2021年02月07日更新
iPhone12へのデータ移行方法!クイックスタート/iTunes/iCloudでのやり方を紹介!
iPhone12へ機種変更するときには古いiPhoneからデータ移行します。この記事では、iPhone12へのデータを移行する方法を、クイックスタート、パソコンのiTunes経由、iCloudそれぞれの方法をご紹介します。
目次
- 1iPhone12へデータ移行する前の準備
- ・古いiPhoneでデータを整理する
- ・万が一失敗したときに備えて古いiPhoneのバックアップを取る
- ・Apple IDとパスワードの確認
- ・アプリの引き継ぎ手続き
- ・Apple PayのSuicaのデータ引き継ぎ手続き
- 2iPhone12への3つのデータ移行方法
- ・クイックスタートでのデータ移行方法
- ・パソコンのiTunes経由でのデータ移行方法
- ・iCloud経由でのデータ移行方法
- ・同一キャリア内での機種変更ならキャリアが用意するアプリ等の利用も!
- 3iPhone12へのデータ移行についてのQ&A
- ・データ移行にはどのくらいの時間がかるの?
- ・データ移行に失敗したときの対処法は?
- ・古いiPhoneよりもiPhone12の容量が少ない場合には?
- 4iPhone12のデータ移行は事前準備をしっかりと!
iPhone12へデータ移行する前の準備
iPhone12へ機種変更する場合には、古いスマホからiPhone12へデータを移行する必要があります。機種変更にはAndroidからiPhoneへの変更もありますが、この記事では、iPhoneからiPhone12への機種変更でのデータ移行の方法について詳しく解説します。
古いiPhoneからiPhone12へ機種変更したときには、データ移行を実行する前にいくつか事前に準備しておくべきことがあります。まずは必要な事前準備について解説します。
古いiPhoneでデータを整理する
古いiPhoneに入っているアプリや写真、動画などのデータの中には、不要になったものもあるでしょう。機種変更する機会に、不要なアプリやデータを整理しておくことをおすすめします。不要なデータやアプリを削除しておくことで、移行するデータの容量も少なくなり、データ移行の際の転送速度も速くなります。
万が一失敗したときに備えて古いiPhoneのバックアップを取る
万が一、データ移行に失敗したときに、移行したかったデータが破損してしまう可能性もゼロではありません。データが破損しても、バックアップがあれば復元可能です。万が一に備えて古いiPhoneのバックアップを取っておきましょう。
iPhoneのバックアップ方法は、iCloudとiTunesに取る方法があります。念のために、両方に取っておくと、何らかのトラブルが起きても安心です。iPhoneのバックアップのやり方はこちらの記事を参考にして下さい。
Apple IDとパスワードの確認
iPhoneのデータを移行する際には、移行先のiPhoneにApple IDとパスワードの入力が求められます。iPhone12へのデータ移行でもApple IDとパスワードが必要です。新しいiPhoneへの機種変更のときに、Apple IDのパスワードが思い出せないという方が意外に多いものです。
データ移行を始める前にあらかじめApple IDとパスワードを確認しておきましょう。どうしてもパスワードを思い出せない場合には、再発行しておきましょう。
アプリの引き継ぎ手続き
古いiPhoneで使っているアプリの中には、クラウド上にすべてのデータが保存されていて、特に機種変更の引き継ぎ手続きは必要ないものもあります。一方で、古いiPhone内のアプリで引き継ぎ手続きを行っておかないと、継続して同じIDで利用できないアプリもあります。
利用しているアプリの機種変更時のアカウントの引き継ぎ条件を確認しましょう。古いiPhoneでの引き継ぎ手続きが必要なアプリがあれば、アプリ内で示されている手順に従って引き継ぎの手続きを行っておきましょう。
LINEは機種変更前の引き継ぎ手続き必須!
特に注意が必要なのが、コミュニケーションアプリのLINEです。LINEは、機種変更後の新しいスマホでログインした瞬間に古い端末に保存されているすべてのデータが消えます。LINEのIDは継続して利用できますし、友達も問題なく表示されます。
しかし、トーク履歴のバックアップを取っておかないと、友達やグループでのトーク履歴がすべて消えてしまいます。スタンプや写真も全て消えてしまいます。LINEはiPhone12へ機種変更する前にかならずトーク履歴のバックアップを取っておきましょう。
スマホを機種変更する前の引き継ぎ方法はこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にして下さい。
Apple PayのSuicaのデータ引き継ぎ手続き
Apple PayでSuicaを利用している場合には、古い端末からSuicaを削除しなくてはiPhone12にデータを移行できません。Suica残高の移行は同じ Apple Pay IDでログインすれば移行できますが、Suicaは複数の端末での利用が禁じられています。
古いiPhoneにSuicaの情報を残したままにしておくと、移行先のiPhone12でSuicaを利用できません。iPhone12にSuicaの設定をする前に、古いiPhoneからSuicaを削除しておきましょう。
iPhoneを機種変更するときのSuicaの移行手続きはこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にして下さい。
iPhone12への3つのデータ移行方法
ここからは、古いiPhoneからiPhone12へデータ移行する方法を具体的に解説します。iPhone12へデータ移行する方法には、Bluetoothで2台のiPhoneを接続してデータ移行するクイックスタートでのデータ移行、パソコンのiTunes経由でのデータ移行、iCloud経由でのデータ移行の3つの方法があります。それぞれの方法を具体的に解説します。
クイックスタートでのデータ移行方法
最も簡単にiPhone12へデータ移行できる方法がクイックスタートでのデータ移行です。クイックスタートを利用できるのは、古いiPhoneのOSがiOS12.4以降の場合です。iOS12.4はiPhone5s以降のiPhoneで利用できます。iPhone5s以降のiPhoneからiPhone12へ移行する場合には、クイックスタートを利用できます。
クイックスタートでデータ移行する手順を説明します。古いiPhoneとiPhone12の電源を入れて、どちらもBluetoothをオンにして端末を近づけます。しばらくすると古いiPhoneの画面に「新しいiPhoneを設定」と表示されます。表示されているApple IDに間違いがないか確認したら「続ける」をタップします。
iPhone12の画面に青くて丸いアニメーションが表示されます。古いiPhoneのカメラで読み取ります。古いiPhoneにパスコードを設定してある場合には、iPhone12での入力を求められるので入力します。
iPhone12でFace IDを設定します。「データを転送」と表示されるので「iPhoneから転送」を選択します。iPhone12の利用規約が表示されるので同意します。Apple PayやSiriなどの設定やカスタマイズができます。必要に応じて設定します。
古いiPhoneからiPhone12へのデータ転送が始まります。途中でバッテリーが切れないように、どちらも充電ケーブルにつないでおきましょう。データ転送が終了したらiPhone12が再起動します。再起動後に古いiPhoneで使っていたサードパーティ製のアプリのダウンロードが自動で始まります。
アプリのダウンロード後にアプリの設定を行えばiPhone12へのデータ移行は完了です。
パソコンのiTunes経由でのデータ移行方法
パソコンのiTunes経由でiPhone12にデータ移行することも可能です。iTunes経由でデータ移行する方法は次の通りです。
まずは、iTunesがインストールされているパソコンに古いiPhoneをLightningケーブルで接続してiTunesを起動します。iTunesに表示されているiPhoneのアイコンをクリックして、iPhoneの概要をパソコン上に表示します。iPhoneの概要ページに「バックアップ」があるのでクリックします。
iPhoneの「バックアップ」が表示されたら「このコンピュータ」と「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れます。バックアップを暗号化することで、ヘルスケアアプリのデータやLINEのトーク履歴などの個人情報のバックアップもできます。
暗号化のためのパスワードを設定したら、「今すぐバックアップ」をクリックします。するとバックアップが開始されます。バックアップが終了したら、iTunes上のiPhoneの取り出しマークをクリックしてiPhoneをLightningケーブルから取り外します。
次に新しいiPhone12をLightningケーブルに接続します。するとiTunes上に「新しいiPhoneへようこそ」と表示されます。「このバックアップから復元」にチェックを入れて「続ける」をクリックします。バックアップの暗号化のパスワードを入力すると、iPhone12へバックアップの復元が行われます。
復元が完了すると、iPhone12の設定アシスタントが始まります。チュートリアルに従ってiPhone12を設定していきます。
iCloud経由でのデータ移行方法
iCloudにバックアップしたデータを使ってiPhone12へデータ移行する方法は次の通りです。まずは、古いiPhoneの「設定」アプリの「自分の名前」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」と進み「iCloudバックアップ」をオンにします。その後、「iCloudバックアップ」の「今すぐバックアップを作成」をタップします。すると、iCloudにバックアップが作成されます。
バックアップの作成が完了したら、iPhone12の電源を入れて「Appとデータ」の画面で「iCloudバックアップから復元」をタップします。するとApple IDへのサインイン画面が表示されるのでサインインします。
「バックアップを選択」の画面でiCloud上のバックアップファイルから、iPhone12へ移行するファイルを選択します。バックアップファイルを選択すると、自動的にデータ移行が始まります。まずはiPhoneの設定とアカウントが移行されます。再起動後に写真や購入した音楽などのコンテンツのダウンロードが始まります。
同一キャリア内での機種変更ならキャリアが用意するアプリ等の利用も!
ドコモやau、ソフトバンクの大手キャリアでiPhone12へ機種変更した場合には、それぞれのキャリア独自のデータ移行方法が用意されています。独自のアプリの利用など、データ移行がかんたんにできる方法が用意されているので、そちらを利用するのもおすすめです。
iPhone12へのデータ移行についてのQ&A
iPhone12へのデータ移行についてよくある質問への回答です。
データ移行にはどのくらいの時間がかるの?
iPhone12へのデータ移行にかかる時間は、移行するデータの容量で大きく変わってきます。だいたい30分から、512GBと大容量の場合には1時間程度時間の余裕を見ておくことをおすすめします。
データ移行に失敗したときの対処法は?
データ移行に万が一失敗しても、iPhoneの故障やデータファイルの破損がない限りは、やり直せば大丈夫です。しかし、データ移行するときに移行するファイルの破損が生じる可能性もあります。あらかじめ、iTunesとiCloudへのバックアップも取っておいて、失敗が続くようであれば移行方法を変更することをおすすめします。
古いiPhoneよりもiPhone12の容量が少ない場合には?
古いiPhoneが256GBのストレージだったけれども、iPhone12は64GBを購入した、というように、iPhone12の方がストレージ容量が少ないこともあるでしょう。その場合には、あらかじめ古いiPhoneでiPhone12のストレージに収まるデータ量に調整する必要があります。
「設定」アプリから古いiPhoneで利用してるストレージ容量を確認して、不要なファイルやアプリを削除したり、PCやクラウドへ移行させておきます。新しいiPhone12のストレージに収まるデータ量にしてからデータ移行を始めましょう。
iPhone12のデータ移行は事前準備をしっかりと!
この記事では、iPhone12へのデータ移行方法について解説しました。iPhone12へデータ移行するためには、古いiPhoneでの事前の準備が必要です。しっかりと準備をした上で、必要なデータは漏れなく移行できるようにしましょう。