パソコンでおなじみのIntel Rapid Storage Technology(IRST)についての特集です。今回はIntel Rapid Storage Technology(IRST)はパソコンで不要かということと効果確認方法を紹介します。
今回はIntel Rapid Storage Technology(IRST)について焦点を当てて解説を進めていきます。パソコンで多くの機種にIntel Rapid Storage Technology(IRST)は搭載されているわけですが、果たしてこれは本当に必要なのか、それとも不要なのかということについて解説しておきます。
不要かどうかを説明する前にIntel Rapid Storage Technology(IRST)とはどのようなものなのかということから簡単に紹介しておきます。Intel Rapid Storage Technology(IRST)とは、パソコンのストレージ全般の動作のレスポンスを向上してくれたり、データの安全性を高めてくれたりする仕組みです。
Intel Rapid Storage Technologyによってパソコンの動作がよりよくなるという場合もあれば、このせいでパソコンの動作が不安定になるという場合もあり絶対的に必要な機能というわけでもありません。IRSTの状態をチェックするには、プログラム一覧から「Intel」の部分にある「インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー」をクリックします。
次に「ステータス」から「現在のステータス」の部分からお使いのIntel Rapid Storage Technologyの状態をチェックできるようになっています。問題がない場合は、「システムは正常に機能しています。」という表示がされています。
もし、「システムは正常に機能しています。」ではなく、「データに問題」などの表示がある場合は、パソコンのハードディスクにトラブルが発生している可能性が高くなります。正常に動いているかを今一度確かめてみましょう。
もし不具合が想定されるような場合は、ボリュームデータの検証(シンクロナイズ)を試してみましょう。「インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー」のメニューにある「管理」から「検証の詳細」を選択し、「検証」を選択しましょう。この部分でシンクロナイズが始められます。エラーを自動的に修復してくれる機能になります。
ここまでIntel Rapid Storage Technologyでパソコンのストレージ状況を検証する方法を解説してきました。パソコンの状態定期的に把握しておくことをおすすめします。ここからは、Intel Rapid Storage Technologyが無い場合にインストールする方法を説明していきます。
基本的には、Intel Rapid Storage TechnologyはIntel社の公式ホームページからドライバーをダウンロードすることで導入できます。以下にIntelの公式サイトを貼っておきますので必要に応じてダウンロードを行ってください。
また、上記のようにIntel社の公式ページでなくてもパソコンメーカーのサイトでダウンロードできることがあります。使い方に慣れているページであればそちらから導入しても結構です。自分に合ったやり方でダウンロードしていきましょう。
Intel Rapid Storage Technologyは、上記の方法で簡単にダウンロードできるような仕組みになっていますが、ここで1点注意点があります。メーカー提供以外のインストーラーからIntel Rapid Storage Technologyを導入した場合で何か起こっても、保証外になってしまうということです。
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