2019年06月19日更新
iPhoneのバックアップの場所はどこに?データ保存先の変更方法も解説!
iPhoneのバックアップに使用されるiTunes。しかし、PCでiPhoneのバックアップの場所がどこにあるか意外に知られていません。MacとWindowsのバックアップ場所をご説明します。データ保存先の変更方法も解説!iCloudでのバックアップも!
目次
iPhoneのバックアップの場所は2つある
iPhoneのバックアップの場所は2つあります。Apple公式ページでも2つの方法が紹介されていて、ご自身に合った方法を選べます。
iCloudとは?
iPhoneのバックアップ保存先の1つ目は、iCloudです。「Cloud」とは、インターネットシステムを通じてユーザーにサービスを提供する仕組みです。iCloudは、iPhoneのデータをインターネット上に保存し、iPadやPCからもその保存したデータにアクセスできるシステムです。iPhone本体ではなく、インターネットでデータのバックアップをしているのです。
iTunesとは?
iPhoneのバックアップ保存先の2つ目は、iTunesです。iTunesは、Apple開発の音楽・映像プレイヤーのことです。iTunesはこの音楽サービスのみならず、異なるiOS(iPad、iPhone、iPadTouchなどのOS)同士をつなぎ、メンテナンスや設定、バックアップをする役割を果たしています。
iPhoneのバックアップデータの場所はどこ?【Mac編】
iTunesでのバックアップデータの場所はどこか意外に知られていません。まずは、MacでのiPhoneのバックアップデータの場所がどこにあるか見ていきましょう。
MacのiTunesバックアップデータの保存場所を確認
MacのiTunesバックアップデータの保存場所はどこか確認する方法を解説します。MacにあるiOSバックアップのリストは、メニューバーにある検索マークに「~/Library/Application Support/MobileSync/Backup/」と入力し、Returnキーを押すと表示されます。
次は、iTunesから特定のバックアップはどこかを探す方法を解説します。まず、iTunesを開き、メニューバーの「iTunes」から「環境設定」を選択します。(下記画像で赤枠部分)
デバイスのバックアップが一覧で表示されます。表示させたいバックアップを「control」と同時クリックします。次に「Finderで表示」を選びます。
MacのiTunesバックアップデータ保存先を変更する方法
このようにiTunesでMacにバックアップデータを保存していると、Macの容量を使うため速度が遅くなったり、Mac本体が故障などした場合に結局バックアップが消えてしまうこともあります。iOSを複数持っていたり、バックアップデータが増えてきたときには、保存先を外付けHDDやSDDに変更することもできます。
まずは、先ほど表示させてバックアップフォルダを(~/Library/Application Support/MobileSync/Backup/)ドラッグ&ドロップしてHDDなどの保存先にコピーします。コピーが終了したら、元になったバックアップフォルダはゴミ箱に移動させておきます。まだ移動は終了していないので削除はしません。続いては、ターミナルで設定をします。「アプリケーション」から「ユーティリティ」を開き、「ターミナル」を選択します。
次に、ターミナルに「ln -s 」と入力します。(エルエヌの後と、エスの後には半角スペースを入力します。)続けて、バックアップフォルダをドロップ&ドラッグしてアドレスをコピー入力します。次に半角スペースを空けて「”/Users/ユーザー名/Library/Application\ Support/MobileSync”」を入力し、「Enter」キーで完了です。
バックアップのショートカットが保存先に作成されているか確認し、問題なければゴミ箱のバックアップフォルダを削除します。
iPhoneのバックアップの場所はどこ【Windows編】
iTunesでのWindowsでのiPhoneのバックアップ場所はどこか見ていきしょう。
WindowsのiTunesバックアップデータ保存場所を確認
まず、WindowsのiTunesバックアップデータ保存場所がどこか確認していきます。Windowsの検索バーに「%appdata%」か「%USERPROFILE%」と入力します。「Apple」または「Apple Computer」フォルダ を選択します。(下の画像で赤枠部分)次に「MobileSync」フォルダ をダブルクリックすると、「Backup」フォルダが表示されます。
Windowsでは、iTunesのバックアップフォルダは「隠しファイル」として設定されているので、通常どこにあるか表示されないようになっています。エクスプローラー(スタートボタン右クリックで表示)の「表示」から、「隠しファイル」にチェックをつけると表示されるようになります。もしくは、Cドライブ、ユーザーファイル、ユーザー名、AppData、Roming、Apple Computer、MobileSyncとクリックしていくとBackupが表示されます。
WindowsのiTunesバックアップデータ保存先を変更する方法
では、WondowsでのiTunesのバックアップデータ保存先の変更方法を解説します。まずはデータを移動させたい保存先(外付けHDDなど)に新規フォルダを作成しておきます。先ほど探したバックアップフォルダを、ドラッグ&ドロップで新しいフォルダにコピーします。コピーが終わったら、元になるバックアップフォルダの名前を変更しておきます。
この後の手順で同じ名前のフォルダが2つあると正常に処理されません。次に「スタートボタン」右クリックで表示される「コマンドプロント(管理者)」を選択します。コマンドプロントが表示されない場合は、検索ボタンから検索できます。(下の画像で赤枠)コマンドプロントを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
表示された画面に、まず「mklink /d 」と入力します。/の前と、dの後は半角スペースを空けてください。続けて、バックアップフォルダをドラッグ&ドロップでコピーします。("C:\Users\ユーザー名\AppData\Roming\Apple Computer\MobileSync\Backup")
続けて、半角スペースを空けて、"保存先の場所:¥バックアップ¥iPhone_Backup"とコマンド入力します。「Enter」キーを押して、「シンボリックリンクが作成されました」と表示されれば入力が正しくできたので、プロントを終了します。バックアップデータのあったAppData内に、新しいバックアップのショートカットが作成されているか確認します。
iPhoneのバックアップデータをiCloudで管理する方法
では、もう1つのiPhoneバックアップデータ保存先であるiCloudでの管理方法を見ていきましょう。
iCloudにサインインしよう
まずは、iCloudにサインインする必要があります。PCの場合は、iCloudを開き、AppleIDとパスワードを入力します。すると、iPhoneなどのデバイスに認証コードが送信されるので、送信されたコードを入力します。
iPhoneからiCloudにサインインするときは、「設定」から「iCloud」を選び、「AppleID」、「パスワードを入力」してサインインをタップします。
iPhone
iPhoneからiCloudでバックアップデータ管理する方法を解説します。iPhoneでiCloudを使用するにはWi-Fi接続が必要です。まずiPhoneのWi-Fi設定をオンにします。(設定→Wi-Fiを選択)次に、iPhoneの「設定」から「iCloud」をオンにします。これで毎日、Wi-Fi接続時に充電しているとき、自動でiPhoneのバックアップがiCloudに保存されます。
手動でiPhoneのバックアップをとりたいときは、下にスクロールして「iCloudバックアップ」を選択します。次に表示される「iCloudバックアップ」をオンにします。「今すぐバックアップを作成」を選択すると、バックアップが実行されます。また、iCloud画面の「ストレージを管理」をタップすると、容量の管理ができます。
iCloudは5GBまでは無料で使えますが、容量不足の場合は、「ストレージプランを変更」からプランの変更が可能です。(上の画像で青枠部分)また、「iCloudを使用しているApp」から、バックアップしたいアプリをオン、オフで選択できます。(下の画像で赤枠部分)
PC
Macの場合は、Appleメニューから「システム環境設定」を選択するとiCloudが表示されます。iPhoneで設定したAppの内容をMacと同期できます。iPhoneでAppがオンになっていないとバックアップされません。Windowsの場合は、Windows用iCloudをダウンロードするか、iCloud.comからサインインできます。
PCのiCloud画面にもApp一覧が表示されます。(上の画像)PC側から編集した情報もiPhoneに反映されます。
iPhoneのバックアップデータ場所を管理しよう!
iPhoneには、連絡先や写真、メールなどたくさんの情報が入っています。いざという時に困ることがないように、バックアップデータ場所を管理しましょう。