2019年03月19日更新
iTunesにCDをインポートできない原因と対処法!音楽を取り込めない?
iTunesを利用してCDをインポートする人が増えていますが、その一方でCDがインポートができないというトラブルも増えています。今回はMacやWindowsやiTunesを利用したCDのインポートができないというトラブルの対処法を紹介します。
目次
- 1iTunesにCDをインポート・再生できない原因
- ・MacでCDが認識されていない
- ・iTunesでCDが認識されていない
- ・CDの取り込み中にエラーになっている
- 2iTunesにCDをインポートできない場合の対処法【Mac編】
- ・MacがCDを認識しているか確認
- ・MacのCD認識に問題がある場合
- ・iTunesのCD認識に問題がある場合
- ・CDの取り込みにエラーになる場合
- 3iTunesにCDをインポートできない場合の対処法【Windows編】
- ・デバイスマネージャーのプロパティを表示
- 4iTunesにCDをインポートする際によくあるトラブル
- ・CDを挿入してもiTunesに曲リストが表示されない
- 5iTunesにCDをインポートできない時は色々な原因を探ってみよう
- ・iTunesの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
iTunesにCDをインポート・再生できない原因
CDを購入する人口が減る一方であるとされていますが、現在でも人気のCDは購入される事が多く、2018年は安室奈美恵が引退を発表した事でベストアルバムがミリオンを超えた事がニュースとなりました。
現在は購入したCDはパソコンで聞くだけではなく、iTunes等を介してインストールしたり、スマートフォンに保存をして聴くという利用方法もメジャーになっていますが、その一方でCDが読み込めないというケースも存在し、その場合は次の3つのケースと原因が考えられます。
MacでCDが認識されていない
最初に考えられるのが、CDがMacで表示されていなかったり、「CDが挿入されていません」と表示された場合等の"MacがCDを認識していない"というケースで、MacがCDを認識しているのかを確認する必要があります。
iTunesでCDが認識されていない
Mac本体がCDを認識してもiTunesがCDを認識しない場合もあります。この場合はiTunesに問題が発生している可能性が高いと言えます。
CDの取り込み中にエラーになっている
Mac本体やiTunesで正常にCDが認識され、さらに問題なく読み込みまでは上手く行っても、取り込みになると途中でエラーになり「必要なフォルダが見つかりません」と表示される場合もあり、この場合は設定から操作する必要がある為少し面倒ですが、やり方が分かっていれば簡単に解決出来ることも多々あります。
iTunesにCDをインポートできない場合の対処法【Mac編】
MacがCDの読み込みをしない原因として簡単に3つほど挙げましたが、パソコンやソフトウェアというのは人が膨大な量の数式を駆使して作り上げた物である事から、正常に使っていたとしても誰でも起こりうる症状です。
そこで、次にMacにおけるエラーの対処法とウィンドウズにおけるエラーの対処法を分けて紹介します。
MacがCDを認識しているか確認
MacがCDを認識しているかを確認するには、Macのシステム情報を開きます。Macの左上にあるアップルメニューから「このMacについて」を開くとMacのシステムが表示されるので、システムレポートを開いて左のメニューにある「ハードウェア」から「ディスク作成」を確認します。
ディスク作成を開くと、その時点でMacに挿入されているCDの情報が表示されるので、仮にMacがCDを読み込んでいない場合はCDの情報が表示されない事になります。
MacのCD認識に問題がある場合
MacのCD認識に問題がある、と一口に言ってもその原因は多岐にわたります。Macに搭載されている光学ドライブや外付けのドライブに不具合や故障が発生している事は勿論、元々Macが持っている保護システムの影響でインポートできない事も珍しくありません。
現状で改善すると考えられる方法をリストアップしたので、試したうえでMacがCDを読み込むかチェックしてみると良いでしょう。
別のCDに差し替える
最初の対処方法は別のCDに差し替える、という物で、簡単に言えばドライブ自体に不具合は無く、CDが経年劣化やドライブとの相性で使えないのか?という確認作業でもあります。このCDと機器の相性というのはよくある事なので覚えておくと良いでしょう。
単純にA社のCDが光学ドライブとの相性が悪く、読み込みが出来ないけど、B社のCDにしたら読み込みが出来たというケースはあります。
別のUSBに接続・別のケーブルを使う
次も外部の要因ですが、ケーブルの断線やポートの接続不良等の可能性もあり、普段利用しているUSBポートや別のケーブルを使用する事で改善する事もあります。また、Macbookの場合はバッテリーの性能が良い事から、バッテリーに負担をかけすぎて供給電力が不足し、光学ドライブが完全には働かないケースもあります。
こういった事もある為、コンセントにつないだ状態で光学ドライブを使う事で改善する事もあります。
NVRAMリセット・SMCリセット
三つ目はこれまで物理的な問題であった事に対し、NVRAMやSMCと言ったシステム面に関する原因です。あまり聞いた事がない単語ですが、NVRAMは簡単に言えばMacが起動していない間も設定を維持するパーツでありシステムの事で、SMCとは電源周りの制御・管理をする機能の事です。
NVRAMでは、スピーカーの音量や起動ディスクの選択内容といった普段使っていて意識しない様な内容を保存している特殊な領域であり、これが蓄積されるとCDは勿論様々なところに影響を及ぼす事があります。
NVRAMやSMCをリセットする事で設定をまっさらな状態にする事ができますが、これは簡単に言えば掃除してスッキリしてシステムが動きやすくなった、と言う事です。
iTunesのCD認識に問題がある場合
iTunesは何かしらのパーツで起動する物ではなく、PC本体にインストールするタイプの純粋なソフトウェアです。Mac本体やUSBケーブルやポートといった物理的な要因では無い為買い替え等の必要が無く、主に設定を見直すといった「システムをいじる」事が基本になります。
CDとDVDを開く
Macに限った話ではありませんが、iTunesでCDの取り込み(インポート)や再生ができない場合、もしくはCD自体を認識していない場合、最初にすべき事は「CDとDVD」を開くといった作業です。iTunesで読み込まれていない場合、CD自体が上手くマウント出来ていない可能性があります。
そういった場合、アップルメニューから環境設定の順にメニューを進めると、「CDとDVD」という項目がある為、選択する事で再度取り込ませる事が出来ます。もし光学ドライブがディスク自体を認識していない場合は「CDとDVD」が表示されない為、iTunesの不具合なのか、それ以外の不具合なのかの目安になります。
CDのマウントが出来た場合、iTunesを再起動してCDの取り込み・再生が出来るか調べてみましょう。
iTunes・Macの再起動
MacでiTunesでCDの認識やインポートができない場合、iTunesやMacを再起動すると正常に読み込むこともあります。
Macに限った話ではなくパソコン全般に言える事ですが、それまで普通に使えたシステムが突然利用できない様な状態になった時、iTunes等のソフトウェアやパソコン本体を再起動するというのは一般的な手法であり、効果もある為「とりあえず」くらいな感覚でやってみる価値はあります。
操作の順番を変える
iTunesがCDを正常にインポートしない場合、iTunesの起動とCDを挿入する順番を変えてみるのも一つの手です。普段CDを挿入して、取り込み・再生してからiTunesを起動するのを、iTunesを起動させてからCDをインポートするといった具合です。
iTunesからサインアウト
iTunesでCDがインポートできない場合であれば、一度iTunesからサインアウトして、サインインし直す事で正常に取り込み(インポート)出来る事もあります。iTunesからサインアウトするには、iTunesメニューの「アカウント」から「サインアウト」を選択する事で出来ます。
iTunesからサインアウトをしたらMac自体も再起動して、iTunesをサインインしてみましょう。
CDの取り込みにエラーになる場合
ここまではCDの認識・インポートや再生自体ができない時の対処法を紹介しましたが、CDのインポート中にエラーが発生して取り込み出来ず、再生できない場合もあります。そういった場合は「読み込み設定」を変更したり、「取り込み先のフォルダ」を確認する事で解決する事があります。
読み込み設定を変更
iTunesの読み込み設定に「エラー訂正を使用する」という項目がある為、これにチェックを入れて有効にする事でCDをインポートしている最中のエラーを解消できる可能性があります。手順としては
1:iTunesを起動
2:メニューバーの「iTunes」をクリックして、「環境設定」を選択
3:「一般」タブを開いて「読み込み設定」を選択
4:「オーディオCDの読み込み時にエラー訂正を使用する」のボックスにチェックを入れる
5:OKをクリックする
上記の通り行い、仮にチェックが入っている状態であればチェックを外してCDのインポートをしてみます。
取り込み先のフォルダを確認
iTunesでCDのインポートができない場合、単純に保存先のフォルダが利用出来ない事もあり、その様な場合は保存先のフォルダを変更しない限りiTunesを介したCDのインポートや再生ができない為、次の手順でインポート先のフォルダを指定する必要があります。
1:iTunesを起動
2:メニューにある「環境設定」を選択
3:環境設定ウィンドウから「詳細タブ」を選択
4:「iTunes Mediaフォルダの場所」のすぐ横にある「変更」をクリック
5-1:リセットボタンをクリック
5-2:「/Users/[自分のユーザー名]/Music/iTunes/iTunes Media」フォルダを指定
6:OKをクリック
この手順でフォルダを設定する事でiTunesを介したインポートが出来る事も多々あります。
最初から外付けハードディスクに保存する設定は可能?
ところで、Mac本体へのインポートが出来るできないに関わらず、容量節約の為にCDのインポートを外付けのハードディスクにしたいという方が少なからずいますが、その場合は直接外付けのハードディスクに保存するのではなく、一度Mac本体にインポートした物をそのままHDDに移動するようにしましょう。
iTunesにCDをインポートできない場合の対処法【Windows編】
ここまではMacやiTunesでCDのインポートや再生ができない場合の対処法を紹介してきましたが、次にWindowsでインポートできない場合の対処法を紹介します。
デバイスマネージャーのプロパティを表示
デバイスマネージャーというのは、簡単に言えばパソコンに接続する機器を管理するシステムで、WindowsのパソコンにインストールしたiTunes(iTunesはWindows用もあります)がCDやDVDのインポートや再生ができない場合の対処法としてデバイスマネージャーを起動します。
デバイスマネージャーはWindowsのスタートボタンからWindows システムツールを開いてコントロールパネルを選択して、ハードウェアとサウンドを選択すると、デバイスマネージャーという項目がある為、選択して開きます。
もう一方の出し方として、検索ボックスに「デバイスマネージャー」と入力する事でデバイスマネージャーが表示されるので、選択します。
iTunesにCDをインポートする際によくあるトラブル
iTunesは何かと便利なツールではありますが、実際にCDをパソコンにインポートする際には何かとトラブルが発生しがちで、その代表格となるのがCDをパソコンに挿入してもiTunes上に曲が表示されないという症状です。
こういった症状が出た場合の原因と対処法について解説します。
CDを挿入してもiTunesに曲リストが表示されない
そもそもCDを挿入してiTunesに曲リストが表示されないのはどういうことなのか?という話になりますが、単にCDを挿入した場合はCDに収められている曲が聴けるだけで曲の情報は無く、トラック1としか表示されません。
この「トラック1」をもう少し詳細に表示する為にiTunesが存在します。
インターネットの接続確認
iTunesが正常に機能しているかどうかの指標がインターネットへ接続しているかどうかです。iTunesではCDに収録されている曲の詳細情報をインターネットを介して取得するので、正常に機能していれば曲名が適切に表示され、接続していなければ前述の通りトラック01と表示されてしまいます。
もっとも、これについてはインターネットが身近で当たり前の物になった為、それほど問題になる事は無くいと言えます。
iTunesのバージョン確認
iTunesはインターネットを介して曲の詳細情報を取得しているのは分かったと思いますが、インターネットに接続していたとしてもiTunesに曲のリストが表示されないケースもあり、それは何かと言うと「iTunes」のバージョンです。
具体的にはiTunes10より前のバージョンを使っている場合ですが、CDを取り込む際に「CDをインポート」という項目があり、これをクリックする事でCDが取り込まれ、曲のリストも適切に表示される様になります。
iTunesの最新バージョンへのアップデートは簡単にできるので、トラブル防止の為にもマメに更新しておきましょう。
iTunesにCDをインポートできない時は色々な原因を探ってみよう
今回はiTunesがCDを取り込まない場合の対処法をMac版とWindows版の二つに分けて紹介しました。大まかにはMacやiTunesで挿入したCDが表示されない場合や、CDを読み込んでいる最中にエラーになる場合の対処法です。
特にiTunesに関しては同じツールであってもWindowsやMacでとるべき対応が違い、CD自体が認識できているか出来ないか、CDの取り込みが出来たとしてエラーで止まるのか?等様々なケースとそれに対応する対処法を考える事が重要と言えます。
iTunesを適切に使って、ストレスフリーに音楽を楽しみましょう。