2019年03月19日更新
iTunesでiPhoneのアプリ管理ができない?PCで管理する代替アプリは?
この記事ではiTunes内でアプリ管理機能であった「App Store」がなぜなくなってたのかということと、なくなったほかのiTunesの機能、それにその代替えアプリ管理ソフトである「AppSitter」のインストールと使用方法についてご紹介いたします。
目次
iTunesでアプリを管理できないのはなぜ?
iTunesのv12.7のリリースに伴って、いままでiTunesで管理できたApp Storeが削除され、PCでアプリを管理することができなくなっています。この記事では、その「なぜ?」と対策について詳しく解説したいと思います。
iTunes v12.7以降、iTunesで管理できる項目が変更したから
iTunes v12.7のリリースレターにApp、iTunes U、インターネットラジオなどに関する変更点について以下のように記載されています。
iTunes12.7から消えた機能はどこで管理する?
iTunes 12.7で消えてしまったアプリの同期・管理機能は、今後iPhoneのApp Storeで管理することになります。古いバージョンのアプリはインストーラーをPCなどに残しておいても、iTunesでインストールすることはできないので注意が必要です。ただ、ファイル共有機能は引き続き利用可能です。
また、「iTunes U」は「Podcast」という機能に統合されましたし、インターネットラジオはミュージックに統合されています。さらにApple Musicでは曲の共有ができるようになり、逆にApple TVは第1世代とのメディア同期機能ができなくなりました。
アプリの同期はApp Storeから
見出しにあります通り、これからはアプリの管理をiPhoneまたはiPadデバイス本体で、App Storeにアクセスして行います。主な用途はアプリの「ダウンロード」「削除」「アップデート」の3つです。特段難しい作業ではありませんのでご安心ください。
- App Storeアプリを開く
- iPhoneの場合:”アップデート”→”アカウントのアイコン(①)”をタップ→”購入済み(②)”をタップ
- iPadの場合:”アップデート”をタップ
- ”このiPhone上にない”をタップ
- ダウンロードしたいアプリの”↓アイコン”をタップしてダウンロード
PCからアプリや着信音の管理はipaファイルから復元
人によっては、もうApp Storeで入手できないレアなアプリを使っている方もいらっしゃるでしょう。PCにコピーされている「ipaファイル」がある限り、iTunes v12.7以降にアップデートしても復元できます。Appファイル(ipaファイル)は、PCのiTunes Mediaフォルダーに保存されています。
ipaファイルでiPhoneにアプリなどを転送する方法
ここからは、MacやWindowsのPCに保存されているiOSアプリのアーカイブファイル(.ipa)や着信音などのオーディオファイル(m4r)をiTunes 12.7からiPhoneなどのiOSデバイスに直接転送&インストールする方法を解説していきます。
まずは、対象のファイルをWindowsの場合は”エクスプローラー”、Macの場合は”Finder”で表示してください。iTunesがデフォルトの状態であれば以下のアドレスに保存されているはずです。
Mac:~\Users\(ユーザ名)\Music\iTunes\iTunes Media\Mobile Applications
Windows:~\Users\(ユーザ名)\Music\iTunes\iTunes Media\Mobile Applications
それと、開いておいたiTunes内のファイルの画面は閉じずにそのまま表示しておいてください。
次にお持ちのiPhoneやiPadなどのiOSデバイスをLightningケーブルを用いてPCと接続してください。接続したら、iTunesを起動し、下記画像の赤枠部分のアイコンをクリックします。
上記の手順で表示させておいたipaファイルや着信音などのオーディオファイルを、インストールしたいファイルを選択して下記の画像で囲ったiTunesの”自分のデバイス上”へドラッグアンドドロップして移動します。
iTunesをPCで管理するときの代替アプリ
ここからは今まで同様に”AppSitter”というソフトウェアをインストールしましょう。インストーラーは下記のリンクよりダウンロードしてください。
AppSitterの使い方
「AppSitter」のインストールが完了したら、デスクトップにある”ショートカット”から起動します。起動時にデバイス未接続だと、下記のような画面が現れますので、アプリを起動する前にPCとデバイスはLightningケーブルで接続しましょう。
無事に接続出来たら、下記のような画面になっていると思います。簡単に内容をご説明しますと、「ライブラリにダウンロード」列の”ダウンロード”をクリックすると、デバイスにダウンロードすることができます。複数チェックできますので、一括操作も可能です。赤い矢印のアイコンはメニュー表示のアイコンです。「アップデート」や「FAQ」、「オンラインマニュアル」などで利用すると思いますので覚えておきましょう。
PCでのiTunesアプリの管理はiPhoneで行おう!
さて、今回の記事をご覧になれば、iTunesのアップデートにより今までの管理機能がなくなって混乱されていた方も、ご紹介した「AppSitter」を利用することで問題がなくなることがおわかりいただけたはずです。「AppSitter」はシェアウェアですが、今回ご紹介した機能は無償で利用可能な機能ですので、安心してiTunesの代わりとして利用してください。
なお「AppSitter」の有償の機能には、もっと役に立つ機能もありますので、ご興味がある方はご購入されるのも悪くありません。