iTunesの動画取り込み方法!ビデオを追加できない原因と対処法は?
iTunesは音楽ファイルの管理やiPhoneの管理以外にも使えます。ここではiTunesで動画を見る方法をご紹介します。PCに保存している動画をiTunesライブラリに移す方法や、動画が追加できない時の対処法もご紹介します。
目次
iTunesで動画がみれる?
iTunesといえばiPhoneの管理や音楽を再生・管理するソフトというイメージですが、動画も再生できます。iTunesで購入できる動画はもちろん、PCに保存している動画の再生も可能です。別の動画再生ソフトを利用している人は、iTunesのフォルダに動画ファイルをまとめればiTunesだけで動画を視聴でき,、管理も音楽ファイルと一括で行えるので便利です。
iTunesの動画取り込み方法〜PCの場合〜
それではPCに保存している動画の取り込み方法をご紹介します。iTunesに動画を追加するには、ドラッグ&ドロップとiTunesのライブラリから追加する方法があります。どちらもそれほど手間がかからないので、お好みの方法で動画取り込みをしてください。
ドラック&ドロップで動画を追加する
ドラッグ&ドロップでiTunesに動画を追加したい場合は、PCのフォルダから取り込みたい動画ファイルを探しましょう。iTunesを起動してそのファイルをドラッグ&ドロップすれば、動画ファイルの取り込みが完了します。特に難しい操作ではないのですぐにできます。
iTunesのライブラリより動画を追加する
ドラッグ&ドロップの他に、iTunesのライブラリからPCの動画を追加できます。iTunesの左上の"ファイル"から、"ファイルをライブラリに追加"を選択しましょう。動画フォルダを追加したい場合は"フォルダをライブラリに追加"を選択します。
iTunesに入れた動画は"ムービー"項目の"ホームビデオ"に表示されるので、そこから見たい動画をダブルクリックすれば再生できます。
ライブラリへ追加時にファイルを"iTunes Media"フォルダにコピーするにチェックを入れる
動画ファイルをiTunesに入れたら、"iTunes Media"フォルダに動画ファイルをコピーしておきましょう。iTunes Mediaフォルダに入れておけば、音楽ファイルと一括で管理できます。まずは上部のメニューから"編集"をクリックし"環境設定"を選択しましょう。
"環境設定"から一番右の"詳細"タブをクリックしましょう。その中の"ライブラリの追加時にファイルを[iTunes Media]フォルダにコピー"にチェックを入れれば動画ファイルをコピーできます。[iTunes Media]フォルダに動画ファイルを入れれば、元の場所にある動画ファイルは削除しても構いません。
無駄なファイルを無くしたい方は、以前使っていたファイルやフォルダを削除しましょう。PCの内部ストレージの空きを増やせるので、空きがなくて困っている人も削除しましょう。
iTunesに動画が追加できない原因と対処法
iTunesにPCの動画ファイルを追加しようとしてもできないことがあります。動画ファイルを追加できない原因はいくつかあるので、確認してみましょう。多くの場合は動画ファイルのフォーマットやコーデックの問題なので、iTunesに対応しているかどうか必ずチェックしましょう。
ムービーのフォーマットが対応していない
ムービーにはいくつかフォーマット(ファイルの保存方法)がありますが、iTunesでは3つのフォーマットにしか対応していません。iTunesで再生したい"動画ファイル"を右クリックして"プロパティ"を表示すれば"全般"タブの"ファイルの種類"という場所にフォーマットが表記されています。
iTunesで対応している動画ファイル形式
iTunesに対応している動画ファイルの形式は、「.mov」「.m4v」「.mp4」の3つです。また、ややこしいですがmp4フォーマットの場合はいくつかのコーデックがあり、iTunesはその中の「MPEG-4」「H.264」「AAC」のみをサポートしています。mp4なのにiTunesで再生できない場合は、これら以外のコーデックである可能性が高いです。
自分がiTunesで再生したい動画がこれらのフォーマットやコーデックなのかどうか、プロパティを見て確認してください。
動画のファイル形式を変換する
動画のフォーマットやコーデックがiTunesに非対応だった場合、動画のファイル形式を変換しなければなりません。ファイル変換ソフトを利用しましょう。ここではFonePawスーパーメディア変換というソフトを利用します。"ファイルを追加"から変換したいファイルを選択して、"プロフィール"でiTunesで再生可能なフォーマットを選択しましょう。
mp4はコーデック別に変換できるので、iTunesで再生できるコーデックかしっかり確認しましょう。フォーマットやコーデックを選択したら、右下の"変換"をクリックすれば変換できます。また、このソフトでは4Kビデオや音声フォーマットなどにも対応しているのでさまざまな用途に利用できます。
ホームビデオに収納されている
iTunesで購入した動画以外のもの、つまりPCから取り込んだ動画はマイムービーや最近追加した項目などには表示されません。ホームビデオという項目に入れられます。ホームビデオの場所はiTunesのバージョンによって異なりますが、必ずムービー項目の中に収納されているので探してみましょう。
ホームビデオを確認
iTunesのバージョンが11のものを利用している方は上部の"マイムービー"の隣に"ホームビデオ"があるのでそこをクリックしましょう。PCから取り込みをした動画が入っているはずです。2019年1月現在の最新バージョンは12.9.2.6です。このバージョンでは"ライブラリ"の左の項目の中に"ホームビデオ"があります。
iTunesのバージョンごとにホームビデオの場所が違うので注意しましょう。iTunesに入れた動画はダブルクリックすれば再生できます。全画面表示も可能です。
それでもiTunesに動画が追加できない時の対処法
動画ファイルのフォーマットやコーデックに問題がなく、ホームビデオにも動画が追加されていない場合は以下の3つの対処法を試してみてください。また、PCの再起動やOSのアップデートなども効果があるかもしれません。
iTunesを再インストール
iTunesにPCの動画が追加できないのはiTunesソフトの不具合かもしれません。iTunesをアンインストールして、もう一度インストールしてみましょう。古いバージョンのiTunesを利用している場合はアップデートしてみましょう。
また、まれにダウングレードすると不具合が治る場合もあるようです。最新バージョンのインストールやアップデートをしてもiTunesの不具合が治らない場合はダウングレードも検討してみましょう。
iTunesのライブラリを新規作成
iTunesライブラリに何か問題があれば、動画を追加できません。新規のiTunesライブラリを作成してライブラリに問題がないか確認してみましょう。iTunesライブラリを作成するには、"Shift"キーを押しながら"iTunes"を起動してください。すると"iTunesライブラリを選択"というウィンドウが表示されるので、"ライブラリを作成"をクリックしましょう。
するとファイル作成画面が出るので、「ムービー」等適当な名前を付けて"保存"をクリックすれば新規のiTunesライブラリが作成できます。以前使っていたiTunesライブラリのフォルダは、現在使用しているフォルダと間違えないように削除しておきましょう。
QuickTimeを最新バージョンをアップデート
iTunesに動画を入れる際、QuickTime(Appleが提供しているメディアプレイヤー)をインストールしていないとドラッグ&ドロップができないことがあるので必ずインストールしましょう。また古いバージョンのQuickTimeろ利用している場合は最新バージョンの7.7.9にアップデートしましょう。
ただQuickTimeは2016年にAppleのサポート終了が正式にアナウンスされているため、脆弱性などの観点からインストールしない方がいいかもしれません。ドラッグ&ドロップができない場合は、"iTunes"の"ファイルをライブラリに追加"から動画を入れましょう。
iTunesに動画を取り込もう!
iTunesへ動画の取り込みをしてファイルもコピーすれば音楽ファイルと一括で管理できるので便利です。動画ファイルのフォーマットやコーデックがiTunesに対応しているか必ずチェックして、非対応の場合は変換ソフトを利用しましょう。mp4の場合はコーデックも対応しているものにしなければなりません。
iTunesに追加した動画はホームビデオに入っています。ホームビデオの場所はiTunesのバージョンによって異なるので、慌てずしっかり確認しましょう。