Chromeの「ERR_CONNECTION_REFUSED」エラーの原因と10つの解決方法を解説!
Google Chromeで「ERR_CONNECTION_REFUSED」のエラーが表示された場合には、どのような原因が考えられるのでしょうか。この記事では、ERR_CONNECTION_REFUSEDの原因と10の対処法をお伝えします。
目次
- 1Google ChromeでERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが起きる意味と原因とは?
- ・接続しようとしたサイトが見つからなかった
- ・何らかの理由でサーバーからアクセスを拒否された
- ・Chrome以外のブラウザでも似たようなエラーが起きることが!
- 2ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーへの対処法
- ・他のPCやスマホがネットに接続できているか確認する
- ・PC・スマホ・ルーター・モデムを再起動してみる
- ・Cacheを削除してみる
- ・プロキシの設定を調整する
- ・セキュリティソフトを確認する
- ・DNS Cacheを削除する
- ・DNSアドレスを変更してみる
- ・Chromeの拡張機能を確認してみる
- ・Chromeをいったん削除して再インストールする
- ・サーバー側の問題なら解決を待つしか無い
- 3ERR_CONNECTION_REFUSEDは一つずつ対処してみよう!
Google ChromeでERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが起きる意味と原因とは?
Google Chromeでブラウジングをしていると、ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーでサイトにアクセスできないことがあります。ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが表示されてしまうと、Webサイトにアクセスできなくなってしまいます。そのサイトから得たいと思っていた情報をやることをできなくなってしまうのです。
この記事では、ERR_CONNECTION_REFUSEDとはどのようなことが原因で起こるエラーで、どのような対処法が考えられるのか、10の対処法をお伝えします。
まずはERR_CONNECTION_REFUSEDの原因についてお伝えします。このエラーが出る原因には次の3つが主に考えられます。
接続しようとしたサイトが見つからなかった
ERR_CONNECTION_REFUSEDの原因の一つとして考えられることは、接続しようとしたサイトが見つからなかった場合があります。
ERR_CONNECTION_REFUSEDの「CONNECTION」とは「接続」、「REFUSED」とは「拒否」を意味します。つまり、ERR_CONNECTION_REFUSEDとは、接続が拒否されるというエラーなのです。
接続しようとしたサイトが見つからなかった場合や、インターネットにChromeが正常に接続していない場合には、Chromeがそのサイトを見つけて、正しく表示することはできません。
その結果ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが表示されてしまうことがあります。
何らかの理由でサーバーからアクセスを拒否された
PCやスマホといった端末はインターネットに接続しているのに、ChromeでERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが表示されてしまう場合には、何らかの理由でChromeがサーバーからアクセスを拒否されてしまったことが原因です。
端末はインターネットに接続しているのに、サーバーからアクセスを拒否されてしまうというのは、IPアドレスなどの設定がおかしくなっている可能性があります。
IPアドレスやDNSサーバーなどの設定の確認して、必要に応じて設定を変更することで、ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが解消される可能性があります。
Chrome以外のブラウザでも似たようなエラーが起きることが!
なお、ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーはGoogle Chromeだけに起きるエラーではありません。Chrome以外のブラウザでも似たようなエラーが起きることがあります。
Firefoxでは「Unable to connect」と表示されます。Microsoft Edgeでは「can’t reach this page(このページを表示できません)」と表示されます。
どのブラウザで起きても、何らかの原因によってブラウザがアクセスを拒否されたということには、間違いがありません。
Chrome以外のブラウザで起きた場合でも、次の対処法でほとんどの場合は解決できます。
ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーへの対処法
ChromeでERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが生じた場合の10の対処法について詳しく解説します。ERR_CONNECTION_REFUSEDへの対処法としては、まずはPCやブラウザがインターネットに接続できているか、利用しているインターネット回線に問題はないか確認します。
インターネット回線に問題がないことがわかったら、PCやスマホのインターネットの設定やChromeの設定を確認していきます。
次のお伝えする対処法は、一つずつ試してみたら、必ず解決策が見つかるはずです。ぜひ一つずつ確認して、どこかでエラーが修正できないか見ていきましょう。
他のPCやスマホがネットに接続できているか確認する
一つのインターネット回線で、複数のスマホやPCをWi-Fiや有線接続している場合には、他のスマホやPCがインターネットに接続できているかどうかを確認してみましょう。
他のスマホやPCがインターネットに正常に接続できているのに、1つの端末だけERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが表示されてしまい、インターネット接続のできない場合には、その端末独自の問題だということがわかります。
1つのスマホやPCだけではなく、他のPCやスマホもインターネット接続できていない場合には、インターネット回線に何らかの不具合が生じている可能性が考えられます。
全ての端末が正常にネット接続できない場合には、スマホのモバイルデータ通信を利用するなどして、周辺地域やプロバイダに通信障害が起きていないかどうかを確認してみましょう。また、プロバイダに電話で問い合わせをしてみるのも良いでしょう。
PC・スマホ・ルーター・モデムを再起動してみる
同じインターネット回線に接続している端末がすべてネット接続できない場合には、まずはルーターやモデムを再起動してみましょう。モデムやルーターの電源を切って1分以上放置して完全に放電します。放電することで、内部のバグが完全に除去されます。
放置した後で電源を再度入れて、インターネット接続が復活するかどうかを確認してみましょう。復活すれば問題ありません。
また、1台のPCやスマホだけがインターネット接続できない場合には、その端末だけを再起動してみましょう。再起動することで、端末の内部に蓄積されたバグが除去されて、ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが解消されることがあります。
再起動では解消しない場合には、いったん完全シャットダウンをしてから電源を入れ直して、ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが解消されるかどうか確認してみましょう。
Cacheを削除してみる
ネット回線やPCやスマホには特に問題が無いことがわかった場合には、Chromeに蓄積したcacheを削除してみましょう。cacheとは、一度表示したWebページの表示を早くするために、画像などの情報をブラウザに蓄積したものです。
容量が重いサイトを再度表示するためには大切な機能なのですが、定期的に削除していかないと、cacheが溜まりすぎたことでERR_CONNECTION_REFUSEDなどの不具合が起こる場合があります。
cacheの削除方法は次の通りです。
Chromeの右上の「︙」をクリックして、「履歴」をクリックします。
「閲覧履歴データの削除」をクリックします。
「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて「データを削除」をクリックします。するとキャッシュの削除ができます。
プロキシの設定を調整する
プロキシとは端末の内部のネットワークと、外部のインターネット通信を中継する役割を持つサーバのことです。端末の内部のネットワークシステムを、ウイルスやフィッシング詐欺などの脅威の多い外部のインターネット通信にダイレクトに接続せずに済むために、プロキシを設定している場合も少なくありません。
プロキシを設定していると、本来のIPアドレスとは別のアドレスで接続できるので、IPアドレスの保護などに役立ちます。しかし、サイト側のサーバがプロキシ経由のアクセスを拒否してERR_CONNECTION_REFUSEDとなってしまうことがあります。
ERR_CONNECTION_REFUSEDが改善しない場合には、プロキシの設定を確認して、必要に応じて調整しましょうか。
プロキシを調整は、Google Chromeの「設定」で行います。
cacheを削除した時の、Google Chromeの右上の「︙」をクリックして「設定」をクリックします。
画面を下にスクロールして「詳細設定」>「パソコンのプロキシ設定を開く」をクリックします。するとPCのプロキシ設定が開きます。設定方法は接続しているネットワークによって違います。設定方法の詳細はネットワークの管理者にお聞きください。
セキュリティソフトを確認する
インターネット上には様々な脅威が存在するために、何らかのセキュリティソフトを入れていることでしょう。セキュリティソフトには必ず、外部からの攻撃をブロックするためのファイアウォールというシステムがそなわっています。
しかし、時々ファイアウォールの機能が強すぎるために、正常に接続しても問題ないサイトでも、アクセスを拒否してしまいERR_CONNECTION_REFUSEDになってしまうことがあります。
接続したいサイトが確かに問題がないサイトであれば、セキュリティ対策ソフトを一時的に無効にしてアクセスしてみましょう。それで表示されるようであれば、セキュリティ対策ソフトの許可サイトにそのサイトを追加することで、ERR_CONNECTION_REFUSEDの問題は解決するはずです。
DNS Cacheを削除する
DNS cacheとは、一度接続したサイトの接続情報を保存しておくことで、次に接続しやすくするものです。しかし、保存してあるDNS cacheの情報と、実際にアクセスしたサイトの情報が違ってしまうと、ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが起きてしまう場合があります。
その場合に、DNS cacheを削除することで、ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーを解決できます。DNS cacheを削除するためには、コマンドプロンプトを利用します。
Windows10の「スタート」>「Windowsシステムツール」と進みコマンドプロンプトを起動します。
「ipconfig /flushdns」と入力してEnterキーを押します。すると、DNS cacheを削除できます。
DNSアドレスを変更してみる
DNSアドレスに何らかの問題が生じている場合にも、ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが起きる可能性があります。DNSアドレスに問題がある場合には、DNSアドレスを変更してみましょう。
Windows10の「設定」>「ネットワークとインターネット」>「Wi-Fi」もしくは「イーサネット」>「アダプターのオプションを変更する」と進みます。
接続しているネット接続のアイコンを右クリックして「プロパティ」をクリックします。「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」を選択して「プロパティ」をクリックします。
「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れて、「優先DNSサーバー」に「8.8.8.8」、「代替DNSサーバー」に「8.8.4.4」を入れてOKを押します。
Chromeの拡張機能を確認してみる
Google Chromeに何らかの拡張機能を入れた後でERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが起きるようになり、サイトへのアクセスがしにくくなった場合には、拡張機能が何らかの原因でインターネットへのアクセスを阻害している可能性もあります。
原因と思われる拡張機能を停止してみて、ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが改善するかどうか確認してみましょう。
Chromeをいったん削除して再インストールする
インターネット接続自体には問題がなく、他のブラウザではアクセスしたサイトにアクセスできる場合には、Google Chromeのシステムが破損している可能性もあります。
Google Chromeをいったん削除してから、再インストールしてみることで、ERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが改善するか確認してみましょう。
サーバー側の問題なら解決を待つしか無い
ERR_CONNECTION_REFUSEDはサーバー側の問題の場合もあります。サーバーはこちらから接続しているサーバーの場合もあれば、接続したいサーバーの問題の場合もあります。
サーバー側の問題であれば、ユーザー側が対処できることは何もありません。サーバー側の問題の解決を待つしか対処法はないので、しばらく解決するまで待ちましょう。
ERR_CONNECTION_REFUSEDは一つずつ対処してみよう!
この記事ではERR_CONNECTION_REFUSEDのエラーが起きてしまった場合の対処法についてお伝えしてきました。今まで接続できていたサイトにいきなり接続できなくなり、ERR_CONNECTION_REFUSEDとなってしまうと本当に困ってしまいます。
しかし、この記事でご紹介した10の解決法のいずれかで解決できるはずです。ぜひ一つずつ解決法を試してみましょう。