KB2267602(Windows Defender)の定義更新ができない/完了しない対処法！

Windows10で発生するエラーの一つに、Windows DefenderのKB2267602の定義更新が完了しないという問題が発生する場合があります。この記事ではWindows DefenderのKB2267602の定義更新が完了しないというエラーで起こる現象と、このエラーが起こる原因と対処法について詳しくお伝えします。

Windows DefenderのKB2267602の定義更新が完了しないというエラーが起きるのは、Windows Updateをした場合です。Windows UpdateでWindows Defenderの更新が行われた時に、KB2267602の定義更新が完了しないというエラーが発生します。

このエラーで起こる現象とは、KB2267602のプロセスが繰り返されるというものです。KB2267602のインストールがうまくいかずに、再度インストールが開始する、というのを延々と繰り返すようになります。

KB2267602の定義更新が完了しないエラーの原因と、このエラーが起きてしまった場合の対処法についてお伝えします。

KB2267602の定義更新が完了しないエラーが起こるのが、Windows Defender以外のセキュリティソフトが原因の場合があります。Windows Defenderは Microsoft がWindowsに実装しているセキュリティプログラムです。

多くの方が、Windows Defenderの他に自分で用意した何らかのセキュリティソフトをインストールしています。しかし、機能的にWindows Defenderとバッティングすることも多く、KB2267602の定義更新が完了しないというエラーも、Windows Defenderとセキュリティソフトがバッティングしてしまうことが原因の場合があります。

KB2267602の定義更新が完了しないというエラーが発生した場合には、まずはセキュリティソフトを無効にしてみましょう。これでKB2267602の定義更新が完了しないエラーが改善されれば、問題ありません。セキュリティソフトを無効にしたままではPCの安全性を保てないので、KB2267602の定義更新が完了したら速やかに有効に戻します。

KB2267602の定義更新が完了しないエラーがWindows Defenderが原因で起こる場合もあります。セキュリティソフトを無効にしても改善しない場合には次の対処方法を試してみましょう。

Windows Defenderの改ざん防止を無効にしてみましょう。Windows Defenderの改ざん防止の無効化はWindows10の「設定」から行います。

Windows10の「設定」を開いたら、「更新とセキュリティ」＞「Windowsセキュリティ」と進みます。「ウイルスと脅威の防止」をクリックします。「ウイルスと脅威の防止の設定」の「設定の管理」をクリックします。次に開いたページで「改ざん防止」をオフにします。これで改善するか確認します。

自動アップデートの設定がエラー原因の場合があります。上記の2つの方法でも改善しない場合には、こちらの対処法を試してみましょう。

この場合には、コマンドプロンプトで解決できます。

Windows10の「スタートボタン」から「Windowsシステムツール」＞「コマンドプロンプト」と進み、右クリックします。「その他」＞「管理者として実行」をクリックします。

コマンドプロンプトを管理者権限で開いたら、次の3つのコマンドを順番に実行します。
「cd %ProgramFiles%\Windows Defender」
「MpCmdRun.exe -removedefinitions -dynamicsignatures」
「MpCmdRun.exe -SignatureUpdate」

これでエラーが改善するか確認しましょう。

この記事では、KB2267602の定義更新が完了しない場合の対処法についてお伝えしました。KB2267602の定義更新が完了しない場合には、対処法をセキュリティソフトの停止から1つずつ試してみましょう。これで多くの場合には改善するはずです。