スマホバッテリーを長持ちさせるコツまとめ!電池を節約する設定は?
今回はスマホのバッテリーを長持ちさせる原因と対処法や、スマホのバッテリーを長持ちさせる節約設定、コツなどを解説していきます。スマホの設定以外にも充電方法や注意点がありますので、バッテリーを消耗劣化させる原因を解決していきましょう。
目次
- 1スマホのバッテリーが長持ちしない原因と対処法
- ・不要なアプリをオフにして消耗を減らす
- ・不要な通信をオフにして消耗を減らす
- ・電池の消耗を調べる
- ・環境温度に注意する
- 2スマホのバッテリーを長持ちさせる節約設定
- ・ディスプレイの明るさ変更する
- ・通知をオフにする
- ・スリープ機能を短縮する
- ・自動ロックの時間を短縮する
- ・バイブレーションをオフにする
- ・アシスタントをオフにする
- ・機内モード
- 3スマホのバッテリーを長持ちさせるコツ
- ・長時間の充電をやめる
- ・高温下で使用しない
- ・充電回数を減らす
- ・節電アプリを使う
- 4スマホのバッテリーを長持ちさせる充電方法
- ・充電サイクルとスマホの寿命
- ・充電のタイミングを知る
- ・充電残量はフルにしない
- ・充電しながらスマホ操作をしない
- 5スマホのバッテリー長持ちで注意したいこと
- ・バッテリーの膨張
- ・付属の充電器を使用する
- 6スマホのバッテリーを長持ちさせるコツと節約方法を知ろう!
スマホのバッテリーが長持ちしない原因と対処法
スマホのバッテリーが長持ちしない原因は、バッテリーを消耗する使い方をしている可能性が高いです。スマホのバッテリーは繰り返し充電ができるリチウムイオン電池が使われており、ノートパソコンなどにも仕様されています。スマホのバッテリーはアプリや通信機能で消費されていますが、バッテリーが長持ちしない問題があるようです。そのようなスマホとバッテリーが長持ちしない原因と対処法について解説します。
不要なアプリをオフにして消耗を減らす
スマホのバックグラウンドでアプリが動いているのが原因の可能性があります。この不要な通信をしているアプリがバッテリーを消耗していることがあります。意図しないアプリが動作していたら、バッテリーが長持ちしません。バッテリーを浪費しているアプリをチェックしましょう。ダウンロードして使用していないアプリやウィジェットは削除することでバッテリーの節約になります。
iPhoneの設定
- 「設定」から「一般」をタップします。
- 「Appのバックグラウンド更新」をオフにタップします。
- (アプリごとにオフ設定もできます)
Androidの設定
- 「設定」から「アカウントと同期」をタップします。
- 「データの自動同期」のチェックを外します。
マルチタスク
一度起動したアプリは、閉じても終了していません。起動されるのを待機しています。その間もデータの通信を消費しています。再起動か終了をすることで対処できます。
不要な通信をオフにして消耗を減らす
スマホのバックグラウンドでは様々な通信が行われています。この不要な通信がバッテリーを消費している可能性があります。バックグラウンドの不要な通信を止めることでバッテリーの消耗を防ぐことができます。
位置情報サービスをオフ
GPSなど通信機能に繋いでしまう位置情報サービスはバッテリーを消耗します。地図情報やGPSを使用する時以外はオフにすることでバッテリーの消費を抑えることができます。
iPhoneの設定
- 設定から「プライバシー」をタップします。
- 「位置情報サービス」をタップします。
- 「位置情報サービス」をオフにします。
Androidの設定
- 「設定」から「位置情報アクセス」をタップします。
- 「GPS機能」からチェックを外します。
Wi-Fiをオフ
無線のWi-Fiはバッテリーを消耗します。不要な通信を行わないようにオフにしましょう。Wi-Fiがない場所でもWi-Fi設定をしていると、Wi-Fiスポットを探すためにバッテリーを消費します。職場や自宅以外ではWi-Fiをオフにしましょう。
Bluetoothをオフ
イヤホンやキーボードなどの周辺機器で使用される無線接続のBluetoothはバッテリーを消耗します。周辺機器を使用していないときはオフにしておきましょう。Bluetoothが接続先を探すためにバッテリーを消費します。
電池の消耗を調べる
ここでは、スマホの電池の消耗を調べる方法をご紹介します。電池の残量以外にも、バッテリーの容量や電池の消耗が大きいアプリを知りたいなど、iOSとAndroidのバッテリー状態の見方について説明していきます。
iOS
2017年12月にAppleはiPhoneのバッテリー劣化でiPhoneを買い替えさせるために意図的な低速をしていたのではないか、と事案が発生しました。Appleは経年劣化したバッテリーの電源管理で、速度制限はシャットダウンを防ぐためだったと発表しました。これによって、iPhoneのバッテリー劣化状態を可視化できる項目ができました。新機能「バッテリー状態」はiPhone6以降が対象です。
iPhoneのバッテリーの状態の確認方法を説明します。
- iPhoneの「設定」をタップします。
- 「バッテリー」をタップします。
- 「バッテリーの状態」をタップします。
- 「最大容量」を確認できます。(購入時は100%)
- (フル充電500回でバッテリーの容量が80%維持できるように設計)
以下のiOSアプリでも、スマホのバッテリー(battery)の寿命を確認できます。
Android
バッテリーの容量を使っているアプリを確認できます。Androidは機種によって確認方法が異なります。「設定」から「システム」または「端末情報」より、「バッテリー情報」「機器の状態」へ進み、「電池性能表示」「バッテリー性能」からバッテリーの状態を確認できます。
以下、Androidでバッテリーの実容量を確認ができるアプリです。
環境温度に注意する
スマホの不要アプリや通信を制限したからと言って、どんな環境でもスマホを使用しても良いわけではありません。極端な低温下や真夏の車内の高温、複数のアプリ起動、充電しながらスマホ操作などはスマホのバッテリーを劣化させてしまうため、スマホは電源を切るか、スマホの操作を止めるか、コツは温度が安定しているところで使用するのが良いでしょう。もし、環境変化が激しい場所で使用すると、電池が劣化して、電池の消耗も速くなってしまいます。
最高許容周囲温度
スマホのリチウムイオン電池の最高許容周囲温度は45度です。スマホにはPCのように排熱用のファンがありませんので、スマホ本体は熱くなります。スマホの熱さを感じた場合は、お風呂の温度である42~43度と言われています。これ以上は高温にならないように設計されています。リチウムイオン電池は熱で劣化するので、夏の車内で高温になる場所には注意しましょう。
スマホが熱くなったら、スマホの使用をやめましょう。また電源をオフにすることもおすすめです。急激に冷やすこともオススメできません。
スマホのバッテリーを長持ちさせる節約設定
ここまで、スマホのバッテリーが長持ちしない原因と対処法を紹介しましたが、それ以外にもバッテリーが長持ちしないのは、気付かない設定で電力が使われています。バッテリーの電力を減らしてしまう設定を見直して、バッテリーの消耗を減らして節約する設定について解説します。
ディスプレイの明るさ変更する
スマホの画面の明るさにもバッテリーが使われています。ディスプレイの明るさは変更することでバッテリーを節約して長持ちさせることができます。ディスプレイの設定を変更すう方法を説明します。
通知をオフにする
アプリのプッシュ通知やメール受信、LINEの通知、着信などは、通知があると電源が入りバッテリーを消耗します。不要なプッシュ通知はオフにしましょう。
スリープ機能を短縮する
WindowsとAndroidでは、一定時間が経過すると画面が自動的にオフになる「スリープ機能」があります。このスリープ機能を短縮することで、バッテリーの消耗を節約できます。
自動ロックの時間を短縮する
スマホの画面を自動でオフにしてくれる自動ロックの時間設定を短くすることでバッテリーの節約ができます。
iPhoneの場合
- 「設定」から「一般」をタップします。
- 「自動ロック」の時間を選択します。
Androidの場合
- 「設定」から【表示」をタップします。
- 「バックライト点灯時間」からタイムアウト時間を選択します。
バイブレーションをオフにする
スマホのバイブレーションもバッテリーを使用します。着信があるとバイブレーションが同事に振動する設定をしている場合オフにするとバッテリーの節約ができて長持ちします。
アシスタントをオフにする
Googleアシスタントは、常時スタンバイしてバッテリーを使っています。iPhoneのSiriも通信機能を使用しますので、音声検索を使用しない場合はオフにしましょう。
iPhoneの設定
- 「設定」から「Siriと検索」をタップします。
- 「ホームボタンを押してSiriを使用」をオフにします。
機内モード
スマホの機内モードは、電話やWi-Fi、データ通信をオフにして電波を発信しませんので、バッテリーの消耗を防いでくれます。飛行機の離陸では電波を発信する機器の使用は禁止です。機内モードであれば、スマホを機内で操作できます。機内モードでも音楽を聴いたりが可能です。圏外での使用でも役に立ちます。スマホは電波を探そうとするのでバッテリーの消耗の原因になります。
- iPhoneの設定をします。
- 「設定」から「機内モード」をオンにします。
- Androidの設定をします。
- 「設定」から「無線とネットワーク」をタップします。
- 「機内モード」をオンにします。
- 画面に飛行機のマークが表示されれば機内モードです。
スマホのバッテリーを長持ちさせるコツ
スマホのバッテリーを長持ちさせるには、不要な機能の制限や節約設定だけではなく、長持ちさせるコツもあります。スマホの場合は充電方法や温度環境、充電回数にもバッテリーを長持ちさせるコツがあります。しかし、必ずしも守る必要はありません。できるだけバッテリーを劣化させる原因をへらしていきましょう。
長時間の充電をやめる
バッテリーを長持ちさせるコツは、長時間充電しないことです。充電が完了したら、充電ケーブルを抜きましょう。スマホの長時間充電とは過充電といいます。夜寝てる間もずっと充電していることはバッテリーの劣化に繫がります。寝る前に充電を済ませて起きましょう。
高温下で使用しない
スマホのバッテリーは「リチウムイオン電池」です。リチウムイオン電池は熱で劣化します。スマホが高温になるのは、長時間の使用や複数のアプリの起動、充電しながらスマホの操作をするなどがあります。コツはスマホが熱くなったら、本体の操作はやめましょう。スマホを利用していて熱くなるわけではなく、真夏の車内などは高温になります。スマホを使っていなくてもスマホ本体とバッテリーの故障に繋がります。スマホが熱くなったら自然に戻るまで使わないのが長持ちのコツです。
充電回数を減らす
スマホの充電回数もバッテリーの劣化の原因になります。少し使うたびに充電していてもバッテリー性能は悪くなります。スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは20%以下まで減らしてから充電します。また頻繁に充電ケーブルを抜き差しすることも、ケーブルの劣化と差し込み口が損傷する可能性があります。コツは充電は20%以下で、必要分だけ充電するようにしましょう。バッテリー残量0でもバッテリー性能が劣化します。
節電アプリを使う
スマホのバッテリーを消耗しているタイプごとに、節電アプリがあります。
- 通信キラーアプリは、スマホを操作していない間のデータ通信を停止して、データ通信による電力の消費を削除します。
- タスクキラーアプリは、スマホ使用時にバックグラウンドで動作しているアプリを強制停止させます。
- 性能・機能キラーアプリは、バッテリーが一定下がるとディスプレイを暗くしたり、Wi-Fiをオフにして節電してくれます。
それぞれには、メリットデメリットがあります。メリットは節電や動作が軽くなったりしますが、デメリットは通信キラー型は通知が来ないかったり、スマホを頻繁に使うと効果が小さいなど。タスクキラー型は、アプリ自体が常時稼働しているのが負担になったり、必要なタスクも停止する可能性があります。制御・機能型は、機能制限で性能が落ちます。
通信キラー
Androidアプリ「電池長持ち カナヘイのサクサク節電 for Android」です。バッテリーの管理や節電することができます。タスクキルでバッテリーが節約できます。機能を使用すると可愛いイラストが貰えます。
Androidアプリ「節電♪長持ちバッテリー:スマホ充電長持ち!電池、節約アプリ」です。バッテリーの消費量を節約してくれます。不要アプリも楽に削除できて、電池残量チェックで、バッテリーが長持ちできます。
Androidアプリ「最大6倍充電長持ち!電池節約!iBatteryアイバッテリー」です。バッテリー節約アプリです。充電を節約してくれます。電源が入ると、Wi-Fiやlteの受信を停止してバッテリーの消耗を防いでくれます。設定することで、バッテリーの節電しながら、必要な機能のみ残すことができます。
タスクキラー
Androidアプリ「Clean Master」です。不要なファイルの削除とメモリの解放をしてデバイスを快適にしてくれます。「不要ファイルの削除」は不要なファイルをリスト化してくれます。「ブースト」は不要タスクをオフにします。「アプリマネージャー」はアプリ削除します。その他は「アンチウィルス」あります。バッテリーセーバーは、アプリの状態から消費電力を分析/予想します。
Androidアプリ「高級タスクマネージャ - モバイル加速」です。不要タスクを停止して、メモリの解放をしてデバイスの高速化でバッテリーの節約ができます。不要なタスクを強制停止や必要なタスクは選択できます。スマホを操作していない間は自動的にタスクを停止します。バッテリーの残量を表所します。
Androidアプリの節電アプリ「バッテリードクター(電池節約&充電管理&スマホ最適化)」です。タスクキルでバッテリーの節電ができます。節電モードではスケジュール設定ができます。就寝中は節電の設定ができます。バッテリーの状態も確認できます。
性能・機能キラー
バッテリーの消費を抑えて長持ちさせる無料で使えるAndroidアプリ「バッテリーセーバー & 節電 - DU Battery Saver」です。バックグラウンドの不要なアプリを停止します。バッテリーの使用状況で電池の節約をします。自動でバッテリーの消耗をしているアプリを検出してくれます。バッテリークリーナーやキャッシュクリーナー機能もあります。
Androidアプリ「Power Batter」です。多くのバッテリーを消耗しているアプリを知ることができます。タスクキルアプリです。電池を消耗しているアプリを診断して、最適化をタップすると、不要なアプリが停止します。電池の残量も表示されます。
スマホのバッテリーを長持ちさせる充電方法
スマホのバッテリーを長持ちさせる充電方法には、長持ちのコツ以外にも充電サイクルやスマホの寿命などが影響します。スマホの間違った充電方法でバッテリーに負担をかけないようにするために、充電のタイミングや充電の残量を知っておく必要があります。長持ちさせる充電方法について解説します。
充電サイクルとスマホの寿命
スマホやノートパソコンに使用されている「リチウムイオン電池」は使えば使うほど容量が減ります。充電サイクルは容量100%を使い切ると1回の充電サイクルが完了します。500回充電・放電すると半分は減ると言われています。スマホの電池の寿命は2年と言われています。
600回を超えると急激に劣化します。リチウムイオン電池は電池内でイオンが移動することで放電と充電を行っています。このイオンが充電と放電の繰り返しで減っていくことで劣化します。
充電のタイミングを知る
好きなタイミングで充電しても大丈夫ですが、スマホの充電は残量が20%以下になったときが良いタイミングです。ただし、0%(過放電)と100%(過充電)はバッテリーの劣化の原因になります。0%のまま放置することも劣化します。残量50~80%がスマホのバッテリー性能が良いです。
充電残量はフルにしない
フル充電100%はバッテリーの劣化の原因になります。スマホの充電が完了したら充電ケーブルから抜きましょう。継ぎ足し充電はバッテリーの劣化に影響しませんが、消耗を防ぐコツは必要なバッテリー容量だけ充電しましょう。過充電はバッテリーが長持ちしません。
スマホの販売でも満充電ではない状態で購入していると思います。新規購入では半分以下の残量が多いです。電池の放電は劣化してしまうので、在庫が0%(放電)でいることはないです。満充電の期間が短いほどバッテリーが長持ちします。
充電しながらスマホ操作をしない
スマホを操作しながら充電することはバッテリーの劣化の原因です。簡単な操作であれば、問題ありませんが、スマホのバッテリーであるリチウムイオン電池は熱で劣化します。充電しながらスマホ操作でスマホは熱くなります。充電中にスマホ操作をしないことで長持ちします。
スマホのバッテリー長持ちで注意したいこと
スマホのバッテリーの消耗を減らす方法や長持ちさせるコツなどを説明してきましたが、バッテリーで注意したいのがバッテリーの膨張と充電器です。純正以外の充電器はトラブルを起こすこともありますので、充電器の節約などはやめておきましょう。充電器の事故なども報告があるのでそうならないように正しいメーカーの製品を使用しましょう。
バッテリーの膨張
スマホのバッテリーが膨張した場合は、状況に応じて対応が必要です。ドコモ、au、ソフトバンクの公式サイトでは、バッテリーが膨張する場合があると説明しています。バッテリーの膨張は危険がありません。しかし、バッテリーの膨張の原因が、バッテリーの劣化や衝撃によるバッテリーの損傷、周辺機器の不具合によるバッテリーへの負荷などで、バッテリーに影響することもあります。
バッテリーの膨張は、異常な発熱や発火、爆発、部品の損傷などの事故が起こる可能性があります。火災の原因にもなり、使用中に爆発した場合は人命に関わります。バッテリーが膨張していたら、スマホの仕様と決めつけずに、原因を把握する必要があります。バッテリーの膨張していたら、キャリアショップや端末メーカーに問い合わせしてみましょう。
付属の充電器を使用する
充電器にはキャリアショップで売られている純正や付属の充電器を使用しましょう。他の充電器は充電に時間がかかるだけではなく、電圧のコントロールが純正品と比べて劣る可能性があります。端末やバッテリーの故障に繫がる可能性があります。
スマホのバッテリーを長持ちさせるコツと節約方法を知ろう!
スマホのバッテリーを長持ちさせるための不要な通信や不要なアプリ、長持ちさせる節約設定など変更できたでしょうか。不要な機能をオフにするだけでも。バッテリーの消耗を減らすことができます。長持ちさせるための充電方法やコツを続けることでバッテリーの節約ができます。バッテリーの劣化が進まなければ2年間といわれているバッテリーの寿命以上にスマホを長く使うことができます。
またご説明した通り、スマホのバッテリーの状態は可視化機能追加で確認することができますが、自分で調べたいと思う人はアプリを利用してみることをオススメします。またスマホを落としたりしてバッテリーや本体に衝撃を与えないように気をつけてください。