Linux cutコマンドの使い方!必要な一部分を指定して切り出す方法も解説!

Linux cutコマンドの使い方を紹介します。さらに、さまざまなLinux cut関連コマンドである、「strings」や「shell」、「bash」や「grep」についても詳しく紹介します。また、出力指定オプションについても紹介します。

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目次

  1. 1Linux cutコマンドについて
  2. 文字列を抜き出すcutコマンドって何?
  3. オプションの種類
  4. 2Linux cutオプションの使用例
  5. cutコマンドの使用例
  6. foo.txtを使用する時の使用例
  7. bar.csvを使用する時の使用例
  8. 3Linux cutコマンドの結果を取り出す方法
  9. 4Linux cut関連コマンドについて
  10. sort
  11. grep
  12. strings
  13. split
  14. bash
  15. shell
  16. 5Linux cutコマンドを使いこなそう!

Linux cutコマンドについて

Linux

まずはじめにLinuxについて紹介します。Linuxとは、サーバー用として使用するos(コンピューターのハードウェアを管理しているソフトウェア)のことで、cutコマンドとは、テキストファイル書かれている内容を、指定した文字列のみを抜き出す取得する際に使用するのがcutコマンドです。

下記では、Linux cutコマンドについて詳しく紹介します。Linux cutコマンドを利用することで、作業の効率化を図りましょう。

文字列を抜き出すcutコマンドって何?

はてな

文字列を抜き出すcutコマンドとは、文字列から指定した文字列のみを抜き出すことができるコマンドのことを言います。cutコマンドは、色々な場面で使用することができ、例としては「a.bcde.fgh」の「bcde」だけを抜き出す場合、cutコマンドを使用すると簡単に抜き出す文字列だけを抜き出すことができます。

LinuxはUnix系

Linux

unixとはとても古いosの1つで、unixは色々なosの見本となったosとも言えます。unixは、古いだけあって安全性もあり、カーナビや携帯にも使われています。Linuxとunixは共に、安全面や企業で使われているなどの共通した面が多く、Linuxはそもそもunixを参考にして作られたosなので、Linuxとunixはほとんど一緒です。

unixに慣れている方などは、安心してLinuxを使うことができます。さらに、unixとLinuxは似ているので、作業もunixを使用していた時と変わらず使用することができます。

オプションの種類

下記では、Linux cutコマンドのオプションの種類について紹介します。出力指定オプションやリストの指定方法などを詳しく紹介します。その他にも、いろいろなcutコマンドのオプションを紹介するので、使ってみましょう。

出力指定オプション

パソコン

ここでは、出力指定オプションについて紹介します。出力指定オプションとは、名前の通り指定して出力することができるオプションです。出力指定オプションには3種類あり、「b出力リスト(bytes)」「c出力リスト(characters)」「f出力リスト(fields)」となっています。

出力指定オプションの書式として、「$ cut オプション (ファイル名)」のように使用しましょう。「b出力リスト」の意味としては、切り出す位置のリストをバイト数で指定することができます。「c出力リスト」の意味としては、切り出す位置のリストを文字数で指定することができます。

「f出力リスト」の意味としては、切り出す位置のリストをタブ区切りのフィールドで指定することができます。

リストの指定方法

パソコン

リストの指定方法の書式としては「$ cut -N(ファイル名)」から使用することができます。リストの指定方法には4種類あり、「N」「N-M」「N-」「-M」となっています。「N」は、N番目のバイト・文字またはフィールドという意味を表しています。

「N-M」は、N番目からM番目までを表しています。「N-」は、N番目から行末までを表しています。「-M」は、頭からM番目までを表しています。

その他のオプション

パソコン

ここでは、その他のオプションについて2つ紹介します。「-d文字(delimiter)」では、フィールドの区切り文字としてタブの代わりに使用する文字を1文字指定することができます。「-s」では、出力指定した箇所以外を出力することができます。

Linux cutオプションの使用例

Linux

ここでは、Linux cutオプションの使用例を紹介します。「指定した行の切り出しについて」「指定した位置を切り出す」「指定した位置から行末までを切り出す」使用例を紹介します。それぞれのオプションの使い方や、使用するとどうなるのかなどを細かく紹介します。

cutコマンドの使用例

ここでは、cutコマンドの使用例について紹介します。上記でも紹介した通り、cutコマンドを使用すると指定した位置からまたは行から切り出すことができたりと、とても便利なコマンドです。下記では、色々なコマンドを詳しく紹介します。

指定した行の切り出しについて

パソコン

ここでは、指定した行の切り出しについて紹介します。まずはじめに使用するファイルを「fileA」とした場合の使用について紹介します。切り出しする際は、切り出しする行を確認しておきましょう。
$cut fileA
1a  2b  3c  4d  5e
6f  7g  8h  9i  10j
行頭から4行目までを切り出す場合
$cut -f -4 fileA
1a  2b  3c  4d
6f  7g  8h  9i
となります。

指定した位置を切り出す

パソコン

ここでは、指定した位置を切り出しする方法について紹介しますりまずはじめに使用するはファイルを「fileB」とした場合の使用例について紹介します。
$cut fileB
1a2b3c4d5e
6f7g8h9i10j
5文字目を切り出す場合
$cut -c 5 fileB
3
8
となります。

指定した位置から行末までを切り出す

パソコン

ここでは、指定した位置から行末までを切り出しする方法について紹介します。まずはじめに使用するはファイルを「fileC」とした場合の使用例について紹介します。
$cut fileC
1a2b3c4d5e
6f7g8h9i10j
5文字目から行末までを切り出す場合
$cut -c 5- fileC
c4d5e
h9i10j
となります。

foo.txtを使用する時の使用例

ここでは、foo.txtを使用する時の使用例を紹介します。下記ではfoo.txtを使用して、行頭から指定フィールドまでを切り出す方法を詳しく紹介します。

行頭から指定フィールドまでを切り出す

パソコン

ここでは、行頭から指定フィールドまでを切り出しをする方法を紹介します。行頭から4行目までを切り出す場合について詳しく説明します。
$cut foo.txt
1a  2b  3c  4d  5e
6f  7g  8h  9i  10j

$cut -f -4 txt
1a  2b  3c  4d
6f  7g  8h  9i
となります。

bar.csvを使用する時の使用例

ここでは、bar.csvを使用する時の使用例を紹介します。下記では、指定フィールドから行末までを切り出す方法について紹介します。

指定フィールドから行末までを切り出す

パソコン

ここでは、指定フィールドから行末までを切り出しする方法について紹介します。cutコマンド-sを使用して、「.」を指定して3フィールドから行末までを切り出す方法について紹介します。
$cut bar.csv
ab.cd.ef.gh
ij.kl.mn.op

$cut -d.-f 3- bar.csv
ef.gh
mn.op
となります。

Linux cutコマンドの結果を取り出す方法

Linux

Linux cutコマンドの結果を取り出す方法としては、「$cut コマンド 対象ファイル>出力ファイル」という書式を使用して取り出す作業をしましょう。取り出すということは、出力という意味で取り出すという意味を間違えないようにしましょう。

また、データを大量に処理した時のファイルに取り出す方法としても、上記の書式を使用してみましょう。取り出す際には、出力ファイルや対象ファイルを間違えないように、取り出す際には確認しておきましょう。

Linux cut関連コマンドについて

Linux

Linux cut関連コマンドについて「sort」「grep」「strings」「split」「bash」「shell」などを細かく紹介します。

sort

ここでは、sortコマンドについて紹介します。sortコマンドの書式は、「$sort オプションファイル名」です。sortコマンドは、指定したテキストファイルを並べ、標準出力に表示することができるコマンドです。オプションは上記で紹介したオプションを入力しましょう。

grep

ここでは、grepコマンドについて紹介します。grepコマンドの書式は、「$grep 検索内容 ファイル名」です。grepコマンドは、ファイルの中の文字列を検索することができるコマンドです。検索内容は、正規の文字で行わないときちんと検索することができないので、検索文字には気を付けましょう。

strings

考える

ここでは、stringsコマンドについて紹介します。stringsコマンドの書式は、「$strings オプション ファイル名」です。stringsコマンドは、データファイル(またはバイナリファイル[テキスト形式ではないファイル])から文字列として読むことができる部分を表示することができるコマンドです。

split

ここでは、stringsコマンドについて紹介します。splitコマンドの書式は、「$split オプション ファイル名 (分割ファイルのプリフィックス)」です。splitコマンドは、ファイルを複数のファイルへ分割することができるコマンドです。

bash

ここでは、bashコマンドについて紹介します。bashコマンドの書式は「$bash オプション ファイル名」です。bashコマンドは、ファイルなどから読み込んだコマンドを実行することができます。

bashコマンドの特徴としては、bashコマンドは上記で紹介したオプションを使用することができ、一文字のシェルオプションもbashコマンドは使用することができます。

shell

考える

ここでは、shellコマンドについて紹介します。shellコマンドは、Linux内で使用しているコマンドまたは、使用できるコマンドを、まとめて入力して実行することができるコマンドです。shellコマンドは、「シェル」と言います。

また、shellは「シェルスクリプト」とも言い、shellを実行することにより、色々な処理を行うことも可能なのがshellコマンドの特徴です。 

Linux cutコマンドを使いこなそう!

Linux

Linux cutコマンドは種類も多くあり、初めて使う方は難しいと思います。しかし、Linux cutコマンドを理解すると色々なコマンドをその場によって使い分けることができ、スムーズに作業を行うことができるので、是非Linux cutコマンドを使いこなしてみましょう。

また、Linux cutコマンド以外のコマンドも使用して、使いこなしてみましょう。Linux cutコマンドはunixと似ているので、以前にunixを使っていた人で、Linuxを初めて使う方も心配せずに、安心してLinux cutコマンドを使いましょう。

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この記事のライター
sakamotokotone
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