GmailをWindows10標準メールアプリに追加・設定する方法を解説!
GmailをWindows10標準メールアプリで利用できることをご存知ですか?GmailをWindows10標準メールアプリに追加・設定する方法を解説していきます。お手元のパソコンのOSがWindows10でGmailアカウントを持っている方は必見です。
目次
GmailはWindows10標準メールアプリで使える!
GmailをWindows10標準ソフトのメールアプリで使えることをご存知ですか?Windows10に標準搭載されているメールソフトで使用できるのはOutlookのアドレスだけではありません。Windowsパソコンのメール=MicrosoftのOutlookのメールというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、Gmailも使用することが可能です。
Windows10の標準メールアプリの機能とは
Windows10の標準ソフトのメールアプリの機能はメール機能、Windows Liveメール機能、Outlook機能の3種類があります。中には別途ダウンロードが必要な機能もあります。それぞれの機能の特徴について紹介していきます。
メール
Windows10に搭載されている標準メールソフト機能になります。Windows8以降、標準で入っているソフトです。Gmail以外にも、YahooメールやHotmail等のフリーメールも登録・利用することができます。慣れないうちは使い勝手が良くないかもしれません。
Windows Liveメール
Windows LiveメールはMicrosoftのホームページからダウンロードして使うことができる機能です。利便性が高く、新しいパソコンにしてもアドレス帳や送受信ボックスデータをそのまま引き継ぐことができます。Outlook ExpressからWindows Liveメールにソフトを切り変えていくのが一般的ですがWindows Liveメールを使い続ける人も少なくないです。
Outlook
OutlookはMicrosoft Officeに含まれているメールソフトです。お手元のパソコンにMicrosoft Officeが入っている方は、一緒にOutlook機能も搭載されています。このアプリはメールだけでなくスケジュール管理もできて便利ではありますが、細かいカスタマイズができる分、初心者にとっては少し難しく感じてしまうかもしれません。
標準メールはGmailとOutlookが管理できる
Windows 10にMicrosoftアカウントでサインインしている状態だと、標準搭載のメールアプリにはOutlook.comのメールアカウントが自動的に設定されています。このアカウントにGmailアカウントを追加できます。1つのメールアプリで異なる2つ以上のメールアカウントを管理することが可能ということです。
GmailをWindowsメールアプリに設定する方法
それでは早速GmailをWindows10のメールアプリに設定してみましょう。複雑な操作はありませんので、気軽に設定できます。GmailをWindowsメールアプリに設定する方法をわかりやすく紹介していきます。
メールアカウントの追加手順
まずはメールアプリを立ち上げないことには始まりません。パソコンのデスクトップ画面のタスクバーのメールアイコンをクリックしましょう。または、Windowsボタンを押してスタートメニューから「メール」をクリックしましょう。
画面左下の設定アイコン(歯車のアイコン)をクリックしましょう。
設定メニューが表示されます。「アカウントの管理」をクリックしましょう。
「アカウントの追加」をクリックしましょう。ここからGmailアカウントを追加することができます。
追加するメールアカウントの選択画面が表示されます。Gmailを追加するので、「Google」をクリックしましょう。
Gmailのログイン画面が表示されます。Gmailのメールアドレスを入力しましょう。入力後、「次へ」をクリックしましょう。
Gmailアカウントのパスワードを入力して「次へ」をクリックしましょう。
もし下の画面が表示された場合は、まず本人確認が必要なので電話番号を入力して「次へ」をクリックしましょう。その後、SMSで送られてきた確認コードを入力しましょう。電話番号を使用したくない場合は「別の方法を試す」をクリックしましょう。他のメールアドレスやアカウント作成日を回答すれば、電話番号を使わなくても本人確認ができます。
本人確認が完了している状態でログインすると、下画面が表示されます。要はWindowsのメールアプリでGmailアカウントを連携・使用することを許可して問題ないか、という内容です。「許可」をクリックしましょう。
「アカウントを作成しています…」という表記が出ます。しばらくすると「すべて完了しました。アカウントは正常にセットアップされました。」という案内が表示されます。早速メールアプリの受信ボックスを見てみるとGoogleから「セキュリティ」という件名の通知メールが届いています。以上が、Windows10のメールアプリにGmailを設定する方法です。
同期設定の変更方法
Windows10のメールアプリでGmailが使えるようになりましたが、送受信ボックスのダウンロード(表示)件数が制限されている状態です。過去分とこれからすべてのメールを表示させる場合は同期設定の変更を行う必要があります。設定方法はまず設定アイコン、「アカウント管理」の順にタップして、先ほど追加したGmailアカウントをクリックしましょう。
「メールボックスの同期の設定を変更」をクリックしましょう。
「ダウンロードするメールの期間」をクリックしましょう。1か月、1週間等メールのダウンロード(表示)期間を選択できます。「すべて」を選択し、「完了」をクリックしましょう。
「保存」をクリックしましょう。これで過去分すべての送受信したメールがダウンロードされます。これでダウンロード(表示)設定は完了です。
GmailをWindows10標準メールアプリで使う時のポイント
GmailをWindows10標準メールアプリで使う時のポイントをいくつか紹介していきます。
パソコンを使用しない時間帯がおすすめ
上で紹介した同期設定の変更はメールの件数次第でダウンロードにかかる時間が変わってきます。ダウンロード件数が多い場合は処理に時間がかかりますので、Gmailの使用期間が長い場合は処理のタイミングに注意しましょう。できればパソコンを使用しない時間帯に実行するのがおすすめです。
標準ソフトのメールでできないこと
Windows10の標準メールアプリには問題点がいくつかあります。
別メーラーのデータについて
通常メーラー(メールソフト)を変える際は、それまでの送受信メールを新メーラーに移行します。Windows liveメールやOutlookでは、既存のメーラーから新メーラーに保管されているメールを移行させることができます。しかし、標準のメールアプリでは既存のメーラーからのデータの移行ができません。これは非常に不便です。
テキスト形式について
標準メールアプリはHTML形式のみになり、テキスト形式を使用できません。HTML形式は、受信先のメーラーの種類によって、本文を正しく表示できない場合があります。テキスト形式はその点文字だけなので、受信先のメーラーに関係なく本文を正しく表示することができます。やり取りをしている相手のメーラーに依存する点がデメリットといえます。
過去メールの管理について
標準メールアプリに保管されているメールの保存期間は3ヶ月です。3か月を過ぎたメールは自動的にアプリから削除されます。Gmailに関しては紹介した手順に沿って設定変更すればそれ以降のものも表示可能ですが、Outlook.comのメールについては3か月の保存期間を過ぎると自動的に削除される仕様なので注意しましょう。
トラブルが起きた時の対処法
Windows10標準メールアプリでは不具合が発生することもあります。その際の対処の方法を紹介していきます。
送信ができない場合
「設定」、「アカウントの管理」の順にクリックしましょう。送信ができないメールアカウントをクリックして、「メールボックスの同期設定を変更」をクリックしましょう。次の画面で「送受信メールにSSLを使う」のチェックを外しましょう。これで送信が可能になるでしょう。
英語表記になってしまった時
通知領域のIMEアイコンを右クリックして「プロパティ」を開きましょう。「Properties」と表記されているはずなので「詳細設定」、「その他」の順にクリックして言語設定を「Japanese」に変更しましょう。
通知がオフにできない場合
「設定」、「通知」の順にクリックしましょう。「アクションセンターに通知を表示」という項目をクリックしてオフにしましょう。Gmail等他のアカウントにも同様の設定を適用させたい場合は、その上の「すべてのアカウントに適用する」にチェックを入れましょう。
GmailをWindows10標準メールアプリで便利に活用しよう
お手元のパソコンのOSがWindows10の方は紹介した設定手順や注意点を参考にして、標準メールアプリでGmailを便利に活用しましょう。