人気アプリの「LINE」ですが、その起動や動作が遅い・重いという症状が時々起こります。様々な状況に合わせた原因や対処法があります。今回はLINEが重い原因と、軽量化のための対処法をまとめてご紹介します。この機会に覚えてLINEを快適に利用しましょう。
言わずと知れた人気アプリ「LINE」は、無料でテキストメッセージや画像・動画・音声データのやり取りができるアプリです。その便利さから多くの人々が利用していますが、その動作が重い/遅いという症状が時々報告されています。
では、具体的にLINEの動作が重い/遅いという症状にはどんなものがあるのでしょうか。皆さまも同じ症状になったことがないか、確認してみましょう。
多いのはLINEの起動(立ち上がり)が遅いという症状です。つまり、スマートフォンでLINEを起動させても、LINEがなかなか開かない、開くのが遅いという症状です。端末を再起動してもこの症状が改善されない場合は、LINEアプリや端末に原因があります。
また、LINEが使用途中で落ちるという症状もあります。LINEの起動はできても、LINEで文章を打ったり画像などを見たりしていて、途中でLINEが落ちて最初のホーム画面に戻ってしまう症状です。スマートフォンを再起動してもこの症状が直らない時はアプリやスマートフォン自体に原因があるのです。
次に、トーク(文章)や画像などが表示されない症状があります。友だちからトークや画像を送ってもこちらで表示されない場合は、友だち側ではずっと「既読」がつかない状態になります。そのため、友だちから見たか確認が来てもこちらで表示されていない場合、この症状が起きているのです。
また、LINEトークで画像や動画のやり取りをしていて、相手からは「送った」と言われたのに、こちらで表示がされなかったり、表示が重い/遅いためなかなか見れなかったりする場合もあります。
また、逆に文章(テキストメッセージ)や画像が送信できない症状もあります。これは文章や画像を送信してもエラーで送信できない症状ですが、送信してもエラーメッセージが出て文章や画像の横にエラー表示(丸い矢印)が出たり、送信完了の印でもある送信時間が表示されなかったりする時に起きています。
このように、エラーメッセージや未送信のマークが何度も出てきて、送信するのに時間がかかり、動作が重い/遅いと感じる場合も同様です。
最後に、文字入力の変換が遅いという症状もあります。文字を入力しようとしてもなかなか変換せず時間がかかり、とても不便に感じます。これもLINEが重い症状のひとつです。
このような時は、LINEアプリだけにこの症状がある場合と、他のアプリでも同じように文字入力変換が遅い場合で原因は違ってきます。前者の場合はLINEアプリに原因があり、後者の場合はスマートフォン本体に問題があります。
それでは、このようなLINEが重い/遅いときの原因はどんなものがあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
LINEでは、文章のようなテキストデータだけでなく、文章より容量が重い画像/動画データをやり取りできます。またそれらをLINEのサーバー上に蓄積でき、過去にさかのぼってトーク履歴が見れます。つまり、トーク履歴や画像データなど、LINEアプリ内に多くのデータが蓄積されています。
トークルームが多ければ多いほど、またトークルーム内にあるメッセージや画像などの量が多ければ多いほど、蓄積されるデータが多くなり、それがLINEが重い/遅い原因になるのです。
次に考えられるのは、LINEのキャッシュが蓄積されているという原因です。キャッシュとは、同じ画面を再度見るときにスムーズに読み込みできるようにアプリに蓄積される一時的なデータのことです。LINEアプリを利用すればするほど、LINEキャッシュは蓄積されていきます。キャッシュが大きくなり過ぎると、LINEの動作が重い/遅い症状を引き起こします。
次に考えられる原因は、端末(スマートフォン)のストレージが圧迫されていることです。
この「ストレージ」とは画像やアプリなどを保存しておく記憶領域のことで、ここではスマートフォンなど端末の【内部ストレージ(ROM)】のことをさします。よく、スマートフォンを購入するときに「容量は●●GB(ギガバイト)」と表現されますが、これは内部ストレージの容量をさします。
Androidの場合、機種によって多少違いますが、このように端末の”設定”画面から”ストレージ”を選択すると、端末のストレージ容量を見ることができます。さらに”アプリケーション”を開くと、具体的に各アプリのストレージ使用状況が分かります。
また、Androidでは一部の機種を除けば内部ストレージに対して「外部ストレージ」つまりSDカードがあり、画像/動画データやアプリなどが保存できます。iPhoneはSDカードが利用できないので、ストレージといえば内部ストレージになります。
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