iPhoneの着信音を好きな音楽に設定する方法3つを紹介！

今では生活の一部になっているiPhone。写真や動画の撮影、SNSによるメッセージの交換や写真、動画の共有、音楽の試聴などその用途は様々です。しかし、iPhoneの主要な使用目的は電話によるコミュニケーションです。他の人から電話が掛かってくると、着信音やバイブレータで通知してくれるので、掛かってきた電話を取り損なうことはないはずです。

しかし、ずっとiPhoneを使っていると、標準設定されているiPhoneの通信音に飽きてくるかもしれません。またすべてのiPhoneには同じ着信音が標準設定されているので、着信音を聞くと自分に掛かってきた電話なのか、あるいは他の人に掛かってきた電話なのか、混同してしまうかもしれません。

iPhoneの着信音を変更して、オリジナリティーに富んだ、自分だけの着信音にすれば、すぐに自分に掛かってきた電話だと分かりますし、また着信音そのものを楽しむこともできます。iPhoneに標準装備されていない着信音を外部のソースから取り込むには、どうすればいいのでしょうか。まず2つの音源ファイルを紹介します。

1つはパソコンに取り込んだCD、また保存済みの音楽や曲です。2つ目はダウンロードサイトからの曲です。

iPhoneの着信音に設定する好きな音楽や曲の音源ファイルとして利用できるものの1つ目は、パソコンに取り込んだCD、また保存済みの音楽や曲などです。ただ注意すべきことがあります。取り込みたい曲や音楽のファイル形式です。

ファイル形式とは、データを記録するための形式のことで、音楽ファイルの場合、「.wave」「.aif」「.mp3」「.mp4」「.flac」の拡張子を持つファイル形式があります。iPhoneの音楽ファイルの拡張子は「m4r」形式のものです。

ですからiPhoneの着信音として取り込みたいパソコンに保存されている音楽や曲が他のファイル形式だと、取り込むことはできません。ファイル形式を変換する必要があります。

iPhoneの着信音に設定する好きな音楽や曲の音源ファイルとして利用できるものの2つ目は、ダウンロードサイトからの曲です。インターネットのサイトには、無料の音源ファイルが数多く投稿されています。

サイトからiPhoneの着信音にしたい好きな曲を選び、ファイル形式が「mp4r」のものであることを確認し、ダウンロードすれば、iPhoneに取り込むことができ、着信音として使用できます。おすすめの無料ダウンロードサイトを2つ紹介します。1つは「mob.org」で、もう1つは「Free Tone」です。

iPhoneの着信音に設定する好きな音楽や曲の音源ファイルとして利用できる、最初のおすすめ無料ダウンロードサイトは、「mob.org」です。「mob.org」は英語のサイトですが、言語を日本語に変えることができます。「mob.org」の優れた点は、無料で着信音をダウンロードできるだけでなく、ダウンロード可能な曲がジャンル分けされていることです。

「サウンド」「ジャズとブルース」「ソウルミュージック」「ダンス」「ハード＆ヘヴィ」「ヒップホップ」「ファニ－」「ホリデー」「ムービー、ゲーム」「リラックス音楽」「賛美歌や行進曲」に分かれた11のジャンルから、好きな曲を選択します。選択したら表示されている曲の右にある「下矢印」をクリックすれば、ダウンロードできます。

iPhoneの着信音に設定する好きな音楽や曲の音源ファイルとして利用できる、2番目のおすすめ無料ダウンロードサイトは、「Free Tone」です。「Free Tone」は海外でよく利用されるサイトです。そのため全て英語での表記となっています。

「Free Tone」の魅力は、無料で着信音をダウンロードでき、また曲が9つにジャンル分けされていることに加えて、FacebookやTwitterといったSNSで共有できることです。好きな曲を選択したら、曲の右側にある「右矢印」をクリックすると曲が視聴でき、曲名をクリックするとダウンロードできます。

iPhoneの着信音に設定する好きな音楽や曲は、パソコンに保存されているものや、無料ダウンロードサイトからだけでなく、iTunesを使って自作し、同期させることによって取り込むこともできます。これからその手順を説明します。手順としてはまず、iTunesの着信音の元となるデータを取り込みます。そして拡張子を変更し、iTunesに保存します。

そして作成した着信音をiPhoneに同期させます。最後に取り込んだ着信音をiPhoneの着信音に設定します。これから具体的に説明します。

iTunesで着信音を作成する方法を解説します。まずiTunesを開きます。「ライブラリー」の中から好きな曲を選択します。右クリックをして、表示されるメニューから「曲の情報」を選択します。「オプション」を選択します。「開始時間」と「停止時間」を入力し、チェックを入れます。これが着信音として演奏される部分となります。

ITunesのタスクバーから「ファイル」を選択します。表示されるメニューから「変換」そして「ACCバージョンを作成」を選択します。着信音に選んだ曲の下に「ACCバージョン」の曲が表示されます。表示された「ACCバージョン」の曲を右クリックして「Windowsエクスプローラーで表示」を選択します。

エクスプローラー画面に表示されている「ACCバージョン」の曲を右クリックして、表示されるメニューから「名前の変更」を選択します。曲名の右隣に「.m4a」と表示されていますので「.m4r」に変えます。これで拡張子が変更されました。

次にiPhoneをUSBケーブルで繋ぎ、iTunesと同期させます。iTunesの画面の「iPhone」マークをクリックし、表示されるメニューから「着信音」を選択します。先ほど作成した曲が表示されています。これでiPhoneに作成した着信音を取り込むことができました。

iPhoneの着信音に設定する好きな音楽や曲を、iTunes Storeから購入することもできます。iTunesには常時4,500万曲以上の様々なジャンルの曲がアップされているので、その中から自分の好きな曲を購入できます。「検索ボックス」に好きなアーティスト、曲のジャンルなどを入力すれば、簡単に好きな曲を見つけ購入できます。

iTunes Storeから曲を購入するには、まずiPhoneの「iTunes」アイコンを選択し開きます。好きな曲が見つかったら、曲の右側に表示されている値段をクリックします。本人確認の後、ダウンロードが開始されます。

iPhoneで使用できるファイル形式は「m4r」なので、このファイル形式でない音楽ファイルを、iPhoneの着信音として使用することはできません。その点、iTunesで購入した曲は、ダウンロードする際に、自動的に「m4r」のファイル形式にしてくれるので、すぐにiPhoneの着信音として使用できます。

iPhoneの着信音に設定する好きな音楽や曲は、誰かが既に作成したものを拝借しなければ、自分のiPhoneで使うことができないわけではありません。アプリを使ってオリジナリティー溢れる、自分だけの着信音を自作し、iPhoneに設定することができます。

これからiPhoneの着信音を自分で作成するためのおすすめアプリを2つ紹介します。1つ目は「M ! Lite」アプリです。もう1つは「Renee Audio Tools」アプリです。これら2つのアプリをどのように使って、自分だけのオンリーワン着信音を作成できるのか説明します。

最初に紹介する、iPhoneの着信音を自作するためのおすすめアプリは、「M ! Lite」アプリです。「M ! Lite」はiPhoneのライブラリーに保存されている音楽や曲を着信音に作成するためのアプリです。これまでパソコンを使ってでなければできなかったタスクを、「M ! Lite」を使ってiPhoneのみで行うことができます。操作はとても簡単です。

「M ! Lite」をインストール後立ち上げ、「メニュー」画面から「曲を選択して作成」を選択します。「ミュージックを選択」画面に変わります。その画面から曲を選びます。「作成」画面でフロッピーディスクの形をした「保存」アイコンを選択し、「新規作成」をします。その後作成したファイルをiTunesに送ります。

その後あらためて取り出し、iPhoneの着信音設定をして使用します。

次に紹介する、iPhoneの着信音を自作するためのおすすめアプリは、「Renee Audio Tools」アプリです。「Renee Audio Tools」アプリは、様々なファイル形式の音楽ファイルの編集を行う無料の音楽編集アプリです。着信音の編集やiTunesに曲や音楽を転送することも可能です。アプリは英語表記ですが、言語を日本語に変えることができます。

トップ画面に9つのパネルがあり、その中からタスクを選び編集作業を行います。

無料のダウンロードサイトから、好きな曲を取り込んだり、パソコンに既に保存している音楽や曲を取り込んだり、iTunesに保存されている曲、またはiTunes Storeで購入した曲を取り込んだり、さらには専用アプリを使って自作の着信音を作成したり、これまで着信音を取り込むための様々な方法を考えてきました。

しかし、せっかく苦労して着信音をiPhoneに取り込んでも、着信音として機能しなければ意味がありません。着信音としてiPhoneで使用するためには設定が必要です。では、iPhoneに取り込んだ曲や音楽ファイルをどのようにiPhoneの着信音として設定するのでしょうか。

iPhoneに取り込んだ好きな曲や音楽を、着信音としてiPhoneで設定し使用する方法はとても簡単です。まず、iPhoneのホーム画面にある「設定」を選択します。「設定」画面のメニューの中から「サウンド」を選択します。「サウンド」画面に表示されるメニューの中から「着信音」を選択します。

「着信音」の画面内には、iPhone購入時にすでに標準インストールされている着信音に加え、これまで考えてきた方法で取り込んだ着信音も表示されています。その中から好きな曲を選び、チェックを入れます。これで着信音の設定は完了です。「着信音」画面には、「着信音/通知音ストア」と「購入済みをすべてダウンロード」が表示されています。

iTunesから購入した着信音が表示されていない場合は、この「購入済みをすべてダウンロード」を選択してください。さらにiTunesから着信音を購入したい場合は、「着信音/通知音ストア」を選択します。

iPhoneの着信音に設定する好きな音楽や曲をオリジナリティーに富んだ自作のものにして、自分に掛かってきた電話と他の人に掛かってきた電話を混同しないようにしたい、自作の着信音の音色をもっと楽しみたい、曲を編集する技術をもっと磨きたい、など既成の曲ではなく、自作の着信音にこだわりを持っている人も多くいます。

iPhoneの着信音編集アプリを使えば、自作の着信音を作成することが可能であることは、すでに考えました。しかし、注意すべきことが2つあります。その2つの注意点とは、着信音の長さとファイル形式です。すでに触れた点ではありますが、iPhoneの着信音を自作する際の復習として、ここで取り上げます。

iPhoneの着信音を自作する時の1つ目の注意点は、自作する着信音の長さを40秒以内にすることです。iPhoneの着信音には、40秒以内という制限時間があります。せっかく自作した着信音なので、最初から最後まですべて聞きたい、というのは自然の願いですが、この制限時間を超えた曲はiPhoneの着信音として設定はできません。

40秒以上の長さの着信音をiPhoneで使用した場合は、「ToneEnabler」という英語のアプリを利用する必要があります。手順も簡単で、アプリのインストール後、着信音フォルダへ着信音ファイルを転送するだけです。

iPhoneの着信音を自作する時の2つ目の注意点は、着信音のファイル形式を「m4r」にすることです。すでに言及した点ですが、iPhoneの音楽ファイル形式は「m4r」なので、これ以外のファイル形式のものは使用できません。

例えばiTunesで保存されている曲の多くは「m4a」というファイル形式なので、iPhoneに着信音として設定するためには、ファイル形式を変換する必要があります。無料のファイル形式変換アプリを利用したり、iTunesを利用したりして、ファイル形式の変換を行います。

いろいろな目的で、毎日使うiPhoneなので、自分の思い通りにいろいろな着信音を設定、カスタマイズすることによって、ありきたりな日常に変化を与えましょう。設定したiPhoneの着信音が違うだけでも、生活にあらたなリズムが生まれ、新しい息吹が吹き込まれます。