Keynoteのアニメーションの使い方!スライドに同時にエフェクトを入れる方法を解説!
MacなどApple関連の端末からスライド文書を作成するアプリKeynoteでのアニメーションに関する特集となります。今回は、Keynoteでのスライドのアニメーションの種類と使い方、そしてスライドエフェクトを同時に入れる方法を解説します。
目次
Keynoteのアニメーションを使ってみよう!
今回はAppleのMacなどのパソコンでスライドの文書が作れるアプリKeynoteを使って解説を進めていきます。Keynoteでは、プレゼンなどで役立てられるスライドを作成できるということで多くのMacユーザーに利用されていますが、Keynoteに搭載されているアニメーションをまずは紹介しておきます。どのような種類があるのか知っておきましょう。
ビルド
最初にビルドというものを紹介します。Keynoteでのアニメーションエフェクトのことをビルドと呼んでいます。ビルドという言葉を初めて耳にするという方は、スライドの動きだと覚えておいてください。Keynoteで追加できるビルドには大きく分けて3種類のタイプがあります。以下ではそれぞれのビルドエフェクトについて簡単に紹介しておきます。
イン
Keynoteのビルドで利用できるアニメーションとして最初に紹介するのは「イン」というビルドになります。これはどのようなビルドになるかというと、スライドの要素(文字や図形など)が表示されるエフェクトになります。Keynoteでは、文字など要素の表示の仕方を自由に設定できるようになっています。設定によってクールに表示させることが可能です。
アクション
Keynoteで利用できるアニメーションとして次に紹介するのは、アクションというエフェクトになります。アクションとはどのようなビルドになるかというと、すでにスライド画面で表示されている要素にさらなる動きを追加するというものになります。Keynoteのスライド画面で、より強調したい場所などにアクションを追加して見やすくするなどが可能です。
アウト
そして最後に紹介する3つ目のアニメーションエフェクトとして紹介するのが、アウトと呼ばれるアニメーションになります。アウトとはどのようなアニメーションになるかというとKeynoteのスライド画面にある要素の表示が消えていく際のアニメーションになります。ただ消えるのではなく様々な消え方をすることで見飽きることがないスライドになります。
トランジション
また、Keynoteではビルドのように要素にアニメーションを追加できるビルドの他にもう1つ機能があります。それがトランジションというものになります。トランジションとは、Macなどのパソコンで表示しているスライドの画面から次のスライド画面、ページに移動する際のアニメーションになります。要素ではなく、画面ごとの切り替わり効果です。
Keynoteのアニメーションの使い方
ここまで、Macで使用できるスライド作成アプリKeynoteのアニメーションの種類について紹介してきました。ビルドでは、スライド画面の要素に変化を追加できるエフェクトであり、トランジションは、Macで映し出しているスライド画面から次のページに切り替わる際に追加できるエフェクトであることを解説してきました。
ここからは、KeynoteをMacで使っている方、初めて使うという方に向けて、ビルドの中にあるアニメーションを実際に使う方法を解説していきます。Macを使ってプレゼンをしたいという方には必須の使い方になりますので、基本的な動作の流れを覚えておくことをおすすめします。
エフェクトの種類と追加方法
先ほども説明しましたが、ビルドのエフェクトの中には、イン、アクション、アウトの3種類のアニメーションが搭載されています。これらを上手く駆使して、わかりやすいスライド文書にしていきましょう。ビルドのエフェクトを追加するには、MacでKeynoteを起動して、編集画面の右上に表示されている「アニメーション」をクリックします。
イン
最初に、インのアニメーションを追加する方法になります。「アニメーション」をクリックすると、ビルドのエフェクトから様々な効果を選べるようになります。「イン」のタブを選択してください。次に「エフェクトを追加」をクリックします。Keynoteにプリインストールされているエフェクトから好きなイン効果を選択することで反映されます。
アクション
次にKeynoteでアクション効果を追加する方法を解説します。先ほどと同じようにKeynoteのスライド画面を表示させてください。変化を加えたい要素を選択して右上の「アニメーション」をクリックしましょう。次に「アクション」のタブを選択してください。Keynoteに搭載されているアクション効果一覧が表示されますので好きなものを設定します。
アウト
最後にKeynoteでアウトのアニメーションを追加する方法を説明します。こちらも上記のものと同様のやり方になります。スライド画面で要素を選択して、「アニメーション」をクリックしましょう。今度は「アウト」のタブをクリックしてください。同様に「アウト」内で利用できる効果が一覧で表示されますので、リストから選択して反映します。
エフェクトの詳細設定
Keynoteのスライド画面でイン、アクション、アウトのアニメーションを追加する方法を紹介しましたが、設定するだけではなく、そのアニメーションのかかり具合まで細かく設定ができるようになっています。各エフェクトの選択画面で、効果の方向や時間などをカスタマイズできる項目が表示されます。操作に慣れた方は、使ってみてください。
Keynoteのアニメーションで同時にスライドを動かすには?
Keynoteのイン、アクション、アウトの設定方法と詳細設定まで簡単に説明してきました。スライド画面にある要素に変化を追加したいのであれば基本的に「アニメーション」をクリックするような流れとなります。プレゼンをする中でもエフェクトは、重要な役割を果たす部分がある上に設定方法も簡単ですので、覚えておいてください。
ここからは、少し応用的な説明になります。より的確な効果を設定させてみたいという方は、こちらで説明する方法で試してみてください。今回こちらで紹介するのは、スライドで要素にアニメーションを同時にかけて動かすというやり方です。Keynoteでは、1つの要素だけでなく、他の要素も同時に動かすことが可能な仕様になっています。
複数のビルドを同時設定可能
Keynoteで複数のビルドを要素に同時設定するとはいっても複雑に考える必要はありません。基本的には1つの要素が表示されて、どのように動いて、どのように消えていくかという観点からエフェクトを考えれば良いということになります。アニメーションから要素を動かすエフェクトを選ぶと、動く前と後の要素を同時に編集できるようになります。
表示されてから動いて、消えるアニメーションを作成したいのであれば、表示している要素の「イン」を選択して、次に好きな「アクション」を追加します。最後に消える動作である「アウト」のエフェクトをそれぞれ選んでください。同時にビルドを設定して、複数の要素でエフェクトが発生する順番を設定してしまえば、完了です。
ビルドのタイミングを調整・指定する
Keynoteで、複数の要素にアニメーションを反映させて、エフェクトがかかるタイミングを考え、順序を設定するには、エフェクト追加の画面上に表示される「ビルドの順番」の箇所から設定していきます。複数の要素の並び方を編集して、設定が終わりましたら「プレビュー」をクリックしてください。意図の通り動くようであれば成功です。
また、ビルドのタイミングも自分で設定できるようになっています。全て同時に動かしたいのであれば、「ビルドの順番」の画面下のタブから「ビルド1と同時」を選択することで反映できます。また、クリックごとに動かしたいのであれば、「クリック時」のメニューを選択してください。こちらは適宜設定してください。
Keynoteのアニメーションを使ってみよう!
Macで利用できるスライド文書作成アプリKeynoteについて今回は解説してきました。WindowsではPowerPointが有名ですが、Apple系統の端末ではKeynoteという優れたアプリも存在しますので積極的に使ってみましょう。搭載されているアニメーションも豊富にありますので、好きなタイミングで要素にエフェクトをかけてみましょう。