【Android】遠隔操作する方法！スマホをリモートコントロールできない対処法も解説！

スマホの遠隔操作ということに皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。”ハッキング””乗っ取り”というマイナスな印象がまず浮かぶのではないでしょうか、しかし本来の遠隔操作とは防犯、紛失した際の捜索、お子さんやお年寄りへの見守り等にこそ使われるべきでしょう。

本記事ではスマホはAndroid,PCはWindowsを使用し解説してまいります。なおWindowsのバージョンは「XP」、Androidは「5.0」以上であれば大丈夫です。

遠隔操作とは①PCの指示によって相手のPCを思うように操作する②PCの指示によって相手スマホを思うように操作する③スマホの指示によって相手のスマホを思うように操作する、この三つの行為のことを”遠隔操作（リモートコントロール）”といいます。

Androidスマホを遠隔操作（リモートコントロール）するには専用アプリを用います。標準では遠隔操作の機能はiPhoneもAndroidも備えていません。遠隔操作する場合、基本的にPC,スマホ、双方に遠隔操作アプリをインストールする必要があります。

遠隔操作アプリはインターネット上にはたくさんあります。どれが目的にかなうアプリなのか迷うほどです。ここで整理してみましょう。

• PC→PCをリモートコントロール。　　　「SpyZie」「TeamViewer」
• PC→スマホをリモートコントロール。    「SpyZie」「TeamViewer」「 Airdroid」  
• スマホ→スマホをリモートコントロール。　「SpyZie」「TeamViewer」「 Airdroid」 

• スマホ→PCをリモートコントロール　　　　　　「Apowermirror」ほか、 　　　　                                        

最初に紹介しますのは、中途で断念した「Spyzie」のインストール経過です。「Android」「iPhone」に対応したこの「Spyzie」が本命でしたが、ことごとく購入ページに誘導され”おためし”ができなかったのが残念です。

1. Spyzieの公式サイトよりダウンロードからインストール。
2. 「1」アカウント登録。
3. 「2」新規登録をタップするとつぎのページへ移動。
4. 「1」「2」を記入せずに「3」をタップしても次のページに移動する。

上の画面では右上に「今すぐお試し」と表示されている。一応「Android」「iPhone」と選択の要求で”Android”をクリックします。
 

• Androidを選択

「お試し版」があるということだったが、なぜか下の画面が出てくる。今回はインストールはできなかったが、遠隔操作アプリのなかで最強アプリとうたわれているだけあって、相手Androidスマホをほとんどすべての機能をリモートコントロールすることがが可能です。

Androidスマホを別のスマホでリモートコントロールするのにはAndroidにはGoogle推奨の「端末を探す」があります。このアプリはPC→スマホ、スマホ→スマホの遠隔操作（リモートコントロール）が行えます。

”画面をロック”することとスマホの現在地の特定しかできないのですが、強力です。ロック画面は暗証番号を入力しないと解除できません。持ち主への電話だけかけることができ紛失した場合には拾い主が持ち主に連絡することができます。

PCからスマホをリモートコントロール（遠隔操作）する方法ついて説明します。”air Droid”はPCからスマホを遠隔操作するためのアプリになります。「Android」「iPhone」どちらも接続できますが、無料版はiPhoneへの機能は限定的になります。

GooglePlayで検索して「AirDroid」をダウンロードしインストールしましょう。

1. インターネットの検索欄に「AirDroid」と入力して検索。
2. ダウンロードした「***.exe」ファイルを実行（ダブルクリック）。

Androidスマホ側にもこの時点で「AirDroid」をインストールしておくと良いでしょう。メールアドレスはホストPCのアドレスを入力します。ダウンロードされた実行ファイル（***.exe）をダブルクリックするとインストールが始まります。

1. 左の画面で「次へ」クリック
2. 右の画面で「同意する」をクリック

「AirDroid」はPCからスマホ、特にAndroidスマホを無料版でもリモートコントトールできます。iPhoneに対しては、接続し認識はしますがファイル操作くらいしかできないです。有料版であれば充分に機能するでしょう。

1. 「インストール」をクリック
2. 右の画面はインストール中

インストールが終わりましたら「完了」をクリックして次のアップデートは見送ります。

1. 「完了」をクリック
2. 右の画面はアップデートの要求「後でする」をクリック

下の画面のように認証コードの入力を要求されますので、メールを開き右のメール画面の赤枠に囲われているコードを入力します。実はアカウントを要求されるページがないのはこの設定が２回目だからです。一回目はアカウント設定でつまづきアンインストールして再度インストールし直したからです。

1. 認証コードがメールできているので入力
2. 右の画面がメールの文面赤枠の部分がコード

下の画面では②をクリックして次の画面に飛びWindowsかMacのどちらかをクリックします。

1. 左の画面では②をクリック
2. 右の画面ではWindowsをクリック（Mac OSX）のかたは林檎をクリック

ここまでくれば成功です。実行をクリックすれば次の画面の様になります。この右の画面はAndroidスマホのカメラ画像をPCが受けた画像です。

1. 「実行」をクリック
2. 遠隔操作開始

下の画面で左側は電話番号アドレスで右側の画面はAndroidスマホ設定ファイル群です。すべての電話番号を閲覧することができます。すべての個人ファイルを開くこともできます。

1. 左～電話アドレス
2. 右～設定ファイルと個人ファイル

ハッカー、ストーカーにとってぜひ使いこなしたいツールといえます。電話履歴、SNS履歴、写真、の閲覧、改ざん、電話、メールの書き換え発信、スマホの設定改ざん、あらゆることができ、まさしく”乗っ取り”です。

1. 左～通話記録
2. 右～スマホの設定をリモートコントロールで書き換え操作している。

身の回りに不穏な気配を感じる、あの日記憶がない、スマホ画面が変わったなどの心あたりがある方はスマホに悪意のある侵入、操作されていないか点検したほうがよいでしょう。スマホがうまくコントロールできないという場合は、遠隔操作アプリかウイルスの可能性があります。

1. ホーム画面から設定を開く
2. 設定画面から「アプリと通知」をタップ

上の画面で最近開いたAndroidアプリの下段のの***分前、**時間前、で意図せず起動したアプリがないか注意してください。もしインストールした覚えのないアプリが見つかれば遠隔操作（リモートコントロール）アプリかもしれません。

AndroidスマホならGooglePlayから、たくさんセキュリティアプリを選ぶことができます。いくつか順にインストールして試しに検索してみるのも有効でしょう。

盗難、遠隔操作された場合、警察に届けます。次にスマホを初期化します。紛失してその後みつかっても初期化しましょう。内部操作されているかもしれないからです。

1. バックアップをとる
2. ホーム画面から「設定」をタップ
3. 設定画面から「システム」をタップ

1. システム画面から「詳細設定」を開く
2. 「リセットオプション」の項目が出るのでタップ

1. リセットオプション画面より「すべてのデータを消去（出荷時リセット）」を選択

持ち主に無断で遠隔操作アプリをインストールすることは犯罪で「不正指令電磁的共用罪」になります。無断で仕込んだアプリを行使すれば「ストーカー防止法」に触れることになり重罪です。しかし、被害を蒙らない為にに予防措置を講じることが肝要です。

1. パスワードによる画面ロック
2. 離さない、置いていかない。
3. 貸さない

遠隔操作アプリといえどもいろいろ種類がありスマホ→PCのリモートコントロールしかできないもの、Wi-Fi環境でしか無線でできないもの、USBケーブルで接続しないとできないもの、多様です。

AndroidのGooglePlayのアプリならインストールして操作できないということはないでしょうが、念のためにバージョンを調べアップデートがあればします。それとOSのアップデートもチェックしておきましょう。

製品の種類によって制限もいろいろです。本格的な遠隔操作アプリである。「SpyZie」や「TeamViewer」には制限は有料版には機能的にできないことはありません。airDroidはAndroid版のほうがiPhone版よりできないことがより少ないといえます。

設定に難のある上級向けの感のある遠隔操作アプリですが、最初に申し上げたような、お子さんやお年寄りの見守り用、紛失場所の特定用に「端末を探す」アプリくらいから始めるのが良いでしょう。

注意：「端末を探す」をインストールする前に「画面ロック」のパスワード設定をお忘れなく。