2019年11月23日更新
Macbook Pro 2017 13インチをレビュー!性能など2016モデルとの違いを比較!
Macbook Pro 2017 13 インチをレビューします。2016モデルと比較してスペックや実感する性能の違いについて詳細を見てみましょう。メリットやデメリットについてのレビューも含めて、Macbook Pro 2017 13インチをまとめてみました。
目次
Macbook Pro 2017 13インチの基本情報
モバイル機器としてMacらしくスタイリッシュで手頃なラップトップとして人気のある、Macbook Pro 2017 13インチについて見てみましょう。2019年時点ではMacのラップトップには13(実測値は13.3)インチと16インチのディスプレイのものがありますが、このモデルはコンパクトな13インチになります。
価格やストレージについて
Macbook Pro 2017 13インチは、ストレージの容量に応じて価格が異なり、次のようになっています。
ストレージ | 価格(税別) |
---|---|
128GB(128GB SSD) | 139800円 |
256GB(256GB SSD) | 159800円 |
256GB(256GB SSD) | 198800円 |
512GB(512GB SSD) | 220800円 |
ディスプレイや外観について
ディスプレイはRetinaディスプレイで詳細は次の通りです。
番号 | 内容 |
---|---|
1 | IPSテクノロジー搭載13.3インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ |
2 | 2560×1600ピクセル標準解像度 |
3 | 227ppi、数百万色以上対応 |
4 | 対応するスケーリング解像度:1680×1050、1440×900、1024×640 |
5 | 500ニトの輝度、広色域(P3) |
6 | True Toneテクノロジー |
外観のカラーは、シルバーとスペースグレーとなっています。また、外観はappleらしいスタイリッシュなものとなっています。
プロセッサやメモリについて
プロセッサは次の2通りがあります。
番号 | プロセッサ | オプション |
---|---|---|
1 | 1.4GHzクアッドコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.9GHz)、128MB eDRAM | 1.7GHzクアッドコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.5GHz)、128MB eDRAMに変更可能 |
2 | 2.4GHzクアッドコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)、128MB eDRAM | 2.8GHzクアッドコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.7GHz)、128MB eDRAMに変更可能 |
メモリについては次の通りです。
メモリ | オプション |
---|---|
8GB 2133MHz LPDDR3オンボードメモリ | 16GBメモリに変更可能 |
Macbook Pro 2017 13インチのレビュー
それでは実際にMacbook Pro 2017 13インチを使ったユーザーから寄せられたメリットとデメリットのレビューを見てみましょう。もともとappleコンピュータのファンだったという人以外にも、Windowsから乗り換えた人もいます。
メリット
まず最初にはMacbook Pro 2017 13インチを使うメリットについてのレビューを紹介します。もともとMacファンだった人ならば愛してやまないMacbookの伝統の部分と、近時改善された部分とがあります。
洗練されたデザイン
Macbook Proのファンだったら、まず第一にレビューでメリットに挙げるのがデザインの良さでしょう。客観的にみてこのクラスでのMacbook Proの洗練されたデザインは群を抜いており大きなメリットです。サイズも幅が30.41cmで奥行きが21.24cmのところ、厚さがたったの1.49cmしかないというのはスマートです。
しかも単に薄くしたというだけではなくて、アルミ削り出しとなっているので見た目がおしゃれなのです。思わず周りの人にも見せたくなるような美しさです。
優れた性能
コンパクトなモバイル機器のMacbook Proですが、その真骨頂は見た目ばかりでなく優れた性能にあります。なんと言っても処理速度が速いのでサクサクとタスクを処理してくれるのがメリットです。外出時にこれだけの性能を発揮してくれるのは、まさにMacbook Proは頼りがいのあるPCということになります。
この優れた性能は高速のSSDを搭載していることによります。
使いやすくなったバタフライ構造キーボード
バタフライ構造キーボードは2015年に発売されたMacbookから採用されたキーボードの方式です。Macbook Proには2016年から採用されています。このバタフライ方式の最大の特徴は従来のキーボードよりも40%薄くなっていることです。またキーキャップは17%大きくなっており、今までの4倍安定的にタイピングでき大きなメリットになっています。
ところが、実際に使って見ると今までとは異なった感触なので、必ずしも好評ではありませんでした。そのため今回Macbook Pro 2017モデルになってから改良され、以前のバタフライ構造キーボードよりも使いやすくなったのです。
使いやすいトラックパッド
トラックバッドを初めてノートパソコンに採用したのはapple社でした。1994年5月に発売を開始したPowerBook520および540シリーズです。それ以来appleのトラックバッドは時代の先端を進んで来たのです。他メーカーも次々に追随してタッチパッドやスライドパッドという名称で普及しました。
Macbook Pro 2017では13インチも16インチもトラックパッドを比較的広めに取ってあります。上の画像を見れば一目瞭然ですが、Macbook Proのトラックパッドは十分なスペースを設けて、ジェスチャーを使う時にもクリックをする時にも自在に操作ができるようにしてあるのです。
そして強めのクリック、加速操作、感圧スケッチ、Multi-Touchジェスチャーが利用可能な圧力感知機能を搭載した感圧タッチトラックバッドとなっています。
充電速度の速さ
Macbook Proは2016年以降のタイプからは、充電方式をMagSafe2からUSB-Cへと大幅に変更しています。注目すべきことには、USB-Cになってから充電速度の性能が驚く程速くなったのです。以前のマグネット方式を懐かしむファンもいますが、USB-Cの充電速度を経験してしまうと以前とは比較にならないほど快適なのです。
さらにこの方式に変更になってから、電源アダプターとケーブルとが別々に切り離せるようになりました。よくあるのはケーブルの断線ですが、以前の一体型の場合はケーブル断線なのに丸々全体を買い換えなければなりませんでした。しかし別々になったことで、ケーブルだけを買い換えればよくなりました。これはサイフに優しい改善に違いありません。
スピーカーの音質の良さ
Macbook Pro 2017 13インチのカバーを開いてミュージックサイトにアクセスし、本体のスピーカーで音楽を聴いたらビックリするかも知れません。いったいどこから音が出ているのだろうと不思議に思うくらい音質の良い音が聞こえてきます。Macbook Pro 2017 13インチに搭載されているのは、ハイダイナミックレンジステレオスピーカーとなります。
Bluetoothで別のオーディオスピーカーを鳴らすのもよいですが、Macbook Proの自前のスピーカーでも十分聞き応えがあるのです。
バッテリーの消費具合の少なさ
バッテリーの持ちの性能は通常の使用では必要十分なものです。一応次のような設計になっています。
番号 | 内容 |
---|---|
1 | 最大10時間のワイヤレスインターネットの閲覧 |
2 | 最大10時間のiTune movieの再生 |
3 | 最大30日間のスタンバイ |
4 | 54.5Whリチウムポリマーバッテリー搭載 |
5 | 61W USB-C電源アダプター |
なお、4番のバッテリーについてはTouch Barなしの場合の規格であり、Touch Barありの場合は49.2Whのリチウムポリマーバッテリーになりるので、容量がやや小さくなります。バッテリー容量を比較して最終的にTouch Barなしを選択する人も少なくありません。
デメリット
メリットのレビューが比較的多くあったMacbook Pro 2017 13インチですが、一方デメリットのレビューもいくつか見られるようです。どのようなデメリットのレビューがあるのでしょうか。
ポートの種類と数の少なさ
Macbook Pro2017 13インチモデルにはポートの数が4つのものと2つのものとがあります。4つのものはTouch Barがあるタイプのもので、左右に2つずつUSB Type-Cのポートが付いています。一方、Touch Barが付いていないタイプになると左に2つのUSB Type-Cのポートしか付いてなくてデメリットに挙げられるのです。
これはSDカードスロットやHDMI端子も付いていません。このように以前のモデルと比較してポートの種類と数が少ないことについてデメリットとして不満をもらすユーザーのレビューも少なくないようです。
キーボードの反応
バタフライキーボードについては、インターネットの掲示板で同じキーが2回反応してしまうことがあると言って話題になったことがあります。総じて安定的に反応してくれるキーボードなのですが、中にはキーが半分までしか押し込めないというデメリットと思えるケースもあるようです。しかしこの原因はゴミが挟まっているに違いありません。
そのために、定期的に掃除をすることである程度デメリットを回避出来るかも知れません。
コンパクトなのに重い
Macbook Pro 2017 13インチモデルは、厚さが1.49cmしかなくしかもスタイリッシュなデザインなので、一見するとコンパクトで軽いイメージになります。ところが持ってみると1.37kgなので意外に思いと感じるでしょう。機能の充実度合いを考慮すればある程度の重要になってしまうのは仕方がないですが、デメリットとして気になる人はいるでしょう。
動作の重さが気になる場合もある
普通にテキストを打ち込んだり、静止画を扱っている場合には文字通りサクサク動きます。しかし動画を編集したりする場合には比較的動きが重くなってしまうことがあります。ヘビーユースをする時には動作の重さが気になる点をデメリットとする人もいるようです。
ファンの音が大きい
少し負荷がかかると、比較的早めにファンが回り始めます。それも「サー」という音を立ててもの凄い勢いで唸りを上げるように回り始めるのです。しかもその音はかなり大きいので、例えば静まりかえった場所などではかなり目立つレベルでしょう。これをデメリットとみなす人もいるようです。
Macbook Pro 2017 13インチと2016モデルの変更点
Macbook Pro 13インチモデルは2016年に発売されましたが、1年後に2017モデルを投入しています。たった1年でモデルチェンジをした訳ですが、いったいどのような違いがあるのでしょうか。
外観はほとんど同じ
2016モデルと2017モデルは、フタを閉じた状態では見分けがつきません。しかしフタを開けてキーボードを眺めると違いが分かります。2017モデルでは2016モデルでは「caps」、「shift」、「tab」、「delete」となっていたキーが記号化されているのです。このために2016モデルと比較すれば見た目がよりシンプルになったのです。
2017年モデルで変化があった点について
2017モデルでは2016モデルに比べてスペックが向上している部分があります。具体的には次の項目です。
2016モデル | 2017モデル | |
---|---|---|
CPU | 2.0GHzデュアルコアIntel Co re i5 第6世代SkyLake |
2.3GHzデュアルコアIntel Core i5 第7世代KabyLake |
GPU | Intel Iris Graphics 540 | Intel Plus Graphics 640 |
RAM | 8GB 1.866MHz LPDDR3(16GBに変更可能) | 8GB 2.133MHz LPDDR3(16GBに変更可能) |
2016モデルと比較すると、CPUの性能は約20%向上し、GPUの性能は約5%向上、RAMの転送速度は約17%向上しているなど、はっきりした違いが認められます。
Macbook Pro 2017 13インチとAir mid 2013も違いがある
Macbook Pro 2017 13インチをAir mid 2013と比較してみると、やはり違いを見つけることができます。性能差は歴然としているでしょうがそれ以外の部分でもどのような違いがあるでしょうか。
重さは同じくらいだけど厚さについて
重さはMacbook Pro 2017 13インチもAir midも同じくらいで違いはありません。ところが両方を重ねてみると、Macbook Proのほうが少し小さくなっています。厚さについては、Air midは厚い部分から少しずつ薄くなっており、一番手前の部分が一番薄くなっている構造なので、一番薄い部分はMacbook Proよりも薄いです。
しかし、一番厚い部分を比較してみるとMacbook Proのほうが薄くなっています。
画面やキーボード周りの余白について
画面の周りを見てみると、Macbook Pro 2017 13インチの場合は画面の周りのフチの部分があまりありませんが、Air midの方はフチ取りが太くなっており無駄なスペースがあるように見えます。さらにキーボードの周りを見てみると、Macbook Proの場合はキーとキーとのすき間があまりないのに対して、Air midはキーの周りにすき間がたっぷりあるようです。
そのためにキーが占めるスペースがMacbook Proのほうが断然少なくて済み、結果的にスッキリとコンパクトに収まっています。
キーストロークの厚さについて
キーストロークはバタフライ構造キーボードを導入しているMacbook Proの方がAir midに比べて断然浅くなっています。Macbook Proの浅いキーストロークは力を入れないで使用できますので、慣れれば使いやすいと感じる人が多いようです。もしMacbook Proのキーストロークに慣れてからAir midのキーを押してみたらその深さの違いに驚くでしょう。
Macbook Pro 2017 13インチを使ってみよう!
Macファンが外に持ち出す時に一番使いやすいと感じているのが、Macbook Pro 2017 13でしょう。一つ上の16インチだとどうしても大きさと重さの点で躊躇してしまいます。スタイリッシュでコンパクトなのに優れた性能があり、ひとまず外出中の仕事はこなせるという点で好評を得ているのです。
バタフライ構造キーボードについては、慣れないと違和感を感じるかも知れませんが、慣れるのには時間もかからないし、慣れてしまえばかえって快適だというレビューもあります。持っていることに満足感を与えてくれるMacbook Pro 2017 13インチを使ってみましょう。