Windows10の復元ポイント作成方法!システム保護のための回復ポイントの作り方!

Windows10の調子がおかしい、重い、起動速度があるかに落ちた、などの問題が生じた時、PCを復元して1ヶ月前の復元ポイントまで戻せたら、と感じられたことはありませんか。今回はWindows10の復元ポイント作成方法について解説します。

Windows10の復元ポイント作成方法!システム保護のための回復ポイントの作り方!のイメージ

目次

  1. 1Windows10で復元ポイントを作成しよう
  2. 復元ポイントとは
  3. システム保護を有効にする
  4. 2Windows10の復元ポイント作成方法
  5. 復元ポイントを手動で作成する手順
  6. 3Windows10の復元ポイントでPowerShellで操作する
  7. システム保護を有効にする
  8. 復元ポイントを作成する
  9. 4Windows10でトラブルに備えて復元ポイントを作成しておこう

Windows10で復元ポイントを作成しよう

Windows10に限らず、PCを利用していると必ず、新しいプログラムをインストールし、仕事や趣味に必要なツールを入手したり、様々なWebサイトを閲覧して情報を収集したりします。しかしその後、使用しているWindows10が急に重くなったり、Windows10の起動速度が急激に落ちたり、さらにはWindows10機能のいくつかが使用できなくなったり、という問題が起こることがあります。

Windows10が普通に機能していた頃の状態に復元できたらいいのに、と感じるものですそのような時に役立つWindows10の機能が復元ポイントです

復元ポイントとは

「復元ポイント」とは、Windows10の標準機能で、「システムの復元」というWindows10に搭載されている機能を使用して、復元ポイントを作成し、Windows10のシステムを復元することです。Windows10で復元ポイントを作成することはとても重要です。テレビゲームで例えて考えてみましょう。

ロールプレイングゲームなど、ゴールにたどり着くまでに多くの時間を要するゲームでは、ゲームを中断しても、その中断した所から再スタートを切るために、必ず「セーブ」をします。Windows10の復元ポイントの作成は、この「セーブ」に似ています。復元ポイントをあらかじめ作成し、何か問題があったときにこの復元したポイントまで戻れば、Windows10のシステムを回復することができます

システムの復元を実行している画像

トラブルが起きた時に異常がなかった状態まで回復できる

冒頭でも言及しましたが、Windows10はほぼ毎日のように使用し、様々な用途のために使用されます。新しいプログラムのインストール、既存のプログラムやアプリのアップデート、Webサイトの検索や閲覧、また写真や動画の保存など多岐にわたります。

しかし、様々な目的で毎日使用した結果、Windows10の実行速度が低下し、Windows10が応答しなくなるといった問題が生じることがあります。こうした問題を処理するために「復元ポイント」を作成し、Windows10がまだ調子の良かった時の状態に復元させます

いつ何時トラブルが発生するか分からないので、Windows10の復元ポイントを作成し、Windows10のシステムを即座に復元できる準備をすることは重要なことです。

回復の画像

システム保護を有効にする

システムの復元をすると言うことは、システムの保護をすることを意味します。システムの保護を有効にすることによって、自動的に選択したハードディスクの復元ポイントが作成され、システム復元の準備が整います。重要なファイルやデータが保存されているハードディスクは、復元ポイントを作成することにより、システムの保護を全て有効にし、もしもの時にシステムを回復できるように勧められています

ThumbWindows10のシステムの復元方法!以前の復元ポイントに戻す方法も解説!
Windows10のパソコンを使っていて何かトラブルが生じたときにシステムの復元を試みること...

Windows10の復元ポイント作成方法

これからWindows10の復元ポイントの作成方法を説明します。Windows10の復元ポイントの作成方法は2つあります。1つはコントロ-ルパネルから元ポイントを作成する方法で、もう1つはPower Shellを利用してコマンドから復元ポイントを成する方法です。

復元ポイントを手動で作成する手順

まずコントロールパネルから復元ポイントを作成する方法を説明します。Windows10デスクトップ画面下部の「Windows」アイコンを選択します。「Windowsシステムツール」を選択し、「コントロールパネルを」表示させます。

Windows10のデスクトップ画面

「コントロールパネル」画面から「システムセキュリティ」を選択し、その後「システム」を選択します。

システムセキュリティ画面

「システム」画面の左メニューにある「システムの保護」を選択します。「保護設定」欄にある「作成」を選択し、「OK」を選択します。

システム画面

「復元ポイントの作成」画面の入力ボックスに任意の説明を入力し「作成」を選択します。「復元ポイントを作成しています」という表示が出ます。復元ポイントの作成が終了すると「復元ポイントは正常に作成されました」という表示が出ます。

復元ポイント作成画面
ThumbWindows10のリカバリディスク作成方法とリカバリ方法を解説!
Windows10はリカバリディスクを作成することで、万が一パソコンが起動できなくなった場合...

Windows10の復元ポイントでPowerShellで操作する

続いてPower Shellで復元ポイントを作成する手順を説明します。

システム保護を有効にする

まずシステム保護を有効にする手順を説明します。Windowsデスクトップ画面タスクバーの「Windows」アイコンをクリックし、「Windows PowerShell」を選択し、表示される項目から「Windows PowerShell」を選択し、右クリックをして「管理者として実行」を選択します。

Windows10の設定画面

「Windows PowerShell」に「Cドライブ」のみのシステム保護なら下記のコマンドを入力します。ハードディスク全てのシステム保護なら以下のコマンドを入力します。

Enable-ComputerRestore -Drive C:
Enable-ComputerRestore -Drive C:,D:

Windows PowerShell画面

復元ポイントを作成する

復元ポイント作成には「Checkpoint-Computer-Description」コマンドを入力します。「Description」の後に復元ポイントの説明を任意で入力します。例として今日の日付を数字で入力します。

Checkpoint-Computer -Description "20190328"

「Get-ComputerRestorePoint」コマンドを入力することにより、これまでの復元ポイントの作成の履歴を確認できます。

Windows10のWindows PowerShell画面
ThumbWindows10で「初期状態に戻す時に問題が発生しました」と初期化できない対処法を解説!
Windows10で何らかのトラブルが発生し、動作に不具合が生じた際に初期化が必要になる場合...

Windows10でトラブルに備えて復元ポイントを作成しておこう

突然PCの調子が悪くなり仕事が進まない、といった事態を防ぐためにも、Wondows10の復元ポイントを前もって作成しましょう。Windows10の復元ポイントを作成し、いつでも元の状態に復元できれば安心して仕事に集中できるはずです

関連するまとめ

Original
この記事のライター
伊藤清貴
現在南米のサッカー大国アルゼンチンに、妻と愛犬のミニチュア ピンシャー「チキ」と暮らしています。これまで20年間で...