2019年04月01日更新
Windows10のシステムの復元方法!以前の復元ポイントに戻す方法も解説!
Windows10のパソコンを使っていて何かトラブルが生じたときにシステムの復元を試みることが良くあります。今回は、Windows10でシステムの復元をする方法と、元の復元ポイントに戻す方法の2つを詳しく紹介していきます。
目次
Windows10でシステムの復元をするとどうなる?
Windows10を始め、ほとんどのパソコンで行うことができる処置の1つにシステムの復元という機能があります。Windows10でシステムの復元を行う頻度はそれほど多くはありませんが、何かあったときには必要になる機能です。Windows10のパソコンでシステムの復元を行う方法を解説する前に、どのような機能なのかを簡単に解説しておきます。
重要なファイルを以前の復元ポイントの状態まで戻せる
Windows10のパソコンでシステムの復元を行うと、重要なファイルを復元ポイントまで戻すことが可能です。ファイルを使用している中でトラブルが発生し、起動できなくなってしまう場合にシステムの復元が出番となります。復元ポイントというのは、定期的にWindows10のパソコンをバックアップし、その時点の状態を記録したものです。
PCの動作がおかしくなった時に
特に必要になるのが、Windows10の動作がおかしくなってしまった時です。ファイルの不具合も含まれますが、ソフトやアプリを通常通り使えなくなってしまった時にはシステムの復元を実行します。アプリは、定期的にアップデートされていきますが、Windows10のパソコンのスペックによっては互換性の問題で起動しないなどのトラブルも発生します。
以前の正常だった時に戻す事が出来る
いつも通りアプリが使えなくなってしまった場合、ファイルの不具合、Windows10の動作不良が頻繁に見られるような場合は、システムの復元を試しましょう。復元ポイントが保存されていれば、正常に動作して使用できていたWindows10の状態に戻すことが可能です。適切に戻すことができれば、Windows10のパフォーマンス、動作の悩みが解消されます。
Windows10のシステムの復元方法
Windows10で実行できるシステムの復元について理解したところで早速戻す方法を紹介していきます。システムの復元に関しての確認事項を含めてステップごとに解説していきます。以前の状態に戻すためにはリスクがありますが、正しく行うことができれば非常に便利な機能です。チェックしながら適切な復元の復元を行うようにしてください。
事前に確認しておく事
システムの復元を行う場合は、事前に必ず確認しておくべきことがあります。それは復元ポイントの有無です。復元ポイントはご自身がバックアップを取るなど、なんらかのアクションをしない限り作成されません。復元ポイントを細かく作成しておくことで、より良い状態を選んで戻すことができるので定期的なWindows10のバックアップ作業をお勧めします。
Windows10の復元ポイントがない場合は、適切に復元することができませんので注意が必要です。もしシステムの変更がある場合に自動的にバックアップを取っておいてくれる機能がWindows10には存在しますのでそれを活用するもの良い手段です。バックアップは取りすぎても、損することはさほどありませんので、積極的に行っていきましょう。
コントロールパネルから復元
Windows10に既に作成されている復元ポイントが存在する場合は、早速システムの復元に入りましょう。まずはWindows10のコントロールパネルを起動させてください。この中に、「システムとセキュリティ」という項目があるのでクリックしてください。「システム」を選択し「システムの保護」をクリックすることでプロパティが表示されます。
復元ポイントを選択
システムの保護のプロパティ画面に「システムの復元」というボタンがありますのでクリックして進めてください。進めるとWindows10のパソコンに保存されていて、元に戻すことができる復元ポイントが一覧で表示されます。復元ポイントが作成された時間も併せて確認できますので、目安に選択してください。この中から任意のポイントをクリックします。
任意の復元ポイントを選択しましたら「次へ」をクリックして、システムの復元を進めていきましょう。もし大事なファイルなどがWindows10に存在する場合は、あらかじめ外付けのストレージなどにコピーを作成した上でシステムの復元を実行することをお勧めします。外部ストレージに保存できないほど不具合のある場合はそのまま進めましょう。
システムの復元には時間がかかる
Windows10でシステムの復元を実行し、以前のWindows10の状態に完全に戻すまでは、かなりの時間がかかる可能性が高いので時間に余裕がある場合に行うようにしてください。システムやデータ量などによって所要時間は変化しますので、一概には言えませんが就寝前の時間に実行するなど待機と同時に他の物事ができる状態でいることをお勧めします。
Windows10でシステムの復元できない対処法
上記のようにWindows10でシステムの復元を実行しようとしたにもかかわらず、システムの復元が適切に行われないなど、完了できないという場合があります。その際にはいくつかの項目が原因になっていることが考えられます。もしお使いのパソコンでシステムの復元に失敗してしまった場合は、以下の項目を確認して再度Windows10を復元させましょう。
HDD・SSDの容量不足
まず考えられる原因としては、HDDやSSDの容量不足です。Windows10で以前の状態に戻す場合、128ギガバイトより小さな容量のストレージを使用している場合は適切に復元が行えない可能性があります。このためにも、保存可能領域が十分に確保されたHDDやSSDを使用することでトラブルを解消しましょう。余裕あるストレージで行うのがポイントです。
復元ポイントが作成されていない
初歩的な問題になってしまいますが、Windows10で復元ポイントが作成されていない場合は、以前の状態に戻すことができません。というのも復元ポイントを選択することができなければ次に進めることが不可能な為です。復元ポイントを残すには、システムの保護をしっかりと有効にしてこまめに保存していくことが重要となります。今一度確認しましょう。
システムの保護が無効になっている
復元ポイントを残すには、システムの保護が無効になっている状態では行えません。保護を有効にしておきましょう。復元ポイントを作成するには、先ほどと同じように「システムの保護」のプロパティ画面を表示させてください。「システムの復元」ボタンではなく、下の部分に「作成」という項目があります。こちらをクリックしてポイントを作成します。
Windows10でシステムの復元をする時に確認する事
ここからは、Windows10でシステムの復元を実行する前にチェックしておきたい項目を紹介していきます。慣れている場合はそのまま進めても構いませんが、システムの復元が失敗に終わらないように慎重に確認しておきたい項目今一度チェックしてから実行することをお勧めします。こちらでは、復元する際に、特に確認しておきたい2項目を説明します。
「影響を受けるプログラムの検出」を確認
Windows10でシステムの復元を行い、以前の状態に戻すことによって少なからず、アプリやソフトなどのプログラムに影響を及ぼします。あらかじめ、どのプログラムが影響を受けるかということを確認することができます。システムの復元画面で「影響を受けるプログラムの検出」というボタンがありますので、こちらをクリックして検出させてください。
削除されるプログラムやドライバーが表示される
「影響を受けるプログラムの検出」という項目をクリックすると、その復元作業によって削除されることなるプログラムやドライバーが表示されます。新しくパソコンに追加したファイルや、正常に使えていた新しいプログラムも全て、以前の状態に戻されますので、削除されていきます。ここで問題を起こしている可能性が高いプログラムがあるか確認します。
問題を起こしているプログラムが削除されるような復元ポイントを探っていきます。目安になるのはパソコンにそのプログラムをインストールした時間や、復元ポイントを作成した時間です。これらの情報を元にシステムの復元を行っていきます。システムの復元は長時間になる場合があります。意味のない復元ポイントを選択しないように注意してください。
Windows10でシステムの復元をする時は注意が必要
Windows10でパフォーマンスの不具合やトラブルが発生した時に役に立つ機能がシステムの復元という機能です。便利な反面、復元の方法を間違えて失敗してしまうと、意図しないファイルの損失などに繋がり、時間だけが無駄になってしまいます。復元ポイントを定期的に行い、よりピンポイントでシステムの復元ができる状態にしておきましょう。