2023年11月08日更新
【2023年最新】Windows10にアップグレードする手順を解説!Windows8.1から無料でできる
Windows8.1からWindows10に無料でアップグレードする手順を解説します。Windows8.1は2023年1月にサポート終了するため、Windows10にアップグレードするのは今がチャンス!ぜひ失敗時の対処法もチェックしてアップグレードの準備をしましょう。
目次
- 1Windows10へアップグレードするための準備
- ・アップグレードするために必要なもの
- ・PCのスペックを確認
- ・ソフトの互換性を確認
- ・計画を立てる
- 2Windows10へアップグレードする方法
- ・Microsoftからファイルを入手
- ・ウイザードに従ってインストール
- 3Windows10へアップグレードするときの注意点
- ・空き容量を十分に確保する
- ・セキュリティ対策ソフトは無効にする
- ・バックグラウンドソフトウエアは全て無効にする
- ・アップグレードと同時に重要な更新は行わない
- ・周辺機器は外しておく
- ・アップグレードでも念のためにバックアップをしておく
- 4Windows10へのアップグレードに失敗した時の対処法
- ・再度トライ
- ・Windows Updatedeを実行してからトライ
- 5Windows10への無償アップデートは今のうちに!
Windows10へアップグレードするための準備
Windows8.1へのWindows Updateでのサポートの提供が2023年1月1に打ち切られることを受けて、Windows10へのアップグレードが急がれています。現在、無料アップグレードの対象となっているのはWindows7とWindows8.1のみとなっています。
Windows8はマイクロソフトとしてはすでにWindows8.1へすべて無料アップグレードが終了しているはずということで、Windows10への無料アップグレードの対象にはなっていません。Windows8を使っている人は、いったんWindows8.1へ無償アップグレードした上で、Windows10へアップグレードすることは可能です。
Windows10へ無償アップグレードをするために、まずは準備をしましょう。PCの状態によってはアップグレードできない場合もあるので注意が必要です。
アップグレードするために必要なもの
Windows7とWindows8.1のPCをWindows10へ無償アップグレードするために必要なものがあります。それはWindows10へアップグレードしたいWindows7とWindows8.1がマイクロソフトの正規のライセンス認証を持っていることです。
現在無料でアップグレードできるPCは正規版のWindows7とWindows8.1のみとなっています。PCがライセンス認証されているかどうか確認するためには、Windows7とWindows8.1のPCの「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「システム」と進みます。
すると上記の画像のようにライセンス認証されているPCであればその旨が記載されているので、無料アップグレードできるPCかどうか確認してみましょう。
PCのスペックを確認
まずはPCのスペックがWindows10へアップグレードできるものかどうか確認しましょう。Windows10へのアップグレードに必要な最低限のスペックは次の通りです。こちらの要件は必要最低限のスペックなので、これを満たしていても快適にWindows10のPCが動くというものではありません。
プロセッサ | 1 ギガヘルツ (Ghz)以上のプロセッサまたは システム・オン・チップ(SoC) |
RAM | 32 ビット版では 1 GB、64 ビット版では 2 GB |
ハード ドライブの空き領域 | 32 ビット版 OS では 16 GB、64 ビット版 OS では 32 GB |
グラフィックス カード | DirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー) |
ディスプレイ | 800x600 |
メーカーのホームページで確認
自分が持っているPCがWindows10にアップグレードできるのかどうか、よくわからない場合には、メーカーのホームページで確認することができます。お使いのPCの公式ホームページを確認して、Windows10へアップグレードできるのかどうか確認してみましょう。
ソフトの互換性を確認
セキュリティソフトや文書作成ソフト、画像処理ソフトなど、PCの中に様々なソフトをインストールして使っていることでしょう。Windows10へアップグレードする前には、ソフトウエアの互換性があるかどうかも確認しておきましょう。
互換性がない場合には、仕事などに支障をきたさないように、Windows10だけではなくソフトウェアのアップグレードの計画も立てる必要があります。
計画を立てる
Windows10へのアップグレードには、CPUやメモリのスペックが高いPCでも最低90分以上の時間がかかります。
一般的に使われている中程度のスペックのPCの場合には3時間から5時間程度Windows10へのアップグレードに時間がかかります。Microsoftでは最大24時間かかるとも公式に発表しています。
Windows10へアップグレードするためには長い時間がかかるということをあらかじめ頭に入れて、アップグレードの計画を立てるようにしましょう。
Windows10へアップグレードする方法
ここからはWindows10を無料でアップデートする方法をご紹介します
Microsoftからファイルを入手
Windows10へ無償アップグレードするためには、MicrosoftからWindows10のアップグレードファイルを入手する必要があります。こちらのページから入りをクリックしましょう。「ツールを今すぐダウンロード」
ウイザードに従ってインストール
ダウンロードしたファイルをクリックするとアップグレードするためのウイザードが始まります。
少し待つとライセンスへの同意を求められるので、ライセンスを読んで「同意する」をクリックします。
「このPCを今すぐアップグレードする」と「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択します。アップグレードの場合には「このPCを今すぐアップグレードする」を選択しましょう。「次へ」をクリックすると必要なファイルのダウンロードがやPCのチェックが始まります。
しばらく待つとライセンス条項への同意を求められるので「同意する」をクリックします。
「次へ」のボタンが表示されたらクリックして次の画面へと進みます。
インストールの準備ができたら「インストール」のボタンが表示されるのでクリックするとインストールが始まります。
何度か再起動しながらWindows10のインストールが進みます。無事にWindows10へのアップグレードが終わったら、Windows10へログインして、ファイルが何事もなく引き継がれていたら完了です。
Windows10へアップグレードするときの注意点
Windows10へアップグレードする時には次の点に気をつけるようにしましょう。
空き容量を十分に確保する
Windows10にアップグレードする時には、ハードディスクに十分な容量があること確認してから行いましょう。 Windows10へのアップグレードには最低でも10GB の空き容量が必要になります。空き容量が足りないとアップグレードに失敗してしまいます。
セキュリティ対策ソフトは無効にする
Windows10へのアップグレードをしている時には、セキュリティ対策ソフトは無効にしましょう。できることならばアンインストールしてしまった方が無難です。セキュリティ対策ソフトを動かしたまま Windows10をインストールしようとすると、インストールファイルをウイルスと勘違いしてインストールが失敗してしまう可能性があります。
バックグラウンドソフトウエアは全て無効にする
Windows10へアップグレードするときには、PCのバックグラウンドで動いているソフトはすべて無効にしましょう。Windows10へアップグレードするときに、裏で動いているソフトがあると、無駄に干渉してアップグレードが失敗することがあります。バックグラウンドの停止方法はこちらのページをご覧ください。
アップグレードと同時に重要な更新は行わない
Windows10へアップグレードするときには、同時に重要な更新も行うかどうか聞かれます。重要な更新はWindows10へのアップグレードとは同時に行わないようにしましょう。
理由はわかりませんが、同時に行うように設定すると、なぜかWindows10へのアップグレードに失敗する場合が多くなります。重要な更新はWindows10へのアップグレードが成功してから後から行うようにしましょう。
周辺機器は外しておく
周辺機器や記憶媒体などはWindows10へアップグレードするときにはすべて外しておきましょう。特に、USBメモリやSDカード、外付けHDDなどの記憶媒体を接続していると、Windows10へのアップグレードに失敗する確率が高くなります。周辺機器は必要最低限のものだけにすることが大切です。
アップグレードでも念のためにバックアップをしておく
クリーンインストールではなくアップグレードの時には、PCの中のデータは残せるはずですが、実際にはWindows10へのアップグレードの時にすべてのデータがきえてしまった、という例もあります。大切なデータを守るためにも、アップグレードの時でも、念のためにバックアップをしてからWindows10へのアップグレードを実施しましょう。
Windows10へのアップグレードに失敗した時の対処法
Windows10への無償アップデートに失敗した場合にはどうしたらいいのでしょうか。対処法を紹介します。
再度トライ
Windows10をインストールする前の事前準備や注意事項を一度点検して、何も問題なければもう一度インストールにトライしてみましょう。もう一度試してみることで、Windows10のインストールが問題なく行えることがあります。
Windows Updatedeを実行してからトライ
Windows10へのアップグレードを成功させるためには、Windows7やWindows8.1が最新の状態でなくてはいけないことがあります。
Windows Updateをしていない項目があったら、Windows10へアップグレードする前に、前のOSのWindows Updateを実行して最新の状態にしましょう。それからWindows10のアップグレードを実施するとうまくいく場合があります。
Windows10への無償アップデートは今のうちに!
この記事ではWindows10へのアップグレードについてみてきました。2022年12月現在、まだMicrosoftのホームページから無料でWindows10へのアップグレードファイルをダウンロードすることができますが、いつまでWindows10のアップグレードファイルが無償で提供されるかはわかりません。
早めにWindows7やWindows8.1のPCはWindows10へアップグレードするか、少なくともUSBメモリかDVDでWindows10のインストールメディアを作成しておきましょう。Windows10への備えは今のうちに済ませておくことをおすすめします。