Windows10でブルースクリーンのエラーが頻発する原因と対処法を解説！

普段仕事やプライベートでWindows10をお使いの皆さんは、突然画面が青くなって焦ったという経験はありませんか？画面が突然青くなり、「問題が発生したため、PCを再起動する必要があります。エラー情報を収集しています。自動的に再起動します」という表示がされることを「ブルースクリーン」といいます。画面が青くなり、エラーコードが画面に表示されます。

この記事では、Windows10でブルースクリーンのエラーが頻発する原因と、その対処法をご紹介します。まずはブルースクリーンとは何かという詳細の説明、表示されるエラーコードについてご紹介していきます。

ブルースクリーンとは、問題発生時に強制的にPCを再起動させるエラー画面のことです。PCのハードウェアやソフトウェアなどでは修復不可なエラーがWindows10内で発生してしまった場合、PCが強制的に再起動し、発生している問題を解決しようとするWindows10の機能です。

PCが勝手に再起動するだけでは、どのような問題が発生しているのか、Windows10を使っているユーザーには原因が分かりません。ユーザーに問題の詳細を伝えるために、エラーのメッセージコードをブルースクリーンの画面に表示されます。このエラーメッセージコードが表示される画面を「ブルースクリーンエラー」と呼びます。

まずはWindows10でブルースクリーンが頻発する原因を確認していきましょう。現在、以下の五つの項目がWindows10でブルースクリーンが頻発する原因として挙げられています。
 

• 電力供給の不足
• ハードウエアの問題
• システムファイルの破損
• ソフトウエアとシステムの相性が悪い
• HDDの不良

Windows10でブルースクリーンが頻発する一つ目の原因は、電力供給の不足です。PCへの電力供給が不足しているため、ブルースクリーンが発生しやすいと考えられています。表示されるエラーコード「DRIVER_POWER_STATE_FAILURE」は、この電力供給不足の問題による故障のコードです。

Windows10でブルースクリーンが頻発する二つ目の原因は、ハードウエアの問題です。PCの接続異常やハードウェア故障も、ブルースクリーンを引き起こす原因とされています。表示されるエラーコード「PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA」「SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED」「MEMORY_MANAGEMENT」などは、このハードウエアの問題による故障のコードです。

Windows10でブルースクリーンが頻発する三つ目の原因は、システムファイルの破損です。BCDファイル、システムファイルといったPCのファイルの破損、または紛失がブルースクリーン問題を起こします。表示されるエラーコード「0xc0000001」「0xc0000225」「0xc000000f」「0xc000021a」などは、このシステムファイルの破損の問題による故障のコードです。

Windows10でブルースクリーンが頻発する四つ目の原因は、ソフトウエアとシステムの相性が悪い場合です。ある特定のソフウエアをインストールした後にブルースクリーンが現れるようであれば、ソフトウエアとシステムの相性が悪い、インストールしたソフトウエアにバグがある場合が考えられます。

Windows10でブルースクリーンが頻発する五つ目の原因は、ハードディスク（HDD）の不良の場合です。ハードディスクに不良セクターがあるという場合、PCが通常通りドライバーや起動ファイルを起動できなくなるため、問題のブルースクリーンを引き起こしてしまいます。

Windows10でブルースクリーンが頻発する原因を確認した次に、Windows10のブルースクリーンへの対処法をご紹介していきます。まずはハード的な対処法をご紹介していきます。ハード的な対処法には、以下の三つの方法があります。
 

• 接続ケーブルをチェック
• 周辺機器を外してから再起動
• ハードウエア診断を実行する

まずは、接続ケーブルをチェックしましょう。接続ケーブルとPCのハードウェアの接続に問題がないかを確認していきましょう。

新しく購入したハードウエアや、リムーバブルデバイスを接続した際にブルースクリーンを引き起こしてしまった場合は、接続したハードウエアやリムーバブルデバイス取り出してから、PCを再起動しましょう。

周辺機器を外してから再起動をしてみましょう。ここでは、プリンターやマウスといった、Windows10のPCに外部接続しているハードウエアにブルースクリーンを引き起こすような原因がないかを確認します。
 
外部接続している周辺機器確認方法は簡単です。外部接続している周辺機器の例として、今回はマウスを取り上げます。マウスをPCに有線で接続している場合は、PCのUSBポートからマウスの有線を一旦引き抜きましょう。マウスを無線で接続している場合は、USBポートから無線機を一旦取り外します。このように周辺機器を一旦取り外すことで。ブルースクリーンが発生しなくなるかを確認します。
 
ブルースクリーン画面が発生しなくなった場合は、先ほど取り外した周辺機器自体にそのド問題があると考えられます。周辺機器に問題があることが分かった場合は、ドライバーを更新する、ハードウエアを買い替える、購入した周辺機器のメーカーに修理を依頼するなどの対応を取りましょう。 

PCを長い間使っている場合は、ハードディスクやメモリの経年劣化による問題が度々発生するようになります。PCの動きが遅くなったり、今回のメイントピックであるブルースクリーンが発生したりする事が多く発生する場合があります。、ハードディスクやメモリの劣化状態を確認するため、ハードウエア診断を実行してみましょう。

ハードウエア診断を実行する場合、専用の診断ツールを別途ダウンロードする場合もありますが、Windows10の場合はメモリ診断ツールを別途ダウンロードせずとも、「Windows標準」のツールがあるため、今回は標準ツールを使ってハードウエア診断を実行してみましょう。

まずはWindows10のスタートメニューから、全てのアプリの中の「Windows管理ツール」を開き「Windows メモリ診断」をクリックして開きましょう。

「Windows メモリ診断」をクリックすると、上記の画像のウィンドウが表示されます。ウィンドウの中から「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」をクリックします。すると、メモリ診断を開始するために、お使いのWindows10のPCが再起動を始めます。

再起動後にPCが起動すると、ブルースクリーンよりも濃い色の青い画面が表示されます。この濃い青の画面が「メモリ診断」の画面となります。メモリ診断が開始され、診断完了まで約10分ほど待ちましょう。

診断が完了すると、PCが立ち上がり、デスクトップ画面が表示されます。PC画面右下にメモリ診断の結果が表示されます。特に問題が検出されなかった場合は「メモリーエラーは検出されませんでした」というメッセージが表示されます。

ただし、メモリ診断の結果はPCが立ち上がってすぐに表示されるとは限りません。PCが完全に立ち上がり、少し時間が経った頃に診断結果のメッセージが表示されます。

Windows10でブルースクリーンが頻発する原因を確認した次に、Windows10のブルースクリーンへの対処法をご紹介していきます。まずはソフト的な対処法をご紹介していきます。ソフト的な対処法には、以下の四つの方法があります。
 

• セーフモードで問題が発生するか確認する
• 原因と考えられるアプリをアンインストール
• WindowsUpdateを実行する
• ドライバを更新する

まずはセーフモードで問題が発生するか確認していきましょう。お使いのWindows10のPCであるソフトをインストールした後、ブルースクリーンが現れるような場合は、セーフモードを使ってそのソフトをアンインストールしてください。


セーフモードを起動するには、まずばPCを起動し、Windows10のマークが現れる画面に電源ボタンを押して強制終了させましょう。復元環境の画面で「トラブルシューティング」をクリックします。

「トラブルシューティング」をクリックすると、「詳細オプション」が表示されるので、メニューの中から「スタートアップ設定」を選択しましょう。

PCを再起動し、スタートアップ設定の中の数ある選択肢の中から「4)セーフモードを有効にする」を選択しましょう。

「4)セーフモードを有効にする」を選択すると、セーフモードに入ります。Windows10のホーム画面に戻り、画面左下のWindowsアイコンをクリックし、「設定（歯車アイコン）」をクリックしましょう。メニューの中から「アプリ」を選択し、ブルースクリーンを起こした原因とされるソフトをアンインストールしましょう。

あるアプリをPCにインストールした後にブルースクリーンが頻繁に表示されるようになった場合は、インストールしたアプリに何らかの原因があると考えられます。その原因と考えられるアプリをアンインストールすることで、ブルースクリーンの問題が解決されることがあります。

アプリをアンインストールするには、Windows10のホーム画面に戻り、画面左下のWindowsアイコンをクリックし、「設定（歯車アイコン）」をクリックしましょう。様々あるメニューの中から「アプリ」を選択し、ブルースクリーンを起こした原因とされるソフトをアンインストールしましょう。

WindowsUpdateを実行するのも一つの対処法です。WindowsUpdateを実行するには、まずはWindowsアイコンをクリックし、「設定（歯車アイコン）」をクリックしましょう。メニューの中から「更新とセキュリティ」をクリックし、次に「WindowsUpdate」 を選択し「更新プログラムのチェック」をクリックしましょう。

皆さんがお使いのPCの状態に応じ、メッセージが表示されます。新しい更新プログラムがある場合は「更新プログラムを確認しています」 というメッセージに続き「更新プログラムをインストールする準備をしています」「更新プログラムをダウンロードしています」といったメッセージが表示されます。

更新プログラムのダウンロード、およびインストールが実行されます。インストールが完了するまで、しばらく待ちましょう。

「お使いのデバイスは最新の状態です」と画面に表示されたら、インストールの完了です。画面の閉じるをクリックし、WindowsUpdate画面を閉じましょう。

新しい更新プログラムをPCにインストールした後に再起動を求められる場合は「今すぐ再起動する」をクリックしましょう。次にPCを再起動しましょう。PCの再起動中にPCの電源を切らないよう注意しましょう。

ドライバを更新するのも一つの対処法です。ドライバを更新する方法はいくつかありますが、今回はデバイスマネージャーから更新する方法をご紹介していきます。

デバイスマネージャーを開くには、Windowsアイコンを右クリックし、デバイスマネージャーをクリックしましょう。更新したいデバイスを右クリックし、「ドライバーソフトウェアの更新」をクリックしましょう。

「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索します」という項目をクリックすると、インターネットを経由した検索が始まります。最新版がPCにインストールされている場合は、下の画像のような画面が表示されます。また、PCに最新版がインストールされていない場合は、表示されるメッセージに従い、ドライバをアップデートしましょう。

最後に、Windows10のブルースクリーンが解決できないときの最終的な解決法をご紹介していきます。最終的な解決法は、以下の二種類があります。
 

• システム復元
• Windowsを再インストール

上記でご紹介した対処法を試しても、ブルースクリーンの故障が解決しない場合は、システム復元をすることをおすすめします。ファイルの安全のため、事前にバックアップをしておきましょう。

上記でご紹介した対処法を試しても、ブルースクリーンの故障が解決しない場合は、Windowsを再インストールしましょう。Windows10に問題や不具合が発生している場合は、古いファイルやアプリを削除し、Windows10を新しい状態にすることで、問題点や不具合を解決し、PCをクリーンな元の状態に戻せます。

この記事では、Windows10のブルースクリーンの原因や表示されるエラーコード、それぞれの対処法をご紹介してきました。ブルースクリーンになってしまった場合は、焦らずに今回ご紹介した対処法を試してください。