iPhoneのリカバリーモードのやり方と解除方法!ループから抜け出すには?

iPhoneを使っていて不都合が生じたときに手助けになるのがiPhoneのリカバリーモードです。iPhone本体のみではどうにもならないラブルも、リカバリーモードでPCのiTunesに接続すればiPhoneを初期化・復元できるのです。

目次

  1. 1iPhoneのリカバリーモードとは
  2. 2iPhoneのリカバリーモードはどういう時に使うの?
  3. リンゴマークがループする
  4. iPhoneが起動しない
  5. 勝手にiPhoneがリカバリーモードになることも
  6. 3iPhoneのリカバリモードで復元(初期化)するやり方
  7. 事前準備
  8. iPhoneの設定確認
  9. リカバリーモードの使い方
  10. 4iPhoneのリカバリーモードの解除方法!ループから抜け出す対処法
  11. 強制終了する
  12. iTunesで復元する
  13. DFUモードで復元する
  14. 端末を完全放電する
  15. Apple Store・Apple正規サービスプロバイダに持ち込む
  16. 5iPhoneに異常がある時はリカバリーモードを試そう

iPhoneのリカバリーモードとは

iPhoneを使っていると、iPhoneがフリーズして起動しなかったり、Appleのリンゴマークが表示されたままになったりして、どうにもならなくなる時があります。iPhoneのリカバリーモードとは、iPhoneのiOSを最新バージョンへとアップデートしてこうした状態の解消を試みるモードで、iPhoneがうまく動作してくれない時の最終的な対処法のひとつです。

リカバリーモードは通常の起動モードとは異なり、iPhoneの起動時にまずiTunesとの接続を試みます。したがってPCやMacをお持ちでないとリカバリーモードを利用できませんし、最新バージョンのiOSにアップデートしてもうまく動作しない場合もあります。これらの場合にはリカバリーモードのループを解除して別な方法を試さなければなりません

以下では、リカバリーモードが必要な場合、リカバリーモードのやり方、リカバリーモードから抜けられない場合についてそれぞれ説明します。もし現在リカバリーモードに入ってしまって対処法に困っている場合は、まずは目次から「iPhoneのリカバリーモードの解除方法!ループから抜け出す対処法」を選択し、先を急いでください。

iPhoneのリカバリーモードはどういう時に使うの?

では実際に、iPhoneでリカバリーモードが使われる時とはどんなときなのかを、以下で説明します。

リンゴマークがループする

iPhoneの起動時にはAppleのロゴマークであるリンゴマークが表示されます。しかし時にはアップルマークが表示されっ放しになったり、アップルマークが表示されては再起動というループを延々と繰り返したりして、いつまでたってもホーム画面が表示されない場合があります。たいていは、以下のような原因によるものです。
 

  • iPhoneが水没などしたため、内部に液体が浸入して基盤や回路がダメージを負ってしまった
  • iOSのアップデートの最中にWi-Fiが切れたり、本体に異常が生じたりして、正しくアップデートできなかった
  • iPhoneにインストールしているアプリとiOS,もしくは複数のアプリ同士で不具合が発生した

リンゴマークがループすると、通常の再起動での正常化というやり方ではループの解除できませんので、まずはリカバリーモードを試してみるのが一番です。

iPhoneが起動しない

前節のようにリンゴマークがループする場合とは違い、しっかり充電されているはずなのにそもそもリンゴマークが表示されない、iPhoneが起動すらしないという場合もリカバリーモードは有効な対処法です。最低限の充電さえできていれば、iTunesに接続して強制的にリカバリーモードに持ち込むことが可能です。

ほかの、まずiPhone側がリカバリーモードになる場合とは異なり、PCやMacにつなぐことでPC・Mac側からiPhoneをリカバリーモードに導くやり方ですが、iPhoneがリカバリーモードになるという結果においては変わりありません。

勝手にiPhoneがリカバリーモードになることも

iPhoneが、突然iTunesのアイコンとLightningケーブルを表示してリカバリーモードに入ってしまう時もあります。夜間にiOSを自動アップデートしたり、自動でアプリをアップデートさせたりすると、その段階でiPhoneに不都合が生じてリカバリーモードとなり、朝目覚めてiPhoneを見てびっくり、ということもあります。

いずれにせよiPhoneがリカバリーモードでの対処を求めているのですから、素直にiPhoneをPC・MacにつないでiTunesを立ち上げてください。

iPhoneのリカバリモードで復元(初期化)するやり方

それではトラブルに陥ったiPhoneをリカバリーモードで初期化して、データを復元するやり方をお教えします。なお、この一連の作業には10分から数十分必要ですので、時間に余裕がある時に作業してください。

事前準備

必要なものは、問題のiPhone本体と接続用のLightningケーブル、それにインターネットに接続してあるPC・Macです。充電用に売っている安いLightningケーブルは付属品に比べると品質が劣り、充電はできてもデータのやり取りに不安がある場合があるので、接続用のLightningケーブルはiPhoneの付属品を用意してください。

もしPC・Macをお持ちでなく、どこかで利用できるあてもない場合は、次の章の「Apple Store・Apple正規サービスプロバイダに持ち込む」を参考にしてください

iTunesの設定確認

iPhoneとPC・MacのiTunesを接続する前に、iTunesを最新バージョンにしておくことと自動同期を切っておくことが必要です。

iTunesを最新バージョンにするには、PCの場合は一度iTunesを立ち上げ、メニューバーの「ヘルプ」から「更新プログラムを確認」を選択して、画面の案内に従ってiTunesをアップデートします。一方、Macでのやり方はApp Storeを立ち上げ「アップデート」を選択「ソフトウェア・アップデート」をクリックしたのち、やはり画面の案内に従います。

iTunesがアップデートできたら、自動同期をオフにします。やり方は、まずiTunesを立ち上げ、PCの場合はメニューバーの「編集」から、Macの場合はメニューバーの「iTunes」から、それぞれ「環境設定」を選択します。

環境設定の画面がポップアップしたら、「デバイス」タブを選び「iPod、iPhone、およびiPadを」自動的に同期しない」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

ここまで設定したところで、いったんiTunesを終了します。

iPhoneの設定確認

出典: https://support.apple.com/library/content/dam/edam/applecare/images/en_US/itunes/ios12-iphone-x-restore-iphone-itunes.jpg

続いてLightningケーブルでiPhoneとPC・Macを接続したら、再びiTunesを立ち上げてください。この状態で、すでにリカバリーモードモードになっているのではければ、以下のやり方でiPhoneをリカバリーモードにします
 

  • iPhone8以降……音量を上げるボタン→音量を下げるボタンの順に押して、最後にサイドボタン長押し
  • iPhone7/7 Plus……音量を下げるボタンとスリープボタンを同時に長押し
  • iPhone6以前……スリープボタンとホームボタンを同時に長押し

いずれもAppleのリンゴマークが出てもボタンを離さず、リカバリーモードの画面が出るまで押し続けてください。うまくいかない場合は、改めてiPhoneとPC・Macとを接続するところからやり直してください。

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この記事のライター
julyten
PDAの頃から携帯機器やPC関係を扱ってきた旧きプロレス愛好家。

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