2019年05月17日更新
LINEのセキュリティを強化!安全に使うためのプライバシー設定は?
LINEは多くの方にとって使用頻度の高いアプリであるため、アカウントを乗っ取られないためにもセキュリティ対策が必要です。安全に使うためのプライバシー設定など、LINEのセキュリティを強化する方法についてご紹介いたします。
目次
- 1LINEは安全に使うためにセキュリティ対策が大切!
- 2LINEを入れたら初めにやるセキュリティ対策!
- ・スマホ本体にパスワード設定
- ・LINEアプリにパスワード設定
- ・LINEにメールアドレスと電話番号を登録
- 3LINEセキュリティ強化のプライバシー設定
- ・トーク内容を通知非表示に
- ・オフにしておきたい設定
- ・「Letter Sealing」とメッセージ受信拒否はオン
- 4日頃から習慣付けたいLINEセキュリティ対策
- ・トーク履歴のバックアップはこまめに
- ・情報提供を制限
- ・訪問履歴を元にした広告は停止できる
- ・友だち以外からきたメッセージは拒否
- 5LINEのセキュリティに「友だち追加」設定は重要!
- ・アドレス帳同期に注意
- ・電話番号の友達追加に注意
- ・QRコードはこまめに更新を
- ・繋がりたくない人はブロックを
- 6セキュリティを万全にして安全なLINEライフを!
- ・LINEの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
LINEは安全に使うためにセキュリティ対策が大切!
LINEは今や多くの人が使用しているアプリであり、中には家族や友人との連絡だけでなくアルバイト先との連絡もLINEで行っている方もいるでしょう。
もしアカウントを乗っ取られた場合にはただ連絡手段に困るだけでなく、個人的なやり取りの流出やLINE Payでの不正出金などが想定されます。そういったトラブルを防ぐためにもLINEを使用する際にはセキュリティ対策が大切です。
LINEアプリを安全に使うためにセキュリティ対策として何をすればいいのか、分かりやすくご紹介いたします。
LINEを入れたら初めにやるセキュリティ対策!
まずは基本的に行っておくべきセキュリティ対策からご紹介いたします。LINEアプリを安全に使うためにも以下の三点は必ず行うようにしましょう。
スマホ本体にパスワード設定
最初にスマホ本体にパスワードを設定しましょう。LINEアプリだけでなく、端末の安全を確保する上でも重要なことです。既に設定されている方は問題ありませんが、もし設定されていなければすぐにでも設定することをお勧めします。
Androidの場合は設定画面を開き、その中の"セキュリティ"をタップしてください。
画面セキュリティの中のある"画面のロック"をタップすると画面ロックの種類を選択できるようになります。色々な種類がありますが、ここでは"パスワード"をタップしてください。
パスワードは4文字以上・英字が1文字以上必要です。確認を含め、同じパスワードを2回入力する形になります。パスワード確認の入力まで終わったら"OK"をタップしましょう。
最後にロック画面で通知をどのように表示するかの指定ができます。プライバシー保護という面でも「ロック画面には通知を表示しません」にしておくことをお勧めします。選択が終わったら右下の"完了"をタップしましょう。これでパスワードの設定は完了です。
iPhoneでのパスワード設定方法はAndroidよりも簡単に行うことができます。
Androidと同じく設定画面を開き、"Touch IDとパスコード"をタップ、一番上に出てくる"パスコードをオンにする"をタップしてください。任意の数字4桁をパスコードとして設定することができます。
LINEアプリにパスワード設定
スマホ本体にパスワードが設定できたら、今度はLINEアプリにパスワードを設定しましょう。設定するとLINEアプリを開く度にパスコード入力が要求されるようになり、第三者に悪用される可能性を低くすることができます。
まずはLINEアプリのホーム画面の右上にある"歯車アイコン"をタップし、設定画面を開いてください。
設定画面が開かれたら個人情報のカテゴリにある"プライバシー管理"をタップしましょう。一番上に「パスコードロック」と出てくるので右にある"チェックボックス"をタップしてください。
するとパスコードの入力画面に切り替わります。再入力を含め、同じパスワードを2回入力しましょう。
パスコードの入力が終わると通知に関するお知らせが表示されます。パスコードの設定はこれで完了になります。
LINEにメールアドレスと電話番号を登録
LINEにメールアドレスと電話番号を登録することもセキュリティ対策において有効な手段です。LINEにメールアドレスや電話番号を登録しておくことでスマホを落としてしまった場合にもPC版のLINEアプリから自分のアカウントにアクセスすることが可能です。
設定画面から「アカウント」を開くと登録できるようになっています。
LINEセキュリティ強化のプライバシー設定
さらにLINEのセキュリティ強化させる、プライバシー設定についてご紹介いたします。
トーク内容を通知非表示に
トーク内容を通知非表示にすると、LINEでメッセージを受けとった際のトーク内容表示をなくし、「新着メッセージがあります」とだけ通知されるようにできます。
アカウントの乗っ取りなどを防ぐ手段にはなりませんが、LINEでのトーク内容を盗み見られる可能性をなくせるので、プライバシーが気になる方は設定しておくと良いでしょう。
設定画面から「通知」を開き、「メッセージ通知の内容表示」の右にある"チェックボックス"をタップすることで非表示に設定できます。
オフにしておきたい設定
LINEでデフォルトでオンになっているものの、LINEのセキュリティ強化のためにはオフにしておきたい設定も存在します。
- 他のデバイスからの「ログイン許可」をオフ
- パソコンからの自動ログインをオフ
- 「ID検索の許可」をオフ
- 「友だちの自動追加」をオフ
各設定のオフにする方法は以下になります。
まず、他のデバイスからの「ログイン許可」をオフするには、設定画面から「アカウント」を開きましょう。「ログイン許可」の右にある"チェックボックス"をタップすることでオフにできます。
次にパソコンからの自動ログインをオフにするには、PC版のLINEアプリから設定を変更する必要があります。
PC版LINEアプリを開き、ホーム画面の左下にある"…"をクリックしてください。出てきたメニューの中にある"設定"をクリックしましょう。
設定の下部分に「自動ログイン」という項目が確認できます。「自動ログイン」の左にある"チェックボックス"をクリックしてオフにしておきましょう。
さらに「ID検索の許可」をオフにするために、設定画面から「プロフィール」を開いてください。
「IDによる友だち追加を許可」の右にある"チェックボックス"をタップしてオフにしましょう。こうしておくことで自分のIDが他人から検索をかけられたとしてもアカウントがヒットしないようになります。
最後に「友だちの自動追加」をオフにしましょう。設定画面から「友だち」を開き、「友だち自動追加」の右にある"チェックボックス"をタップすることでオフにすることができます。
「Letter Sealing」とメッセージ受信拒否はオン
一方でオンにしておきたい設定もあります。「Letter Sealing」とメッセージ受信拒否がその設定にあたります。
「Letter Sealing」の設定は設定画面の「プライバシー管理」内にあります。
「Letter Sealing」をオンにするとLINE上で自分の送ったメッセージや受け取ったメッセージが個人の端末上で暗号化されてから保存されるようになります。万が一、LINEのサーバーから情報が流出したとしてもメッセージの解読を防ぐことができます。
ただしこの機能は自身だけでなく、メッセージのやり取りをする相手もオンに設定していない限りはトークで利用できないようになっています。
また、メッセージ受信拒否をオンにすると、自身が友だちに登録しているアカウント以外からのメッセージを受信拒否することができます。設定方法はこの後ご説明いたします。
日頃から習慣付けたいLINEセキュリティ対策
LINEセキュリティ対策のために日頃から習慣付けておくとよいこともあります。ここでは日頃から習慣付けたいLINEセキュリティ対策方法をご紹介いたします。
トーク履歴のバックアップはこまめに
トーク履歴のバックアップをこまめにとっておくことで、トークを消してしまったり、消されてしまった際にもトークを保持することができます。また、バックアップをとることで端末の容量が圧迫されるのを避けることができます。
情報提供を制限
LINEをインストール、またはアップデートした際にLINEに対して「位置情報」の提供などに関する意思確認がされるようになっているのですが覚えのない方も多いでしょう。
その確認画面で情報提供を許可していた場合には、LINEに自分の現在地情報などを提供していることになります。情報を提供しておくことで災害が起きた際の緊急通知や、周辺の店舗情報を受け取れるようになっていますが、LINEに提供する情報を制限することも可能です。
設定画面から「プライバシー管理」を開き、"情報提供"をタップしてください。チェックの入っているものが現在情報提供に同意している項目になります。チェックを外すことで情報提供をやめることができます。
セキュリティ対策として万全を期したい場合には、チェック全てを外しておくことをお勧めします。「通知メッセージを受信」を無効に、LINEの取得した情報の削除も行っておくとよいでしょう。
訪問履歴を元にした広告は停止できる
プライバシー対策としては訪問履歴を元にしたLINE広告の配信停止も設定しておくとより安全だと言えます。設定画面から「プライバシー管理」を開き、"広告の設定"をタップしてください。
「ウェブ追跡型広告の受信」の右にある"チェックボックス"をタップし、オフにしておきましょう。「広告の最適化」からLINEに提携している広告配信会社への情報提供に制限をかけることもできます。
友だち以外からきたメッセージは拒否
先ほど触れたように「メッセージ受信拒否」をオンにすることで友だち以外からきたメッセージを受け取らないようにすることができます。
稀にスパムアカウントなど、全く知らない相手からメッセージが届くことがあるという方はこの「メッセージ受信拒否」を設定しておきましょう。
設定画面から「プライバシー管理」を開いてください。チェックが入っていなければ「メッセージを受信拒否」の右にある"チェックボックス"をタップすることでオンにできます。
LINEのセキュリティに「友だち追加」設定は重要!
ここまで様々なセキュリティ対策をご紹介いたしましたが、見落としがちなのは「友だち追加」設定です。LINEを安全に使うためにも、自身のLINEではどんな設定になっているか見直してみてください。
アドレス帳同期に注意
LINEとアドレス帳が同期される状態にしていると、アドレス帳に登録されている情報をもとにLINEが勝手に友だちの追加をしてしまいます。
こちらが友だち追加をすると、相手のLINE上の「知り合いかも?」リストに表示されてしまうため、不用意に自分のアカウントをさらさないためにも同期させないようにしておくのをお勧めします。
LINEとアドレス帳が同期されているかどうか確認するには、設定画面から「友だち」を開いてください。「友だち自動追加」にチェックが入っている場合は同期されている状態ですので"チェックボックス"をタップしてオフにしましょう。これで同期されないようになります。
電話番号の友達追加に注意
自身のLINEで「知り合いかも?」リストを見たときにアカウントによっては「電話番号で友だち追加されました」と表示されていないでしょうか。これは自分の電話番号を知っている相手が「友だち自動追加」をオンにしている場合に起こります。
電話番号を教えたものの、LINEのアカウントを知られたくないような相手にアカウントをさらすことになるため、困っているという方もいるでしょう。設定を変更することでこういった電話番号での友達追加を防げるので以下の手順で変更してみてください。
設定画面から「友だち」を開きましょう。「友だちへの追加を許可」にチェックが入っている場合は電話番号での友だち追加を許可している状態ですので"チェックボックス"をタップしてオフにしてください。
QRコードはこまめに更新を
LINEで友だち登録をする際にQRコードを使っている方もいるでしょう。直接相手と会っている状態で使用するだけなら問題ないのですが、登録のために自身のQRコードを誰かに送信したりする場合にはQRコードを悪用される可能性が出てきます。
そういった可能性を低くし、アカウントの安全を守るためにもQRコードはこまめに更新することをお勧めします。
QRコードを変更するためには、まずLINEの友だち追加画面を開いてください。上部分にある"QRコード"をタップしましょう。
QRコードリーダーが起ち上がるので"マイQRコード"をタップして自身のQRコードが表示されるようにしてください。
右上にある"…"をタップしてメニューを表示させてください。その中にある"QRコードを更新"をタップしましょう。
更新に関して確認する画面が出てきます。問題なければ"確認"をタップしてください。これでQRコードの更新は完了です。
繋がりたくない人はブロックを
LINEにはブロックという機能があり、アカウントに対してブロックを設定するとそのアカウントからのメッセージや通話を受け取らないようにできます。「知り合いかも?」リストに入っている繋がりたくない人などにはブロックをしておくと安心です。
ブロックする際にはブロックしたいアカウントを長押ししてください。するとメニューが出てくるので、そこで"ブロック"をタップしましょう。リストからアカウントの表示が消え、ブロックリストでしか確認できなくなります。
セキュリティを万全にして安全なLINEライフを!
LINEのセキュリティ対策には様々な方法がありますが、設定を変更しておくだけでできるものが多く、一度変更しておくだけでLINEをより安全に使うことができます。記事を参考にセキュリティを万全にして、安全なLINEライフを送ってください。