あるファイルを右クリックすると「CRC SHA」というメニューが突然表示されるようになって困惑する方がたくさんいます。この記事では、「CRC SHA」とはどういったもので、使い方や必要ないときに右クリックメニューから消す方法をご紹介します。
Windows PCで右クリックをしたら、表示されるメニューの中に突然「CRC SHA」が現れて驚いてしまう方がいます。この記事では、「CRC SHA」とはどういったもので、ウイルスなどの心配はないのか、右クリックのメニューから消すにはどうしたらいいのか解説します。
「CRC SHA」とは、7-ZipをWindowsのPCにインストールしていると、右クリックメニューに表示されるものです。
7-Zipはファイルが圧縮されている場合に解凍できる圧縮形式がとても幅広いと言うことで人気が高い、ファイルの解凍と圧縮ができるフリーソフトです。
ファイルを右クリックしたときのメニューには、7-Zipも表示されています。7-Zipでの解凍と圧縮は7-Zipのメニューから実行します。7-Zipの機能であっても「CRC SHA」は解凍と圧縮の機能ではありません。ファイルの内容について7-Zipを使って調査するときに利用するメニューです。
必要なければ右クリックのメニューから「CRC SHA」を消すことも可能です。
7-Zipは多くの方が信頼して利用しているフリーソフトです。その中の機能である「CRC SHA」もウイルスなどの怪しいものでありません。必要に応じて活用するととても便利な機能の1つです。
「CRC SHA」はどうやって使ったらいいのか、その使い方について解説します。
「CRC SHA」は具体的に説明すると、チェックサムの計算ができる機能です。チェックサムとは、詳しいことを説明するのは少し難しいのですが、ファイルなどの誤りを検出できる計算のことです。
新規に作成したファイルで「CRC SHA」を実行して、初期値を記録しておけば、ファイルの内容が変更されると、「CRC SHA」の値が変化するので、変更を検知できます。
ファイルの改ざんがないかどうかをチェックするときなどに活用します。
「CRC SHA」を実際に利用して使い方を見てみましょう。
メモ帳で作成したテキストファイルで「CRC SHA」を実行してみます。ファイルを右クリックして、「CRC SHA」から開くメニューをどれでもいいのでクリックします。
すると、チェックサムで計算した情報が表示されます。その後、メモ帳のファイルの情報を1文字だけ変え保存します。
再び、「CRC SHA」から先程と同じメニューをクリックします。すると先ほどと値が変わっていることがわかります。このように、作成したファイルのチェックサム情報を控えておくことで、その後変更されたものかどうかを「CRC SHA」で簡単に調べられます。
チェックサム情報が必要ない場合には、「CRC SHA」を右クリックのメニューから消すこともできます。「CRC SHA」を消すためには、7-Zipを起動します。
7-Zipのメニューから「ツール」>「オプション」とクリックします。
「7-Zip」のタブを開いて、「メニュー項目」の中の「CRC SHA」からチェックマークを外して「OK」をクリックします。これで、ファイルを右クリックしても、「CRC SHA」が表示されなくなります。
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