iPhoneの3D Touch機能の設定と便利な11の使い方を紹介!

iPhoneの3D タッチとは、指を強く押し込むことで様々なアクションが使える機能のことです。3D タッチのPeekとPopを活用すればメールアドレスの確認や返信をしたり、LINEの既読をつけずに確認したりできます。キーボードのカーソル移動も楽にできます。

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目次

  1. 1iPhoneの3D タッチ機能とは?
  2. iPhoneで3D タッチを設定する方法
  3. 2iPhoneの3D タッチ機能の便利な使い方【クイックアクション】
  4. 写真アプリ
  5. カメラアプリ
  6. 電話アプリ
  7. 時計アプリ
  8. 設定アプリ
  9. 3iPhoneの3D タッチ機能の便利な使い方【Peek と Pop】
  10. カメラアプリ
  11. Safariアプリ
  12. メールアプリ
  13. LINEアプリ
  14. 4iPhoneの3D タッチ機能の便利な使い方【その他操作】
  15. カーソル移動・範囲選択する
  16. マルチタスキング画面を表示してアプリを切り替える
  17. 5iPhoneの3D タッチ機能を上手に利用しよう!

iPhoneの3D タッチ機能とは?

iPhoneの3D タッチ機能とは、iPhoneの画面を軽くタッチしてから指を強く押し込む機能で、これによって様々な操作が行なえます。iPhone6s以降の機種に搭載されています。3D  タッチは慣れが必要ですが、使いこなせればLINEやメールアドレスの確認、キーボードのカーソル移動が簡単に行なえます。

各種SNSアプリやiOS標準アプリなどの操作がより便利になるので、3D タッチを設定して使ってみてください。

iPhoneで3D タッチを設定する方法

iPhoneの3D タッチ機能は設定しなければ使えません。3D タッチをオフにしてしまった方は、もう一度オンに変更してください。「設定」から「一般」を開き、「アクセシビリティ」をタップしてください。「3D Touch」を選択して、オンにすればOKです。

感度を調整する方法

3D タッチ機能は感度を「弱」「中」「強」の3段階で調整できます。3D タッチの感度テストで自分にあった感度を探してください。また3D タッチ機能には軽く押し込んでプレビューを表示する「Peek」と、その状態でさらに強く押し込んで全画面を表示する「Pop」があります。両方きちんと表示できるか確認してください。

iPhoneの3D タッチ機能の便利な使い方【クイックアクション】

iPhoneの3D タッチ機能で、最もよく知られているのがクイックアクションです。クイックアクションとは、ホーム画面にあるアイコンを3D タッチしてアプリの個別機能を表示することです。アプリによっては「共有」しか表示されませんが、iOS標準アプリやSNSアプリなどは便利なアクションが表示されます。

クイックアクションの使い方は簡単なので、誰でもすぐに使いこなせます。ここでは5種類のアプリのクイックアクションを紹介しますが、他にも天気アプリやメモアプリなど、多くのアプリでクイックアクションが使えます。

写真アプリ

iPhoneの写真アプリを3D タッチすると、「最新」「お気に入り」「検索」と表示されます。アルバムを出さずにすぐに目当ての写真を表示できて便利です。例えばお気に入りの画像を友人に見せたいときに、3D タッチを使えばすぐに表示できます。

写真アプリのクイックアクション

カメラアプリ

カメラアプリでは「セルフィーを撮る」「ビデオ撮影」「QRコードをスキャン」「写真を撮る」と表示されます。よく自撮りやビデオ撮影などをする方は、カメラを起動してから撮影方法を選択する煩わしい手順がなくなるので便利です。

また近年は食品の産地やメールアドレス、SNSアプリなどでQRコードが使われているため、すぐにQRコードが読み取れるのも便利です。

カメラアプリのクイックアクション

電話アプリ

電話アプリでは「よく使う項目」「最近の通話を表示」「連絡先を検索」「新規連絡先を作成」が表示されます。家族や仕事先などに、すぐに連絡がとれます。緊急時に重宝するアクションです。また「連絡先」から「よく使う項目に追加」をタップすれば、自分でクイックアクションに登録できます。

電話アプリのクイックアクション

時計アプリ

時計アプリでは「アラームを作成」「ストップウォッチを開始」「タイマーを開始」と表示されます。料理やカップ麺を食べるときにiPhoneのタイマーを活用する方は便利です。アラームもほとんどの方が使うので、3D タッチですぐに新しいアラームを作成できるのは便利です。

時計アプリのクイックアクション

設定アプリ

設定アプリも3D タッチによってクイックアクションが表示されます。「Bluetooth」「Wi-Fi」「モバイルデータ通信」「バッテリー」の4つは誰もが使える便利なアクションです。特にWi-Fiは、コントロールセンターでオフにしても完全にはオフになりませんが、このアクションからならWi-Fiを完全にオフにできます。

外出時・帰宅時に重宝するクイックアクションです。「バッテリー」は残量だけでなく最大容量も確認できます。最大容量とは新品時と比較してどれだけバッテリーが劣化しているか示すものです。80%を下回っていれば、バッテリー交換や機種変更を検討してください。

設定アプリのクイックアクション

iPhoneの3D タッチ機能の便利な使い方【Peek と Pop】

iPhoneの3D タッチ機能は、クイックアクションだけでなく様々なアプリで使えます。PeekとPopを使いこなせば、同じアプリでも使い勝手がまるで違います。PeekとPopとは3D タッチの2種類の機能で、これについては上述した「感度を調整する方法」で説明しています。ここでは4種類のアプリで使える、3D タッチの便利な使い方を解説します。

カメラアプリ

カメラで写真を撮っている最中に、これまで撮った写真を確認したい場合があります。左下の最新の写真を3D タッチして右にスワイプすると、これまで撮った写真を数十枚表示できます。確認したい写真があれば強く押し込んでください。するとPop機能により、写真アプリが開いて目当ての写真が表示されます。

Safariアプリ

SafariやFacebook・TwitterなどのSNSアプリ等では、Peek機能でリンク先がプレビュー表示されます。リンク先のページを読みたいと思ったらPop機能で全画面表示にしてください。もちろんタップするだけでも全画面表示できます。少し確認する程度なら、プレビュー表示を使ってください。

メールアプリ

メールアプリでは、メール一覧でPeekするとメールの内容をプレビュー表示できます。プレビュー表示でメールの中身を少し閲覧しても、開封したことにはならないので、未読マークは消えません。Popすると通常通りメールを閲覧できるので、未読マークは消えます。

プレビュー表示のときに上にスワイプすると、開いているメールアドレスに返信できます。また転送やマークをつけたり、メッセージを移動したりできます。

メールアプリのプレビュー表示

LINEアプリ

LINEの既読マークは便利な一方、すぐには既読をつけたくない場合もあります。そんなとき、LINEのトーク一覧でPeekすると、既読をつけずに内容を確認できます。ただしメールアプリと同じでPopしてしまうとトーク画面が開いてしまいます。3D タッチの感度に注意しながら利用してください。

iPhoneの3D タッチ機能の便利な使い方【その他操作】

iPhoneの3D タッチ機能は、これまで紹介したように様々なアプリで使えます。これらに加えてiPhoneのキーボードをトラックパッド化したり、マルチタスキング画面を3D タッチで表示したりできます。マルチタスキング画面とは、起動中のアプリ一覧を表示する画面のことです。この2つは知っているととても便利なので、使い方を説明します。

カーソル移動・範囲選択する

iPhoneのキーボードで文章を入力するとき、範囲を選択してコピーしたりカーソルを動かしたりする場面があります。カーソルを指で移動させようとすると、思うように移動できないことが多く、面倒に感じる方もいるでしょう。

iPhoneのキーボード画面を3D タッチすると、そのまま指を左右に動かすだけでカーソルを移動できます。範囲選択がかなり楽なので、是非3D タッチでiPhoneのキーボードをトラックパッド化してください。

マルチタスキング画面を表示してアプリを切り替える

たくさんアプリを開いているときに、アプリを切り替えるのが面倒に感じる方もいらっしゃるでしょう。iPhone8までの機種はホームボタンを2回押せばマルチタスキング画面を表示できますし、iPhoneX以降の機種なら下から上にバーをスワイプして途中で止めると表示できます。

しかしどちらも操作がやや面倒です。アプリ画面で左側を3D タッチすると、すぐにマルチタスキング画面が表示されます。ただ、アプリによってはタップや他の操作だと認識されて、思うようにアプリが切り替えられない場合があります。触っても大丈夫な場所で左端を強く押し込むと、うまくマルチタスキング画面を表示できます。

iPhoneのマルチタスキング画面

iPhoneの3D タッチ機能を上手に利用しよう!

iPhoneの3D タッチ機能とは、よりiPhoneやアプリを便利に使える機能です。多少の慣れが必要ですが、使い方自体は簡単なので、3D タッチを設定したら、まずは簡単なクイックアクションを試してみてください。PeekとPopを使いこなせれば、LINEを既読をつけずに確認できます。

メールアプリではメールアドレスの確認だけでなく、返信や転送なども行えます。iPhoneのキーボードのカーソル移動やマルチタスキング画面の表示も3D タッチをすれば簡単にできます。iPhoneの3D タッチ機能を活用すれば、iPhoneがより便利になるので、是非使ってみてください。

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この記事のライター
古橋侑