Amazon Fire HD 10タブレットはAlexaに対応！性能や評価レビューを紹介

新型モデル、Amazon Fire HD10タブレットは比較的安価で購入可能な第7世代のタブレットです。AIアシスタントのAlexa（アレクサ）に対応しており、容量32GBで15,980円という安価な値段にもかかわらず便利に使える点が魅力的です。他のメーカーと比べても10インチでこの値段はとてもお買い得です。

ですが逆に値段が安いとスペックに不安をもってしまう人もいるのではないでしょうか。性能が著しく劣るのではないか、タブレットを使ってやりたいことを満足にできないのではないか等という疑問や不安を払拭するため、Amazon Fire HD10タブレットの持つ様々な性能・スペック・評価について、それぞれ詳しくレビューしていきます。

まず初めに紹介する性能は、AIアシスタントのAmazon Alexaです。Fire HD10タブレットは2017年10月に発売されましたが、2019年4月にアップデートされAmazon Alexaへの対応を開始しました。「Alexa（アレクサ）、○○して」と話しかけるだけで、その願いをかなえてくれる非常に便利な性能です。

例えば「Alexa（アレクサ）、明日の天気を教えて。」と言えば、「明日の天気は晴れです。最高気温は20度でしょう。」という風に答えます。他にも音楽をかけたり、料理のレシピを教えてくれたり、アラームをセットしたり様々な要望に応えてくれます。Alexaは音声認識スペックが非常に高く、部屋中どの角度からでも、あなたの声を聞き取ってくれます。

Amazon Fire HD10タブレットには高画質ディスプレイフルHDが搭載されています。ディスプレイの解像度は1,920 x 1,200ピクセルです。AmazonプライムビデオやYouTubeの動画をきれいな映像で見ることができます。恩恵を受けるのは動画だけではなく、文字も読みやすく快適に読書が楽しめます。動画や読書を存分に楽しみたい方におすすめです。

本記事で紹介しているAmazon Fire HD10タブレットは新作モデルで、2015年に発売された旧作モデルが基となっています。旧作モデルに比べて、新作モデルではRAMとCPUスペックが大幅に向上しています。スペックの違いを見てみると、RAMは1GBから2GBへ、CPUは32bitから64bitとRAM、CPU共に2倍ほどスペックが上昇しております。

RAMが上がったことにより、マルチタスクによりアプリの切り替えが快適にできるようになりました。通信量の大きい作業をしなければ、動作が遅くて苛立つことは少ないでしょう。CPUが上がったことにより、Amazonプライムビデオの視聴や電子書籍を読む際に、快適な通信スピードを維持することができます。

Amazon Fire HD10タブレットはBluetooth 4.1LEに対応しております。旧作モデルではその一つ手前の4.0LEに対応していました。どのようにスペックが上がったかというと、モバイル回線電波による干渉を抑えたり、データ転送が効率化されました。つまり、Bluetoothアクセサリを活用した時の性能が旧作モデルより向上したということです。

旧作モデルには搭載されていたジャイロスコープが廃止されました。ジャイロスコープはタブレットの向きや傾きをアプリやタブレット画面内の操作に連動させられるセンサー機能のことです。地図アプリ等には必須の機能ですが、これについてはなくなってしまいました。タブレットを何に使うか、ということに焦点を当てた際に不要と判断されたのでしょう。

逆に新作モデルでは環境光センサーが搭載されました。環境光センサーは周囲の明るさを検知して、タブレットの画面を自動的に最適な輝度に調整するセンサーのことです。明るい場所では明るく、暗い場所では暗めに表示し、ディスプレイを自然で見やすくします。タブレットのバッテリーの節約に貢献しています。iPhone等でも搭載されている性能です。

Amazon Fire HD10タブレットはミラーリングに対応していません。これについてユーザーから評価が低いです。ミラーリングはテレビやパソコン等の外部機器にモニター出力する機能です。この機能がないということは、あくまでタブレットの画面でしかAmazonプライムビデオを再生することができず、テレビやパソコンの画面では見れないということです。

新型モデルのAmazon Fire HD10タブレットのスペック・評価を2015年に発売された旧作と比較し、レビューしていきます。

重さは432gから500gと、少し重たくなっています。寝ころびながら手で持つにはちょっと重いです。両手で持つか立てかけるかして利用しましょう。ディスプレイの大きさは10.1インチのまま変更ありません。本体のサイズは262 x 159 x 7.7mmから262 x 159 x 9.8mmと、縦横は変わりませんが少しだけ厚くなっています。

CPUはクアッドコア 32bit ARM MT8135の@1.5GHz + @1.2GHzからクアッドコア 64bit ARM MT8173の@1.8GHz + @1.4GHzになりました。わかりづらいですが、CPUは上がっています。CPUは価格2万円前後としては、信頼できるスペック性能といっていいでしょう。このCPUならAmazonプライムビデオ等の動画の視聴も問題ないでしょう。

液晶パネルの画質は1280 x 800ピクセルから1920 x 1200ピクセルへと変更されています。HD画質からフルHD画質に性能がランクアップしました。解像度も149ppiから226ppiに高画素化しています。Amazon Fire HD10タブレットの主な用途が動画の視聴である方には特におすすめです。

ストレージサイズは16GB、32GB、64GBの3択でしたが、新作モデルでは32GBと64GBの2択になりました。Alexaやその他新機能を活用することを考えると、16GBでは足りないと判断されたのかもしれません。

旧モデルと比較してCPU等のスペックがあがり、液晶パネルの画質が更によくなったことやその評価をレビューしてきました。そういった改善点以外にもAmazon Fire HD10タブレットを使うメリットはありますので、レビューしていきます。

タブレットの画面サイズを変更できます。タブレットの画面サイズは7インチ、8インチ、10インチの3択から選ぶことが可能です。動画を見る場合は10インチにして大画面で楽しむ等、利用目的に合わせてタブレットの画面サイズを変更できるのは強みです。

Amazonプライムビデオ等の動画視聴や音楽鑑賞、Kindleから電子書籍をダウンロードすれば雑誌や小説等の読書を楽しむことができます。Alexaにも対応しているので、音楽鑑賞の場合だったら「Alexa（アレクサ）、お気に入りのプレイリスト流して」と指示をすれば、画面に触れずとも声だけで、事前に作成したプレイリストの曲を聴くことが可能です。

iPadやAndroidタブレットと同様にWi-Fiを使用することでネットに接続することができます。自宅にいるときはもちろん、ポケットWi-Fiを持ち歩いたり、フリーWi-Fiのところに行けば、外出先でもAmazon Fire HD10タブレットをネットにつないで音楽・電子書籍のダウンロードやAmazonプライムビデオ等の視聴ができます。

Amazon Fire HD10タブレットの端末本体に動画、音楽、電子書籍のダウンロードが可能です。あらかじめWi-Fi環境下でこれらをダウンロードしておけば、Wi-Fiのないところでもオフラインで楽しむことができます。

Amazon Fire HD10タブレットのメリット・評価をレビューしてきました。今度は反対に、Amazon Fire HD10タブレットのデメリット・評価をレビューしていきます。いいところだけでなく悪い部分もあるので、購入を検討している方はそれらを総合的に評価して決めましょう。

Amazon Fire HD10タブレットではGooglePlayが使用不可能です。この点についての評価は低いです。なぜなら利用できるアプリが大幅に制限され、Amazonアプリストア等のアプリに限定されるからです。タブレットの大画面でアプリを楽しみたいと考える方は、購入前に利用可能なアプリを確かめておいた方が無難でしょう。

Amazon Fire HD10タブレットに搭載されているカメラは画質が悪く解像度も低いので、通常利用のカメラとしては微妙です。Amazon Fire HD10タブレットにはリアカメラとフロントカメラが内蔵されており、リアカメラが200万画素、フロントカメラはVGA（640 x480）となっています。このスペックは決して高いとは言えません。

Amazonのタブレットで写真を撮るユーザーはあまりいないだろうというAmazonの判断で、必要最低限の性能になっているのでしょう。QRコードの読み込みやスクリーンショットは問題なく行えます。写真の撮影はiPhoneや他のスマホに任せた方がよさそうです。

GPS機能がない点もマイナスポイントです。GPS機能がないということは、現在地情報を使うアプリやサービスが一切利用できないということです。例えばGPS機能と本記事で紹介したジャイロスコープ機能を活用した大人気アプリPokemon GOも、このタブレットでは利用できません。GPS機能もジャイロスコープ機能のどちらも搭載されていないからです。

GPS機能がないので地図アプリを利用することもできません。外出先で道に迷った際はGPS機能の付いているスマホを利用しましょう。しかし自宅でしかタブレットを使わない人にとっては、GPS機能がないのはメリットといえるかもしれません。GPS機能がついていると設定次第では自分の現在地情報が第三者に知られてしまう場合もあるからです。

内臓スピーカーは普通で、可もなく不可もなくといった評価です。Amazon Fire HD10タブレットは格安タブレットに分類されるので、妥当でしょう。高音質で音楽を楽しみたいという音楽好きな方は物足りないと感じるかもしれません。普通に動画を見る方にとっては特段支障はないでしょう。

これまでAmazon Fire HD 10の性能やデメリットをレビューしてきました。ここからは使用できるAndroidアプリをレビューしていきます。説明済みの通りAmazon Fire HD 10ではGoogle Playは利用できないので、Amazonアプリストアからダウンロードする形になります。ゲーム、仕事効率化、SNSの3ジャンルに分けて主なアプリを紹介します。

• モンスターストライク for Amazon
• ファイナルファンタジーシリーズ
• 星のドラゴンクエスト
• Clash of Kings
• 白猫プロジェクト
• ディズニーツムツムランド
• パズル&ドラゴンズ（Puzzle & Dragons）
• Minecraft
• 機動戦隊アイアンサーガ

• Dropbox
• Google Search
• PDF Viewer
• Amazon Cloud Drive
• シンプルメモ帳
• 文例辞書
• Evernote
• iDisplay
• JotterPad - 脚本や小説を執筆しよう
• DuoFM: Plugin for Google Drive

• Facebook
• Twitter
• Pinterest
• Tab for Gmail FREE (Kindle Tablet Edition)
• Tiktok
• Microsoft Outlook
• Amazon Appstore Developers
• WordPress
• ご近所トーク～同じ地域の奥さんと世間話で盛り上がるチャットアプリ～

CPU等のスペックや画面サイズが変更可能等というメリット、GPS機能がない等のデメリット、使用可能なアプリについてレビューしました。Alexaが搭載されたことやGPSがない件についてはメリットでもあるという話もしました。このように魅力あふれるAmazon Fire HD 10タブレットを使用してライフスタイルを充実させましょう。