iPadマルチタスク機能の使い方！ゲームやアプリで2画面に分割する方法を解説！

本記事冒頭の本章では、iPadの「マルチタスク機能」について詳しく解説していきます。iPadをこれから購入しようと考えている方や、iPadを使ったマルチタスクを同時に進める方法を知りたい方は、本記事で紹介するマルチタスク機能の使い方をマスターしてみてください。

iPadには説明書が付属していないので、詳しいiPadの使い方を知らない人は多くいます。iPadには、あまり知られていない非常に便利な機能がたくさん搭載されており、iOSのアップデートと共に、新しい機能が次々と搭載されて提供されています。マルチタスク機能はiOS11から搭載された機能の1つで、下記のiPadモデルで利用可能です。
 

• iOS11を利用できるiPadデバイス
• iPad Pro・iPad （第5世代以降）・iPad Air ・または iPad mini 2以降のiPadデバイスで利用可能

iPadのマルチタスキ機能は、その名前の通り2つのアプリを同時に起動し、iPadスクリーン上で2つ同時にアプリを操作できる機能です。マルチタスク機能にはMacパソコンでもお馴染みの「Split View」機能や「Slide Over」機能などが利用可能で、これまでのiPadでできていたマルチタスクよりも、高度な操作が可能になりました。

ゲームアプリを起動しながら「FaceTime」を使って、友だちや家族とテレビ電話をしながらゲームを楽しんだり、メールアプリでメールチェックしながら「カレンダー」アプリや「リマインド」アプリでTo-Doリストを作成したりと、うまく活用することで、利用用途は無限大です。

前にも述べましたが、iPadでマルチタスク機能を利用するには、iOS11以降のバージョンがiPadにインストールされている必要があります。iPadのiOSアップデートの手順を紹介するので、iPadのiOSをアップデートしておきましょう。

まずiPad・iPad ProのiOSバージョンを確認する方法から紹介します。iPad・iPad Proの「設定」を起動して、設定画面最上部にある「Apple ID」をタップしてください。Apple ID画面が表示されるので、画面を下方向にスワイプして、「利用しているiPad」をタップします。
 
「デバイス情報」という画面が表示されます。「デバイス情報項目」の「バージョン」にiOSのバージョンが表示されています。

iPad・iPad ProのiOSバージョンをアップデートする方法を紹介します。iPadの設定を起動して、表示されるメニュー一覧から「一般」をタップします。一般画面が表示されたら、メニュー一覧から「ソフトウェア・アップデート」をタップしてください。お使いのソフトウェアが最新の場合は画面に「お使いのソフトウェアは最新です。」と表示されます。

iOSに最新のアップデートがある場合は、画面に表示される指示に従って、iOSのアップデートを実行してください。

続いてiPad・iPad Proのマルチタスク機能を利用するための事前準備と設定方法を紹介していきます。マルチタスク機能を有効にしていない状態では、「Split View」「Slide Over」などの機能が利用できないので注意してください。

iOS11以降のiPad・iPad Proでマルチタスク機能（画面分割）を有効設定する方法は下記の通りです。

1. iPadを起動して「設定」＞「一般」＞「マルチタスクとDock」の順番に進みます。

2.「複数の App を許可」のスイッチをオンに切り変えて、「Slide Over」「Split View」などのマルチタスク機能を有効化します。

3.「ピクチャ・イン・ピクチャ」機能を利用する場合は「オーバーレイでのビデオの継続再生」のスイッチをONに切り替えてください。

4.「ジェスチャ」は「マルチタスク・ジェスチャ」を有効にするためのスイッチです。本記事で紹介する「マルチタスク・ジェスチャ」を利用したい場合は、「ジェスチャ」のスイッチをONに切り替えてください。

5.「おすすめ App/最近使用したAppを表示」のスイッチをONに切り替えると、最近使用したアプリがDock右側に表示されます。マルチタスク機能を利用する際に便利なので、「おすすめ App/最近使用したAppを表示」を有効にしておくことをおすすめします。

以上のiPadのマルチタスク機能（画面分割）の事前設定・事前準備は完了です。次の章ではiPad・iPad Proの画面を分割してする方法や、マルチタスク機能で利用できる様々な機能の使い方を詳しく解説していきます。

本章ではiPad・iPad ProでDockからマルチタスク機能を起動する方法を紹介していきます。マルチタスク機能には様々な起動方法や使い方があるので、詳しい起動方法と使い方をマスターして、快適なiPad・iPad Proライフを送りましょう。

「Split View」を利用することで2つのアプリを同時に起動し、画面上に分割して表示できます。「Split View」の起動方法は下記のApple公式ヘルプページで詳しく解説されているので参照してみてください。

「Split View」の応用として表示されている2つのアプリ間でファイルをドラッグアンドドロップして移動する方法があります。写真アプリと、メールアプリやメッセージアプリを起動することで、写真サムネイル一覧から添付したい写真を簡単に検索・貼り付けが可能になります。

写真以外にもテキストファイルやPDFファイルなど、様々なファイル形式にも対応しているので、覚えておきたいマルチタスク機能の中の1つです。

「Slide Over」は開いているアプリ上に、もう一つのアプリを起動できる機能です。「Split View」を使わなくても、簡易なアプリウインドウを表示できるのが大きな特徴です。こちらもブラウザアプリから情報を調べながら、メインで起動しているアプリを編集できるので、覚えておきたい便利なマルチタスク機能の中の1つです。

「ピクチャ・イン・ピクチャ」を有効化しておくと、YouTube動画やＴＶ番組、ゲームプレイ中にテレビ電話やメールの返信、テキストの送信ができる機能です。

FaceTimeを起動中に、上の画像に表示されているアイコン部分をタップすると、ビデオ通話画面が縮小化され、テレビ通話をしながらゲームプレイできます。ビデオ画面も移動できるので、ゲームプレイ中の画面を邪魔しません。詳しいピクチャ・イン・ピクチャの使い方は、下記のApple公式ヘルプ下記のページを参照してください。

実際にLINEアプリとゲームアプリをマルチタスク機能で起動します。ゲームアプリを起動し、画面下から上方向にスワイプしてDockを表示させます。LINEアプリを長押しして、起動中のゲームアプリにドラッグアンドドロップしてください。

上の画像のようにアプリが表示されたら指を離してください。

「Slide Over」で表示されているアプリは、タップしながら動かすことでウインドウの位置を調整できます。

LINEのビデオ通話にも対応しています。ビデオ通話しながらチームプレイでアプリゲームを楽しむのもおすすめです。

本記事では便利なマルチタスク機能（画面分割）機能の使い方や設定方法を紹介しました。ゲームアプリだけでなく、さまざまなアプリに対応しているので、上手に活用することで、iPadの性能を最大限活かした使い方ができます。本記事を参考に、みなさんもiPad・iPad Proのマルチタスク機能を利用してみてください。