iPhoneを新品と交換する方法!Apple Care+のエクスプレス交換の費用は?

画面が割れたiPhoneをだましだまし使っている人をよく見かけます。しかし購入時にApple Care+に加入すれば、1万3000円弱で新品のiPhoneに交換できます。本記事では、iPhoneを交換修理してくれる、このエクスプレスサービスについて説明します。

iPhoneを新品と交換する方法!Apple Care+のエクスプレス交換の費用は?のイメージ

目次

  1. 1iPhoneを新品と交換することができる方法とは?
  2. Apple Care+を利用しよう
  3. Apple Care+の料金
  4. 2iPhoneを新品と交換するエクスプレス交換って何?
  5. エクスプレス交換サービスでできること
  6. 3iPhoneを新品と交換するエクスプレス交換の費用は?
  7. エクスプレス交換サービスの料金
  8. 4iPhoneを新品と交換するエクスプレス交換利用時の注意点
  9. エクスプレス交換申込時クレジットカード登録が必要
  10. エクスプレス交換までに準備することは?
  11. 5iPhoneを新品と交換できるエクスプレス交換を活用しよう!

iPhoneを新品と交換することができる方法とは?

iPhone本体が壊れてしまったり、動きはしても画面が損傷したりした場合、2019年4月現在、iPhone 7でも本体修理、または交換修理で税抜き36,400円、画面の修理のみでも16,800円iPhone XS Maxに至っては、それぞれ67,800円37,400円と結構な金額が必要となります。

ただし、これを交換修理で新品に交換してくれるのだと考えると、50,800〜61,800円のiPhone 7が36,400円で、124,800〜164,800円のiPhone XS Maxが67,800円と、新品のiPhoneがほぼ半額で入手できる機会とも言えます。とはいえ、36,400円や67,800円という金額は決して安いものではありません。

ところがiPhone購入時にApple Care+に加入しておくと、わずか11,800円で交換修理が行われます

Apple Care+を利用しよう

Apple Care+のアイコン

出典: https://support.apple.com/ja-jp/applecare/iphone

Apple Care+はiPhone購入から30日以内に加入できるサービスです。30日を超えると加入できないので注意してください。Apple Care+への加入によって、まず保証やサポートが2年に延長されまず。さらにあなたの過失や事故によってiPhone本体が壊れた場合に、修理などのサービスが割安で2年間に2回まで受けられます。

掛け捨ての2年間のiPhone専用の保険というのが、Apple Care+のイメージです。非常にややこしいのですが、Apple製品には1年間有効の「+」のついていない「Apple Care」というサービスもあります。こちらは、他社の製品にもある新品の購入後1年間の限定保証と90日間の無償電話サポートのことを指します。

このApple Care+という保険に入ることで、修理費用が2万5000円〜5万6000円も安くなり、バッテリー交換プログラムを無料で受けられ、エクスプレス交換サービスを利用できるという、多大なメリットを得られます。

水没の修理代も安くなる

水に濡れたiPhone

iPhone本体側に問題があっての故障は、1年以内であればApple Careで無料保証されます。しかしあなたの過失、あるいは事故によってiPhoneが壊れたり水没して動かなくなったりした場合は、通常は以下の金額が必要です。
 

  • iPhone XS Max………………………67,800円
  • iPhone XS・iPhone X………………62,400円
  • iPhone XR・iPhone 8 Plus………45,400円
  • iPhone 8・iPhone 7 Plus…………39,800円
  • iPhone 7………………………………36,400円

しかし、Apple Care+に加入していた場合は、これらがすべて11,800円で賄えます。つまり、24,800〜56,000円も安く済むというわけです。

バッテリー交換プログラムで無料交換も可能

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iPhone本体のバッテリーが劣化した場合には、バッテリー交換プログラムを受けられます。ただし、このバッテリー交換プログラムは有償で、機種ごとに以下の費用がかかります。
 

  • iPhone XS/XS Max・iPhone XR・iPhone X……7,800円
  • その他のiPhone………………………………………5,400円

しかし、通常の使用法で1年以内であればApple Careで、そしてApple Care+に加入している場合には2年以内であれば、このバッテリー交換プログラムは無料で行えます。ただし、Appleのバッテリー交換プログラムの適用条件はシビアで、ユーザーがiPhoneのバッテリーに不満があっても、バッテリーの交換プログラムの対象にならない場合もあります。

それが我慢できずに正規サービス以外の街の修理屋さんを利用するとApple Care+による無償の交換プログラムとは見なされませんし以後バッテリー交換プログラムに限らず、Apple Care+のサービスを受けられなくなりますので、注意してください

エクスプレス交換サービスが利用できる

通常のiPhoneの修理では、iPhoneをApple Storeか正規サービスプロバイダにiPhone本体を直接持ち込む「持ち込み修理」か、集配業者を経てリペアセンターで修理・交換してもらう「配送修理」しかありません「持ち込み修理」には移動の手間とその場での待ち時間が発生しますし、「配送修理」では往復の1週間ほどはiPhoneを使うことができません

それに対し、Apple Care+に加入している場合は先に交換用の新品のiPhoneを送ってもらえるエクスプレス交換サービスを利用できます。先に新品のiPhone本体を受け取ってから、故障したiPhoneを送れば済むので、故障したiPhoneが動作さえしてればiPhoneを使えないでいる時間なしで、iPhoneを乗り換えられます

上のツイートにあるように、まさしく「入っててよかったApple Care+」となるエクスプレス交換サービスですが、これについての詳細は「iPhoneを新品と交換するエクスプレス交換の費用は?」の章に譲ります。

Apple Care+の料金

ここまで記したように、非常に便利なApple Care+は、Apple Store、もしくは各キャリアでそれに似たプランに加入が可能です。しかし、Apple Care+は便利なだけにその加入料は決して安いものではありません。2019年4月現在、Apple Storeでの価格は以下の通りです。
 

  • iPhone XS/XS Max・iPhone X……22,800円
  • iPhone XR・iPhone 6〜8 Plus……16,800円
  • iPhone 6s〜8…………………………14,800円
  • iPhone SE………………………………12,800円

エクスプレス交換サービスによってiPhoneが11,800円で新品になるとはいえ、iPhone 8であればApple Care+と合わせると26,600円かかります。Apple Care+に入っていなかった場合は39,800円ですから、iPhoneを傷物にしない可能性と1万3000円とを秤にかけると微妙なことになります。

しかしこれがiPhone XS Maxとなると、この差額は3万3000円となり、Apple Care+のお得度が大きくアップします。

キャリアの料金は会社ごとに違う

SoftBankの安心保証パックのトップ画像

Apple Storeで販売しているApple Care+は、キャリアで購入したiPhoneでも加入可能です。しかし各キャリアでは自社でApple Care+以上のサービスを保つ保証サービスを行っています。いずれもApple Care+とは異なり、2年以上の保証があり、しかも物損のみならず紛失・盗難に対しても11,8000円での保証を行っています。

その代わり、月額が数十円〜250円ほど高くつきますが、一括払いが必要なApple Care+よりも支払いやすく、補償範囲が広いキャリアの保証は十分に利用する価値があります。

なかでもソフトバンクの「あんしん保証パック with AppleCare Services」は支払った修理費用が期間限定ポイントではありますが、全額Tポイントで戻ってきます(今後PayPayポイントに変更予定)。またauはスマートパスに参加していれば、のちほど交換費用が1万円まで補償されます。

iPhoneを新品と交換するエクスプレス交換って何?

特急電車

さて、ここからは前章の「エクスプレス交換サービスが利用できる」の節で触れた「エクスプレス交換サービス」について詳しく説明します。

エクスプレス交換サービスでできること

まず忘れてはいけないのは、Apple Care+、もしくはそれに類するキャリアの保証サービスに加入していないとエクスプレス交換サービスは受けられないことです。キャリアの保証サービスなら、新規加入や機種変更の時点、Apple Care+ならそれから30日以内でないと加入できません。iPhone本体が壊れてからの加入はできないので注意してください。

このエクスプレス交換サービスのプログラムによって、自宅にいて、iPhoneを手放す期間なしの、修理料金のみでiPhone本体を新品交換できます

修理料金で新品のiPhone本体と交換できる

Apple Care+に加入していてエクスプレス交換サービスを申し込むと、修理費用のみでiPhone本体を新品交換できます。iPhone本体の問題で修理費用が無料だったり、無料のバッテリー交換プログラムと合わせたりしてエクスプレス交換サービスを利用すると、すべて無料で済みます。

宅配業者が取りに来てくれて便利

エクスプレス「交換」サービスの名前の通り、宅配業者が新品のiPhone本体を届けにきたら、その場で壊れたiPhoneを「交換」して渡します。残念ながら2019年4月現在、期日指定はできませんが、家にいながらにして新品のiPhoneを入手できます

手放す期間なくiPhoneを新品に交換できる

エクスプレス交換サービスを使えば、iPhoneに問題があっても、動作さえしているのなら交換の直前までそのiPhoneを使い続けられます。ただし、新品のiPhoneを受け取ったその場で壊れたiPhoneを渡すため、バックアップからの復元中はiPhoneを使えない時間が生じます

iPhoneを新品と交換するエクスプレス交換の費用は?

iPhoneと手

前にも記したように、エクスプレス交換サービス自体に費用はかかりません。

エクスプレス交換サービスの料金

エクスプレス交換サービス、それ自体に費用はかかりませんが、修理費用はApple Care+の規定に従って請求されます。また、次の章で詳しく説明しますが、一時的に5〜16万円が請求されます(のちほど返金されます)。クレジットカードの与信枠に余裕がなく、デビッドカードを使うと一時的にこの金額の支払いが発生しますので注意してください。

過失や事故損傷のサービス2回を使い切ると対象外に

Apple Care+の保証が2年間に2回までですから、エクスプレス交換サービスも2年間に2回までしか利用できません。ただし、これはあくまでもあなたの過失や事故によって起きた損害に対しての修理の場合です。これ以外のAppleの問題による修理やバッテリー交換の際のエクスプレス交換サービスは、この2回には含まれません

iPhoneを新品と交換するエクスプレス交換利用時の注意点

注意看板

このように、新品交換が気軽にできるiPhoneのエクスプレス交換サービスですが、気をつけておかなければならない点が3点あります。
 

  1. 与信枠に余裕があるクレジットカードが必要
  2. 壊れたiPhoneの即座の引き渡しが必要
  3. 交換前にiPhoneのバックアップが必要

この3点について、以下で説明します。

エクスプレス交換申込時クレジットカード登録が必要

エクスプレス交換サービスは、Apple側から見るとまず無条件に新品のiPhoneをあなたに渡す行為です。にもかかわらず、あなたが故障したiPhoneを送り返さなかったり、もっと古い適当なiPhoneを送り返したりした場合、あなたが新品のiPhoneと故障したiPhoneを両方とも手にすることになります。

そんな場合に備え、あなたのエクスプレス交換サービスの利用に合わせて、あなたのクレジットカードの与信枠が、送られてくる新品のiPhoneの値段分だけ予約されます。iPhone SEであれば5万円程度で済みますが、iPhone XS Maxの512MBモデルだと16万円以上します。クレジットカードの与信枠に注意が必要です。

また、クレジットカードなら仮請求で済むのですが、デビッドカードでは仮請求ではなく、(のちほど返金はされますが)実際に引き落とされてしまいます。かなりの大金が一度銀行口座から消えますので少々胃が痛くなります。またクレジットカードを利用する場合も与信枠がこの分だけ食われているためほかの買い物に不都合が生じる可能性があります

故障したiPhoneの引渡しがないと料金請求される

エクスプレス交換サービスを申し込んだ段階では、あくまでクレジット請求の予約なのですが、あなたが送られてきた新品のiPhoneと交換に、壊れたiPhoneを送り返さなかったり、それが正しいiPhoneでなかったりするとこのお金が実際に請求されます。同様にこうした場合、デビッドカードでは引き落とされた金額が戻ってきません

エクスプレス交換サービスでは、間違いなくふたつのiPhoneを「交換」するように心がけてください

エクスプレス交換までに準備することは?

ショッピング保険やクレジットカードの海外付帯保険などで修理費用が補填される場合があります。その場合は壊れた状態がわかるような写真が必要とされます。エクスプレス交換サービスに壊れたiPhoneを渡す前に、ほかのスマホやデジカメで写真を撮っておいてください。

またiPhoneがちゃんと動作するのであれば、エクスプレス交換サービスを受ける前に、手許のiPhoneのバックアップを取っておきます。そうすれば、新品のiPhoneが届いたところで、すぐにiPhoneの復元に摂りかかることができます。

(1)iPhoneのバックアップをとる

iCloudによるiPhoneのバックアップの仕方は、まずiPhoneのホーム画面から「設定」を立ち上げるところから始まります。そのあとで、一番上にあるあなたの名前をタップします。そして画面が切り替わったら「iCloud」を選択します。

iPhoneのバックアップ01

「iCloud」の画面では「iCloudバックアップ」を選び、次の画面では「iCloudバックアップ」のスイッチをオン(緑色)にします。すると確認画面が表示されるので「OK」をタップすればiCloudでのバックアップ機能が設定されます。このとき「今すぐバックアップを作成」をタップすれば、iCloudにiPhoneのバックアップが作成されます

iPhoneのバックアップ02

(2)「iPhoneを探す」をオフにする

続いてiPhoneが自分のものでなくなるのですから、「iPhoneを探す」をオフにします。そうしないとiPhoneを第三者が初期化できません。そのためには、同じ「設定」内から「パスワードとアカウント」をタップします。画面が切り替わったら「iCloud」を選びます

iPhoneを探すをオフ01

画面が切り替わったら、画面をスクロールして、下のほうにある「iPhoneを探す」を選択します。そして次の画面で「iPhoneを探す」のスイッチをタップしてオフ(白色)にします。これで「iPhoneを探す」機能をオフにできます。

iPhoneを探すをオフ02

iPhoneを新品と交換できるエクスプレス交換を活用しよう!

以上、Apple Care+のエクスプレス交換サービスを利用して、iPhoneを新品交換する方法をお伝えしました。画面が割れたり、故障したりした場合はもちろんですが、バッテリー交換プログラムを利用する際にも、エクスプレス交換サービスを積極的に利用することで、あなたのiPhoneが新品へと生まれ変わります

残念ながらApple Care+に加入できる時期を逸してしまった方は、次のiPhoneを購入する際にApple Care+への加入を検討してみてください。ただし、絶対金額の低い型遅れのiPhoneではあまりメリットがない場合もありますので、あなたがiPhoneを壊す確率なども合わせて、じっくりと検討してください

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この記事のライター
julyten
PDAの頃から携帯機器やPC関係を扱ってきた旧きプロレス愛好家。