海外旅行時のスマホの設定!データローミングをオフで高額請求を避ける!

海外旅行の時にスマホを正しく設定しないと、高額請求されてしまうことがあります。データローミングオフ設定の方法をご説明しました。国際電話のかけ方や、海外での大手3キャリア別のスマホ設定方法もわかります。事前準備をして高額請求を避けましょう。

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目次

  1. 1海外でスマホを使う時の注意点
  2. 国際データローミングによる高額請求
  3. 2海外旅行時のスマホの設定方法!
  4. 海外で通話をしない場合
  5. 海外で通話を利用する場合
  6. 海外で電話する時の注意点
  7. 3海外でも国内と同じようにスマホを使うなら
  8. docomoの場合
  9. auの場合
  10. SoftBankの場合
  11. 4海外旅行前にスマホの設定を確認しておこう!

海外でスマホを使う時の注意点

海外に行くときに、スマホを使う時にはいくつかの注意点があります。

国際データローミングによる高額請求

普段使用しているスマホは、契約している通信会社の電波を利用しています。(docomo、auなど)これらの通信会社の電波は国内のいたるところに配置されていますが、海外にはありません。しかし、国際データローミング機能によって、該当の通信会社の電波がないときに、提携している現地(海外)の通信会社の電波を利用できるようになります。

電波

通常の定額パケットプランの対象外

海外でスマホのパケット使用は、国内の通常パケットプランの対象外となります。国際データローミングで提携している通信会社に接続されれば「海外パケット定額プラン」が適用されます。しかし、国際データローミングでは、提携していない通信会社に接続される可能性もあります。すると、海外パケット定額にもならず、高額な請求をされることがあります。

お金

海外で使用した場合のパケット料金は割高

スマホの「海外パケット定額」プランを使用しても、平均1日当たり1,980円から2,980円と国内に比べて割高です。

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海外旅行時のスマホの設定方法!

では、実際に海外旅行の時に必要なスマホの設定方法をご説明します。

海外で通話をしない場合

まず、海外旅行で通話をしない場合のスマホの設定方法です。

データ通信を停止させる「機内モード」に設定しよう

海外旅行では通話もデータも使用しない場合は、スマホの「機内モード」に設定しましょう。データ通信が停止されるので安心です。

機内モード

Wi-Fiを有効にすればインターネットに接続可能!

スマホを「機内モード」に設定していても、「Wi-Fi」をオンにすればインターネットに接続可能です。Wi-Fiのある場所のみでスマホでデータ通信するなら、高額請求の心配がありません。

海外で通話を利用する場合

次は、海外旅行で通話を利用する場合のスマホの設定方法です。

iPhoneはモバイル通信・4Gをオフにする

海外でのiPhoneの設定方法をご説明します。まず、「設定」から「モバイルデータ通信」を選びます。次に「通話オプション」をタップします。「4Gをオンにする」から「オフ」を選びます。そして、「データローミング」の項目をオフにします。(緑がオンで白がオフです)

iPhoneローミングオフ

Androidはデータローミング設定をオフにする

海外旅行でのAndroidでの設定方法をご説明します。「設定」を開き、「接続」から、「モバイルネットワーク」を選びます。次に、「ローミング設定」を選び、「データローミング」をオフにします。(チェックボックスのチェックをはずすとオフ)

Android

Android2.3以前の場合は、「ワイヤレスとネットワークの設定」から「モバイルネットワーク」を選び、「データ通信を有効にする」をオフにしてください。

Wi-Fiを有効にすればインターネットに接続可能!

スマホのデータローミングがオフに設定されていても、Wi-Fi機能は使用できます。Wi-Fiスポットではインターネット接続可能です。事前にWi-Fiについて調べてインターネットを利用することをおすすめします。もしくは、モバイルレンタルWi-Fiを使用すると確実にWi-Fiを使用できます。

Wi-Fiスポット

海外で電話する時の注意点

では、海外旅行でスマホから電話する時の注意点を見ていきましょう。

国際発信が必要となる

海外でスマホから電話する時には国際発信が必要となります。海外から日本の携帯・固定電話にかける場合は日本向けの通信料がかかります。海外にいるスマホ同士の通話(同行者など)の場合も、日本向けの通信料がかかります。旅行滞在先の携帯電話・固定電話にかける場合は、その滞在国の通信料になります。

国際電話

日本から海外にいるスマホで通話を受信する場合は、通常の電話番号でつながりますが、通話を受ける側に着信料がかかります。

国際発信の方法

では、具体的に国際発信の方法をご説明します。日本の携帯電話・固定電話にかける場合は、「+」、「81」、「相手の電話番号」です。「81」は日本の国番号です。ここで注意するのが、相手の電話番号の頭に「0」が付く場合は入力しません。「080」から始まる携帯電話番号なら、「80」と入力してください。市外局番の頭が「0」の場合も、同様です。

電話番号

海外の同じ滞在先にいるスマホ(同行者)にかける場合も同様に、「+」、「81」、「0を除いた携帯電話番号」です。この場合には、日本を経由して着信するので、電話を受ける側に着信料がかかります。

スマホ

滞在国の固定電話にかける場合は、国番号なしで入力して構いません。海外の滞在先の国から、さらに別の国(滞在国でも日本でもない)にかける場合は、「+」、「別の国番号」、「電話番号」(頭の0を除いた番号)です。

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海外でも国内と同じようにスマホを使うなら

海外でも国内と同じように、スマホを使う場合にはどのような手続きが必要でしょうか。大手携帯キャリアごとのスマホ設定を解説します。

docomoの場合

まず、docomoの場合は、docomo提供の国際ローミングサービス「WORLD WING」に申し込みが必要です。「WORLD WING」に申し込みしていないと、電話番号やメールアドレスが使用できません。「WORLD WING」は月額使用料無料です。申し込みは、スマホの「ドコモオンライン手続き」(ネットワーク暗証番号が必要)からできます。

ドコモオンライン手続き

もしくは、各地のドコモショップ、インフォメーションセンター、成田空港や羽田空港にあるドコモワールドカウンターからも申し込み可能です。次に、手持ちの機種が海外旅行先で対応機種かどうかを調べます。こちらもオンラインから検索可能です。「WORLD WING」設定されていると、ローミング機能で申し込み不要で「海外パケ・ホーダイ」を使えます。

ドコモ海外パケホーダイ

「海外パケ・ホーダイ」は2段階定額で、24.4MBまでは1日1,980円、それ以上は1日2,980円でデータ使用上限なしです。他にも、申し込みが必要な「パケットパック海外オプション」があります。実際に通信を開始すると料金が発生する仕組みで、使用しない日や時間のパケット料金を節約できます。使用日時は日本時間で計算されます。

パケットパック海外オプション

1時間200円プラン、基本料金1日980円、3日間2,480円、5日間3,980円というプランがあります。使用開始してから契約のプラン終了期限になるとパケット通信が自動で止まります。

auの場合

続いてauの場合を解説します。auの国際データローミングは「世界データ定額」です。申し込み不要ですが、アプリをダウンロードして事前準備しておくと旅行先ですぐに使用開始できます。(ブラウザからも使用可能)まず、スマホのデータローミングをオンに設定しておきます。海外に到着すると、SMSで「世界データ」が利用可能かお知らせが届きます。

世界データ定額

「世界データ」アプリを起動するか、SMSに記載されたURLをブラウザで開きます。「利用開始」をタップすると、ローミングが開始されます。24時間980円です。アプリとブラウザには、開始始めてからの残り時間が表示されます。24時間経過すると、自動で通信が止まります。継続して使用する場合は、再度「利用開始」をタップしてください。

SoftBankの場合

最後に、SoftBankの使い方をご説明します。SoftBankの国際ローミング「世界対応ケータイ」に申し込みされているか、事前に確認しましょう。SoftBankではスマホの機種によってプランに違いがあります。まずは、iPhoneで渡航先がアメリカ以外の国の場合と、Android、4Gケータイの場合のプランです

海外パケットし放題

モバイル通信、データローミングをオンに設定します。すると、申し込みなしで「海外パケットし放題」が使用できます。使用ギガ数に応じた2段階料金で、25MBまでは1日当たり1,980円定額、25MB以上は1日当たり2,980円になります。このプランでは、日本時間の日時を使用して計算されますので、注意してください。

Wi-Fiスポット

モバイルデータ通信(Mobile Wi-Fi)の場合は、「海外パケットし放題」で、1日当たり2,980円です。モバイルデータ通信端末から国際データローミング設定をオンにすると申し込み不要で使えます。Wi-Fiスポットで接続対象のネットワークに接続して使用します。(パスワードが必要なら入力)

アメリカ放題

iPhone、iPadで渡航先がアメリカの場合は、「アメリカ放題」が適用されます。(アメリカ放題対応機種の場合)こちらはキャンペーン中で(2019年4月現在)、申し込み不要、利用料無料で通話、データが使い放題のプランです。(通常は申し込みが必要で、1日980円)

iPhone

アメリカ放題はアメリカの通信会社(ソフトバンクが買収)であるスプリントネットワークを使用しています。そのため、スプリントネットワークに接続設定が必要です。

ローミング設定

まず、「設定」の「モバイル通信」から「モバイル通信」をオンにし、「通信のオプション」から「データローミング」をオフにします。そして、「4Gをオンにする」をタップし、「音声通話とデータ」か「データ通信のみ」を選択します。モバイル通信画面で、通信先がスプリントネットワークになっていれば問題ありません。

海外旅行前にスマホの設定を確認しておこう!

海外旅行をするときは、スマホの使い方に合わせて事前準備が必要です。渡航する前に、お手持ちのスマホに必要な設定を確認しておきましょう。

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この記事のライター
asanri