iPhone12シリーズではiPhone12、mini、Pro、Pro Maxの4機種が発売されました。カメラ機能の使い方はどうなっているのでしょうか。この記事では、特にiPhone12 ProとPro Maxで進化しているカメラの機能や使い方を解説します。
2020年10月にiPhone12シリーズが発売されました。iPhone12は、iPhone12、mini、Pro、Pro Maxの4機種が同時に発売されて、それぞれのカメラ性能が気になっている方も多いようです。
この記事では、iPhone12シリーズに搭載された機能や性能、iPhone12シリーズのカメラの、特にProとPro Maxで強化された機能について詳しく解説します。まずは、iPhone12シリーズのカメラ性能の詳細一覧です。
iPhone12 | iPhone12 mini | iPhone12 Pro | iPhone12 Pro Max | |
搭載レンズ | 超広角・広角 | 超広角・広角 | 超広角・広角・望遠 | 超広角・広角・望遠 |
光学ズーム倍率 | 2倍 | 2倍 |
2倍のズームイン |
2.5倍のズームイン 2倍のズームアウト 最大ズームレンジ5倍 |
最大ズーム倍率 | デジタルズーム最大5倍 | デジタルズーム5倍 | デジタルズームレンジ最大10倍 | デジタルズームレンジ最大12倍 |
LiDARスキャナ | なし | なし | 搭載 | 搭載 |
iPhone12シリーズの最も大きな特徴は、iPhone12とiPhone12 mini、iPhone12 ProとPro Maxにはカメラ性能に大きな差をもたせたという点です。iPhone12とminiは超広角レンズと広角レンズのデュアルレンズなのに対して、ProとPro Maxは望遠レンズも搭載したトリプルレンズです。
iPhone12シリーズのすべての機種に搭載されている超広角と広角レンズは、4機種すべてに同じレンズが搭載されています。
超広角レンズがまた、自撮りで使うフロントカメラのレンズも4機種同じものが搭載されています。超広角と広角レンズ、自撮りでのレンズでの性能は4機種に大きな差はありません。
トリプルレンズのiPhone12 ProとPro Maxには望遠レンズが搭載されています。ズームインもズームアウトもできるので、望遠レンズも利用した光学での倍率の幅は、Proでは0.5倍から2倍の最大の4倍幅、Pro Maxでは0.5倍から2.5倍までの最大5倍の幅で倍率を変更できます。
iPhone12のProとPro Maxでは、光学倍率がProで4倍、Pro Maxで5倍と勘違いしている方もいるようですが、倍率自体が4倍と5倍になるわけではありません。iPhone12シリーズで最小の倍率の0.5倍と比較すると、最大倍率の幅がProで4倍、Pro Maxで5倍になるという意味です。
デジタルズームでの倍率も掛け合わせると、倍率はProで最大4倍、Pro Maxは最大5倍の倍率になります。最小の倍率と比較すると、iPhone12のProでは10倍もの倍率レンジで、Pro Maxでは12倍もの倍率レンジでの撮影を楽しめます。
スマホやデジタルカメラの性能を決める要素には、レンズ性能の他にイメージセンサーもあります。iPhone12シリーズのカメラ性能の特徴として、ProとPro Maxに搭載されているセンサーが大型化している点も見逃せません。
センサーはレンズで捉えた画像を映し出して処理するものです。画像を映し出す画面が大きければ大きいほど、細部までより正確に処理できるので、より美しい画像を撮影できます。iPhone12シリーズでは、センサーの違いによる、画像の細部の表現力の違いが大きく現れます。
また、ProとPro MaxにはLiDARスキャナーも搭載されている点も見逃せません。LiDARスキャナーとは、レーザー光線で被写体との距離を瞬時に測るものです。このLiDARスキャナーは暗いところでも使えるので、ナイトモードでの撮影では、今までのiPhoneやiPhone12と比べ物にならないほどきれいな写真を撮影できます。
iPhone11と比較すると、iPhone12シリーズのカメラ性能はどのくらい進化したのか解説します。
昼間、通常の風景やポートレートを撮影するのであれば、iPhone11とiPhone12シリーズの画質の違いに大きな差は感じられません。しかし、画像の処理能力が若干アップしているために、iPhone11ではボケてしまう事が多かったドリンクのストローがはっきりと映せるようになりました。
また、セーターの網目などの細かい部分が影になる部分がiPhone11では見えなくなってしまっていました。しかし、iPhone12では多少暗くても細かい模様や網目もしっかりと表現できるようになっています。
昼間の撮影で、超広角と広角レンズを使う撮影では、画像処理能力に若干の進化を感じます。
自撮りで使うインカメラの性能にはほとんど進化は感じません。カメラの使い勝手や、画像の質はiPhone12でもiPhone11とほとんど同じです。
iPhone11と比較した場合のiPhone12の大きな進化はナイトモードで撮影した写真の画像に現れます。高機能なイメージセンサーを搭載しているProとPro Maxだけではなく、iPhone12とminiでも、ナイトモードで撮影した写真の鮮やかさが格段にアップしています。
上記の画像はiPhone12のナイトモードで撮影した画像ですが、夜、わずかな光しか当たらない場所で撮影したとは思えないほど鮮やかな写真です。ProとPro Maxではこれ以上に美しい写真を撮影できます。
ナイトモードの利用が多い方は、iPhone11からiPhone12への乗り換え必須です。できることなら、最も美しい夜景の設営ができるiPhone12 Pro Maxを購入しましょう。
iPhone12シリーズのカメラはデュアルカメラやトリプルカメラなので、使い方に悩む方のいるようです。倍率の切り替え方などどうやって使うのか、使い方を解説します。
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