スマホのフリック打ちでの文字入力方法とメリットを解説!
スマホのフリック打ちの文字入力のメリットとは。スマホでは文字を入力する際、キーボードの種類やフリック打ちやトグル打ちなどの入力方法があります。スマホでのフリック打ちによる文字入力のやり方やどのようなメリットがフリック打ちにあるのか詳しく解説していきます。
目次
スマホの文字の入力方法の種類
スマホで文字を入力する方法には色々やり方があります。どのような方法があるのか、その種類について詳しく説明します。
キーボードのタイプ
スマホで入力を行う際は、画面に表示されるキーボードで直接打ち、スマホに文字を入力していきます。また、スマホのキーボードにはテンキータイプとパソコンのキーボードの表示を使ったフルキーボードタイプの2種類が一般的にあります。
テンキータイプ
テンキータイプとは、スマホが出るまえに普及していた携帯のガラケーにあるボタンのキーと同じタイプのものです。直接スマホの画面に表示されるひらがなから文字の入力を行います。
フルキーボードタイプ
フルキーボードタイプとは、パソコンを入力するときに使うキーボートを使ったものです。スマホの画面に表示される英語表記キーボードからローマ字入力で文字の入力を行います。
文字入力の打ち方
スマホのキーボードタイプとは別に、文字の入力方法について説明します。ほとんどのスマホには、フリック入力とトグル入力の両方に対応しています。スマホでは、両方を同時に有効にして使用する、片方だけを有効にして使用するという設定も可能です。
フリック入力
フリック入力は、スマホならではの文字入力方法です。
フリック入力のやり方は、例えば「と」を入力したいとして「と」は「た行」にあるので「た」を見ると下側に配置されています。「た」を押したままの状態で下方向へ弾く操作を行うと「と」を入力することができます。この操作方法が、フリック入力です。
弾く方向によって文字が入力できるので、この操作方法に慣れるには練習と時間が必要ですが、覚えしまうと全ての文字が1回弾くだけの入力可能です。とても便利ですので、ぜひ試してみてください。
トグル入力
トグル入力とは、「ケータイ打ち」とも言われているものです。
スマホが普及する前の携帯での入力方法で、たとえば「と」を入力しようとすると「た」のボタンを5回連続で打ち「た→ち→つ→て→と」とボタンを打つごとに文字が変わっていき入力できます。
この場合は「と」の1文字を打つのにボタンを5回押す操作が必要になります。
スマホから追加された文字入力方法「フリック入力」とは?
フリック入力とは、スマホで開発された特別な文字入力方法です。フリック(flick)とは英語で弾くという意味で、スマホの画面に表示されたキーボード上で指を上下左右に弾くように操作することから「フリック入力」といわれて言います。
フリック入力の普及率
スマホのフリック入力は実際どれくらいのひとが使っているのでしょうか?株式会社ジャストシステムの2015年に行われた調査では、スマホを使っている人のなかでフリック入力を使用している人は45.5%で、10代に限ると63.0%でほぼ、6割がフリックス入力を使っているという結果が出ています。
年代別でのフリック入力の普及率
2015年のスマホでのフリック入力の普及率を年代別で見てみましょう。
フリック入力の使用率(年代) | % |
---|---|
10代(15~19際) | 63.0% |
20代 | 45.1% |
30代 | 39.6% |
40代 | 45.8% |
50代 | 40.6% |
60代 | 45.7% |
全体 | 45.7% |
意外にも30代でフリック入力が少ない結果となっていますが、学生時代にガラケーが普及した影響でトグル入力でメールを沢山送っていた世代ですので、今までのやり方から抜けきれないのだと予想されます。
スマホの文字入力はフリック打ちがおすすめ!
スマホの文字入力でフリック打ちをする利点とはなんでしょうか、ここではフリック打ちの利点にはどんなものがあるのかを紹介していきます。
入力ミスが減る
これは単純に、画面のでのボタンの大きさです。パソコン式のキーボード入力だと「アルファベット入力」になるのでどうしても「かな入力」に比べると一つ一つのボタンが小さくなります。
スマホ画面で文字だけを見ると「アルファベット入力」は27文字なのに対して「かな入力」だと12文字になります。フルキーボード入力に比べると一つのボタンが大きく、ボタンが小さいものに比べると指での入力がしやすいので入力ミスが減ることになります。
入力がしやすい
画面のキーの大きさが大きいので入力しやすいということもありますが、「」カッコや句読点などの文章を書くときによく使う記号もフリックは入力しやすくできています。たとえば「」は、「や」の左右何もないところに左フリックで「カッコ開き」、右フリックで「カッコ閉じ」ができるようになっています。
また句読点の「、」「。」も一回で入力できるようになっており、「?」「!」も同じく一回で入力できるようになっています。
ちなみに長音も一回で入力できるようになっており、「わ」を右フリックすると入力できるようになっています。トグル打ちだと5回連打しないと出てこなかったため、かなり入力がしやすくなっています。
一発で入力できる
フリック入力やトグル入力時のキーボードのかな配置は、元々携帯が普及したときに携帯の少ないボタンで文字入力をすることができるように考えられたものです。しかし、元々普及していたトグル入力は打ち込み回数が多い入力方法である、という欠点があります。
たとえば、トグル入力だと「そと」と入力しようとすると「そ」を出すのに5回、「と」を出すのに5回と計10回ボタンを打ち込む必要があります。かなり非効率です。しかし、フリック入力はひらがな46文字が全て一発で入力できるのです。
日本語入力ができる
パソコンのキーボードを使うときは大半は、ローマ字入力を行っているでしょう。ローマ字入力はかな入力と違い、かな入力に比べどうしてもキーを打つ回数が多くなります。「た」を打つのに「T」「A」と2文字キーを打たなくては、入力できません。
フリック入力だと、かな配置になっているので、直接ひらがなを見ながら入力を行えます。すんなりと頭の中に言葉が入ってきてわかりやすいです。
同じ文字を簡単に入力できる
たとえば「あああ」などの連続する文字を入力する場合、トグル入力だと最初の「あ」を入力して次の「あ」をすぐに打ち込むと「い」になったり、「う」になったりと違う文字が入力されてしまいます。
トグル入力で「あ」を連続して打ち込む時は、2秒ほど持ってから入力するか、方向キーで一度入力位置をずらしてから再度文字を入力しなければなりません。フリック入力だと連続する文字が、時間を待たなくても連打でスマホに同じ文字を入力できます。
日本語との相性がいい
フリック入力は日本語の特性と相性がいいです。例えば、ひらがなの「あ行」だと「あ・い・う・え・お」とだいたい一つの行が5つの文字設定になっています。また、日本語の特性として母音があり、「あ・い・う・え・お」は母音で、ちょうど5つあります。
この母音の5つの文字を真ん中の四角を中心にフリックの方向に上下左右に1つずつ、合計5文字を入力できるような形になっており、フリック入力には最適な文字となっています。
また他の文字も「か行」や「さ行」なども、「子音+母音」で文字が形成される特性があり、同じことが言えます。「か行」も「さ行」も5つの文字で表すことができます。この独自の日本語のルールが、ちょうどフリック入力とかみ合っており相性がいいです。
スマホの文字入力をフリック打ちにしよう!
スマホでのフリック入力の利点がわかりました。では、さっそくスマホの文字入力をフリック打ちにして利用してみましょう。
フリック打ちのみに設定する方法
スマホのiPhoneやAndroidでの設定はどのようにするのでしょうか。それぞれフリック入力に設定する方法を説明していきます。
iPhoneの場合
ホーム画面にある「設定」のアイコンをタップします。「設定」のメニューから「一般」を選択します。
「一般」のメニューから「キーボード」を選択します。
「キーボード」のメニューを下にスライドさせていくと「フリックのみ」というメニューが出てくるので、そこのボタンをスライドさせてオンにします。これで、iPhoneでのフリック入力設定は完了です。
Androidの場合
メモ帳やメールなどの文字入力画面を開きます。文字入力画面のキーボード右上の「…」をタップします。表示されたメニューの中で「設定」を選択します。
設定のメニューが開いたあとに「キーボードと入力操作」をタップし、その後「入力操作」をタップして選択する。
入力操作のメニューがでるので「フリックのみ」を選択する。これでAndroidでのフリック入力設定は完了です。
スマホの文字はフリック入力で効率アップ!
スマホでのフリック打ちの文字入力による方法と利点を紹介してきました。フリック入力をマスターすると短時間でひらがな46文字がワンクリックで入力できるようになります。是非フリック入力をマスターして文字入力の効率をアップしていっていくために、活用してください。