2019年04月27日更新
Chromeのリモートデスクトップが接続できない・つながらない対処法!
Chromeのリモートデスクトップにアクセス(接続)できない場合の対処法をご紹介します。本記事で紹介するChromeリモートデスクトップがアクセス(接続)できない場合の対処法を実践すれば、iPhoneやAndroidからアクセスできない問題が全て解消されます。
目次
- 1Chromeのリモートデスクトップとは
- ・アクセス設定が簡単
- ・外出先でもiPhoneやAndroidスマホで遠隔操作
- 2リモートデスクトップがつながらない時に確認すること
- ・対応するエディション
- ・ユーザーアカウントの設定
- ・ファイヤウォールの設定
- ・電源オプションの設定
- 3Chromeのリモートデスクトップが接続できない対処法
- ・ウイルス対策ソフト・セキュリティソフトを停止する
- ・ルーターのポートを解放する
- 4「接続リクエストに対応しません」の対処法
- ・ホスト側の電源・ネットワーク接続がオフになっている
- ・ホスト側の電源・ネットワーク接続がオンなのに表示される場合
- 5リモートコンピューター(ホスト)が見つけられない対処法
- ・コンピューター(ホスト)名を登録する
- ・コンピューター(ホスト)名で接続できない場合
- 6Chromeのリモートデスクトップが接続できない対処法を試してみよう
- ・GoogleChromeの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
Chromeのリモートデスクトップとは
皆さんはGoogle Chromeのリモートデスクトップをご存知でしょうか?Google Chromeのデスクトップ機能とは、スマートフォンやタブレットからGoogle Chromeブラウザを介して遠隔操作できる拡張機能です。
本記事冒頭の本章ではGoogle Chromeリモートデスクトップがつながらない場合の対処法を紹介する前に、簡単にGoogle Chromeブラウザのリモートデスクトップ機能についてご紹介していきます。
Google Chromeリモートデスクトップ拡張機能をまだパソコンにインストールしていない方は下記のリンクから、リモートデスクトップ拡張機能のインストールが可能です。
アクセス設定が簡単
Google Chromeリモートデスクトップ拡張機能をインストールすれば、お持ちのiPhoneやiPad、Androidデバイスと一度連携させておくことで、簡単にアクセス設定が可能です。またパソコンからパソコンの遠隔操作も可能となるので、フリーランスユーザーにとってもおすすめの拡張機能です。
外出先でもiPhoneやAndroidスマホで遠隔操作
Windows PCを利用している場合は、外出先からiPhoneやAndroidデバイスを使って遠隔操作することが可能になります。遠隔でパソコンにアクセスし操作することで、ネットがつながる環境にいれば、いつでもどこでも外部のパソコンを操作することが可能になるのです。
外出先でパソコンを持っていない状態で急な案件が入った場合も、iPhoneやAndroidからリモートデスクトップ拡張機能を使ってパソコンにアクセスすれば、データファイルの共有やアプリを起動して対応することも可能になります。
リモートデスクトップがつながらない時に確認すること
本章ではGoogle Chromeブラウザの拡張機能リモートデスクトップがつながらない時に確認する項目をご紹介していきます。Google Chromeリモートデスクトップ拡張機能がつながらない場合でも、本章で紹介する項目を落ち着いて確認してみてください。
対応するエディション
Google Chromeのリモートデスクトップ拡張機能には、使用可能なパソコンのエディションが限られています。Google Chromeのリモートデスクトップ拡張機能を利用可能なパソコンと接続エディションは下記のリストを確認して下さい。
Windows 10 Professional |
Windows 10 Enterprise |
Windows 10 Education |
Windows 10【Homeエディション】ではGoogle Chromeのリモートデスクトップ拡張機能を利用することができないので注意して下さい。リモートデスクトップ拡張機能が利用できない場合は、お使いのWindows PCのエディションが対応していないという可能性があります。
ユーザーアカウントの設定
Google Chromeブラウザのリモートデスクトップがつながらない場合は、ユーザーアカウント設定に問題が発生している可能性があります。ユーザーアカウント設定でエラーが発生する大きな原因は下記のリストを確認して下さい。
- リモートデスクトップがパソコンにインストールされていても、【アカウントを無効にする(B)】にチェックが入っている場合、リモートデスクトップはつながらないので注意して下さい。
- リモートデスクトップがインストールされていても、ユーザーアカウントにパスワードを設定していない場合は、リモートデスクトップはつながらないので注意して下さい。
リモートデスクトップで設定したパスワードを、パソコンに入力する方法は下記の手順を参考にして下さい。
1. Windows PCの【スタート】>【設定】を選択して下さい。 |
2.設定画面が表示されます。【アカウント】をクリックします。 |
3.アカウント画面が表示されます。【サインインオプション】を選択して下さい。 |
4.【パスワード】項目の【追加】をクリックしてください。 |
5. 画面の指示に従ってログインアカウント情報を入力してパスワードを設定します。 |
ファイヤウォールの設定
ファイアウォールの設定に問題がある場合、Chromeのリモートデスクトップがつながらないことがあります。ファイアウォールでリモートデスクトップを【許可】と設定していてもつながらない場合は【外部ネットワークからの接続を拒否】している可能性があります。その場合、リモートデスクトップは利用できないので注意してください。
電源オプションの設定
前章同様にファイアウォールでリモートデスクトップを【許可】と設定していてもつながらない場合【電源オプションの警告】が発生している可能性があります。これは電源が常時接続されていない場合に表示される警告です。【電源オプションの警告】が表示されたままだとリモートデスクトップは利用できないので注意してください。
Chromeのリモートデスクトップが接続できない対処法
前章で紹介した確認項目と対処法を実行しても、引き続きChromeのリモートデスクトップが接続できない場合の対処法をご紹介していきます。ここでは下記の3つの項目の対処法の手順と解説を行います。
ウイルス対策ソフト |
セキュリティソフトを停止する |
ルーターのポートを解放する |
上記3つの項目に対しての対処法を実行すれば、Google Chromeリモートデスクトップ拡張機能にアクセス可能になります。
ウイルス対策ソフト・セキュリティソフトを停止する
Chromeのリモートデスクトップが接続できない原因として、ウイルス対策ソフトの設定が原因になっている可能性があります。Google Chromeのリモートデスクトップ拡張機能を利用する場合は、ポート443番と5222番が開放されている必要があります。
基本的に初期設定ではポート443番は開放されていますが、セキュリティソフトやウイルス対策ソフトによっては、これらのポートが利用できなくなっている場合があります。一度ウイルス対策ソフト、セキュリティソフトを停止させた上で、Google Chromeリモートデスクトップ拡張機能を利用してみてください。
ルーターのポートを解放する
無線ルーターを利用している方は、ルーターが側でポート443番が開放されているかも確認する必要があります。パソコン側のファイアウォールのポートを開放しても、Google Chromeリモートデスクトップ拡張機能が利用できない場合は、こちらも確認することをおすすめします。
「接続リクエストに対応しません」の対処法
上記画像のようにiPhoneやAndroidデバイス側のスクリーンに【リモートのパソコンが接続リクエストに応答しません。】と表示される場合の対処法をご紹介します。
ホスト側の電源・ネットワーク接続がオフになっている
ホスト側のパソコンの電源、またはネットワーク接続がオフになっている場合、iPhoneやAndroidデバイス側の画面で【リモートのパソコンが接続リクエストに応答しません。】と表示されます。ホスト側のパソコン電源、及びネットワーク接続がオフになっていないかを確認してください。
ホスト側の電源・ネットワーク接続がオンなのに表示される場合
ホスト側のパソコンの電源、またはネットワーク接続がオンになっている場合、リモートデスクトップが無効になっている可能性があります。リモートデスクトップを有効に設定する場合は、下記の手順を実行してください。
リモートアシスタント接続を許可する
リモートアシスタント接続を許可することで、Google Chromeリモートデスクトップ拡張機能を有効にすることが可能になります。リモートアシスタント接続を許可する手順は下記のリストを参照してください。
1.マイコンピューターを右クリックして【プロパティ】をクリックしてください。 |
2.プロパティ画面左側のメニュー一覧から【リモートの設定】を選択します。 |
3.システムプロパティ画面が表示されます。【リモート】タブをクリックしてください。 |
【リモートアシスタンス】という項目内の【このコンピューターへのリモートアシスタント接続を許可する】にチェックを入れて【適用】をクリックしてください。これでリモートデスクトップ機能が有効になります。この状態で再度Google Chromeリモートデスクトップ拡張機能を利用してみてください。
リモートアシスタント接続を許可する手順は以上となります。
リモートコンピューター(ホスト)が見つけられない対処法
本記事最後の本章ではリモートデスクトップが追加されているコンピューターが見つけられない、またはアクセスできない場合の対処法をご紹介します。iPhoneやAndroidデバイスで、ホストコンピューターを見つけられない場合は、本章で紹介する対処法を実行すれば、ほとんどの場合、アクセス問題が解決されます。
コンピューター(ホスト)名を登録する
Google Chromeリモートデスクトップ拡張機能を利用して、iPhoneやAndroidデバイスからコンピューター(ホスト)にアクセスする場合、コンピューター(ホスト)名を事前に登録しておかなければアクセスできないので注意してください。まずはコンピューター(ホスト)名を確認する方法からご紹介していきます。
コンピューター(ホスト)名の確認方法
コンピューター(ホスト)名を確認する方法をご紹介していきます。まず【スタート】アイコンをクリックしてください。表示されるメニュー一覧の中から【システム(Y)】をクリックします。
【バージョン情報】画面が表示されます。コンピューター(ホスト名)は【デバイスの仕様】項目の中の、【デバイス名】部分に表示されています。ここで表示されているコンピューター(ホスト)名をiPhone、またはAndroidデバイスのリモートデスクトップ機能に追加してください。
コンピューター(ホスト)名を確認して、AndroidまたはiPhoneに登録してリモートデスクトップ拡張機能を利用する方法の手順説明は以上です。
コンピューター(ホスト)名で接続できない場合
コンピューター(ホスト)名で接続できない場合は、パソコンのIPアドレスを利用してリモートデスクトップと連携する方法があります。本章ではパソコンのIPアドレスを利用してリモートデスクトップと連携する方法をご紹介していきます。
IP アドレスを確認する
WindowsパソコンやMacパソコンのIPアドレスを確認する方法をご紹介します。ここで調べたIPアドレスをiPhoneやAndroidに登録することで、リモートデスクトップ機能を有効になります。
Windowsの場合は【スタート】アイコンをクリックし、検索バーに【cmd.exe】を入力して【enter】キーを押してください。コマンドプロンプト画面が表示されます。
このコマンドプロンプト画面に下記のコマンドをコピー&ペーストして【enter】を押してください。
ipconfig /all |
上記の【物型アドレス】及び【IPv4アドレス】部分に必要なIPアドレスが表示されています。このIPアドレスをiPhone、及びAndroidデバイスに入力して、リモートデスクトップしたいパソコンと連携してください。
Macパソコンの場合は【Launchpad】を起動して、【その他】をクリックしてください。【その他】の中にある【ターミナル】をクリックし起動してください。この【ターミナル】がMacの【コマンドプロンプト画面】になります。
このターミナル画面に下記のコマンドをコピー&ペーストして【enter】を押してください。
ifconfig |
大量の文字列が表示されます。【inet】と表示されている項目に11桁のIPアドレスが表示されています。見つけにくい場合は【command+F】をクリックして検索バーを表示し、【inet】を入力して検索してください。
IPアドレスの確認方法と手順の説明は以上となります。
IP アドレスを入力する
後は調べたIPアドレスをiPhone、またはAndroidデバイスに入力してください。この状態で再度Google Chromeリモートデスクトップ拡張機能が利用できるかを試してみてください。
Chromeのリモートデスクトップが接続できない対処法を試してみよう
Chromeのリモートデスクトップにつながらない場合の対処法をご紹介しました。本記事で紹介した、Google Chromeリモートデスクトップが接続できない場合の対処法を実践すれば、iPhoneやAndroidからアクセスできない問題が全て解消されます。
Google Chromeリモートデスクトップ拡張機能が利用できない場合は、本記事で紹介した対処法を落ち着いて実践してみてください。