Macのキーボード設定で入力ソースの切り替えをする方法!初期化方法も解説
Mac使用中に誤変換が気になることはありませんか。本記事ではMacをより快適に利用するためのキーボード設定やおすすめの入力ソースについてまとめました。またトラブル発生時の対策として、キーボード設定の初期化についてもご紹介します。
目次
Macのキーボード設定で入力ソースを切り替えるには?
Macキーボードの入力ソースとは、Google日本語入力、ことえり、ATOKかな入力などのモードです。入力ソースによって、予測変換機能や変換機能、登録している単語が異なり、Macの使用環境に適したソースコードの利用は文章作成速度も大幅に向上します。Macに登録している入力ソースを切り替える方法をご紹介します。
メニューバーに入力メニューを表示
Mac画面上部のメニューバーに入力メニューを表示します。アップルマークをクリック、環境設定を開きましょう。環境設定内2段目に「キーボード」の項目がありますので開いてください。
Macのキーボード設定では、入力認識の速度やユーザー辞書登録なども決定できます。ご自身のタイピングに合った設定に調整できればかなや英語の入力ミスの減少を実感できます。タブの「入力ソース」をクリックしてください。
入力ソースでは、Macに登録している情報を左側に表示します。「メニューバーに入力メニューを表示」の項目にチェックをいれましょう。これでメニューバー右上に入力ソースの項目が表示されます。
メニューバーから入力ソースを切り替え
次に入力ソースの切り替え手順をご紹介します。メニューバーに表示される入力ソースのアイコンは、現在使用中の入力ソースが反映されます。「あ」もしくは「A」の表記がほとんどですので、画像を参考に探してください。
入力ソースアイコンをクリックしてください。現在Macで使用中のソースにチェックが入っています。切り替えたい入力ソースを選択するとチェックが入り、Macメニューバーの表示が変わります。入力ソースの切り替えは以上です。この手順はネットサーフィン中、文章作成中など各種アプリを利用中も変わりありません。
Macに標準搭載されているキーボード設定
次にMacに標準搭載されているキーボード設定の種類とそれぞれの項目についてご紹介します。Macには「日本語入力モード」という入力ソースが初期導入います。入力ソースによって大きな差はありませんので、「日本語入力モード」の設定画面を通してご説明します。
Macに搭載している「日本語入力モード」ですが、以前は「ことえり(言葉を選ぶの意味)」の名称でした。純正アプリでもあり、特徴的な機能もいくつかあります。
ライブ変換 | 文字入力に合わせて自動で変換する機能。変換を手作業しなくて良いが、誤変換は多い。 |
登録辞書をiPhoneと同期できる | ユーザー辞書の同期、iPhoneユーザーは非常に便利である。 |
ショートカットキーで変換 | 半角英数字は「Ctrl+’」全角カタカナは「Ctrl+k」で変換できる。ホームポジションで操作できるので、慣れればタイピング速度が高まる。 |
Macに搭載された「日本語入力モード」の欠点として、変換に関する操作性の悪さがあります。たなかを田中に漢字変換する場合、「たなか」をキーボード入力+スペースで変換ウインドウ表示+「田中」までカーソル移動+エンターキーで仮決定+エンターキーで本決定。つまり漢字変換を終了するまでにエンターキーを2回押さなければなりません。細かな操作性が悪い点が最大のデメリットです。
ローマ字入力
ローマ字入力は一般的な入力方法です。キーボードに記されたアルファベットを元にタイピングをします。26文字の組み合わせになり、キーの配列も覚えやすいため最も使用されています。環境設定から入力モードを選びましょう。「入力方法の設定」から「ローマ字」を選択します。これでキーボード入力がローマ字になります。
キーボードのローマ字入力を使う際に便利なショートカットをご紹介します。spaceキーで変換先を探す必要がないため、覚えておくと大変便利です。
全角ひらがな | control+J |
全角かたかな | control+J |
全角英数 | control+L |
かな入力
かな入力についてご紹介します。キーボードにひらがなが印字されていますが、そのひらがなを使ってキーボード入力する方法です。かな入力はローマ字入力と異なり、50個のキーボード配列を覚える必要があるため、あまり一般的ではありません。数字にもかなが割り当てられているため、テンキーがついていないMacを使用する場合、別途操作が必要になります。
かな入力に変更する手順をご紹介します。環境設定から入力モードを選びましょう。「入力方法の設定」から「かな入力」を選択します。これでキーボード入力がひらがなになります。
Shiftキー
WindowsではShiftキー+キーで大文字アルファベット入力になります。MacではShiftキーを押した後の入力をどのように処理するか設定できます。キーボードの環境設定から変更でき、内容は2種類です。
- かたなかを入力
- 英字モードに入る
Caps lock
Caps lockキーについては誤操作でlockがかかってしまい困るという声も聞きます。慣れれば使い勝手の良いCaps lockについて簡単にご説明します。
Caps lock有効の状態は、「大文字アルファベット」入力モードです。全て大文字入力する場合に使用できます。MacではCaps lockキーのオン、オフでの操作を決定できます。Caps lockとして使用する、オンまたはオフで「かたかな」もしくは「英字」入力するなど、柔軟に設定ができます。
Macのキーボード設定で入力ソースを追加・削除する方法
Macに最初から導入している「日本語入力モード」についてご説明しましたが、インターネットには様々な入力ソースがあります。おすすめの入力ソース、追加と削除方法をご紹介します。
無料で使用可能な入力ソースとして、おすすめは「Google日本語入力」です。Macに入っている「日本語入力モード」の欠点を解決でき、また誤変換も少ないです。Windowsの入力形式と同じように操作できるため、Mac購入直後でキーボード操作が難しい方は是非導入してください。
入力ソースの追加
次に入力ソースの追加方法をご紹介します。操作はキーボードの詳細設定、入力ソースのタブからできます。Macに導入している入力ソースが左側に表示していますが、下に「+」と「-」ボタンがあり、「+」をクリックすると入力ソースの追加メニューへ移行します。
「+」ボタンをクリックすると、各種言語の中から「日本語」を選びましょう。右側に候補となる入力ソースが表示されます。希望するソースをクリック、右下にある「追加ボタン」で操作完了です。
入力ソースの削除
入力ソースの削除は、入力ソース一覧から削除したいソースを選択して、画面下の「ー」ボタンをクリックすると完了です。入力ソース一覧から消えているか確認をしてください。
Macのキーボード設定を初期化する方法
なんらかのトラブルによって、キー入力が適切にできない場合もあります。そのような場合はMacのキーボード設定を初期化によって問題を解決できる可能性があります。キーボード設定も様々ありますが、今回は問題解決につながることが多い、「変換学習のリセット」についてご説明します。
変換学習をリセットする
変換学習とは、Macの機能である「予測変換」の精度を高めるシステムです。ユーザーが設定や登録をしているものではありません。様々なタイピングや変換からMacが情報を集め蓄積しています。この変換学習のデータがキー入力に問題を引き起こすケースがあります。
削除方法は、キーボード詳細設定の入力ソースタブを開きます。画面下に「変換学習:リセット」のボタンがありますのでクリックしてください。
変換学習をリセットするときの注意点
変換学習機能を使用している方は、リセットによって変換精度がMac購入時まで戻りますので誤変換が目立つようになります。入力傾向が多い文字に関しては再学習するまで、タイピングを繰り返しましょう。誤変換が目立つ場合はユーザー辞書登録も有効な方法です。
Macのキーボード設定で入力ソースを切り替えよう!
Mac搭載されている日本語入力モードには欠点やトラブル報告があります。ご利用環境にあった入力ソースに切り替えれば、タイピングに関する悩みや不満の解決につながります。特にGoogle日本語入力のソースは非常に優秀ですので、ぜひ導入してください。