2019年06月20日更新
iPhoneバッテリー交換にかかる時間!Apple Storeやその他の修理業者を比較!
使い方によりますが、iPhoneは1年を過ぎた辺りからバッテリーの保ち時間が短く感じられだします。バッテリーの保ち時間が厳しくなってきたら、バッテリーは交換時期です。そんなときに、どうすれば早く安くiPhoneのバッテリー交換ができるのかをお教えします。
目次
- 1iPhoneのバッテリー交換の方法とそれぞれのかかる時間
- ・Apple Store・Apple公式店舗へ持ち込み
- ・Apple公式の修理センターへ郵送
- ・Apple非公式の業者に依頼する
- 2Apple Store・Apple公式修理業者に持ち込みする場合
- ・バッテリー交換にかかる費用と時間の目安
- 3Apple公式の修理センターに郵送する場合
- ・バッテリー交換にかかる費用と時間の目安
- 4Apple非公式の業者に依頼する場合
- ・バッテリー交換にかかる費用と時間の目安
- 5iPhoneのバッテリー交換はどこの修理業者がおすすめ?
- 6iPhoneのバッテリー交換をする前の準備を忘れずに
- ・データをバックアップ
- ・Apple IDの確認
- ・Apple公式修理サービスを依頼する場合は事前に予約
- ・本人確認書類を忘れずに
- ・iPhone購入時のレシートがあれば持参しよう
- 7iPhoneのバッテリー交換はAppleがベスト!予約して時間を節約しよう!
iPhoneのバッテリー交換の方法とそれぞれのかかる時間
iPhoneの電池の保ちが気になってきたら、まず目指すはバッテリー交換です。バッテリー交換の方法には大きく分けて2つの種類があります。
ひとつは、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダ(公式店舗)に持ち込んだり、郵送したりする方法です。この場合、保証期間内であれば無料でのバッテリー交換も期待できますし、バッテリー交換後もApple Store・正規サービスプロバイダでの対応が受けられますし、バッテリー部分についての保証も短い期間ですが受けられます。
もうひとつは駅前や繁華街などにある非公式業者に頼む方法です。こちらはお店によってかかる時間もかかる値段もまちまちですし、以後iPhoneに不都合が起きてもApple Storeや正規サービスプロバイダでは修理してもらえなくなります。その代わり、通勤通学経路にあったり修理に掛かる金額が少なかったりかかる修理時間が少なかったりします。
Apple Store・Apple公式店舗へ持ち込み
Apple StoreやApple正規サービスプロバイダを利用する場合には、ふたつの方法があります。そのうちのひとつがお店に直接持ち込む方法です。この場合、保証内であれば料金はかかりませんし、そうでない場合も、2019年6月現在、iPhone Xシリーズなら7,800円(税別)、それ以外のiPhoneなら5,400円(税別)と決まっています。
ただし、予約が必要ですし、Apple Store直営店は全国に8店舗、東京・大阪・名古屋・京都・福岡の5都市にしかありません。またApple正規サービスプロバイダも全国100店舗ほどで、多くの県では県庁所在地に1店舗あるのみで、山口・島根・鳥取に至ってはApple正規サービスプロバイダも存在しておらず、持ち込み修理は難しいことが少なくありません。
Apple公式の修理センターへ郵送
バッテリーダメになってAppleに送ったiPhoneが新しくなって帰ってきた!!!! pic.twitter.com/EslkSEI1
— たかくりゅうじ (@Jly0609) February 5, 2013
前節のApple Store・Apple正規サービスプロバイダへの持ち込み修理が難しい場合には、Apple公式の修理センターへ配送修理がベターです。郵送往復分の時間がかかりますし、まれに郵送時にiPhoneに傷がつく場合もありますが、かかる金額は持ち込み修理の場合と同じで、別途送料がかかる心配は必要ありません。
こちらも事前にAppleにバッテリー交換の連絡を入れる必要があります。
Apple非公式の業者に依頼する
Apple StoreやApple正規サービスプロバイダに持ち込むには遠すぎるし、Appleの修理センターに郵送交換を依頼すると時間がかかりすぎるとなれば、Apple非公式の業者に依頼するしかありません。駅前や繁華街、ショッピングセンターなどにあるスマホ修理店は、ほとんどの場合Apple非公式の修理業者です。
これらの業者は、かかる金額も時間も業者ごとにまちまちですし、場合によってはバッテリーに粗悪品を使って安く上げている場合もあり得ます。また、以後iPhoneに不都合が起きてもAppleでの正規修理が受けられなくなる可能性が高まります。とはいえ、iPhoneが使えない時間が惜しい場合はこうした業者を使わざるを得ません。
ただし、今後のことを考えると少なくともiPhoneやApple Care+のの保証期間が切れない内は非正規業者の利用はあまりおすすめできません。
Apple Store・Apple公式修理業者に持ち込みする場合
Apple Storeや、ビックカメラ、カメラのキタムラなどのApple正規サービスプロバイダに持ち込み修理を依頼するのは、一番安心で時間がかからない方法です。iPhoneの1年の保証期間内やApple Care+の2年の保証期間内であれば、無料で交換できますし、待ち時間の間だけiPhoneの利用を我慢すれば、ほぼ継続してiPhoneを使い続けられます。
ただし、表面には表れませんが、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダまでの往復の時間や移動費用が別途コストとして必要です。また電池交換を依頼するには予約が必要ですが、Apple Storeのように予約が集中する場所では1週間先まで予約が詰まっていることもあり、時間が束縛されるデメリットもあります。
なお、実際の予約方法についてはのちほど「iPhoneのバッテリー交換をする前の準備を忘れずに」の章で詳しく説明します。
バッテリー交換にかかる費用と時間の目安
Apple StoreやApple正規サービスプロバイダに、iPhoneを持ち込んでバッテリー交換をする場合の料金は、2019年6月現在以下の通りです。
モデル | 保証期間内、あるいは Apple Care+期間内 |
保証対象外 |
---|---|---|
iPhone Xシリーズ | 無料 | 7,800円 |
その他のiPhone | 無料 | 5,400円 |
上の表の「保証期間内」には、AppleのApple Care+だけではなく、各キャリアのiPhone向けの保証でも同様です。ただし、キャリアによってはバッテリー交換には対応していない場合もありますので、契約時とバッテリー交換時には契約をよく確認してください。
また電池交換の作業自体は20分ほどで終わります。しかし、予約をしていても前の作業が詰まっていたりすると待ち時間が長くなる場合がありますので、余裕を見てApple Store・Apple正規サービスプロバイダに向かうようにしてください。
保証期間内なのに無料交換できない場合もある
お金払うからバッテリーiPhoneの交換してとお願いしたが、バッテリー診断が大丈夫だからアップルストアでは交換できないと断られた。しくしく。悔しいのでギフトカードでiPodの小さいの買った… pic.twitter.com/0cUX8OgzhN
— Tomoko B. (@tborsa82) October 21, 2014
iPhoneの保証期間内やApple Care+の期間内であればバッテリー交換は無料ですが、保証期間内だから電池はまだまだ元気だけれど今のうちに電池交換しておこう、としても無料交換はできません。Appleでは規定で、バッテリー交換できるのは電池の性能が80%以下の場合となっています。
そのためせっかくApple Store・Apple正規サービスプロバイダに予約してわざわざ出向いても、バッテリー交換の必要はないと判断される場合があります。電池の保ちに不安を感じたとしても、バッテリーの状態が80%以下でない場合には、電池ではなくiPhoneのほかの部分に問題があるのかもしれません。
そのため、バッテリー交換を予約する前に、iPhoneの「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」をそれぞれタップし、「バッテリーの状態」画面の「最大容量」が何%かを確認してください。
iPhoneにほかの問題があるとバッテリー交換できない
この間わざわざ予約して Apple 銀座まで iPhone 6s plus のバッテリー交換しに行ったらディスプレイに少しでもヒビが入ってると交換できないと言われて、注意書きに書いて欲しかったよ!電車賃330円返してよ!って思った
— いないゆう / ゆうP @夏コミ 8/12 南4ホールニ29b (@yu_pp) May 31, 2018
って話したっけ? pic.twitter.com/CHjK5agCbo
Apple StoreやApple正規サービスプロバイダでは、バッテリー交換を依頼されたiPhoneに電池以外の部分で故障や不都合を見つけた場合はバッテリー交換のみの修理は行えません。たとえば画面に小さな傷が入っていて自分では十分使えると思っていても、全体の修理や交換となるため、修理にかかる時間も費用も跳ね上がります。
Apple StoreやApple正規サービスプロバイダでバッテリー交換をする際は、こうした不都合が生じる可能性を心の隅に留め置いてください。ましてや画面にヒビが走ったiPhoneを、意気揚々とApple StoreやApple正規サービスプロバイダにバッテリー交換だけのつもりで持ち込むことは、交換する側される側の両方にとって不幸を呼ぶだけの行為です。
Apple公式の修理センターに郵送する場合
Apple公式の修理センターへ送る場合は、Apple Storeなどの予約をとるのに苦労することも、修理が終わるまで待つ必要も、わざわざでかける必要もありません。もちろん公式サービスですから安心して利用できますし、iPhoneの1年の保証期間内やApple Care+の2年の保証期間内であれば、無料で交換できます。
反面、1週間ほどiPhoneが手許から消えてしまいます。キャリアの補償によっては代替機が借りられる場合もありますし、のちほど触れますがApple Care+なら先に交換品を送ってもらうことも可能です。しかし、それらの保証サービスに入っていない、ほとんどの場合は手許にiPhoneがない時間が生まれる不都合があります。
なお、実際の配送修理の依頼方法についてはのちほど「iPhoneのバッテリー交換をする前の準備を忘れずに」の章で詳しく説明します。
バッテリー交換にかかる費用と時間の目安
Appleに送ったiphoneの修理状況が変わらなさすぎて非常にマズイ! pic.twitter.com/fdMknApYFo
— たて氏☻Valefor (@TattyLole) January 9, 2017
iPhoneをAppleで配送修理するばあいの料金は、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダに持ち込み修理する場合と同じです。
モデル | 保証期間内、あるいは Apple Care+期間内 |
保証対象外 |
---|---|---|
iPhone Xシリーズ | 無料 | 7,800円 |
その他のiPhone | 無料 | 5,400円 |
かかる時間は7〜10営業日となっています。気をつけないといけないのは、7〜10日ではなく7〜10営業日となっていることです。土日はもちろん、祝祭日を挟めばさらに実際にかかる日数は増えますし、年末年始やGWを挟むと、実質1ヶ月以上待たされる場合もあり得ます。
Apple Care+なら最速のエクスプレス交換サービスが利用できる
月曜にiPhone水没、夜頑張っても復元できず
— めんさす (お疲れモード) (@mensath) May 17, 2017
↓
火曜朝にAppleでエクスプレス交換サービスを頼む。即決済即日発送
↓
水曜朝に交換のiPhoneが届く
入っててよかったAppleCare+ for iPhone pic.twitter.com/9EVZ3XNUBZ
もしあなたがiPhoneの購入時にApple Care+に加入していた場合は、Apple Care+のエクスプレス交換サービスを使うことで、宅配便を使って自宅でバッテリー交換済みのiPhoneとの交換が可能です。これを利用すれば、家から一歩も出ることもバッテリー交換の作業による待ち時間もなく、新しいiPhoneを入手できます。
もちろん、バッテリー交換であれば追加の費用は不要ですが、Appleから遠隔操作で電池の状態が確認されるため、電池の性能が80%以下に劣化している必要があります。また、2019年6月現在、宅配便の時間指定ができないため、「家から一歩も出ることなく」というよりも「家から一歩も出られない」状態での交換となります。
Apple非公式の業者に依頼する場合
iPhoneすぐに電池減るほどへたり、ストレス溜まってた昨年末。正規店の予約が1週間待ってもできんから、近所の非正規店でしぶしぶバッテリー交換。それから3ヶ月も経ってないのに、すでにバッテリー劣化!泣く泣く今日、正規店に相談したら、非正規品が入ってて交換できないと。めっちゃ後悔… pic.twitter.com/zHfgN5XByK
— robeht (@robeht) February 22, 2019
上記のApple StoreやApple正規サービスプロバイダ以外の非公式業者は、近場で済む上に予約なしでも利用可能など、気軽に利用できるメリットがあります。その代わり技術も料金も千差万別ですし、以後Appleの正式サービスが受けられなくなる可能性があります。
そのため、少なくとも無料でバッテリー交換できる本体の保証期間内やApple Care+の期間内では非公式業者の利用はおすすめめできません。
バッテリー交換にかかる費用と時間の目安
非公式業者でのバッテリー交換費用や時間は、お店によるとしか言いようがありまえん。バッテリー交換に限れば、必ずしも正規業者よりも安いとは言い切れません。ただし、iPhoneにほかの問題がある場合や、バッテリーの性能が80%を超えていても、バッテリー交換のみを行ってもらえることが多いのはメリットです。
かかる時間も千差万別ですが、多くの場合は予約をしておくと待ち時間が短くて済み、その場合は20分程度みておけば大丈夫でしょう。もちろん予約時に待ち時間の目安を確認しておくのがおすすめです。
iPhoneのバッテリー交換はどこの修理業者がおすすめ?
ベストはApple Care+に加入してのエクスプレス交換サービスです。無料で家に交換用のiPhoneが届くのですから、費用ゼロ、待ち時間ゼロで済みます。そうでなければ、1週間以上iPhoneが手許になくても大丈夫かを判断し、大丈夫ならばApple公式の配送修理を、そうでなければApple StoreかApple正規サービスプロバイダへの持ち込み修理してください。
Apple非公式業者でのバッテリー交換は、待ち時間や距離のメリットしかありません。画面交換や水没などでなければ、極力避けたほうが無難です。
iPhoneのバッテリー交換をする前の準備を忘れずに
iPhoneのバッテリー交換を依頼する前に、やっておく必要があることを以下に記します。これらの下準備を怠ると、持ち込み修理の時間が長引いたり、配送修理で戻ってきたiPhoneを復旧できなかったりしますので、注意してください。
データをバックアップ
まずiPhoneのデータや設定をバックアップします。これを行わないと、元のiPhoneの内容や設定が失われてしまいます。下のリンク先の記事を参考にiCloudやiTunesにバックアップをとってください。また、アプリによってはアプリ内でのバックアップが必要な場合もありますので気をつけてください。
Apple IDの確認
iPhoneを修理する場合には「iPhoneを探す」をいったんオフにしなければなりません。その際AppleI Dのパスワードを入力する必要があります。もちろんバッテリー交換後のiPhoneでApple IDに入り直す際にも必要ですので、しっかりとIDとパスワードを確認しておいてください。
Apple公式修理サービスを依頼する場合は事前に予約
Appleの公式サービスを利用してバッテリー交換する場合には、Appleの公式アプリであるAppleサポートを利用するのが便利です。以下のリンクよりダウンロードしておくといいでしょう。
持ち込み修理の予約方法
持ち込み修理の予約の際には、まずAppleサポートアプリを立ち上げ、画面下の「サポート」タブを選び、バッテリー交換する対象のiPhoneを選択します。そして「バッテリーと充電」の項目をタップします。
そののち「バッテリー交換」を選び、「持ち込み修理」の欄の「正規サービスプロバイダの拠点を探す」をタップします。
すると近い順にApple StoreかApple正規サービスプロバイダが並びますので、予約可能日時も見比べてお店を選びます。すると予約可能な日時が表示されますので、あなたの都合の良い日時を選んで予約してください。
配送修理の依頼方法
配送修理を依頼する場合も、まずAppleサポートアプリを立ち上げ、画面下の「サポート」タブを選び、バッテリー交換する対象のiPhoneを選択します。そして「バッテリーと充電」の項目をタップします。そののち「バッテリー交換」を選び、「持ち込み修理」の下の「ほかのサポートオプション」の項目をタップします。
すると画面下からポップアップメニューが表示されますので「すべて表示」を選択します。そして「今すぐ電話する」か「指定した日時に電話してほしい」、「チャットする」の中から都合の良いものを選び、口頭もしくはチャットで配送修理を依頼します。
本人確認書類を忘れずに
持ち込み修理の受け取りの際、スマートフォンは個人情報の塊ですから、誤ってほかの人にiPhoneが渡らないように免許証などの本人確認ができるものを求められます。
iPhone購入時のレシートがあれば持参しよう
盗難品対策ということで、レシート類を求められる場合もあります。なくてもなんとかなりますが、レシートがあればよりスムースに手続きが進みます。
iPhoneのバッテリー交換はAppleがベスト!予約して時間を節約しよう!
以上、iPhoneのバッテリー交換時の手段とそれぞれの特徴についてお話ししました。繰り返しになりますが、Apple Care+に加入している期間であればエクスプレス交換サービスを利用するのが一番です。さももなければApple StoreやApple正規サービスプロバイダに持ち込み修理するか、配送修理するかをあなたの都合に合わせて選択してください。
非公式業者を利用するのは、どうしてもこれらの手段が取れない、もしくは配送修理の時間がとれなくて、なおかつApple StoreやApple正規サービスプロバイダが遠くて利用できない場合に限ってください。園場合でも、保証期間内であれば非公式業者は利用しないのが賢明です。