Macのコピペのやり方まとめ！ファイル移動など便利なコピーペーストの仕方は？

今回はMacのコピペのやり方について解説します。コピペはパソコンワークでは基本中の基本ですが、基本だからこそ、その操作については熟知しておきたいところです。改めて説明を聞くと自分の知らない情報に出会えるかもしれません。

Macのコピペの基本的なやり方は２通りあります。1つはショートカットキーを使う方法です。もう1つはマウスの右クリックを使うやり方です。

ショートカットキーを使ってコピーする方法を説明します。使用する基本キーは「Command」キーです。カーソルでコピーする箇所（文字列・数列など）を指定した後、「Command」キー + 「C」キーを押すと指定した箇所（文字列・数列など）をコピーします。コピーした情報をペーストするには「Command」キー + 「V」キーを押します。

次に、マウスの右クリックを使ってコピーする方法を説明します。カーソルでコピーする箇所（文字列・数列など）を指定した後、右クリックするとメニューウインドウが表示されます。メニュー内の「コピー」を選択すると指定した箇所（文字列・数列など）をコピーします。

コピーした情報をペーストするには、同様に右クリックした後、メニュー内の「ペースト」を選択します。

Macで書式スタイルを解除して、テキストをコピペする方法について解説します。パソコンでテキストをコピーした後、ペーストしたテキストにコピー元の書式スタイルが残っていることがよくあります。

自分にとって書式スタイルが継承されていることが都合が良い場合もありますが、書式スタイルが残っていることがかえってあんばいが悪く、書式をリセットするために「テキストエディタ―」にあえて一旦ペーストして、再度コピーし直してから貼り付けるといった作業を行っている人も少なからずいるのではないでしょうか。

書式スタイルを残さずにテキスト情報だけをペーストするショートカットキーもありますが、「Command」キー + 「shift」キー ＋ 「V」キーを押す必要があるので、押さえるキーも多く操作上の利便性に欠ける感があります。

そんな状況の中、「コピーしたテキストには書式は残らない方が便が良い」と考えるMacユーザーにはお勧めのMac設定方法があります。まず、Mac画面左上のメニューバーから「アップルマーク」→「システム環境設定」を開き、「キーボード」アイコンをクリックします。

「キーボード」のウインドウが開いたら、ウインドウ上方の「ショートカット」タブをクリックし、ウインドウ左メニューの「アプリケーション」を選択します。この項目に、書式スタイルを引き継がずにテキスト情報だけを貼り付けるペーストショートカットを追加します。追加するにはウインドウ下方の「＋」マークをクリックします。

設定のポップアップが開くので、メニュータイトルを「ペーストしてスタイルを合わせる」と入力し、ショートカットキーとして「Command」キー + 「V」キーを指定して「追加」をクリックすれば設定完了です。次回より、通常通り「Command」キー + 「V」キーを押せば、書式設定を残さずテキストをペーストできます。

Macでファイルやフォルダをコピペする方法について解説します。Macでファイルやフォルダをコピペする方法は、3通りの方法があります。ショートカットキーを使うやり方、右クリックで行うやり方に加え、マウスと「Option」キーを使うやり方があります。

ショートカットキーを使う方法は、基本操作と同じです。カーソルでコピーするファイル・フォルダを指定した後、「Command」キー + 「C」キーを押すと指定したファイル・フォルダをコピーします。コピーしたファイル・フォルダをペーストするには「Command」キー + 「V」キーを押します。

右クリックで行う方法も、基本操作と同じです。カーソルでコピーするファイル・フォルダを指定した後、右クリックするとメニューウインドウが表示されます。メニュー内の「コピー」を選択するとファイル・フォルダをコピーします。コピーしたファイル・フォルダをペーストするには、同様に右クリックした後、メニュー内の「ペースト」を選択します。

もう1つのファイル・フォルダのコピー・ペーストの仕方は、マウスを使ってドラッグ＆ドロップするやり方です。通常、ファイル・フォルダをドラッグ＆ドロップするとカット＆ペーストすることになりますが、ファイル・フォルダを「Option」キーを押しながらドラッグして移動するとコピー＆ペーストになります。

また、ネットワークを介してファイル・フォルダをドラッグ＆ドロップする場合は、通常コピー＆ペーストになりますが、その際ファイル・フォルダを「Option」キーを押しながらドラッグして移動するとカット＆ペーストになります。

Macでショートカットキーを使ってコピペする時の注意点について解説します。

WindowsOSに慣れたユーザーが、Macの操作でショートカットキー使用する際に気を付けるべき点が、Macの「Command」キーとWindowsの「ctrl」キーはキーボード上の位置が若干異なるという点です。

Windowsの「ctrl」キーはキーボードの左端と右端に位置しており、右手はマウスを操作するので、通常左端の「ctrl」キーを小指で押さえながら、ショートカットキーを使うことになります。

それに対してMacの「Command」キーはキーボード上、端ではなく若干内側に位置しているためWindowsの「ctrl」キーと同じ勝手で指操作を行うことができません。小指の代わりに薬指や親指を使うことになります。

Macのコピペ以外の便利なショートカットキーを紹介します。

テキストやファイル・フォルダをカットするときは「Command」キー + 「X」キーを押します。また、Mac上の操作を1手元に戻したいときは「Command」キー + 「Z」キーを押します。テキストやファイル・フォルダを全選択するときは「Command」キー + 「A」キーを押します。

テキストの文字を太字にしたいときは「Command」キー + 「B」キーを押します。テキストの文字にアンダーラインを引きたいときは「Command」キー + 「U」キーを押します。テキストの文字を斜体にしたいときは「Command」キー + 「I」キーを押します。

印刷コマンドを立ち上げたいときは「Command」キー + 「P」キーを押します。検索フォームを表示したいときは「Command」キー + 「F」キーを押します。今開いているウインドウを複製したいときは「Command」キー + 「N」キーを押します。

他に、コピペに関する知っていると得するテクニックを紹介します。コピーする単語・数列をダブルクリックするというテクニックです。これは意外と気づいていない人もいるようですが、テキスト内の単語・数列をダブルクリックするとその単語・数列だけがハイライトで指定されるので、そのままコピーできます。

またその応用でトリプルクリックするテクニックもあります。文章内の単語をトリプルクリックするとその単語を含む段落ごとハイライトで指定されるので、そのままコピーできます。段落ごとカット・消去する場合も有効なテクニックです。両テクニックとも、カーソルを引いてコピー箇所を指定しなくても良いので手順短縮になります。

3つ目のテクニックは「shift」キーを使うテクニックです。テキスト内のコピー箇所を指定する際に、その個所の始めのポイントを「shift」キーを押しながらクリックし、そのまま「shift」キーを押しながら終りのポイントをクリックすると、その間のテキストがハイライト指定されるので、そのままコピーできます。

コピペはMacで頻繁に行う作業です。Mac操作におけるコピペの仕方は様々ありますが、Macで可能な限り無駄のない動きで作業が進められるように、適切な設定を行いましょう。ストレスのない動きがMac作業の効率を高めます！