2019年04月14日更新
Windows10のワークグループの変更・作成・参加方法を解説!
Windows10の小規模ネットワーク「ワークグループ」は、同じLANに属しているPC同士を接続し易くする為にグループ分けする機能で、WindowsVistaから組み込まれています。今回はWindows10のワークグループの変更や作成、参加方法を解説します。
目次
Windows10でワークグループを作成する方法
Windows10でワークグループを作成する方法は、コンピューター名やワークグループ、そして共有オプションなどを設定する事により、他のPCとフォルダーを共有する事が出来ます。
まずは、目的に応じて次の2種類の中からWindows10のPCのネットワークを構築します。
- 2台のWindows10のPCでネットワークを構築する場合は、ケーブルだけでPCを接続します。
- 複数のWindows10のPCでネットワークを構築する場合は、ハブやルーターを使用して接続します。
続いて、Windows10のコンピューター名とワークグループを設定します。コントロールパネルを開き、システムとセキュリティをクリックします。見つからない場合は、Windows10のデスクトップ左下にあるスタートを右クリックして、検索ボックスを出してコントロールパネルを検索してください。
システムをクリックします。
設定の変更をクリックします。
Windows10をはじめとした全てのWindowsPCは、コンピューター名はPCごとに異なる名称を付け、ワークグループは全てのPCに同じ名称を設定します。
同一のネットワーク内にあるPC間でファイル共有が可能に
今回は2つ以上のWindows10を使用したPCでネットワークを形成して、ファイルを共有する手順を説明します。まずは、Windows10のデスクトップ上のファイルフォルダを右クリックして、「共有」あるいは「アクセスを許可する」から、特定のユーザーをクリックします。
黒塗りの部分はWindows10を使用したPCに登録されているユーザーです。「Everyone」は特殊なユーザー名で、同じLANの中のWindows10をはじめとしたPCの、どのユーザーからでも共有フォルダを参照する事が可能となります。
追加をクリックします。
Windows10では既存は読み取りになっていますが、もしも読み取りだけでなく他のPCからの書き込みも行いたい場合は、読み取りの右にある「▼」を右クリックして「読み取り/書き込み」をクリックし、画面下部の「共有」をクリックします。
Windows10で共有オプションを有効にするには
Windows10で共有オプションを有効にするには以下の手順で行います。まずは、コントロールパネルを開きます。見つからない場合は、Windows10のデスクトップ左下のスタートを右クリックし、検索から検索ボックスを出してコントロールパネルを検索してください。
右上の検索ボックス内に「共有の詳細設定」と入力し、共有の詳細設定の管理をクリックします。
目的に応じて有効か無効を決め、すべてのネットワークの右にある矢印「V」をクリックし表示します。
パブリックフォルダーの共有を有効にします。「パスワード保護共有を有効にする」を選択した場合は、アクセスされる側のPCのユーザーアカウントにパスワードが必要です。全ての選択が終了したら、「変更の保存」をクリックします。
エクスプローラーを開き、ネットワークをクリックします。
ネットワーク上のデバイスが表示され、アクセスが可能となります。NASやファイルサーバーなどもワークグループに参加させることによって、ファイル共有が簡単に行えるようになります。
Windows10でワークグループの設定を変更する方法
ワークグループの設定を変更するには、以下の様に行います。まずは、上述の見出し「Windows10でワークグループを作成する方法」内で書いたものと同じ要領で、コントロールパネル→システムとセキュリティ→システムと開きます。開いたら「コンピューター名、ドメイン及びワークグループの設定」のセクションにある「設定の変更」をクリックします。
システムのプロパティが表示されます。ウィンドウの右側にある「変更」をクリックします。
ワークグループの入力欄に、任意の新しいワークグループ名を入力してOKを選択します。
確認画面が表示されるのでOKをクリックします。
システムのプロパティを閉じたら、それまでのウィンドウズ10の設定を適用する為に「今すぐ再起動する」をクリックします。保存していないファイルがある場合には「後で再起動する」をクリックし、作業を終えてからWindows10を再起動します。
再起動後は設定が変更されているか確認を
Windows10を再起動した後、再びシステムのウィンドウを開き、ワークショップが変わっていれば完了となります。
ワークグループに参加する方法
上述の見出し「Windows10でワークグループを作成する方法」や「Windows10でワークグループの設定を変更する方法」と同じ要領で、コントロールパネル→システムとセキュリティ→システムの順でクリックして開きます。そして、「設定の変更」をクリックします。
参加したいワークグループ名を設定
「コンピューター名/ドメイン名の変更」が開きましたので、下にあるワークグループにチェックを入れます。
ワークグループ名を任意の名前にして、OKをボタンをクリックします。
再起動が必要なので、「今すぐ再起動する」をクリックしてWindows10を再起動します。
Windows10のワークグループを活用して作業効率UP!
Windows10をはじめとしたWindowsPCのワークグループは使ってみると簡単でとても便利という事が分かります。今までWindows10のワークグループという機能を知らなかった方も、この機会にWindows10の機能を駆使してさらなる作業効率のUPを図ってみてください。