IntelのCPU「Coreシリーズ」の世代一覧まとめ!簡単な世代の見分け方も解説!

PCの性能を決めるCPUのうち、Intelの高性能CPUであるCoreシリーズは、世代とCore数、それにグレードによってナンバーが入り乱れて名称が非常にわかりづらく感じます。そこで本記事では、Intel Coreシリーズの世代と性能の違いを確認していきます。

IntelのCPU「Coreシリーズ」の世代一覧まとめ!簡単な世代の見分け方も解説!のイメージ

目次

  1. 1Intel CPU Coreシリーズの世代一覧表
  2. 2Intel CPU 型番からの見分け方
  3. 3Intel CPU 世代の違いの注意点
  4. 4Intel CPU Coreシリーズの世代ごとの性能比較
  5. 5使っているパソコンのCPUの確認方法
  6. 6Intel CPU Coreシリーズのコスパでおすすめの世代
  7. 7Intel CPU 世代を見分けて活用しよう

Intel CPU Coreシリーズの世代一覧表

Intel CPU Core i5

2019年9月現在、IntelのCPU、Coreシリーズは第1世代から第9世代まで存在します。まずはIntel CPU Coreシリーズの世代ごとの比較表で、各世代の違いを確認してください。なお、OSはWindowsを指し、XPはWindowsXP、7はWindows7、10はWindows10を意味します。

世代 プロセス
代表的CPU 対応
ソケット
対応チップ
セット
OS
ver.
Core
i9
Core i7 Core i5 Core i3
1st
Nehalem
45mm --- 875K 760 560 LGA 1156 Intel 5 XP
以降
2nd Sandy Bridge 32mm --- 2700K 2500K 2100 LGA 1155 Intel 6/7
3rd
Ivy Bridge
22mm --- 3770K 3570K 3250 Intel 7
4th
Haswell
--- 4790K 4690K 4170 LGA 1150 Intel 8/9
5th
Broadwell
14mm --- 5775C 5675C --- Intel 9 7
以降
6th
Skylake
--- 6700K 6500 6100 LGA 1151 Intel 100/200
7th
Kabylake
--- 7700K 7500 7100 Intel 200 10
8th
Coffee Lake
--- 8700K 8400 8100 LGA 1151
(v2)
Intel 300
9th Coffee
Lake R
9900K 9700K 9600K 9100

違いを確認するイメージ

Intel CPU 型番からの見分け方

私立探偵のイメージ

Intel CPU Coreシリーズには、呪文のような型番が付けられています。しかし、その型番にはある程度の法則性があるため、それを知ることで世代や性能の見分け方を身につけることができます。Intel CPU Coreシリーズの型番を確認すると、以下のように細かくブロックが分けられていることがわかります。

 

商品名 製品ブランド 種類 世代 型番 サフィックス
Intel CPU Core I9 9900K Intel Core i9 9 900 K
Intel CPU Core i5 3570K Intel Core i5 3 570 K


それでは、あらためて、各ブロックの見分け方とそれぞれの比較について、以下の節で説明します。

Intel CPU i3・i5・i7・i9の比較

Intel Core i9のイメージ

出典: https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/processors/core/i9-processors.html

Intel CPU Coreシリーズの型番の見分け方で判明した中で、最初に比較すべきはi3〜i9の、Intel CPU Coreシリーズの種類です。同じ世代のCoreシリーズであれば、i3<i5<i7<i9と数字が大きくなるほど性能が高くなると考えてください。その上で、i3〜i9を比較すると、それぞれ以下のような特徴が挙げられます。

4つを比較した上でのIntel CPU Core i9の特徴

Intel Core i9のイメージ

Intel CPU Core i9は、第9世代から量産CPUに加わった、Coreシリーズの最高峰です。極めて高性能ですが、同時に6万円ほどと非常に高価でもあり、消費電力も最も多くなります。その性能の高さは、多くはマルチスレッドの性能の高さに負っており、シングルスレッドやゲームでの性能はCore i7と大差ありません。

マルチスレッドの性能が発揮できるのは、CGのレンダリングのように単純な計算を多数同時に行わなければならない場合で、一般的なユーザーがCore i9を購入するメリットはほとんどないといえます。

4つを比較した上でのIntel CPU Core i7の特徴

Intel Core i7のイメージ

出典: https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/processors/core/i7-processors.html

一般的なユーザーが利用する中でハイエンドに位置するのがIntel CPU Core i7です。マルチスレッド、シングルスレッド、ゲーム性能は文句なしで、マルチスレッド以外はCore i9に匹敵する性能です。その分価格は4万円ほどと高めで消費電力も少なくありません高性能のCPUが欲しい場合は、i7を選べば間違いありません

4つを比較した上でのIntel CPU Core i5の特徴

Intel Core i5のイメージ

出典: https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/processors/core/i5-processors.html

ミドルレンジからハイスペックよりのCPUとされるのがIntel CPU Core i5です。数世代前のCore i7に匹敵する性能で、同世代のCore i9やi7に比較するとマルチスレッド性能に劣りますが、シングルスレッドやゲーム性能では価格差ほどには劣っていません

そのためある程度の性能を求めるユーザーに人気で、2万円程度の価格を考えると非常にコストパフォーマンスの良いCPUです。

4つを比較した上でのIntel CPU Core i3の特徴

Intel Core i3のイメージ

出典: https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/processors/core/i3-processors.html

Intel CPU Coreシリーズの中ではエントリーレベルとされるのがIntel CPU Core i3です。とはいえ、Intel CPUにはCoreシリーズの下に、PentiumとCeleronというブランドがあり、Intel CPU全体の中ではこちらがエントリーレベルのCPUとなります。

したがって、これらのブランドを含めるとIntel CPU Core i3はミッドレンジの下からエントリーの上というポジションになります。3Dゲームを楽しんだり動画を処理するには問題があるものの、Officeソフトを使ったりブラウザゲームをしたりする程度のライトユーザーなら問題はありませんし、1万円台前半の価格が非常に魅力的なCPUです。

Intel CPU 世代の見分け方

色鉛筆

Intel CPU Coreシリーズの型番の見分け方で判明した中で、次に比較すべきはCPUの世代です。CPUの世代の見分け方は、型番の数字の1桁目で判別します。第1世代こそ1桁目が存在せず数字が3桁ですが、第2世代以降は世代のナンバー+3桁の型番になっています

Intel CPU 第10世代が近々登場!

第10世代Coreシリーズのトップ画像

IntelのCoreシリーズは、ほぼ毎年新しい世代が発表されています。第9世代は2018年10月に発売されましたが、2019年5月に発表された第10世代も2019年末に発売開始予定です。開発コード「Ice Lake」だったIntelの第10世代Core CPUは、Intelの量産CPUとしては初のプロセス幅10mmで製造され、Intelのサイトでは10倍のパワーをうたっています

この第10世代からは型番の世代表示部分が2桁になり、10×××と世代ナンバー2桁+3桁の型番と表示されるようになります。

Intel CPU 3桁の型番の比較

比較のイメージ

つづいてIntel CPU Coreシリーズの型番の見分け方で判明した中にある、3桁の型番の比較ですが、こちらは少々専門的になります。この3桁の数字は、基本的には数字が大きいほどそのCoreシリーズの中で性能が上になると考えてください。ただし、次にお教えするサフィックスによっては、性能と型番の数字が入れ替わる場合があります。

また、同じ3桁の数字でサフィックスがついているものとついていないものでは、基本的にKがついているCPUの方が高性能だと思ってください。

Intel CPU サフィックスの比較

Intel CPU Core i5

Intel CPU Coreシリーズの型番の見分け方で判明した中で、最後に比較するのは、型番の末尾に付けられたサフィックスと呼ばれるアルファベットの記号です。まずは、デスクトップ用Intel CPU Coreシリーズのサフィックスによる性能の見分け方です。

 

サフィックス 意味 説明
なし 通常版 基本のCPU
X ハイエンド Core Xシリーズに使用。最上位はXEがつく
K、C 倍率ロックなし オーバークロック可能で通常版よりも高性能
F iGPUなし 内蔵グラフィックが無効になっており、グラフィックボードが別途必要
S、T 省電力版 省電力になる代わり性能が劣る。Tの方がより省電力

 

ノートPCのイメージ

つづいて、モバイル用Intel CPU Coreシリーズのサフィックスによる性能の見分け方です。
 

サフィックス 意味 説明
U、Y 省電力版 省電力になる代わり性能が劣る。Yの方がより省電力
H、G GPU強化 無印よりグラフィックを強化。Gの方がより強化されている
HK 倍率ロックなし Hをオーバークロック可能にして高性能にした
B 通常版と同じ デスクトップ向けのCPUをピン配置のみモバイル用にした

Intel CPU 世代の違いの注意点

世代の違いのイメージ

冒頭の表を見ればわかるように、Intel CPU Coreシリーズは世代によって対応するソケットやチップセット、OSが異なります。同じソケットとチップセットが使えれば、マザーボードの使い回しも可能ですが、対応していないものだとCPUが刺さりませんし、刺さったとしてもCPUが起動することはありません。

第8世代のソケットのピンの使い方が従来と違う

Intel CPUのピン配置

最近のIntel CPU Coreシリーズで危険なのが、第6、7世代で使えたLGA 1151ソケットと第8、9世代で使うLGA 1151(v2)のソケットの形が同じである、という点です。確かにこのふたつの世代はピンの位置こそ同じなのですが、CPUの中の配線が異なっており、違う世代のソケットに挿してもCPUは起動しません

第7世代以降のOSサポートはWindows10のみ

Widows10のイメージ

もうひとつの注意点は、第7世代からはWindows10しかサポートされなくなっているということです。そのため、WindowsXPや7を使っている古いパソコンを強化しようとして、第7世代以降のIntel CPU Coreシリーズを入れ替えても、Windowsは動いてくれません。この場合は、CPUの入れ替えと同時にWindows10を導入する必要があります。

もしWindows10を導入したくないのであれば、CPUも古いものを使わなければなりません。CPUは最新、WindowsはWindows10より前のもの、という希望は通じません。今後Windows10でなければ動かないCPU、Windows10でなければ動かないソフトは増えていく一方です。

CPUを変えるのであれば、それを機にWindows10の導入を検討してください

Intel CPU Coreシリーズの世代ごとの性能比較

棒グラフ

Intel CPU Coreシリーズの型番の見分け方を身につけたところで、今度は各世代の性能をi3、i5、i7に分けて比較します。

Intel CPU Core i7の世代ごとの性能比較

Intel Core i7

まずは、Intel CPU Core i7の世代ごとの性能比較です。i7は基本的に4コア・8スレッドでしたが、第8世代で6コア・12スレッドとコア数を増やし、第9世代ではコアを増やす代わりにスレッドを減らした8コア・8スレッドのCPUとなっています。第3世代で一度足踏みしたものの、その後は順調に性能を伸ばしているのがわかります。

世代 型番 性能(Cinebech R15 Multi)
第1世代 Core i7 875K 432
第2世代 Core i7 2700K 689
第3世代 Core i7 3700K 664
第4世代 Core i7 4790K 781
第5世代 Core i7 5775C 772
第6世代 Core i7 6700K 880
第7世代 Core i7 7700K 988
第8世代 Core i7 8700K 1364
第9世代 Core i7 9700K 1552

Intel CPU Core i5の世代ごとの性能比較

Intel CPU Core i5

つづいては、Intel CPU Core i5の世代ごとの性能比較です。i5は基本的に4コア・4スレッドでしたが、第8世代から6コア・6スレッドとコア数を増やしています。そのため、第8、9世代のi5は第7世代のi7に近い性能を発揮します。

その反面、第6、7世代のi5は前の世代のi5よりも性能が低く出ています。これはこの時期のIntelが省電力化とマルチスレッドに注力したため、シングルコア当たりの性能はかえって低下してしまったためと思われます。

世代 型番 性能(Cinebech R15 Multi)
第1世代 Core i5 750 297
第2世代 Core i5 2500 436
第3世代 Core i5 3450 462
第4世代 Core i5 4570 521
第5世代 Core i5 5675C 590
第6世代 Core i5 6400 420
第7世代 Core i5 7400 541
第8世代 Core i5 8400 904
第9世代 Core i5 9400F 941

Intel CPU Core i3の世代ごとの性能比較

Intel Core i3のイメージ

出典: https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/processors/core/i3-processors/i3-9300t.html

最後に、Intel CPU Core i3の世代ごとの性能比較です。i3は基本的に2コア・2スレッドでしたが、第8世代から4コア・4スレッドとコア数を倍増させました。そのため、第8世代のi3は第7世代のi5に匹敵する性能を発揮し、第9世代に至っては第7世代i5を軽く凌駕する性能です。その反面、第6、7世代のi3は性能が伸び悩んでいたのは、i5と同じです。

世代 型番 性能(Cinebech R15 Multi)
第1世代 --- ---
第2世代 Core i3 2100 233
第3世代 Core i3 3210 284
第4世代 Core i3 4170 373
第5世代 --- ---
第6世代 Core i3 6100 308
第7世代 Core i3 7100 423
第8世代 Core i3 8100 566
第9世代 Core i3 9100F 632

使っているパソコンのCPUの確認方法

探し物を見つける少年

ここまでの章で、CPUの型番の見分け方や性能の比較を身につけたところで、今度は現在使用中のパソコンのCPUの型番を確認する方法をお教えします。

Windows10でのCPUの確認方法

お持ちのパソコンがWindows10の場合は、タスクマネージャーを使った見分け方でCPUを確認できます。まずWindows10の画面下端にあるタスクバーを右クリックし、コンテキストメニューの中から「タスクマネージャー」を選択します(あるいはWindows10のショートカットキー、「Ctrl+Shift+Esc」でもタスクマネージャーを呼びだせます)。

Windows10でのCPUの確認方法01

Windows10のタスクマネージャーが開いたら、画面上部の「パフォーマンス」タブをクリックします。すると最初にCPUのパフォーマンスが表示され、Windows10を動かしているCPUの型番やコア数、スレッド数(論理プロセッサ数)といった情報が確認できます。下図では第2世代のIntel CPU Core i7 2600であることが確認できました。

Windows10でのCPUの確認方法02

MacでのCPUの確認方法

お持ちのパソコンがMacの場合は、何GHz駆動のiいくつのシリーズかということまでは、簡単に調べられます。そのためには、最初にメニューバー左端の「Appleアイコン」をクリックし、「このMacについて」を選択します。

MacでのCPUの確認方法01

するとMacについての概要が表示され、その中の「プロセッサ」の項目でCPUの概要が確認できます。下図の場合は、3.4GHz駆動のIntel CPU Core i5だと確認できました。

MacでのCPUの確認方法02

しかし、これだけではCore i5のどのCPUかがわかりません。もっと詳しいCPUの型番を確認する場合は、一手間かかる見分け方を使います。その見分け方は、Macで「ターミナル」を立ち上げ「sysctl machdep.cpu.brand_string」というコマンドを実行する、というものです。下図では、Intel CPU Core i5 7500であることが確認できました。

MacでのCPUの確認方法03
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Intel CPU Coreシリーズのコスパでおすすめの世代

選択肢のイメージ

それでは、最後に2019年9月の時点でコストパフォーマンス的に最もおすすめできる世代のIntel CPU Coreシリーズを紹介します。

Intel Coreシリーズでコスパ重視なら第8・9世代

比較のイメージ

先に世代ごとの性能比較でお伝えしたように、Intel CPU Coreシリーズは第8世代でコア数を大きく増加させました。それはベンチマークにも明確に表れており、性能が伸び悩んだ第6・7世代とは段違いの性能を見せています。そのため、第6・7世代やそれ以前のCoreシリーズを購入するメリットはなく、今なら第8・9世代を選べば問題ありません

また、ベンチマークの性能をCPUの価格で割ると、1円当たりのCPUのパフォーマンス、すなわちコストパフォーマンスが計算できます。これをIntel CPU Coreシリーズで計算するとCore i5、それも第8・9世代のCore i5が上位を独占します。したがってコストパフォーマンスを優先するならば第8・9世代のi5がおすすめです。

コスパ最強は【Core i5 9400F】!

Intel Core i5のイメージ

そんなコストパフォーマンスに優れる第8・9世代のCore i5の中でも、特におすすめできるのがCore i5 9400Fです。2万円を切る価格ながら、Cinebech R15 Multiで1,000近い数値をたたき出しているのは、非常に強力です。

内蔵グラフィックスが機能しないため、グラフィックボードが別途必要ですがゲームなどをする場合内蔵グラフィックスは不要なのでむしろ好都合といえます。ですが、グラフィックボードが必要なゲームなどをやらないのであれば、グラフィックボードの分だけ高くついてコストパフォーマンスは大きく低下します。

ゲームに興味がなく、グラフィックボードを使わないのであれば、内蔵グラフィックスが機能するCore i5 8400がおすすめです。

Intel CPU 世代を見分けて活用しよう

CPUを活用するイメージ

以上、わかりづらいIntel CPU Coreシリーズの世代と性能の違いについて説明しました。Intel CPU Coreシリーズは、基本的にi3からi9まで数字の順に性能がアップし、足踏みした第6・7世代を除いて後の世代ほど高性能化しています。そのため2019年9月現在であれば、第6・7世代のi7、i5を買うのであれば、第8・9世代のi5、i3を買うのが正解です

本記事を参考に、あなたに最適のCPUを選んでください

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この記事のライター
julyten
junteraです。

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