2019年06月20日更新
Windows7のプロダクトキーの確認方法!ライセンス認証方法も解説!
使っているWindows7が正規版かどうかを確かめるためには、プロダクトキーを確認する必要があります。Windows7でプロダクトキーを確認したり、ライセンス認証をしたりするにはどうしたらいいのでしょうか。この記事ではその方法について詳しく解説します。
目次
Windows7のライセンス認証の期限切れ時の対処法
Windows7の内部の構造をいじるようなことをしなければ特に問題はありませんが、Windows7のPCのハードウエア構成などを変更するとライセンス認証されたWindows7をそのまま使い続けていても、ライセンス認証が期限切れの状態になってしまうことがあります。そんな場合にはどうしたらいいのでしょうか。
Windows7のプロダクトキーを調べて再認証する方法がある
Windows7のPCがライセンス認証の期限切れになってしまった場合には、Windows7のプロダクトキーを再入力することで、ライセンスを再認証することができます。プロダクトキーがわからないと、再認証することができませんが、この記事ではWindows7のプロダクトキーを調べて再入力する方法についてみていきましょう。
Windows7のプロダクトキーとプロダクトIDは違う
Windows7にはプロダクトキーとプロダクトIDの違いについてみておきましょう。この2つを同じものだと思っている人も多くいますが、実は違うものだということを理解しておきましょう。Windows7を再インストールするときなどに間違えた方のキーを入力してしまうと、エラーになってしまいます。間違えないように注意しましょう。
プロダクトキーとはソフトウエアをインストールするときに入力する必要があります。プロダクトIDというのは製品一つ一つを識別するために使われるもので、パソコンやWindows7のOSに関する問い合わせをする時に必要になります。
確認する方法もプロダクトキーとプロダクトIDでは全く違います。どちらのキーが必要なのか確認してから確認しましょう。
Windows7のインストール後のプロダクトキー確認方法
以前のPCであれば、必ずOSの再インストール用のCDが付いていて、CDのパッケージにプロダクトキーが記載されていたので、すぐに確認できました。しかし、Windows7辺りからパッケージ版を購入しても、CDにプロダクトキーが記載されなくなってきて、調べる方法がわからない、という人も少なくありません。
困ってしまって、新しいWindows7のプロダクトキーを購入してしまう人もいるようですが、インストール済みのWindows7からプロダクトキーを確認する方法があります。ここからはインストール後のWindows7からプロダクトキーを確認する方法についてみていきましょう。
コマンドラインからプロダクトキー末尾5桁の確認方法
複数のWindows7のプロダクトキーを持っていて、インストールしてあるWindows7と重複していないかどうかを調べたいときには、末尾の5桁だけ確認できればいいでしょう。その時にはコマンドプロンプトから簡単に確認する方法があります。
Windows7でのコマンドプロンプトを開く方法はWindows7の「スタートボタン」>「すべてのプログラム」>「アクセサリ」と進むと「コマンドプロンプト」があります。「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」をクリックします。すると真っ黒な画面が立ち上がってコマンドプロンプトが表示されます。
そちらに「slmgr -dli」もしくは「slmgr -dlv」と入力します。コピペできないので、正確に自分で手入力しましょう。
するとこのようにWindows7のプロダクトキーの末尾5桁の確認と、ライセンス認証されていることが確認できます。
PowerShellでプロダクトキーの確認方法
Windows7でプロダクトキーを確認する方法にはPowerShellを使った方法があります。PowerShellというのはコマンドプロンプトのようにコマンドを入力することで、Windows7の構成などを変更できるソフトウエアです。
Windows7でPowerShellを開く方法はWindows7の「スタートボタン」から「すべてのプログラム」>「アクセサリ」と進むと「Windows PowerShell」をクリックします。するとコマンドプロンプトのような画面が立ち上がるので、そちらに次のコマンドを入力します。
powershell “(Get-WmiObject -query ‘select * from SoftwareLicensingService’).OA3xOriginalProductKey”
するとその下にプロダクトキーが表示されます。
フリーソフトでプロダクトキーの確認方法
Windows7でプロダクトキーを確認するのにもっと簡単な方法は、フリーソフトを使う方法です。フリーソフトはインストールする必要もなく、面倒くさいコマンドの入力も必要ありません。
Windows Product Key Viewerで確認する
Windows7のプロダクトキーを確認するのにおすすめなフリーソフトは「Windows Product Key Viewer」です。まずはこちらの公式ページにアクセスしましょう。
zipファイルと実行ファイルのどちらもダウンローできますが、あまり頻繁に使うものでもないのでzipファイルを選択してダウンロードしましょう。
ファイルをクリックするとWindows10のPCにダウンロードされます。zipファイルを解凍して「winproductkey」をクリックしましょう。
するとこのようにWindows7のプロダクトキーを確認することができます。
Windows7のライセンス再認証の方法
Windows7のプロダクトキーが確認できたら、ライセンス再認証をしていきましょう。Windows7のライセンスを再認証するためには、まずはコントロールパネルを開きます。「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「システム」と進み、画面を下の方にスクロールします。すると「Windowsライセンス認証」が出てきます。
ライセンス認証の有効期限が切れている場合には「ライセンス認証を今日行う必要があります」と出てきます。そちらをクリックします。するとライセンス認証を行う画面が出てきます。プロダクトキーが手元にある場合には、「プロダクトキーを再入力します」をクリックします。
正規版のプロダクトキーがない場合には購入する必要があります。ヤフーショッピングなどで格安のプロダクトキーを見つければ3,000円ほどで正規版のプロダクトキーが購入できるので探してみましょう。今回は再入力する方法で進めていきます。
「プロダクトキーを再入力します」をクリックするとプロダクトキーを入力する画面に切り替わります。こちらにプロダクトキーを正確に入力して「次へ」をクリックします。すると正規のライセンスキーかどうかWindowsが確認します。しばらく時間がかかることがあるので、終了するまで待ちましょう。
Windows7の正しいプロダクトキーが入力されていれば、ライセンス認証に成功したという表示がされます。入力する文字を1文字でも間違えると失敗するので、その時にはもう一度1文字1文字確かめながら正確に入力しましょう。
Windows7をライセンス認証しないとどうなる?
Windows7のライセンス認証をしなくても、最初のうちは通常通り使うことができます。というのは、Windows7ではライセンス認証に30日間の猶予期間を設けているからです。しかし、ライセンス認証をしていないPCには「このWindowsのコピーは正規品ではありません」という表示がされるようになります。
ライセンス認証せずに30日経つとどうなるのかというと、OSの全ての機能を使うことができなくなります。PCに電源は入りますが、シャットダウンしかできなくなる状態になります。データなどは保全されていますが、OSが立ち上がらないのでアクセスできない状態になります。
ライセンス認証をするためのWindows XPが立ち上がることがありますが、XPもライセンス認証以外の用途では使えません。早々にライセンス認証をして正規版で使うように設定しましょう。
Windows7のライセンス認証切れは再認証で対応しよう!
Windows7のプロダクトキーの確認方法についてみてきました。Windows10になるとパワーシェルへのコマンドの入力はコピペでできるようになりますが、Windows7ではコピペできないので、手入力で1文字1文字コマンドを入力しなくてはいけません。
コマンドの入力になれていない人は、ソフトを使って確認するのが最も簡単な方法でしょう。ライセンス認証が切れてしまうとWindows7を使えなくなり大変なことになります。早め早めにプロダクトキーを確認して、ライセンスの再認証を済ませてしまいましょう。