかけてみよう
Linuxとは
「Linux」とは一体どういったものなのか、わからない人も多いでしょう。WindowsやMacPCが一般的なコンピューターとして認識されている人も多く、「Linux」をしっかり理解している人は、一般的に多くはありません。そういった方のために、本記事冒頭の本章で「Linux」とはどういったものなのか解説していきます。
操作・用語が独特なOS
「Linux」はWindowsやMacと同じパソコンのOSです。「Linux」は、1991年に開発されたパソコン用のOSでしたが、現在では、【サーバー】【組み込みシステム(テレビやスマホ等)】【スーパーコンピューター】など、様々システム構築に利用されています。
「Linux」はVPS(Virtual Private Server)を標準インストールできるOSで、開発したWebアプリを公開する際に利用します。一般的なWindowsやMacはプライベートユースに利用しますが、「Linux」はOS開発・基幹システムの運用・家電やロボットの組み込みエンジニア・ネットワーク機器データベースを開発、運営する人が利用します。
「Linux」は、特殊な利用方法をするので、MacやWindowsと違いネット上に情報が極端に少なく、初心者の方でプライベートユースしたい人にはおすすめできます。より高度なコンピュータ操作が必要になるという特徴があるので覚えておきましょう。
OSについて
OSは【Operations System】の略で、PCを動かすために必要なSystemです。Windows OS、Mac OSと呼ばれるように、Windows・Mac・Linuxは、それぞれ異なるOSということになります。
Windowsとの違いを解説
Windows | Linux (クライアント) |
Linux(サーバー用) | |
---|---|---|---|
学習難易度の違い | ★★(比較的簡単) | ★★★(普通) | ★★★★★(非常に高い) |
セキュリティの違い | ★★ | ★★★★(強い) | ★★★★★(非常に強い) |
利便性・ソフトの多さ | ★★★★(多い) | ★★★(普通) | ★★★★★(非常に多い) |
OS動作速度の違い | ★★★(普通) | ★★★★(早い) | ★★★★★(非常に早い) |
Macとの違いを解説
Mac | Linux (クライアント用) |
Linux (サーバー用) |
|
学習難易度の違い | ★★(比較的簡単) | ★★★(普通) | ★★★★★(非常に高い) |
セキュリティの違い | ★★★★(強い | ★★★★(強い) | ★★★★★(非常に強い) |
利便性・ソフトの多さ | ★★★★★(非常に多い) | ★★★(普通) | ★★★★★(非常に多い) |
OS動作速度の違い | ★★★★(早い) | ★★★★(早い) | ★★★★★(非常に早い) |
☆5段階で評価。
Linuxを使うメリットやLinuxでできること
Linuxを使うメリット・Linuxでできること1 | 無料で膨大なソフトが使用できる |
Linuxを使うメリット・Linuxでできること2 | ウィルス感染の危険が低い |
Linuxを使うメリット・Linuxでできること3 | 複数端末へのインストールが可能 |
Linuxを使うメリット・Linuxでできること4 | 余計な機能を削除でき、処理速度が速い |
Linuxを使うメリット・Linuxでできること5 | オープンソースなので PCの構築・再利用ができる |
Linuxを使うメリット・Linuxでできること6 | 複数のサーバーを立てることが可能 |
Linuxを使うメリット・Linuxでできること7 | LiveCDを使えば HDDへのインストールが不要 |
Linuxを使うメリット・Linuxでできること8 | 「Linux」はカスタマイズに 柔軟に対応できて楽しい |
最大のメリットは無料で膨大なソフトが使用できること
「Linux」最大のメリットは無料で膨大なソフトが使用できることです。
ウィルス感染の危険が低い
Windowsに比べて「Linux」はウイルス感染の危険性が低いという特徴があります。
複数端末へのインストールが可能
USBにLinuxをインストールすることで、複数端末で「Linux」を利用することができます。
余計な機能を削除できるから処理速度が速い
「Linux」は余計な機能を削除することができます。MacやWindows PCで動作が遅くて利用できなくなった場合、「Linux」を利用することで問題ない処理速度を実現できることもあります。
オープンソースだからPCの構築・再利用ができる
「Linux」は基本的に無償・無料で利用できるオープンソースです。
実験環境としての利用もできる
「Linux」を使ってWebアプリの実験環境として活用することができます。サーバーを借りて稼働しなくても、「Linux」上で無料で実験ができるというメリットがあります。
複数のサーバーを立てることが可能
「Linux」は複数のサーバーを立てることが可能という大きなメリットがあります。
LiveCDを使えばHDDへのインストールが不要
LiveCDを使えば、HDDに「Linux」をインストールせずともCDから「Linux」を起動できます。
「Linux」はカスタマイズに柔軟に対応できて楽しい
「Linux」はWindowsやMacにはない柔軟なカスタマイズ性能に優れています。プログラミングを勉強いている人にもおすすめです。
Linuxを使うデメリット
Linuxを使うデメリット1 | PC購入後のインストールが必至 |
Linuxを使うデメリット2 | Microsoft・Mac専用のアプリ・ソフトは使えない |
Linuxを使うデメリット3 | マニュアル・ユーザーが少なく情報が乏しい |
Linuxを使うデメリット4 | 操作方法が独特で難しい |
Linuxを使うデメリット5 | Windows・Macと違いサポートがない |
PC購入後のインストールが必至
PC購入後、初期インストールされているWindows・MacなどのOSを一度削除して、「Linux」を自分でインストールする必要があります。
Microsoft・Mac専用のアプリ・ソフトは使えない
「Linux」では、Microsoft・Mac専用のアプリ・ソフトは使えないので覚えておきましょう。ネット上には互換性のあるアプリやツールがありますが、完全なものではないので注意してください。
マニュアル・ユーザーが少なく情報が乏しい
Windows・Macと違いマニュアルがなく、ネット上に公開されているユーザー情報も非常に乏しいというデメリットがあります。
操作方法・用語が独特で難しい
Windows・Macと違い、操作方法が難しく、利用する用語・言語も独特のため、PC初心者が「Linux」から利用しはじめるのは難易度が高いと言えるでしょう。
Windows・Macと違いサポートがない
無料で公開されている「Linux」は、Windows・Macと違いOSのサポートがないので注意してください。しかし、【RedHat】【SUSE】【TurboLinux】等の商用Linuxは、メーカーサポートがあります。
Linuxのメリットとデメリットを天秤にかけてみよう
本記事では、「Linux」とWindows・Macとの違いを紹介しました。「Linux」はそもそもプライベートユースでネットサーフィンや、ソフトを使って音楽を作ったりなど一般的な利用ではなく、プログラミングや複数サーバーを立てることに特化しているOSです。違いを理解しておくことが重要です。