Bluetoothって言葉はよく耳にするようになりましたが、Bluetoothって何でしょう。Bluetoothを使うことによって何が可能になるのか、自分の生活がどのように便利に、快適に変わっていくのかを確認してみましょう。
街で音楽を聴いている人の耳にはイヤホンが付いているのに、イヤホンから伸びているはずのコードが見当たらないという光景を見たことがないでしょうか。使ったことがないと何とも不思議な光景ですが、これがBluetoothの力です。
Bluetoothとは、デジタル機器を数メートルの近距離で線がなくても操作が出来る、いわゆる無線接続をする方法です。例えば、ラジコンのように手元で操作を行う本体と、動かしている物体は線でつながっていません。線でつながっていませんが、自分の操作によって物体が動いているように、本体と動かしている物体の間をつないでいるものがBluetoothです。
Bluetooth対応の商品とは、一体何があるでしょうか。まずは、先述でも紹介しましたイヤホンがよく見かけることが多いです。イヤホンは線があると、カバンの中で絡まってしまったり、何かに引っ掛けてしまい線が切れてしまったりと不便なこともあります。
Bluetoothイヤホンは無線状態のため、線の煩わしさから解放され、スポーツジムやランニング、料理中であっても音楽を楽しむことが出来ます。
スピーカーもbluetoothのものが多く販売されています。スピーカーも線があると、部屋でかさばったり、置きたいところまで線が届かないなど配置に悩まされることがあります。そこでbluetoothスピーカーを使用すると、寝室や浴室に配置することによって自分のスマホに保存していた音楽を寝る前や入浴中に流すことが出来ます。
PCの周りもBluetoothですっきり整理することが出来ます。マウスやキーボードです。PCの周りは線が複雑に絡んでいることもよくありますので、Bluetoothで無線化することによって整理を行いましょう。また、スマホやタブレット向けに作られた商品もありますのでチェックしてみましょう。
最近耳にするようになってきたBeacon(ビーコン)もBluetoothです。Beaconとは、Bluetoothの発信機です。すでに設置されているお店もありますが、小売店や今後は図書館などがBeaconを設置していく予定です。
ここでふと疑問になるのが、Wi-Fiも同じような機能だったはずだということです。しかし、Wi-FiとBluetoothは違います。何が違うのでしょうか。
Wi-Fiとは、パソコンやプリンター、スマホなどを無線でネットワーク接続することが可能です。Wi-Fiルーターを使用することで複数の機器を同時にネットワーク接続することが出来ます。
Wi-FiとBluetoothを比較してみましょう。
Wi-Fi | Bluetooth | |
通信速度 | 速い | やや遅い |
通信範囲 | 広い | やや狭い |
消費電力 | 大きい | 少ない |
接続機器 | 複数 | 1対1 |
Bluetoothで二つの機器を接続することを「ペアリング」といいます。一度ペアリングした二つの機器は、電源を落とし、再度電源を入れると自動的に接続されます。通学や出勤の際にスマホとペアリングしたBluetoothイヤホンを持っていくと、再度接続する手間がないので忙しい朝にはとても助かります。
iPhoneのBluetooth接続の方法は、iPhoneの設定からBluetoothボタンをタップしましょう。次にiPhoneと接続したいBluetooth機器のBluetoothボタンを長押しします。Bluetooth機器のライトが点滅しましたら、iPhoneの画面に「デバイス名」が表示されますので接続したいデバイス名をタップしましょう。
自分のデバイスの横に「接続済み」の表示が出ましたら、設定完了です。
AndroidのBluetooth接続の方法は、Androidの歯車マークの「設定」から「Bluetooth」をタップしましょう。Bluetoothの画面が開きましたら、スイッチをONにしましょう。ONにすると、「使用可能なデバイス」と近くにあるBluetoothに接続できる機器が出てきますので、接続したい機器を選択しましょう。
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