2019年06月27日更新
Windows10の復元ポイント作成方法!システム保護のための回復ポイントの作り方!
Windows10の調子がおかしい、重い、起動速度があるかに落ちた、などの問題が生じた時、PCを復元して1ヶ月前の復元ポイントまで戻せたら、と感じられたことはありませんか。今回はWindows10の復元ポイント作成方法について解説します。
目次
Windows10で復元ポイントを作成しよう
Windows10に限らず、PCを利用していると必ず、新しいプログラムをインストールし、仕事や趣味に必要なツールを入手したり、様々なWebサイトを閲覧して情報を収集したりします。しかしその後、使用しているWindows10が急に重くなったり、Windows10の起動速度が急激に落ちたり、さらにはWindows10機能のいくつかが使用できなくなったり、という問題が起こることがあります。
Windows10が普通に機能していた頃の状態に復元できたらいいのに、と感じるものです。そのような時に役立つWindows10の機能が復元ポイントです。
復元ポイントとは
「復元ポイント」とは、Windows10の標準機能で、「システムの復元」というWindows10に搭載されている機能を使用して、復元ポイントを作成し、Windows10のシステムを復元することです。Windows10で復元ポイントを作成することはとても重要です。テレビゲームで例えて考えてみましょう。
ロールプレイングゲームなど、ゴールにたどり着くまでに多くの時間を要するゲームでは、ゲームを中断しても、その中断した所から再スタートを切るために、必ず「セーブ」をします。Windows10の復元ポイントの作成は、この「セーブ」に似ています。復元ポイントをあらかじめ作成し、何か問題があったときにこの復元したポイントまで戻れば、Windows10のシステムを回復することができます。
トラブルが起きた時に異常がなかった状態まで回復できる
冒頭でも言及しましたが、Windows10はほぼ毎日のように使用し、様々な用途のために使用されます。新しいプログラムのインストール、既存のプログラムやアプリのアップデート、Webサイトの検索や閲覧、また写真や動画の保存など多岐にわたります。
しかし、様々な目的で毎日使用した結果、Windows10の実行速度が低下し、Windows10が応答しなくなるといった問題が生じることがあります。こうした問題を処理するために「復元ポイント」を作成し、Windows10がまだ調子の良かった時の状態に復元させます。
いつ何時トラブルが発生するか分からないので、Windows10の復元ポイントを作成し、Windows10のシステムを即座に復元できる準備をすることは重要なことです。
システム保護を有効にする
システムの復元をすると言うことは、システムの保護をすることを意味します。システムの保護を有効にすることによって、自動的に選択したハードディスクの復元ポイントが作成され、システム復元の準備が整います。重要なファイルやデータが保存されているハードディスクは、復元ポイントを作成することにより、システムの保護を全て有効にし、もしもの時にシステムを回復できるように勧められています。
Windows10の復元ポイント作成方法
これからWindows10の復元ポイントの作成方法を説明します。Windows10の復元ポイントの作成方法は2つあります。1つはコントロ-ルパネルから復元ポイントを作成する方法で、もう1つはPower Shellを利用してコマンドから復元ポイントを作成する方法です。
復元ポイントを手動で作成する手順
まずコントロールパネルから復元ポイントを作成する方法を説明します。Windows10デスクトップ画面下部の「Windows」アイコンを選択します。「Windowsシステムツール」を選択し、「コントロールパネルを」表示させます。
「コントロールパネル」画面から「システムセキュリティ」を選択し、その後「システム」を選択します。
「システム」画面の左メニューにある「システムの保護」を選択します。「保護設定」欄にある「作成」を選択し、「OK」を選択します。
「復元ポイントの作成」画面の入力ボックスに任意の説明を入力し「作成」を選択します。「復元ポイントを作成しています」という表示が出ます。復元ポイントの作成が終了すると「復元ポイントは正常に作成されました」という表示が出ます。
Windows10の復元ポイントでPowerShellで操作する
続いてPower Shellで復元ポイントを作成する手順を説明します。
システム保護を有効にする
まずシステム保護を有効にする手順を説明します。Windowsデスクトップ画面タスクバーの「Windows」アイコンをクリックし、「Windows PowerShell」を選択し、表示される項目から「Windows PowerShell」を選択し、右クリックをして「管理者として実行」を選択します。
「Windows PowerShell」に「Cドライブ」のみのシステム保護なら下記のコマンドを入力します。ハードディスク全てのシステム保護なら以下のコマンドを入力します。
Enable-ComputerRestore -Drive C:\
Enable-ComputerRestore -Drive C:\,D:\
復元ポイントを作成する
復元ポイント作成には「Checkpoint-Computer-Description」コマンドを入力します。「Description」の後に復元ポイントの説明を任意で入力します。例として今日の日付を数字で入力します。
Checkpoint-Computer -Description "20190328"
「Get-ComputerRestorePoint」コマンドを入力することにより、これまでの復元ポイントの作成の履歴を確認できます。
Windows10でトラブルに備えて復元ポイントを作成しておこう
突然PCの調子が悪くなり仕事が進まない、といった事態を防ぐためにも、Wondows10の復元ポイントを前もって作成しましょう。Windows10の復元ポイントを作成し、いつでも元の状態に復元できれば安心して仕事に集中できるはずです。