Linuxのrenameコマンドで複数のファイル名を一括変換する方法!使い方やオプションを解説!
「Linux」で利用できる便利な「rename」コマンドを使った、複数のファイル名を一括変換する方法を紹介します。「Linux」の「rename」コマンドは基本的な操作でありながら、非常に便利な機能で。「rename」コマンドの使い方をマスターしましょう。
目次
- 1Linuxのrenameコマンドとは?
- ・mvコマンドでできない複数・一括ファイル名変換ができる
- ・Linux系のOSをインストールすると標準で入っているコマンド
- ・Mac・Windowsでもrenameコマンドは使える?
- 2Linuxのrenameコマンドのパラメータと使い方
- ・【Linux】ファイル名・ディレクトリ変換の例
- ・【ワイルドカード】を使えば拡張子を一括変換・置き換えが可能
- 3Ubuntuのrenameコマンドのパラメータと使い方
- ・【Linux】ファイル名・ディレクトリ変換の例
- ・【ワイルドカード】を使えば拡張子を一括変換・置換が可能
- ・正規表現を使ったファイル名・拡張子変換例
- 4Linuxのrenameコマンドで複数ファイル・ディレクトリを一括変換しよう
Linuxのrenameコマンドとは?
本記事冒頭の本章では、「Linux」で利用できる「rename」コマンドとはどういったコマンド・オプションなのかを紹介します。「rename」コマンドを利用したことがない人は、そのコマンド・オプションの特徴を理解しましょう。
mvコマンドでできない複数・一括ファイル名変換ができる
「Linux」の「mv」コマンドでは、ファイル名の変換ができますが、一括でファイル名の変換ができません。そういったときに利用するのが「rename」コマンドです。「rename」コマンドでは、ファイル名の変換から拡張子の一括置換ができるので、覚えておくと非常に便利なコマンドです。
Linux系のOSをインストールすると標準で入っているコマンド
「Linuxディストリビューション」には、「rename」コマンドが標準搭載されています。h
Mac・Windowsでもrenameコマンドは使える?
「Linux」で利用できる「rename」コマンドは、MacパソコンやWindowsパソコンでも利用することができます。しかし、それぞれのOSでコマンドの入力方法が異なるので注意しましょう。次の章からは、「Linux」の「rename」コマンドの入力方法や、拡張子一括変換のコマンド例を紹介していくので参考にしてみてください。
Linuxのrenameコマンドのパラメータと使い方
本章では。早速「Linux」の「rename」コマンド・パラメーターの使い方を紹介します。
【Linux】ファイル名・ディレクトリ変換の例
コマンド パラメーター |
$ rename「変換前文字列」「変換後文字列」「対象ファイル(複数選択可)」 |
例 | $ rename .txy .TXT a.txt b.txt |
【ワイルドカード】を使えば拡張子を一括変換・置き換えが可能
$ rename .txt .TXT *.txt |
Ubuntuのrenameコマンドのパラメータと使い方
Linux【Ubuntu】での「rename」コマンド・パラメーターの使い方は、【CentOS】と若干異なるので解説します。
【Linux】ファイル名・ディレクトリ変換の例
コマンド パラメーター |
$ rename 's/「変換前文字列」/「変換後文字列」/「対象ファイル(複数選択可)」 |
例 | $ rename 's/.txt/.TXT/' a.TXT b.TXT |
【ワイルドカード】を使えば拡張子を一括変換・置換が可能
$ rename 's/.txt/.TXT/' *.txt |
正規表現を使ったファイル名・拡張子変換例
$ rename 'y/A-Z/a-z/' * |
Linuxのrenameコマンドで複数ファイル・ディレクトリを一括変換しよう
本記事では、「Linux」の「rename」コマンドの使い方を紹介しました。「rename」コマンドを利用すれば、ファイル名の一括変更・拡張子の一括変更が可能です。作業効率を上げるためにも「rename」コマンドを使った変更が非常に有効なので、手順とコマンドを覚えておきましょう。