LINE Notifyの使い方!Webからの通知をトークルームで受け取る方法!

Webサービスからの多様な通知をLINEのトークルームで受信できる「LINE Notify」。LINE Messaging APIを活用したLINE公式アカウントです。この記事では「LINE Notify」の使い方全般について詳しくご紹介します。

LINE Notifyの使い方!Webからの通知をトークルームで受け取る方法!のイメージ

目次

  1. 1LINE Notifyとは
  2. LINE Messaging APIが活用されている公式アカウントのひとつ
  3. 個人やグループのトークルームに通知する
  4. 2LINE Notifyの使い方(開発者向け:Webサービスを登録せずに通知をする方法)
  5. PCでトークンを発行する
  6. 3LINE Notifyと各Webサービスの連携方法
  7. GitHub
  8. IFTTT
  9. Mackerel
  10. 4Webサービスを通してLINE Notifyと各種サービスを連携する方法【IFTTT】
  11. 5LINE Notifyで LINEに通知がくるよう設定しよう
  12. LINEの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!

LINE Notifyとは

LINE Notifyのホーム画面

「LINE Notify」とは、各Webサービスからの通知をLINEのトークルームへ「通知する(Notify)」LINE公式アカウントです。アカウントは無料で利用することができます。

LINE Messaging APIが活用されている公式アカウントのひとつ

APIとは、プログラムからソフトウェアを操作するための共有領域のことを言います。
例えば、Amazonが提供しているAPIでは、取り扱っている商品の情報やレビューを活用できます。国立国会図書館が提供しているAPIでは、所蔵する図書のデジタル情報などを活用できます。APIを活用することで、新たなサービスを生むことが出来ます。

そして、今回ご紹介する「LINE Notify」は、LINEが提供しているAPI(LINE Messaging API)を活用したLINE公式のアカウントです。

個人やグループのトークルームに通知する

LINE Notifyのトーク画面

上の画像は「LINE Notify」からのシンプルな通知の一例です。このような「個人やグループのトークルームに通知する」というシステムを礎に、様々なWebサービスが「LINE Notify」を通して展開されています。

例えば「明日の天気が雨ならLINEに通知する」「Gメールが届いたら内容をLINEに転送する」などといったことが、Webサービスと連携することで出来るようになります。位置情報を利用すれば「指定した範囲から出た時にLINEに通知する」ということも出来ます。(位置情報の利用に関しては、通信の精度に左右されるため使い方に工夫が必要です。)

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LINE Notifyの使い方(開発者向け:Webサービスを登録せずに通知をする方法)

各Webサービスに登録することで、前章で述べたような通知をいとも簡単に設定することができます。しかし一方で、Webサービスに登録せずに通知をするという使い方(開発者向け)も可能です。まず始めに、「Webサービスに登録せずに通知をする方法」についてご紹介いたします。

PCでトークンを発行する

LINE Notifyのトーク画面

ここでのトークンとは、40文字程度のランダムな英数字です。「LINE Notify」では、個人のアクセストークンを発行することができます。今回は、発行したトークンを利用して、curlコマンドでシンプルにメッセージを送ってみます。

「LINE Notify」にログインする

LINE Notifyのホーム画面の説明

前提として、「LINE Notify」とLINEを連携させる必要があります。これは、Webサービス利用時も同様です。まず初めに、「LINE Notify」のホームページ上部の”ログイン”(赤枠部分)から、LINEのIDとパスワードでログインします。

LINE Notifyの初回ログインメッセージ

初回ログインに成功すると、上記のようなメッセージが届きます。以上で「LINE Notify」とLINEの連携は完了です。

アクセストークンの設定をする

LINE Notifyのアクセストークン発行画面

LINE NotifyとLINEの連携が出来たら、アカウントメニューから"マイページ"にアクセスします。そして、”トークンを発行する”ボタンを押します。

LINE Notifyのアクセストークン発行画面

このような画面が出てきますので、まずは任意のトークン名を記入します。次に、通知を受け取りたいトークルームを選択し、”発行する”ボタンを押します。グループのトークルームではなく個人のトークルームに通知したい場合は、赤枠の「1:1でLINE Notifyから通知を受け取る」を選択します。

今回は、個人宛に通知してみます。

LINE Notifyのアクセストークン画面

発行するボタンを押すと、このようなトークン発行画面が出てきます。この画面に記載されているトークンが、今回利用する個人のアクセストークンです。閉じると二度とトークンを確認できませんので、きちんと控えておく必要があります。

LINE Notifyの連携中サービス一覧

※マイページに、連携済みサービスとして表示されました。(赤枠部分)

コマンドラインから通知

LINE Notifyのトーク画面

curlコマンドを使用して、LINEへメッセージを送ってみました。個人宛に設定したため、トークルームの名前が「LINE Notify」になっています。先ほどの設定で、宛先をグループのトークルームにしていた場合、この画像のようなメッセージが、指定したグループのトークルームに届くイメージです。

以上のように、トークンを利用することでWebサービスに登録せずに、個人やグループのトークルームに通知ができます。

LINE Notifyと各Webサービスの連携方法

LINE Notifyと連携できる主なサービス

開発者向けの通知方法についてご紹介しましたが、各Webサービスを利用して簡単に自分好みの通知を設定することが出来ます。まずは、今回ご紹介するWebサービス「GitHub」「IFTTT」「Mackerel」と、「LINE Notify」との連携方法についてご紹介します。

※各Webサービス側のアカウントが必要になります。「GitHub」と「Mackerel」については、ソフトウェア開発者・エンジニア向けです。既にアカウントを取得している方が大半と思われますので、各Webサービスのアカウント取得方法については割愛させて頂きます。

GitHub

githubとLINEの連携

GitHubとは、ソフトウェア開発に向けての、共有ウェブサービスです。LINE NotifyのホームページからGitHubにアクセスすると、このような画面になりますので、GitHubアカウントでログインします。

githubとLINEの連携

ログインに成功すると、このような確認画面になります。設定を確認後、”Authorize line”をクリックします。

githubとLINEの連携

すると、このような画面になります。必須項目を全て入力した後、通知を送信するトークルームを選択し同意ボタンを押せば連携完了です。

IFTTT

IFTTTとLINEの連携

IFTTTとは、ユーザーが作成したプログラムを、皆でシェアするWebサービスです。こちらは、ITに明るくない方でも簡単に利用することが出来るので、次章で使い方について詳しくご紹介します。

LINE Notifyのホームページからアクセスし、IFTTTのアカウントでサインインすると同意ボタンが出ますので、そちらを押すだけで連携完了です。(※IFTTTのアカウントを取得するには、GMAILまたはFacebookのアカウントが必要です。)

Mackerel

MackerelとLINEの連携

Mackerelとは、エンジニアに向けたサーバー監視サービスです。Mackerelとの連携は、Mackerelサイドで設定する必要があります。

MackerelとLINEの連携

左側メニューの”Monitors”から、「チャンネル設定」→「通知グループ/通知チャンネルの追加」と進むと、このような画面になります。赤枠の「LINEで認証してチャンネルを作成」をクリックします。

MackerelとLINEの連携

通知するトークルームを選択し、同意ボタンを押したら連携完了です。

Webサービスを通してLINE Notifyと各種サービスを連携する方法【IFTTT】

IFTTTとLINEの連携

IFTTT(イフト)のアプレット(注1)と連携してみます。「LINE」で検索すると、このようにLINEに対応したアプレットが沢山出てきます。今回は、赤枠の「好きなサイトの更新情報をLINEで受け取る」と連携してみます。

注1:アプレットとは、(旧名:レシピ)「トリガー」と「行動」がセットのシンプルな概念に基づいて作成されたプログラムのことです。IFTTT上で誰でも作成・公開・使用することが出来ます。

IFTTTの操作メニュー

※検索は、IFTTTのサイト上部の"Search"から出来ます。スマートフォン用のIFTTTアプリからでも同様のことができます。

アプレットと連携する

IFTTTとLINEの連携説明

アプレットをクリックすると、上記の設定画面に移ります。”Turn on”の部分をクリックすることで、LINE Notifyとアプレットが連携します。

詳細を設定する

IFTTTとLINEの連携説明

「RSSのURL」では、更新通知を受けたいブログ等のRSSフィードURLを入力します。「送信先のグループ指定」では、通知を受信したいグループのトークルームを選択します。

以上の内容が入力できたら、"Save"で設定完了です。

通知がトークルームに届いた具体例

LINE Notifyのトーク画面

指定したブログが更新されると、このようにトークルームに通知が届きます。

LINE Notifyで LINEに通知がくるよう設定しよう

IFTTTには多様のアプレットがあり、それぞれ使い方もとても簡単です。「こんな通知があったら便利なのにな」という物足りなさを、簡単に解消できるかもしれません。また、ITに強い方なら、IFTTTを利用して自分でレシピを作成することも出来ますし、Webサービスを介さず自由な通知を受け取ることも可能です。

使い方次第で様々なことができる「LINE Notify」は、沢山の可能性を秘めています。自分の為に使うのも良いですし、グループで共同作業する時にも活用できると思います。是非、状況に応じて「LINE Notify」から最適な通知がくるように設定してみてはいかかでしょうか?

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この記事のライター
宇宙カエル