2019年05月06日更新
PowerPointのイラスト挿入方法!クリップアートの代わりの無料素材サイトも紹介!
Microsoftが提供しているPowerPoint(パワーポイント)でイラストを挿入する時、クリップアートは従来のように使用できません。今回はPowerPoint(パワーポイント)でのイラスト挿入方法と、クリップアートの代わりになるサイトも併せて紹介します。
目次
PowerPointでイラストを挿入する方法
今回はMicrosoftで提供しているパソコン向けの文書作成ソフトPowerPoint(パワーポイント)に焦点を当てて解説していきます。PowerPointといえば、会議や講演などで使用するスライドの画面を作成することに多く使用されています。PowerPointは、Microsoft Officeのソフトとして店頭販売のWindowsのパソコンには、標準装備の機種もあります。
PowerPoint(パワーポイント)でスライド画像を作成する際に多用することが多いのがイラストや絵の素材になります。PowerPointでイラストや絵をすぐに使用するためには、クリップアートと呼ばれる素材サービスを利用して必要な絵があればそれを挿入することが可能になっていました。ブラウザから素材をダウンロードする手間が省け効率的でした。
クリップアートは2014年12月でサポート終了
PowerPointでイラストや絵の素材を簡単にサーチしてすぐに挿入できるクリップアートというサービスですが、実は2014年の12月にサポートが終了してしまいました。このため、従来通りイラストや絵の素材を同じ方法でスライド画面に挿入させることが不可能になりました。素材を簡単に探すことができるサービスでしたので困ってしまう方も多く居ました。
クリップアートというのはインターネット回線に接続した状態で、簡単にイラスト、絵の素材を探し出すことができるサービスでした。そのため、古いバージョンのPowerPoinntを使用していればまだ使えると思ってしまいがちですが、不可能となっていますので別の方法でイラストや絵の素材を自分で探して挿入するということが必要になりました。
Bingイメージ検索での絵の挿入が一般的に
PowerPointでクリップアートのサービスが終了してしまった以上、同じ方法でイラストや絵は挿入できませんが、今度は別の手段が一般的になりました。それがBingのイメージ検索です。Bingイメージ検索うぃ利用することで、PowerPointで使用することができるイラスト素材を従来と似た方法で探して挿入することが可能になりました。
Bingというのは何かというと、Microsoft社が提供している検索サービスのことになります。GoogleやYahooと同じように、様々な情報を調べることができる検索エンジンです。このBingの画像検索サービスをPowerPointに当て込んで使用しているという仕組みになりました。PowerPointもBingもMicrosoftのサービスですので相性も抜群です。
画像の挿入方法
PowerPointでは従来のクリップアートというサービスが終了してしまったために、Bingの画像検索サービスを使用する方法に切り替わりました。サービスの変更が理解できましたら、まずはPowerPointで単純にスライドに画像を挿入する方法を解説しておきます。慣れてきましたら、Bingのイメージ検索を利用して挿入していきましょう。
PowerPointでスライド上に画像を挿入したい場合は、PowerPointの画面上にあるタブの中から「挿入」をクリックしてください。その後「画像」をクリックすることで、画像を選択することができます。任意の画像を選択しましたら完了です。スライドに追加後にサイズなどを調整することができますので、まずはそのまま挿入しましょう。
Bingイメージ検索からオンライン画像の挿入方法
次にBingのイメージ検索を使用してイラストを挿入する方法です。この方法も画像の挿入時と同じように「挿入」のタブを選択してください。今度は「画像」の横にある「オンライン画像」をクリックしてください。次に「Bingイメージ検索」をクリックします。すると検索のキーワードを入力できる枠が表示されるようになります。
作成しているPowerPointスライドに挿入したいイラストのキーワードを入力してください。入力したキーワードに関連したイラストが表示されますので、その検索結果の中から好きなイラストを選択することでいつでもイラストに追加することが可能です。Bingイメージ検索は、無料で利用できるサービスですのでクリップアートのように気軽に使用できます。
PowerPointで使える無料素材サイト
かつてのクリップアートのサービスが無くなってしまったPowerPointですが、Bingのイメージ検索を利用することで簡単にイメージを挿入できるということを説明しました。ここからは、幅広いバリエーションのイラストを使用してスライドを作りたいという方に向けて、PowerPointで使用できる便利な無料素材サイトをいくつか紹介していきます。
フリー素材の画像やイラストを扱っているサイトは数多く存在していますが、それらの中から5つの無料素材サイトに絞って紹介します。公式のテンプレートサイトから、バリエーション豊かな素材サイトまで幅広く紹介していきます。無料で使用できますので、まずは一通りのサイトで画像を探してみてからどのサイトを使っていくか決めていきましょう。
MicrosoftOffice PowerPointテンプレート
最初に紹介する無料素材サイトは、「MicrosoftOffice PowerPointテンプレート」です。Microsoftの公式テンプレートになります。これはMicrosoftのサイトにアクセスして「テンプレート」のメニューを選択することで表示できます。PowerPointスライドなどの目的に合わせたテンプレート素材が無料でダウンロードできるようになっています。
bizocean
次に紹介する無料素材サイトは、「bizocean」です。PowerPointをビジネスの場で使用することが多いという方には必須のサイトになっています。仕事の作業目的別にテンプレートが用意されていますので、その用途に合った素材をダウンロードすることが可能です。1から作り出すよりも、あらかじめ用意されたテンプレートで効率を上げましょう。
素材工場
次に紹介するのは「素材工場」です。仕事から学校、季節行事など様々なシチュエーション別の素材をダウンロードすることができるサイトです。PowerPointのテンプレートはもちろんのこと、イラスト素材まで併せて探すことが可能です。数多くのジャンルから目的に合ったイラスト素材を探してオリジナルのスライド文書を作成してください。
イラストAC
次は「イラストAC」というサイトです。このサイトも無料でPowertPointに使える素材を探すことができます。初めて利用するという方は、無料会員登録をすることで自由に素材を見てダウンロードすることが可能です。無料会員では、検索回数などに制限が付きますので、不必要な検索を控えながら使っていきましょう。有料のプレミアム会員もあります。
いらすとや
最後に紹介するサイトは「いらすとや」です。このサイトは、主にイラストが中心となります。スライドで画像を利用せずに柔らかい雰囲気のイラスト・絵を士使用したい場合には必須のサイトです。様々な素材ジャンルから目的のものを探すことが可能です。
PowerPointでイラストを挿入するときの注意点
ここまでパワーポイントでイラストやテンプレート素材が無料で収集できるサイトを5つ紹介してきました。パワーポイントスライドのテンプレート素材から、かわいいイラストまで基本的には不自由なく挿入することができますが、1点気を付けておきたいポイントがあります。それを踏まえた上でスライドを作成していきましょう。
著作権を確認する
パワーポイントでイラストを挿入したスライドを作成するときに、気を付けたいのがその素材の著作権です。そのパワーポイントスライドを商用利用するためには、商用利用可能と記載されたイラスト素材を利用する必要があります。商用利用可能なサイトが多くありますが、特にBing画像検索では、その確認をした上で挿入するようにしてください。
PowerPointでイラストを挿入しよう
クリップアートのサービスが無くなった今でも、不自由なくイラスト素材を挿入することができます。積極的にサイトを使用して用途に合ったものを利用し、よりバリエーション豊かなスライドを作成していきましょう。