LINEの通報とは?通報の仕方や通報したら・されたらどうなるか解説!
LINEには通報という機能があります。通報したら、されたら、いったいどうなるのでしょうか。この記事ではLINEの通報の意味や仕方と、通報したことが相手にばれることがあるのかどうか、ということについて詳しく見ていきましょう。
目次
LINEの通報機能とは
LINEはコミュニケーションアプリとして、とても便利なものです。でも、家族や直接の友人だけではなく、ネット上だけの友だちの輪も広げることができるために、時には悲しい事件の原因になってしまうことがあるのも現実です。
また、スパム行為やなりすまし詐欺を行うユーザーもいることから、LINEには通報という機能があります。
LINEの通報とは、どんなものなのでしょうか。LINEの通報とは、スパム目的や悪質な出会い目的、なりすまし行為などの悪質な行為を行っているアカウントなどをLINEの運営に通報することができる機能です。
異性からのしつこいアプローチや、悪質な勧誘、スパムメッセージと感じたら、そのアカウントをブロックするだけではなく、通報もしてLINE側に対処を促すことができます。
通報機能がある意味
LINEに通報機能がある意味とはどんな意味なのでしょうか。LINEの通報機能の意味とは、LINEを健全なコミュニケーションアプリとして、多くの人に活用してもらうため、という意味があります。
通報機能がなければ、悪質なメッセージや商業目的や出会い目的での悪質な意味のないスパム行為がLINE上で横行してしまいます。
しかし、LINEで通報機能があり、しっかりと意味のある機能を果たすことができていれば、悪質なユーザーはしっかりと排除されていきます。
LINEの通報機能が意味ある機能を果たして、その結果として、どんな人でも安心してLINEを使うことができるようになる、というメリットの意味はとても大きなことではないでしょうか。
通報する対象
LINEの通報とはどんな対象に対して行えるものなのでしょうか。LINEの通報の対象とは次のものになります。
- 個人のアカウント
- グループ・複数人トーク
通報の対象になる行為には次のものがあります。
- 迷惑行為
- スパム行為
- 出会い目的
- 標識に問題のある行為
- LINEもしくは第三者の著作権・商標権・特許権などの知的財産権侵害
- 名誉権・プライバシー権侵害
- その他法令もしくは契約上の権利を侵害する行為
スパムやなりすまし、グループトークでの嫌がらせなどの迷惑行為の他に、著作権侵害やプライバシー権侵害なども通報されてしまいます。
スパムやなりすまし、悪口などの嫌がらせ以外にも、自分では迷惑行為をしていないつもりの投稿で、知らず知らずのうちに第三者の権利を侵害している可能性もあります。通報されないためには注意が必要です。
通報とブロックの違い
LINEには通報に似た機能でブロックという機能もあります。通報とブロックの違いとはどんなものなのでしょうか。
ブロックというのは、相手とのコミュニケーションをLINE上で遮断するだけです。通報するほど悪質性は高くないけれども、自分にとっては関わりたくない相手だったり、気が合わないと感じた相手はブロックします。
一方で、通報というのは上の項目でお伝えしたほうに、明らかに悪質性が高いと判断される行為に対して行うものです。ただ単に自分が気に入らないから、という理由だけで通報しても、LINEの運営側に悪質性は高くないと判断されたら、アカウント停止までいきません。
法律違反と判断されるほど悪質性が高くない相手は、通報せずにブロックで我慢しましょう。
LINEで通報したらどうなる?
LINEで自分に対して悪質性の高い行為を行ってきたり、明らかに他の人の権利を侵害したりしていると判断した場合には、遠慮せずに通報しましょう。ところで通報したら相手はどうなるのでしょうか。ここからは自分が誰かを通報したらどうなるのか、ということについてみていきましょう。
通報でLINEに報告されること
LINEで通報したらまずLINEの運営側へ報告が行きます。通報したら報告される内容とは次のものです。
- 通報した相手のアカウント情報
- "その相手から受信した直近10件のメッセージと通報したタイムライン投稿"または、"通報したメッセージと直近にその相手から受信した9件のメッセージ"
通報したからと言って、即、そのアカウントやグループが停止や凍結になるわけではありません。調査して悪質性が高いと判断されなければ、何もおとがめなしという可能性もあります。
LINEの運営側がどのような調査を行っているのかは公表されていません。通報しても何もされなかったという人もいるのが現実です。
通報された相手はどうなる?
LINEで通報したら、通報された方の相手はどうなるのでしょうか。LINEでは通報したら相手がすぐにアカウント停止や退会処分になる、ということはありません。まずはそのアカウントに対するLINEの調査が入ります。
LINEの運営側が調査した結果、悪質性が高く、法令やLINEの利用規約に反する行為があったと判断した場合には、そのアカウントは"一時停止"や"停止"、"凍結"といった処分を受けます。
アカウントが停止もしくは凍結された場合には、基本的にその電話番号ではLINEのアカウントを新しく作ることはできなくなります。LINEは電話番号に紐づけてアカウント管理をしているので、一度規約違反を犯した電話番号はLINEのブラックリストに入ってしまうようです。
通報したことは相手にばれる?
通報したら心配なことが相手に通報したことがばれることです。相手がどこの誰なのか、まったく見ず知らずで、相手も自分のことを直接知らなければ心配はありません。しかし、もしも直接知っている知人のLINEアカウントを通報したら、それがばれたら後から周囲の人間関係にもひびが入ってしまいます。
知人を通報したら、それがばれたら報復を受ける可能性もあります。特にストーカーによる悲しい事件などが後を絶たない昨今、LINEでも通報がばれることが心配で通報するべきメッセージを通報できない人もいるかもしれません。
実際にLINEで通報したら相手にばれるのでしょうか。
LINEで通報をしても相手にばれることはありません。通報が誰から来たのか、という情報はしっかりと守られて相手にばれることはありません。
LINEの調査によって、アカウントが一時停止、停止、凍結になった場合には、前触れもなくある日突然LINEのアカウントが消えてしまう、という状態になります。もともとのアカウントに入れない状態になり、LINE友だちの情報にもアクセスできなくなります。
通報は絶対にばれないので、悪質性が高いと思ったら遠慮なく通報しましょう。
LINEの通報の仕方
ここからは実際にLINEで通報をする方法について詳しく見ていきましょう。通報は、通報したいアカウントやグループのプロフィール画面、トーク画面、タイムラインから行うことができます。それぞれの通報の仕方を見ていきましょう。
プロフィール画面から
通報したいアカウントやグループトークのプロフィール画面から通報する方法です。
個人
個人のアカウントを通報する仕方です。まずはLINEの友だち一覧から通報したい友だちの名前をタップしてプロフィール画面を出します。プロフィール画面を出したら、"右上の3つの点"をタップします。
すると"通報"と出てくるのでタップします。
すると"どのような理由で通報するのか選択する画面"が出てくるので、該当するものを選んで、"同意して送信"をタップして通報を送信します。この"選択して送信の画面"は以降すべて共通なので、次からは省きます。
グループ
グループのプロフィール画面から通報することはできません。グループや複数人トークを通報したい場合には、次の"トーク画面から"の"グループ・複数人トーク"での通報の仕方で通報しましょう。
トーク画面から
次にトーク画面から通報する方法です。
友達追加する前
友達に追加していない相手から突然メッセージが届くことがあります。実際に知り合いの人なら友達に追加してもいいのですが、怪しいスパムメッセージのこともあります。
友だちではないLINEアカウントからメッセージが来ると下の画像のようなメッセージと、3つの選択肢が表示されます。メッセージの内容がスパムだと感じたら、"通報"をタップして、LINEの運営側へ通報しましょう。
友達
友だちをトーク画面から通報したいときには、まずはトーク画面の右上の矢印マークをタップします。
次に"トーク設定"をタップします。
設定画面の一番下の"通報"をタップすると、通報内容を選択する画面が出てきて通報できます。
グループ・複数人
LINEのグループや複数人トークはこちらのやり方でのみ通報ができます。プロフィールからは通報できないので注意しましょう。
まずはグループトークのトーク画面を出します。次に画面の"右上の矢印マーク"をタップします。
次に"トーク設定"をタップします。すると友だちをトーク画面から通報するときと同じ、トーク設定の画面が出てくるので、一番下から通報します。
メッセージ・スタンプ
個人のメッセージに悪質性を感じた場合や、画像やクリエイターズスタンプが著作権侵害などに当たると考えられるときには、トーク画面のメッセージやスタンプ、画像からも通報することができます。
まずは通報したいメッセージやスタンプ、画像などを"指で長押し"します。するとそのメッセージなどに対するメニューが表示されるので"通報"をタップします。
すると通報内容を選択する画面が出てくるので、そちらから通報します。
タイムラインから
タイムラインの投稿から通報する通報の仕方もあります。タイムラインからの通報の仕方は、まずは通報したほうがいいと思われるユーザーのタイムラインの投稿を表示します。次にそのタイムラインの"投稿の右上にある3つの点"をタップします。
するとそのタイムラインの投稿に対するメニューが表示されるので、悪質性が高いのなら"通報"をタップして通報します。
タイムラインには友達がコメントをすると、全体公開しているアカウントなどが表示されることがあります。中には悪質な投稿もタイムラインに見られることがあるので、積極的にタイムラインからも通報を行いましょう。
知り合いかもから
最後に"知り合いかも"に表示される人で、通報したほうがいい場合の通報の仕方を見ておきましょう。知り合いではないのに、相手が自分の電話番号何らかの方法で入手して友達に追加している可能性があります。中にはスパム目的のアカウントもあるので、怪しいと思ったら通報しましょう。
まずはLINEの"友だち"から"知り合いかも"をタップします。
すると、"知り合いかも"のアカウントの一覧が表示されるので、通報するアカウント名をタップして、その人の"プロフィール画面"に入ります。次にプロフィール画面の右上の"3つの点"をタップします。
すると通報できます。
LINEで通報されたらどうなる?
ここまではLINEで悪質なメッセージなどを見つけて通報する仕方などについてみてきましたが、逆に自分が通報されたらどうなるのでしょうか。
LINEで通報されたらどうなるかというと、最初は特に何も変わりません。しかし、通報されたらLINEの運営側からの調査が自分のアカウントに入っているとみて間違いありません。しかし、通報に関する情報は通報された側にはばれないようになっているので、自分が通報されたかどうかはわかりません。
通報されたら、調査が入り、調査の結果悪質性が高く、法令や利用規約に違反していると判断されたら、アカウントが一時停止、停止、凍結のいずれかになります。
一時停止をされたら様子を見て復活、という可能性もありますが、停止か凍結にされたら復活は難しいようです。また、同じ電話番号からの新規登録もできません。
間違えて通報してしまったらどうなる?
間違えて通報してしまったり、喧嘩した勢いでブロックではなく通報してしまった場合にはどうしたらいいのでしょうか。
通報は取り消せる?
通報は取り消すことができるのでしょうか。残念ながら、間違えたり、喧嘩した勢いで通報しても、通報を取り消す仕方はありません。そのアカウントにはLINEからの調査が入ってしまいます。
通報された相手はどうなる?
通報されたら相手はどうなってしまうのでしょうか?通報したら、相手にはラインからの調査が入ります。しかしこれは本人にはばれないので、秘密裏に行われます。
基本的に喧嘩したトラブルくらいではアカウント停止になるほどの悪質性は認められないので、間違えて通報したり、喧嘩した勢いで通報したくらいでは大丈夫です。相手のアカウントに何も起こりません。
しかし、万が一、相手が他の友だちやグループ、タイムラインで利用規約や法令に違反することをしていたら、あなたの間違えた通報をきっかけにアカウントが停止になるかもしれません。
しかし、アカウント停止になるということはよほどのことをしていたからです。停止になる人は停止になるほどのことをしていたので仕方がありません。気にしなくても大丈夫です。
悪質なLINEアカウントは通報しよう!
この記事ではLINEの通報について詳しく解説してきました。LINEは本当に便利なアプリですが、LINEをきっかけにした事件が多いのも気になります。やはり悪質性の高いユーザーはブロックだけではなく、通報もしたほうがいいでしょう。
意味なく相手をむやみに通報するのは良くありませんが、迷惑行為や規約違反が見られたら、相手にばれることはないので、積極的に通報しましょう。LINEを快適に使えることが一番大切です。