iPhoneの3D タッチとは、指を強く押し込むことで様々なアクションが使える機能のことです。3D タッチのPeekとPopを活用すればメールアドレスの確認や返信をしたり、LINEの既読をつけずに確認したりできます。キーボードのカーソル移動も楽にできます。
iPhoneの3D タッチ機能とは、iPhoneの画面を軽くタッチしてから指を強く押し込む機能で、これによって様々な操作が行なえます。iPhone6s以降の機種に搭載されています。3D タッチは慣れが必要ですが、使いこなせればLINEやメールアドレスの確認、キーボードのカーソル移動が簡単に行なえます。
各種SNSアプリやiOS標準アプリなどの操作がより便利になるので、3D タッチを設定して使ってみてください。
iPhoneの3D タッチ機能は設定しなければ使えません。3D タッチをオフにしてしまった方は、もう一度オンに変更してください。「設定」から「一般」を開き、「アクセシビリティ」をタップしてください。「3D Touch」を選択して、オンにすればOKです。
3D タッチ機能は感度を「弱」「中」「強」の3段階で調整できます。3D タッチの感度テストで自分にあった感度を探してください。また3D タッチ機能には軽く押し込んでプレビューを表示する「Peek」と、その状態でさらに強く押し込んで全画面を表示する「Pop」があります。両方きちんと表示できるか確認してください。
iPhoneの3D タッチ機能で、最もよく知られているのがクイックアクションです。クイックアクションとは、ホーム画面にあるアイコンを3D タッチしてアプリの個別機能を表示することです。アプリによっては「共有」しか表示されませんが、iOS標準アプリやSNSアプリなどは便利なアクションが表示されます。
クイックアクションの使い方は簡単なので、誰でもすぐに使いこなせます。ここでは5種類のアプリのクイックアクションを紹介しますが、他にも天気アプリやメモアプリなど、多くのアプリでクイックアクションが使えます。
iPhoneの写真アプリを3D タッチすると、「最新」「お気に入り」「検索」と表示されます。アルバムを出さずにすぐに目当ての写真を表示できて便利です。例えばお気に入りの画像を友人に見せたいときに、3D タッチを使えばすぐに表示できます。
カメラアプリでは「セルフィーを撮る」「ビデオ撮影」「QRコードをスキャン」「写真を撮る」と表示されます。よく自撮りやビデオ撮影などをする方は、カメラを起動してから撮影方法を選択する煩わしい手順がなくなるので便利です。
また近年は食品の産地やメールアドレス、SNSアプリなどでQRコードが使われているため、すぐにQRコードが読み取れるのも便利です。
電話アプリでは「よく使う項目」「最近の通話を表示」「連絡先を検索」「新規連絡先を作成」が表示されます。家族や仕事先などに、すぐに連絡がとれます。緊急時に重宝するアクションです。また「連絡先」から「よく使う項目に追加」をタップすれば、自分でクイックアクションに登録できます。
時計アプリでは「アラームを作成」「ストップウォッチを開始」「タイマーを開始」と表示されます。料理やカップ麺を食べるときにiPhoneのタイマーを活用する方は便利です。アラームもほとんどの方が使うので、3D タッチですぐに新しいアラームを作成できるのは便利です。
設定アプリも3D タッチによってクイックアクションが表示されます。「Bluetooth」「Wi-Fi」「モバイルデータ通信」「バッテリー」の4つは誰もが使える便利なアクションです。特にWi-Fiは、コントロールセンターでオフにしても完全にはオフになりませんが、このアクションからならWi-Fiを完全にオフにできます。
外出時・帰宅時に重宝するクイックアクションです。「バッテリー」は残量だけでなく最大容量も確認できます。最大容量とは新品時と比較してどれだけバッテリーが劣化しているか示すものです。80%を下回っていれば、バッテリー交換や機種変更を検討してください。
iPhoneの3D タッチ機能は、クイックアクションだけでなく様々なアプリで使えます。PeekとPopを使いこなせば、同じアプリでも使い勝手がまるで違います。PeekとPopとは3D タッチの2種類の機能で、これについては上述した「感度を調整する方法」で説明しています。ここでは4種類のアプリで使える、3D タッチの便利な使い方を解説します。
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