Linuxで開いているport(ポート)を確認する方法!コマンドで一覧表示する方法も解説!
本記事では「Linux」の開いているport(ポート)を確認する方法や、port(ポート)を確認できる便利なコマンドを一覧で紹介します。「Linux」ユーザーの方は、本記事で紹介する「Linux」の開いているport(ポート)の確認方法を確認しましょう。
目次
- 1Linuxのport(ポート)を確認する方法
- ・そもそもLinuxのport(ポート)とは?
- ・Linuxのソケットについて覚えておこう
- ・lsofコマンドを使って開いているポートを確認する方法
- ・ssコマンドで接続待ちのソケットを確認する方法
- 2Linux外部から仕様しているport(ポート)を表示する方法
- ・TCPポートの状況確認方法
- ・UDPポートの状況確認方法
- 3Linuxの使用中portを確認できるコマンド一覧まとめ
- ・使用しているポートを確認する場合【lsofコマンド】
- ・接続待ちポートを確認する場合【ssコマンド】
- ・外部から使用portを確認する場合【nmapコマンド】
- 4Linuxのport確認方法をマスターしよう
Linuxのport(ポート)を確認する方法
本記事では、「Linux」の開いているport(ポート)を確認する方法を紹介します。port(ポート)を利用する上で、開いているport(ポート)を確認する方法を覚えておくことは非常に重要です。本記事冒頭の本章では、「Linux」初心者の方のために、port(ポート)とはどういったものなのか詳しく解説していきます。
そもそもLinuxのport(ポート)とは?
「Linux」で利用するWebサーバーを利用する上で、port(ポート)は非常に重要な意味合いを持ちます。port(ポート)は「Linux」でWebサーバー接続するために必要な機能で、サーバーアプリケーションなどを利用する際に利用します。
Linuxのportには【0番~65535番】のポートが存在する
「Linux」のport(ポート)は【0番~65535番】までの番号が存在します。1つのWebサーバーやWebアプリケーションで2つ以上のport(ポート)を利用するものもあり、現状で開いているport(ポート)を確認することで、有効なport(ポート)をチェックすることができます。
開いているportを確認する意味とは?
port(ポート)が埋まっていれば、その番号のport(ポート)は利用できないということになります。「Linux」でWebアプリケーションをport(ポート)に振り分ける際に、「Linux」のport(ポート)がどこまで埋まっているか確認することで、有効なport(ポート)を調べることが可能です。
Linuxのソケットについて覚えておこう
続いて「Linux」のソケットという存在を覚えておきましょう。「Linux」のソケットを確認することで、開いている「Linux」のport(ポート)を確認することができます。ソケットは「Linux」のport(ポート)を管理する役割を持っており、ソケットを確認することで、開いているport(ポート)を確認することができます。
ソケットの情報にはIPアドレスとポート番号などの情報を組み合わせて特定・表示されます。port(ポート)を調べるコマンドと、ソケットを調べるコマンドは異なりますが、開いているport(ポート)を確認するという点では同意義となります。
本記事では、ソケットを調べて開いているport(ポート)を確認する方法と、port(ポート)を開いているコマンドを合わせて紹介するので、方法とコマンドを覚えておきましょう。
lsofコマンドを使って開いているポートを確認する方法
まずは、プロセスが利用しているport(ポート)を確認する方法を紹介します。開いているport(ポート)を確認するコマンドはIsofコマンドを利用します。下記のコマンドを入力してみましょう。
sudo lsof -i -P |
上記のIsofコマンドを利用すると【TCP】【UDP】などのNODE項目右側に、port(ポート)番号が表示されます。【TCP】の場合、通信を待っている場合は【LISTEN】と表示されますが、【UDP】の場合は【LISTEN】という表示はありません。【PID】はプロセスIDなどの、各プロセスで待機中のport(ポート)番号を確認できるということになります。
ssコマンドで接続待ちのソケットを確認する方法
続いて【ss】コマンドを利用して、接続待ちのソケットを確認する方法を紹介します。【ss】コマンドを利用して接続待ちのソケットを確認する場合は、下記のコマンドを利用します。
sudo ss -ltunp |
【Address:port】の項目の右側部分の表示がport(ポート)の番号となります。使用しているport(ポート)をこちらもで一覧で確認することが可能です。
Linux外部から仕様しているport(ポート)を表示する方法
続いて、Linux外部から仕様しているport(ポート)を表示する方法を紹介します。TCPポートの状況確認方法、UDPポートの状況確認方法を分けて紹介するので、コマンドと使用方法を覚えておきましょう。
TCPポートの状況確認方法
nmap -p 0-65535 localhost |
実行結果に表示される「PORT STATE SERVICE」の下段に【OPEN】と表示されていますが、このOPEN項目に表示されているのが開いているport(ポート)となります。【OPEN】の一桁上に表示されているport(ポート)番号は、OPENに表記されているport(ポート)番号以外はクローズ(使用中)しているということになります・
UDPポートの状況確認方法
sudo nmap -sU localhost |
「PORT STATE SERVICE」と表記されている下段の表示から、外部からの通信を受けることができるport(ポート)の番号を表示しています。また、フィルタリング(filtered)と表示されている場合は、使用できるOPEN状態がわからない状態を指します。
「PORT STATE SERVICE」と表記されている上段表示から、よく利用されているport(ポート)の内、〇〇個のポートは外部からの通信を受けることができないクローズ状態のport(ポート)情報を表示します。【lsof】コマンド、【ss】コマンドで確認しても実行結果表示されているわけではないので、下記のコマンドで実行結果を確認します。
sudo nmap -p (ポート番号),(ポート番号),(ポート番号),(ポート番号) -sU localhost |
上記コマンドを入力することで、入力したport(ポート)番号の実行結果が表示されるので活用してください。
Linuxの使用中portを確認できるコマンド一覧まとめ
Linuxの使用中portを確認できるコマンド一覧まとめておきます。
使用しているポートを確認する場合 | lsofコマンド |
接続待ちポートを確認する場合 | ssコマンド |
外部から使用portを確認する場合 | nmapコマンド |
上記それぞれの基本コマンドをまとめて紹介していきます。復習も兼ねて、コマンドの利用例をしっかりと把握しておきましょう。
使用しているポートを確認する場合【lsofコマンド】
sudo lsof -i -P |
接続待ちポートを確認する場合【ssコマンド】
sudo ss -ltunp |
外部から使用portを確認する場合【nmapコマンド】
外部から使用portを確認する場合【nmapコマンド】
nmap -p 0-65535 localhost |
sudo nmap -p (ポート番号),(ポート番号),(ポート番号),(ポート番号) -sU localhost |
Linuxのport確認方法をマスターしよう
本記事では、「Linux」で開いているport(ポート)を確認する方法・コマンドを紹介しました。【lsofコマンド】【ssコマンド】【nmapコマンド】と呼ばれる3つのコマンドを紹介しましたが、それぞれで利用する意味が違います。【lsofコマンド】【ssコマンド】【nmapコマンド】をしっかりと使いこなしていくことで、内部・外部からport(ポート)を確認できます。
「Linux」では、様々なコマンドを利用することになります。その中でも、port(ポート)の確認方法は重要なコマンドとなるので、本記事で紹介した【lsofコマンド】【ssコマンド】【nmapコマンド】それぞれのコマンドの利用方法をマスターしておきましょう。