2019年04月19日更新
iPad Pro11インチをiPad Pro12.9/10.5インチと比較!おすすめモデルを紹介!
現行のiPad Proには11インチモデルと12.9インチモデルがあります。このうち小ぶりのiPad Proは、9.7→10.5→11インチと次第に大型化しています。この最新11インチモデルの魅力を、12.9インチモデルと、前モデルとの対比でお伝えします。
目次
- 1iPad Pro 11インチと12.9インチの比較
- ・仕様の比較
- ・性能の比較
- ・Smart Keyboardの比較
- ・11インチと12.9インチの違い
- 2iPad Pro 10.5インチ(2017年)モデルとの比較
- ・iPad Pro 10.5インチの仕様と性能一覧
- ・iPad Pro 10.5インチ(2017年)モデルとの違い
- 3iPad Proそれぞれの評価(レビュー)は?
- ・iPad Pro 11インチ
- ・iPad Pro 12.9インチ
- 4iPad Proのおすすめモデルは?
- ・iPad Pro 11インチがおすすめの人
- ・iPad Pro 12.9インチがおすすめの人
- ・Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルならどっち?
- 5iPad Pro11インチや12.9インチの最新モデルを試してみよう!
iPad Pro 11インチと12.9インチの比較
本記事ではiPad Proの最新モデルであるiPad Pro 11インチモデルの魅力を紹介すべく、iPad Pro 12.9インチモデルとの対比と、前モデルのiPad Pro 10.5インチモデルとの対比を行った上で、あらためてiPad Pro 11インチモデルとiPad Pro 12.9インチモデルのおすすめユーザーをお教えします。
「細かいことはいいからiPad Pro 11インチモデルとiPad Pro 12.9インチのどちらが自分におすすめなのかを知りたい」という方は、目次から「iPad Proのおすすめモデルは?」の章へとお急ぎいただき、ここからは現行モデルのiPad Pro 11インチモデルとiPad Pro 12.9インチの違いをお伝えします。
仕様の比較
モデル | 画面 | 解像度 | 大きさ | 重さ |
---|---|---|---|---|
iPad Pro 11 | 11インチ | 2,388×1,668 px | 247.6×178.5×5.9 | 468g・468g |
iPad Pro 12.9 | 12.9インチ | 2,732×2,048 px | 280.6×214.9×5.9 | 631g・633g |
現行のiPad Proは、Face IDの採用によるホームボタンの廃止のため上下のベゼルが狭縁となり、長辺方向がかなり小型化しました。特に11インチモデルは9.7インチの無印iPadや10.5インチのiPad Airとほとんどサイズが変わりません。それでいて解像度は上ですし、アスペクト比が4.3:3とわずかに横長になっており、非常にメリットが大きいモデルです。
一方のiPad Pro 12.9インチモデルは前モデルに比べて特に長辺方向が小型化されたため、前モデルでは入り切らなかったカバンにもスムースに収まることが増えました。とはいえ、iPad Pro 11インチモデルに比べればどうしても取り回しに難が生じます。解像度の高さや画面の広さが必要でなければ、iPad Pro 11インチモデルが使い良いでしょう。
なお、本モデルからCellularを選択しても重量がほとんど変わらなくなりました。
性能の比較
iPad Pro ケースと観音開きキーボードが届いて殆どmac bookと変わらなくなりました😃
— 色々越境したい💪mmakina (@mmaki_algiz) November 24, 2018
起動が速い。楽。どこでもできる。すごい。 pic.twitter.com/oAxlIyUCmx
モデル | CPU | RAM | CPU シングル スコア |
CPU マルチ スコア |
GPU Metal スコア |
---|---|---|---|---|---|
iPad Pro 11 | A12X Bionic | 4GB | 5,005 | 17,874 | 42,590 |
iPad Pro 12.9 | A12X Bionic | 4GB (1TBモデルは6GB) |
5,004 | 17,917 | 42,459 |
iPad Pro 11インチモデルとiPad Pro 12.9インチモデルはいずれも同じCPU、同じRAM容量ですから、実質的な性能の違いはありません。ただし、iPad Pro 12.9インチモデルは画面が広く、解像度が高い分だけわずかにGPUのパワーを喰いますので、GPUスコアが低く出ます。しかし、それは実用範囲では差がないと言っていいレベルの違いです。
Smart Keyboardの比較
iPad Pro 12.9インチモデルとiPad Pro 11インチモデルには、それぞれ専用のカバー兼用のキーボード、Smart Keyboard Folioが用意されています。11インチモデル用のSmart Keyboard Folioのほうが小ぶりの分だけキーサイズやキーピッチが1mmずつ小さくなっており、キーボードとしてはiPad Pro 12.9インチモデル用のほうが使いやすいでしょう。
ただ、iPad Pro 11インチモデル用のSmart Keyboard Folioも決して使いづらくはないので、慣れれば問題はありません。また多少荷物が増えてもいいのであれば、Mac純正のMagic Keyboardを両モデルに接続することも可能です。Smart Keyboardにこだわることなく、iPad Proをあなたの手に合うキーボードに合わさせてください。
ただし、 Smart Keyboard Folioは直接iPad Proに接続できるので、セットするだけですぐに使えますし、電源もiPad Proから取るため、充電の手間もありません。ほかのキーボードがBluetooth接続のペアリングに手間がかかったり、iPad Proとは別に充電の手間が必要だったりするのとは大違いで、この点はSmart Keyboard Folioの大きなメリットです。
11インチと12.9インチの違い
今日ipad pro 11 inchを買ったけどイイじゃない!(๑•̀ㅂ•́)و✧
— 《Я》🏂BTTEA🏂@イヴ/りんこ/レム/はやて/ゆゆ子推し (@_BTTEA_) April 7, 2019
今の12.9は全然ピンピンしてるけど家外でガルパとPUBGをやる時用もそうだけど家でも手で持ちながらやれないかという事でこのサイズが欲しかったぜ😘
ボタンが無くなったからやはりサイズとしては悪くないね!💕
さあ、後は実践だ🔥 pic.twitter.com/uDeZVBrz9m
iPad Pro 11インチモデルとiPad Pro 12.9インチモデルの違いは、その大きさと解像度にあります。少しでも多くの情報を一度に処理したいのであればiPad Pro 12.9インチモデルほど素晴らしいタブレットはありません。しかし、その大きさは片手で持ち、もう片方で操作するというタブレットの範疇を超えており、操作しづらく、重量も持つ手に堪えます。
つまり、iPad Pro 12.9インチモデルはあくまでも、机の上で使うものであり、外でタブレットとして使うには向いていないのです。それに対しiPad Pro 11インチモデルは片手でもって、もう片方で操作するにはちょうどいいサイズです。それでいてSmart Keyboard Folioに接続すれば小型のノートパソコンとして十分に使用可能です。
どちらがどういうユーザーに向いているかについては、のちほど「iPad Proのおすすめモデルは?」で詳しく説明しますが、机の上で使うことが多いか、外で手に持って使うことが多いかが、iPad Pro 12.9インチモデルを選ぶか11インチモデルを選ぶかの判断基準になります。
iPad Pro 10.5インチ(2017年)モデルとの比較
iPad Pro 11(2018)左、iPadPro10.5(2017)右比較 縦はそんなに変わらないけど横が変わるかな でもベゼルが広いから画面の体感がやっぱり全然違う! pic.twitter.com/FgfXxAFMbo
— かずみ (@MikakoOji) January 8, 2019
続いては、前モデルであるiPad Pro 10.5インチモデルと現行のiPad Pro 11インチモデルとの違いを見ていきます。
iPad Pro 10.5インチの仕様と性能一覧
iPad Pro 10.5の整備品きたーーー!!!
— アポーの趣味垢 | ・ゲーム (@apow_second) April 15, 2019
ただ、64GBしかないのが残念。。。一応全色揃っていますよ〜!
やっぱり、ホームボタンがあり、ちょっとだけベゼルレスなのが安定感ありますねwhttps://t.co/7Ne6a09K75 pic.twitter.com/eDQjZdtXQw
まずは、両者の使用と性能の一覧を確認します。下に記した部分以外に、11インチモデルではヘッドフォン端子が廃止されたことも注目されます。
モデル | 画面 | 解像度 | 大きさ | 重さ |
---|---|---|---|---|
iPad Pro 11 | 11インチ | 2,388×1,668 px | 247.6×178.5×5.9 | 468g・468g |
iPad Pro 10.5 | 10.5インチ | 2,244×1,668 px | 250.6×174.1×6.1 | 469g・477g |
モデル | CPU | RAM | CPU シングルスコア |
CPU マルチスコア |
GPU Metalスコア |
---|---|---|---|---|---|
iPad Pro 11 | A12X Bionic | 4GB | 5,005 | 17,874 | 42,590 |
iPad Pro 10.5 | A10X Fusion | 4GB | 3,869 | 9,296 | 27,710 |
iPad Pro 10.5インチ(2017年)モデルとの違い
娘様、新しいの買うからiPad Proもらた!ヽ(=´▽`=)ノ
— おか (@oka137) March 30, 2019
薄い❤ pic.twitter.com/lEAFa7gUJr
それでは上に記した一覧表を踏まえた上で、前モデルのiPad Pro 10.5インチモデルと原稿のiPad Pro 11インチモデルの違いをチェックしていきます。
iPadのサイズ
iPad Pro10.5とiPad Pro 11の新旧ツーショット。
— ブルーライオン@広島 (@bluelion0516) November 7, 2018
keyboardは11用のFolioの方が複雑なトランスフォームさせなくていいからかさばらないし安定もしっかりしてる
キーの打刻感はそんなに変わらない…と言うかほぼ同じ。 pic.twitter.com/uKTIH0R0Ow
iPad Pro 11インチモデルは、画面サイズが拡大したにもかかわらず、大きさはほとんど変わっていません。むしろ長辺方向は短く、厚さは薄くなっています。長辺方向が短くなったのは、Face IDの採用に伴いホームボタンを廃止したためです。そのおかげでiPad Pro 10.5インチモデルと同じ取り回しで、より広い画面が手に入るように進化しました。
その画面ですが、短辺方向の解像度には変化がなく、長辺方向にのみ画素数が増えています。つまり短辺方向は画面のサイズが同じで、長辺方向にのみ少し解像度が増したということになります。これまでかたくなに4:3のアスペクト比を守ってきたiPadシリーズですが、iPad Pro 11インチモデルは4.3:3と、このアスペクト比をわずかとはいえ崩しました。
容量
iPad Pro 10,5インチモデルでは、64GB、256GB、512GBの3モデルだったのに対し、iPad Pro 11インチモデルではさらに1TBモデルが加わりました。
動画編集を多用するユーザーや写真をRAWデータで撮って編集をするヘビーなデジカメユーザー、あるいはiPad Pro 11インチモデルだけで1冊描き上げるようなマンガ描きさんでもなければ1TBモデルは必要ないでしょうが、それでも選択肢が広がるのはいいことです。
USB Type-C
iPad Pro 10.5インチモデルまではLightningコネクタが使われていましたが、iPad Pro 11インチモデルからはUSB Type-Cコネクタに切り替わりました。MacBookやMacBook Proと同じコネクタですので、そちらも所有していれば充電アダプタやケーブルを兼用できます。逆にこれまでのiPadシリーズやiPhoneで使っていたケーブルは流用できません。
その代わりに、USB Type-CコネクタになったことでUSB-PDによる18Wの急速充電も利用できますので、iPad Pro 11インチモデルはiPad Pro 10.5インチモデルに比べて充電時間を短くできます。さらにUSB Type-CはApple固有の規格ではないため、サードパーティ製の種類も値段も様々な機器を接続できます。
Apple Pencil
iPad Pro 11インチモデルは第2世代のApple Pencilに対応しています。第1世代のApple Pencilとの違いは、
- サイドにApple Pencilを磁石でくっつけておける
- この状態でiPad Pro 11インチモデルから充電できる
の2点です。第1世代のApple Pencilでは、外に持ち出す際にApple Pencilの置き場所に苦労しましたし、充電する際にもiPadのLightningコネクタに挿さなければならず、充電しながらiPadを使うということが難しかっただけに、この改良によってApple Pencilの使い勝手が素晴らしく向上しました。
加えて第2世代のApple Pencilは、サイド部分にタッチセンサーを内蔵しているため、ここをダブルタップするだけで「使用中のツール⇔消しゴム」などの切り替えが可能です。
Smart Keyboard
iPad Proの液晶保護用のフタとキーボードを兼ねるSmart Keyboardは、iPad Pro 11インチモデル用からはSmart Keyboard Folioと名前を変えました。それに伴い、iPad Pro 11インチモデルはSmart Keyboardとの接続用の Smart Connectorの位置を、側面から背面へと変更しました。
そのため、iPad Pro 10.5インチモデルとSmart Keyboard Folioは接続できませんし、逆にiPad Pro 11インチモデルでSmart Keyboardを使うこともできません。そもそもふたつのSmart Keyboardはサイズも異なりますが、単なる液晶画面の保護用のフタとしてだけであれば、まったくおすすめしませんが、旧型のSmart Keyboardを使えなくもありません。
新しくなったSmart Keyboard Folioは、側面だけでiPad Proに接続し、液晶画面だけを守っていた旧型とは異なり、背面から前面までiPad Pro 11インチモデルをくるみ込むように保護します。そしてカバーされていない方の側面部には新しいApple Pencilを磁石でくっつけることで、iPad Pro 11インチモデルが「完全体」となる姿を見られます。
Face ID
Face IDつきのiPad Proは、見た目も中身もほんと所有欲が満たされる一台だわ [’‿Ϟ’] pic.twitter.com/0kax2mKkqH
— 毛呂 督 (@osamumoro) April 12, 2019
すでにiPhoneで採用されていたFace IDが、iPad Pro 11インチモデルから利用可能になりました。iPad Pro 10.5インチモデルではTouch ID対応だっただけに、Face IDへの対応で新規性が高まりました。iPad Pro 11インチモデルのFace IDはiPhoneのFace IDとは異なり、端末を縦持ちしても横持ちしてもFace IDが有効です。
それだけではなく、iPhoneに比べてFace IDの認識範囲も広く、多少角度がついていてもFace IDが顔認識してくれます。iPhoneと違い、大きなiPad Pro 11インチモデルを動かすのは面倒なだけに、Face IDのこの認識範囲の広さは助かります。
ただし、横持ちでFace IDを使ってロック解除する際には、Face ID用のTrueDepthカメラを指で隠さないよう気をつけなければなりません。また、保護フィルムによってはFace IDが利かない場合も報告されています。そのためFace ID対応の保護フィルムを使用するか、Face ID用のTrueDepthカメラの部分だけ保護フィルを切り取るかする必要があります。
iPad Proそれぞれの評価(レビュー)は?
iPad Pro見に来たが、12.9と11迷う〜
— ぴら@創設者・主催者・最強のネタ枠…🥺 (@pira_0006) March 14, 2019
どうせなら良い方って思ってるんだが… pic.twitter.com/cui2XCPKNE
ここまでの解説で、iPad Pro 12.9インチモデルとiPad Pro 11インチモデルの違いはだいたいつかめたはずですが、改めてユーザーによる評価を紹介します。
iPad Pro 11インチ
iPad Pro 11インチモデル購入者の意見は、以下に集約されます。
- 持ち運びに手ごろなサイズ感
- Face ID採用により前モデルとほぼ同じサイズにもかかわらず画面サイズが拡大
- 92%のノートパソコンより高性能とうたわれる性能
- にもかかわらずノートパソコンよりずっと軽量
- 第2世代のApple Pencilの使い勝手の良さ
- Smart Keyboard Folioの利便性
- USB Type-Cの接続性の高さ
どこでも使えるiPad Pro 11インチモデルにはCellularモデルがぴったりと言えそうです。
iPad Pro 12.9インチ
新モデルが色々出て安くなったところで、iPad Pro 12.9をポチ。pdfの視認性は問題なし。
— 山葵鑑三(鑑定士受験) (@disksglobe) March 22, 2019
これで紙の勉強から解放されるといいのだけども。 pic.twitter.com/VjAWax615z
一方、iPad Pro 12.9インチモデル購入者の意見を集約すると、以下のようになります。
- 情報量が多く、作業がはかどる巨大な画面
- Face ID採用によりカバンに入るサイズに収縮
- 92%のノートパソコンより高性能とうたわれる性能
- にもかかわらずノートパソコンよりは軽量
- 第2世代のApple Pencilの使い勝手の良さ
- Smart Keyboard Folioの利便性
- USB Type-Cの接続性の高さ
後半はiPad Pro 11インチモデルと同じものが並びましたが、仕事や勉強にフルに使うには、iPad Pro 12.9インチモデルの大画面が有用なのは間違いないようです。また、外に持ち出すことが少ないためCellularモデルよりもWi-Fiモデルが人気を呼んでいます。
iPad Proのおすすめモデルは?
ここまで読み進めてきて、それではいったい、iPad Proのふたつのモデルではどちらがおすすめなのか、気になる人も多いでしょう。そこで、それぞれのモデルに向いた使い方をお伝えします。
iPad Pro 11インチがおすすめの人
主に家から持ち出して、手に持ってタブレット状態で利用するのがメインであれば、iPad Pro 11インチモデルがおすすめです。片手で持つには大きすぎるiPad Pro 12.9インチモデルは、タブレット状態で片手持ちするには向いていません。また、外に持ち出す際にも大きさと重量の点で12.9インチモデルは11インチモデルに大きく劣ります。
しかし、単にタブレット状態で利用するだけなら無印のiPadで済みます。しかしiPad Pro 11インチモデルも選ぶことで、Smart Keyboard Folioを利用したパソコンモードでの利用がはかどりますし、重いゲームであっても問題なくプレイできます。ゲームについては、12.9インチモデルだと画面が大きすぎて操作性に難があるという意見も見られます。
もうひとつ見逃せないのが、価格の問題です。iPad Pro 11インチモデルは、iPad Pro 12.9インチモデルよりも本体価格が22,000円安い上に、Smart Keyboard Folioも3,000円安く済みます。これは税別価格ですから、消費税を合わせると、さらに2,000〜2,500円価格差が広がります。予算が厳しい人には大きなメリットです。
また、この価格差を利用してWi-FiモデルをCellularモデルにグレードアップすることも可能です。iPad ProのWi-FiモデルとCellularモデルの価格差は17,000円ですので、iPad Pro 12.9インチのWi-Fiモデルを買ったつもりでiPad Pro 11インチのCellularモデルを購入する、という手もあります。
のちほどあらためて触れますが、外で使うのであればテザリングの使用よりもCellularモデルの使用のほうが圧倒的に便利です。画面サイズよりもCellularを採るというのも、おすすめの方法です。
iPad Pro 12.9インチがおすすめの人
iPad Proをあまり外には持ち出さず、ノートパソコン代わりに家で使用するのがメインだったり、液晶タブレットとしてApple Pencilを利用してイラストや漫画を描いたりするのであれば、画面の広いiPad Pro 12.9インチモデルがおすすめです。また、USB Type-Cでデジカメと接続して、RAWデータを現像するユーザーも画面の広さが優先されます。
また、電子書籍やPDFのヘビーユーザーにもiPad Pro 12.9インチモデルは最適です。漫画や雑誌、解説書などの電子書籍は固定レイアウトで作成されているため、画面が大きくないと必要箇所ごとに画面を拡大してのぞき込むようにして読まざるを得ません。ところが12.9インチの大画面では、A5の本を見開きで読むのと同じサイズで電子書籍が読めます。
昨秋からゲラの手入れ環境を、iPad Pro & Apple Pencilに完全移行している。ガラス面にペンを滑らす際の違和感など問題点はあるが、何度でも修正可能な利便性は何ものにも替えがたい。当初iPad Pro 10.5を使用していたが、12.9に乗り換えた。アプリはPDF Expert。すべての執筆者にオススメの環境です。 pic.twitter.com/TgtsSJSJZG
— 榎本正樹 (@enmt) April 23, 2018
また、PDFや参考文献を表示してメモを取ったり修正したりする場合は、画面の大きさが正義となります。学校や会社の仕事・勉強のためにPDFを見る機会が多いのであれば、その生産性の高さによって、iPad Pro 11インチモデルとの22,000円の価格差はすぐに取り戻せます。
また、先にiPad Pro 11インチモデルの価格のところで述べたのと逆の考え方になりますが、外で使えるiPad Pro 11インチモデルと異なり、基本的に自宅や会社、喫茶店やコワーキングスペースなどWi-Fi環境でしか使わないと割り切ってWi-Fiモデルを購入すれば、iPad Pro 11インチのCellularモデルとの差はわずか5,000円に縮まります。
Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルならどっち?
いい買い物だったiPad pro
— maki (@maki96180659) April 15, 2019
cellularは大正解だった
ペーパーライクフィルムは画質が残念だけど、しかたなし、、、 pic.twitter.com/rwEPVAAUaR
さて、iPad Pro 12.9インチモデルとiPad Pro 11インチモデルでどちらがあなたに最適かが判明したら、あとはWi-FiモデルかCellularモデルかを決めるだけです。
Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルの違い
iPad pro(11インチ)Wi-Fi Cellular
— 藤川 八雲@佐伯湾泊地 (@hare5572) March 13, 2019
何気に林檎製品は初めてだったけどこれはすごくいいわ・・・ pic.twitter.com/Hr9r9setyo
iPad Proでは、Wi-FiモデルとCellularモデルで税別17,000円の差があります。その金額を惜しんでWi-Fiモデルを選択する場合もあるでしょうが、多くの場合Cellularモデルが圧倒的におすすめです。Cellularモデルならば、場所を選ばずネットにアクセスできますし、GPSを内蔵しているので位置情報も正確です。
Wi-Fiモデルを外で使う場合は、まずWi-Fiスポットを探さねばなりませんし、そのWi-Fiの品質が十分なものだという保証もありません。なによりもセキュリティに不安が残ります。その点、Cellularモデルならそうした不安がすべて解消されます。
Cellularモデルは、月々の通信費用が必要となりますが、格安SIMを利用すれば月500円程度からの利用が可能です。その上、現行モデルのiPad ProのCellularモデルならば、eSIM対応しているため、わざわざSIMを刺さなくとも通信可能ですし、海外旅行の際にも現地のSIMをすぐ使うことができます。Cellularモデルを便利に使ってください。
iPad Pro11インチや12.9インチの最新モデルを試してみよう!
iPad Proはタブレットの中でも非常に強力なCPUパワーを持ち、それでいて軽量で、Face IDの採用によってサイズも小さくなりました。新しいApple Pencilや新開発のSmart Keyboard Folioの使い勝手も良好で、10万円以上の金額を支払えるのであれば、ぜひとも買うべきガジェットです。
本記事を参考にして、あなたにぴったりのiPad Proを手に入れてください。